ここではネットショップに興味があるけどなんだか難しそう…という方に向けて、ショップの開設までの手順・知識をわかりやすく解説します。おすすめのネットショップ作成サービスもご紹介していますので、実際のネットショップの開設にぜひお役立てください。
メルカリShopsでネットショップを開こう!


メルカリShopsとは、フリマアプリ「メルカリ」に、自分のお店を開けるネットショップ作成サービスです。
メルカリShopsのお店で販売された商品は、フリマアプリ「メルカリ」の商品検索で検索してもらうことができ、そのまま「メルカリ」のアプリ上で購入してもらうことができます。
利用されるお客さまの数が多く、幅広い年代でご利用いただいている「メルカリ」で、自分のお店の商品をアピールできるのがメルカリShopsの特徴です。
さらにメルカリShopsでは、集客面でも強みがあります。月間2,000万人以上が利用するフリマアプリ「メルカリ」上に自分のショップを持てるため、販売した商品を求めているお客さまとマッチングできる機会が多くなるでしょう。
ショップの開設後はフリマアプリ「メルカリ」と同じような画面で、商品の登録・販売ができるため運用もかんたんです。はじめての方でもかんたんにスタート・運用可能なメルカリShopsで、ぜひネットショップ販売に挑戦してみましょう。
ネットショップの種類


ネットショップに必要な機能やサービスが充実している作成サービスを利用すれば、簡単にネットショップの開業・運営ができるようになります。作成サービスは大きく「モール型ネットショップ」、「ASP型ネットショップ」の2種類に分かれます。
ここでは、「モール型ネットショップ」、「ASP型ネットショップ」の特徴をご紹介します。
モール型ネットショップ
多くの店舗が集まったひとつの大きなショッピングモールのなかに、自分のショップを出す方法です。メルカリShopsをはじめ、Amazon、楽天市場などに出店するやり方が、この方法に該当します。
メリットは「集客に強いこと」です。モール自体に知名度・集客力があるので自分のショップを見てもらえる機会が多くなります。
さらにモールが開催するイベントやクーポンなどもあるため、お客さまが集まりやすいです。モール自体の集客力を借りられる点は嬉しいポイントでしょう。
注意点は機能やデザインがASP型に比べると制限されることです。オリジナリティに欠けるので、他ショップとの差別化が難しいと言えます。
基本的にショップ内の機能・デザインは、モールが用意しているものを使うため、独自性のあるショップにしていきたい場合は注意が必要です。
【モール型ネットショップがおすすめの人】
モール型ネットショップがおすすめの人は、以下の通りです。
- 詳しい知識がないから簡単に運営したい
- 集客に不安がある
- モールの中でも差別化できる商品力がある
- 他ショップと同じ商品でも価格的に優位性がある
モール型では欲しい商品を検索して、複数ショップの同じ商品を比較して購入するお客さまが多いです。そのため独自性のある商品や価格的に優位にたてる商品を扱う人はモール型がおすすめです。
ASP型ネットショップ
出店に必要な機能を貸してくれるサービスを使って、自分でショップを立ち上げる方法です。独自ドメインを取得できるので、自分のショップのホームページを開設することができます。
例えばBASE、STORESなどのサービスを利用してショップを開くやり方が、この方法に該当します。
メリットは価格競争を避けられることです。ASP型では独自にショップを開くため、他ショップの類似商品や関連商品とならべて比較されることがありません。価格競争がないため自分の商品の価値を大切にできます。
デメリットは集客を自分で行う必要があることです。モール型のように検索結果や類似商品として自分の商品がお客さまに表示されることはなく、SNSやWEB広告を使って自分で宣伝する必要があります。ネット販売がはじめての方などには難易度が高い方法と言えます。
また、デザイン面や機能面なども自身で用意する必要性があるため、初心者の方にはあまり向いていないことも言えます。
【ASP型ネットショップがおすすめの人】
ASP型ネットショップがおすすめの人は、以下の通りです。
- より細かな設定などを独自で行いたい
- デザイン面に強いこだわりがある
- 独自のルールでショップ運営を行いたい
ASP型では基本的に自分の好きなようにショップを運営することができます。こだわりのあるショップにはASP型がおすすめです。ただし、難しい知識や操作が必要です。
無料と有料のネットショップの違いとは


ネットショップ作成サービスには、無料のものと有料のものがあります。それぞれの違いを見ていきましょう。
無料ネットショップ
無料ネットショップは、ネットショップの開設・運営に費用がかからないので、低コストで始められます。かかる費用は、商品が売れた際に発生する販売手数料のみなので、商品が売れるまでは一切費用がかかりません。
しかし有料のものに比べると、登録できる商品数やデザインの自由度など制限がかかっていることが多いです。
また無料のサービスは、独自ドメインが使えるところが少なく、多くの場合はネットショップのURLがサイトで用意されたものを使うことになります。
有料ネットショップ
有料のネットショップ作成サービスでは、初期費用や月額費用がかかるため、商品が売れるかどうかにかかわらず固定費がかかります。
独自ドメインを利用できたり、機能やデザインの選択肢が豊富だったりと、拡張性の高さが特徴です。自分の作りたいデザインがある場合や、長期的かつ本格的にネットショップを続けたいという方は、有料のネットショップ作成サービスを検討してみても良いでしょう。
ネットショップの選ぶ際のポイント


ネットショップ作成サービスを選ぶ際に注目したいポイントは、以下の通りです。
- 初めて開業する人は初期費用を抑える
- 各手数料を必ずチェックする
- 運用のしやすさもチェックする
- 自分は何を求めているか明確にする
詳しく解説していきます。
初めて開業する人は初期費用を抑える
初めてネットショップを開業する方は、初期費用を抑えられるサービスを選ぶのがおすすめです。変化の早い現代では、まず行動してから改善を重ねていくことが重要といわれています。
しかし初期費用が大きくなると、時代に合わせた変更が必要となった場合に判断が難しくなります。売上の予測がたっていない場合は、初期費用を抑えられるサービスを選びましょう。
各手数料を必ずチェックする
ネットショップ運営では初期費用や月額費用だけでなく、販売手数料・決済手数料などの手数料もかかってきます。これらの費用は各サービスによって異なります。見落としがちな各手数料も計算に入れたうえで、どのサービスが最も利益を出せるかを考えると良いでしょう。
運用のしやすさもチェックする
毎日の業務にかかわることなので、運用のしやすさは重要です。商品の登録が簡単にできるか、受注管理はわかりやすいかなど、使用感においてもしっかりとチェックしておくと良いでしょう。自分でも安心して運営・継続が可能なサービスを選ぶことが大切です。
自分は何を求めているか明確にする
サービス選びに迷ったときは、自分がサービスに何を求めているのかを考えましょう。
- ウェブの知識が無くてもかんたんに運用できるサービスが良いのか
- サポートが手厚いサービスが良いのか
- どのような機能が付いていてほしいか
上記のように自分がサービスに求める条件を明確にすることで、選びやすくなります。
ネットショップを開設する手順


ネットショップを開設する基本的な流れは、以下のとおりです。
- コンセプトを決める
- 販売する商品と仕入れ先を決める
- どの作成サービスを使って開設するか決める
- 各サービスで開設手続きをする
- 決済方法を導入する
- 商品を登録して販売開始する
それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。
(1)コンセプトを決める
事前にコンセプトを決めておくことはとても大切です。コンセプトを明確にしておくことで、小規模でも他のショップとの差別化ができ、利益を狙えます。
例えば腕時計を販売するショップなら、多種多様なジャンルの腕時計を売ってもインパクトの薄いショップになってしまいます。
そこで「日本製の腕時計のみ販売する」というコンセプトを決めておくと、長く使えるものを探している人や、日本製に限定して時計がほしい人に需要のあるショップになります。
コンセプトの作り方
「who(誰に)」「what(何を)」「how(どのようにして)」販売していくかを決めることが、コンセプトの基本的な作り方です。
商品の使用シーンを考えると作りやすくなります。具体的には以下のような手順で進めると良いでしょう。
- 誰のどんな悩みを解決するものか考える
- 仮定した悩みを深堀りして具体的にする
- その悩みを持っているターゲットを考える
仮定した悩みを深堀りするときや、その悩みを持っているターゲットを考えるときには検索エンジンや各種SNSを使って調べるのがおすすめです。
お客さま心理に寄り添ったコンセプト作りをしていくと良いでしょう。
(2)販売する商品と仕入れ先を決める
続いて、ネットショップで販売する商品のジャンルと、ラインナップを決めます。その際は、売れやすい商品と、売れにくい商品を事前に調査しておくことが大切です。
また販売する商品によっては、販売許可や資格が必要な場合や、そもそもネット上で販売できないものもあります。取り扱う商品がそれらに該当しないかを、事前に調べておきましょう。
販売する商品を決めたら、次は仕入れ先を決めます。仕入れ先には、ネットの仕入れサービスを利用したり、メーカーから直接、問屋から仕入れたりなど様々な方法があります。
仕入れにかかわる費用は利益に大きく関わる部分なので、品質はもちろん少しでも安く仕入れられて、継続的に安心して取引できる仕入れ先を選びましょう。
(3)どのサービスを使って開設するか決める
ネットショップ作成サービスは数多くあるので、それぞれのサービスを比較して、どのサービスを使って開設するのかを決めます。
ネットショップ作成サービスのなかには、初期費用・月額費用といった固定費が0円のサービスもあれば、高額な固定費が必要なものもあります。初心者の方には、なるべく低コストで使えるサービスがおすすめです。
(4)各サービスで開設手続きをする
利用するネットショップ作成サービスを決めたら、各サービスから開設手続きを行いましょう。
メルカリShopsなら、最短3分で開設のお申し込みができます。ショップの情報などをスマホから入力するだけで、簡単に開設のお申し込みが完了します。
またメルカリShopsの場合、次にご紹介する「決済方法の導入」が必要ありません。メルカリShopsで開設されたショップでは、すでにクレジットカードなどの決済方法が利用できるようになっています。メルカリShopsで開設手続きを完了された方は、さっそく商品の販売を始めましょう。
(5)決済方法を選択する
開設手続き後、ASP型のサービスなどでは決済方法を自分で選択し、導入する必要があります。このとき、どの決済方法を導入するかは重要なポイントです。
自分が良く使う決済方法がなければ、購入を断念するお客さまも少なくありません。決済方法の数が多ければ多いほど、売上を伸ばせる可能性があります。
代表的な決済方法には、次の8つがあります。
- クレジットカード決済
- コンビニ決済
- 銀行振込
- 代金引換
- 後払い決済
- キャリア決済
- 電子マネー
- iD決済
特にクレジットカード決済は、必ず導入するようにしましょう。ネットショップでは多くのお客さまがクレジットカード決済を選択されています。決済方法の面でも、お客さまにとって利便性の高いショップにしましょう。
(6)商品を登録して販売開始!
決済方法の導入まで完了したら、さっそく商品を登録して販売を開始していきましょう。
具体的には、商品の撮影・商品の説明文の作成・価格設定などを行って、商品をショップに登録します。商品登録後、お客さまが検索・購入できるようになります。
また商品が売れたら、梱包や発送、お客さま対応などの工程も発生します。
ネットショップを開設する際の注意点


ここでは、ネットショップを開設する際に注意すべきポイントをご紹介します。
特定商取引法に基づく表記を守る
ネットショップを開設したら、販売ページに必要な情報を記載して公開することが義務付けられています。これは、一般的に「特定商取引法に基づく表記」と呼ばれるもので、販売者の氏名やショップ名、電話番号、住所などを公開する必要があります。
基本的には、オフィスの所在地や自宅の住所などを、出店者の住所として記載します。しかし個人でネットショップを運営する場合、オフィスを持っていないと住所を公開するのは難しいこともあるでしょう。
そんな時にはメルカリShopsをはじめ、サービス運営会社の住所や電話番号を代わりに掲載できるサービスを選ぶのがおすすめです。
販売する商品によっては許可や届出が必要
ネットショップでは、商品によって許可や届出がないと販売できないものがあります。
例えば、メルカリShopsで販売できる商品で見ると、以下の商品を販売する際には、認許可が必要になります。
【メルカリShopsで販売するには許認可証が必要な商品】
- 自家製の食品:食品衛生法に基づく営業許可
- 冷蔵・冷凍保存が必要な生鮮食品:食品衛生法に基づく営業許可
- 野菜・果物・穀物類:食品衛生法の届出
- ふぐ加工製品:営業の許可やふぐ調理師など
- 酒類:酒類の通販に必要な免許(例、通信販売酒類小売業免許、酒類製造免許など)
- 中古品:古物商許可
- 自家製の化粧品:化粧品製造販売業許可
- 自家製の医薬部外品:医薬部外品製造販売業許可
出典:東京都福祉保健局|食品衛生の窓
出典:東京都福祉保健局|新たな営業の許可制度
出典:国税庁|[手続名]酒類の販売業免許の申請
出典:警察庁|古物商許可申請
出典:化粧品製造(輸入販売)業の許可申請等について
出典:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
上記の商品以外にも、販売する際には認許可証が必要になることもあります。認許可証を取得せずに、販売することは法律で禁止されています。そのため、ネットショップで取り扱う商品を決めたら、まずはその商品の販売に認許可証が必要ないかを必ず確認しましょう。
また認許可証によっては、取得までに時間がかかるものもあるので、早めに手続きをすることをおすすめします。
【個人】確定申告が必要になる場合もある
副業でネットショップを運営する場合、利益が一定数を超えると確定申告が必要になります。具体的には、本業以外の収入が20万円を超えた年は確定申告を行わなければいけません。
確定申告とは、1年間の売上から経費を差し引いた利益と翌年の税金を確定させる手続きのことです。1年分の売上や経費を記録しなければいけないため、特に初めての方は時間がかかるでしょう。
会計ソフトなどを使うことで、作業の手間を少なくすることはできますが、時間がかかることは覚えておきましょう。万が一確定申告の提出を忘れた場合、税金を追加で請求されるので、失念しないように注意が必要です。
【法人】事業計画を策定する
法人でネットショップを開設する際は、まずはしっかりと事業計画を策定しましょう。事業計画が明確になっていないと、失敗する可能性が高くなります。
事業計画では、主にネットショップ運営に使える経費(イニシャルコスト・ランニングコスト)と、売上目標を決めておくことが大切です。
固定費や配送費用、広告費用などの経費がいくらかかるか把握できれば、売上目標を達成するにはどうすればいいのかが見えてくるでしょう。
おすすめのネットショップ作成サービス


ネットショップ運営にあたり、どの作成サービスを選ぶかは大事な要素であるため、慎重に決めなければなりません。そこでおすすめの作成サービス、それぞれの料金体系や特徴を解説していきます。各サービスの比較にお役立てください。
モール型のネットショップ作成サービス
ここでは以下のモール型ネットショップの作成サービスについて解説します。
- メルカリShops
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- eBay
- auPAYマーケット
- Qoo10
一般的にモール型は、初期費用が高額であるため資金力がないと難しいといわれます。しかし、メルカリShopsのように、初期費用が無料のサービスもあるため一概には言えません。それぞれのサービスについて、一つひとつ詳しく見ていきましょう。
メルカリShops(メルカリショップス)
- 初期費用:無料
- 月額費用:無料
- 販売手数料:商品価格の10%
- 決済手数料:無料
初期費用・月額費用・決済手数料が無料で、初期投資を抑えることができます。かかる費用は販売手数料だけであり、他のサービスと比べると料金体系がわかりやすくシンプルです。
メルカリShopsの特徴は開設・運用のしやすさです。開設も運用もスマホから行うことができます。フリマアプリ「メルカリ」をお使いの方なら、見慣れた画面でネットショップ運営をすることができます。ショップ運営を始める心理的なハードルが低く、はじめての方でも挑戦しやすいでしょう。
Amazon(アマゾン)
Amazonでは「小口出品プラン」と「大口出品プラン」の2種類があります。
【小口出品プラン】 ※毎月48点以下販売する方向け
- 初期費用:無料
- 月額費用:無料
- 決済手数料:多くの場合は8%から15% ※商品カテゴリーによる
- その他(基本成約料):商品1点売れるごとに110円
【大口出品プラン】 ※毎月49点以上販売する方向け
- 初期費用:無料
- 月額費用:5,390円(税込)
- 決済手数料:多くの場合は8%から15% ※商品カテゴリーによる
どちらのプランも初期費用が無料です。小口出品では月額費用も無料ですが、その代わりに、商品1点が売れるごとに110円の基本成約料がかかる仕組みです。
Amazonの特徴はFBA(フルフィルメント by Amazon)と呼ばれるサービスを利用できる点と言えます。FBAとは商品の保管・梱包・発送・返品対応までをAmazonが代行するサービスのことです。便利なサービスではありますが、FBAを利用するにはオプション料金がかかります。
楽天市場
楽天市場には「がんばれ!プラン」「スタンダードプラン」「メガショッププラン」の3つのプランがあります。ここでは個人の方向けである「がんばれ!プラン」と「スタンダードプラン」をご紹介します。
【がんばれ!プラン】 ※ネットショップ運営の経験が少ない方向け
- 初期費用:66,000円(税込)
- 月額費用:21,450円(税込)
- 決済手数料:月間決済高の2.5%から3.5%
- その他(システム利用料):月間売上高の3.5%から7.0%
- その他(R-Messe利用料):3,300円(税込)
- その他(諸手数料):ポイント資源1.0%、安全性・利便性向上のためのシステム利用料0.1%、楽天スーパーアフィリエイトシステム利用料2.6%以上
【スタンダードプラン】 ※月商140万円以上を目指す方向け
- 初期費用:66,000円(税込)
- 月額費用:55,000円(税込)
- 決済手数料:月間決済高の2.5%から3.5%
- その他(システム利用料):月間売上高の2.0%から4.5%
- その他(R-Messe利用料):5,500円(税込)
- その他(諸手数料):ポイント資源1.0%、安全性・利便性向上のためのシステム利用料0.1%、楽天スーパーアフィリエイトシステム利用料2.6%以上
集客面・認知度では強い反面、初期費用・月額費用ともに有料のサービスであるため、ある程度の資金力が必要になります。
Yahoo!ショッピング(ヤフーショッピング)
- 初期費用:無料
- 月額費用:無料
- 販売手数料:無料
- 決済手数料:3%から4.48% または 150〜300円/件
- その他(諸手数料):ストアポイント原資負担1%から15%、キャンペーン原資負担1.5%、アフィリエイトパートナー報酬原資1%から50%、アフィリエイト手数料アフィリエイトパートナー報酬原資の30%
初期費用・月額費用・販売手数料が無料であるため、初期投資を抑えられます。その代わり、商品が売れた際に数種類の手数料がかかることに注意が必要です。
また、Yahoo!ショッピングは、キャッシュレス決済サービスのひとつである「PayPay」と連動しています。
eBay(イーベイ)
eBayは月額料金や出品枠が異なる6つのプランがあります。ここでは、個人の方でも始めやすい「フリー」「スターターストアプラン」「ベーシックストアプラン」の2つのプランをご紹介します。
【ベーシック】 ※初めての方向け
- 初期費用:無料
- 月額費用:無料
- 決済手数料:12.35%から15%+0.3ドル/1取引 ※商品カテゴリーによる
- その他(海外決済手数料):0.4%から1.35%
【スタンダード】 ※利益が伸びてきた方向け
- 初期費用:無料
- 月額費用:4.95ドル(648円)から ※2023年2月10日時点の為替相場で算出
- 決済手数料:12.35%から15%+0.3ドル/1取引 ※商品カテゴリーによる
- その他(海外決済手数料):0.4%から1.35%
【ベーシックストアプラン】※売上の目途がある人・大量に販売したい人向け
- 初期費用:無料
- 月額費用:21.95ドル(2,873円)から ※2023年2月10日時点の為替相場で算出
- 決済手数料:11.50%から14.55%+0.3ドル/1取引
- その他(海外決済手数料):0.4%から1.35%
eBayは、どのプランでも初期費用はかかりません。プランによって、商品が売れた時の手数料が異なります。
「eBay販売サポート」というサービスに登録することで、最大190ヵ国に向けて商品を販売できます。日本国内だけでなく、海外に向けても出品できるので、海外に販路を広げることも可能です。
eBayはアメリカ発のネットショップ作成サービスですが、日本語表記にも対応しているので、英語が苦手な方でも問題なく利用できます。
auPAYマーケット(エーユーペイマーケット)
- 初期費用:無料
- 月額費用:5,280円(税込)
- 販売手数料・決済手数料:4.5%から9.0% ※出品カテゴリ、売上による
- ポイント原資:1.0%
- その他:アフィリエイト手数料15%、auスマートパスプレミアム手数料(販売額+送料の総合計)0.5%
auPAYマーケットは、決済手数料込みのシンプルなプランを提供しているサービスです。プランは分かれておらず、月額料金は一律5,280円(税込)のみで、売上高によって販売手数料が異なります。
各種決済手数料が販売手数料に含まれているため、豊富な決済手段を低コストで実装可能です。
販売手数料は、売上が高くなるほどパーセンテージが低くなります。売上が伸びるほど販売手数料が減るので、利益が得やすくなるのが特徴です。
Qoo10(キューテン)
- 初期費用:無料
- 月額費用:無料
- 販売手数料・決済手数料:6%から10% ※カテゴリーによる
Qoo10は、初期費用と月額費用がかからないので、固定コストをかけずにネットショップを開設できるサービスです。商品が売れると、カテゴリーによってパーセンテージが異なる、決済手数料込みの販売手数料がかかります。
物流代行サービスの提供、決済代行、在庫管理ツールで一元管理などがあるので、ネットショップ運営の負担が軽減できます。
ASP型のネットショップ作成サービス
ここでは以下のASP型ネットショップの作成サービスについて解説します。
- BASE
- STORES
- カラーミーショップ
- Shopify
- MakeShop
- らくうるカート
- Squareオンラインビジネス
ASP型では初期費用や月額費用がかからない無料サービスと、毎月固定費のかかる有料サービスがあります。無料サービスがあるにもかかわらず有料サービスを選ぶ人も多い理由は、デザインや機能の豊富さにあります。「たくさんの機能を使いこなせるか?」などを考えてサービスを選びましょう。
BASE(ベイス)
- 初期費用:無料
- 月額費用:無料
- 決済手数料:6.6%+40円
BASEは、無料ではじめられるサービスです。商品が売れてからはじめて費用が発生します。
デザインテンプレート数は10種類前後と少ないですが、HTML・CSSを直接編集することができるため、知識がある人には自由なデザインにすることもでき、Instagramとの連携も可能です。
STORES(ストアーズ)
STORESでは「フリープラン」と「スタンダードプラン」の2つのプランがあります。
【フリープラン】 ※初めての方・月の固定費を抑えたい人向け
- 初期費用:無料
- 月額費用:無料
- 決済手数料:5%
【スタンダードプラン】 ※売上の目途がある人・大量に販売したい人向け
- 初期費用:無料
- 月額費用:2,178円(税込)
- 決済手数料:3.6%
どちらのプランも初期費用が必要ありません。初めての方はフリープランを選び、販売する商品数や売上が多くなってきたら、決済手数料を抑えられるスタンダードプランに変更すると良いでしょう。
STORESは、無料ではじめられるフリープランでも、デザインテンプレートが48種類と豊富な点が特徴的です。またSTORESは、クリエイター向けのプラットフォーム「note」と連携も可能です。
カラーミーショップ
カラーミーショップには「フリー」「レギュラー」「ラージ」の3つのプランがあります。ここでは「フリー」と「レギュラー」の2つをご紹介します。
【フリー】 ※シンプルな機能で手軽に始めたい人向け
- 初期費用:無料
- 月額費用:無料
- 決済手数料:6.6%+30円
【レギュラー】 ※機能を増やして運営していきたい人向け
- 初期費用:3,300円(税込)
- 月額費用:4,950円(税込)
- 決済手数料:決済方法によって異なる。 例)クレジットカード4.0%から、コンビニ払い130円から
初期費用・月額費用が無料で手軽に始められるプランから、利用できる機能を充実させて本格的に運営していきたい人向けのプランまで展開されています。
カラーミーショップの最大の特徴は、ショップ開設までのサポートが手厚いところです。電話・メールでのサポートがあるほか、制作会社の紹介も行ってくれます。
Shopify(ショッピファイ)
Shopifyには「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3つのプランがあります。ここでは「ベーシック」と「スタンダード」の2つをご紹介します。
【ベーシック】 ※初めての方向け
- 初期費用:無料
- 月額費用:33ドル(4,319円) ※2023年2月10日時点の為替相場で算出
- 決済手数料:Shopifyペイメントを利用した場合3.4%から4.15%
【スタンダード】 ※利益が伸びてきた方向け
- 初期費用:無料
- 月額費用:92ドル(12,043円) ※2023年2月10日時点の為替相場で算出
- 決済手数料:Shopifyペイメントを利用した場合3.3%から4.1%
初期費用が不要でショップ開設できます。利益に合わせたプラン選びが可能です。
Shopifyは海外発のサービスであり、世界ではトップクラスのネットショップ作成サービスです。世界各国の言語や税率、決済方法などに対応しており、国境を越えた販売が行えます。一部外国語への対応が必要な場面もあるため注意です。
MakeShop(メイクショップ)
MakeShopには「プレミアムプラン」と「MakeShopエンタープライズ」の2つのプランがあります。「MakeShopエンタープライズ」は大規模ショップ向けなので、ここでは「プレミアムプラン」のみをご紹介します。
【プレミアムプラン】
- 初期費用:11,000円(税込)
- 月額費用:11,000円(税込)
- 決済手数料:MakeShopペイメントを利用した場合3.19%から +月額1,100円(税込)
月額費用が比較的高額なため、ある程度の資金力がある方や、売り上げの予測ができている方向けのサービスと言えそうです。
MakeShopの特徴は、デザインテンプレートや機能の多さです。デザインテンプレートは173種類、機能数は651種類もあります。機能のなかには、ユーザーの行動履歴に基づいたレコメンド機能や外部解析ツールのタグ設置など、戦略的な運営ができるものが数多くありますが、比較的費用が高いため、経費を抑えたい方にはネックです。
らくうるカート
らくうるカートには「ライトプラン」「レギュラープラン」「アドバンスプラン」の3つのプランがあります。ここでは、個人の方向けの「ライトプラン」「レギュラープラン」を紹介します。
【ライトプラン】※初めての方向け
- 初期費用:3,300円(税込)
- 登録料:330円(税込)/月
- 販売手数料:1.1%
- 決済手数料:無料
【レギュラープラン】※独自ドメインで運営したい方
- 初期費用:5,500円(税込)
- 登録料:3,300円(税込)/月
- 販売手数料:無料
- 決済手数料:無料
らくうるカートは、月々330円(税込)から始められるサービスです。商品を登録してカラーやテンプレートを選ぶだけと、ネットショップを簡単に作れます。
またネットショップに必要な機能である販売や決済、伝票発行、配送などをひとつの画面で管理することが可能です。全作業をワンストップで行えるため、ネットショップ運用が楽に行えます。
Square(スクエア)オンラインビジネス
Squareオンラインビジネスは、「無料」「プロフェッショナル」「パフォーマンス」「プレミアム」の4種類があります。ここでは、「無料」「プロフェッショナル」「パフォーマンス」の3種類についてご紹介します。
【無料】※気軽に始めたい方向け
- 初期費用:無料
- 登録料:無料
- 販売手数料:3.6%
- 決済手数料:JCBのみ3.95%
【プロフェッショナル】※ブランド力を高めたい方
- 初期費用:-
- 登録料:1,200円 ※年間契約一括払いを月換算した場合
- 販売手数料:3.6%
- 決済手数料:JCBのみ3.95%
【パフォーマンス】※利益が伸びてきた方向け
- 初期費用:-
- 登録料:2,500円 ※年間契約一括払いを月換算した場合
- 販売手数料:3.6%
- 決済手数料:JCBのみ3.95%
Squareオンラインビジネスは、無料から始められるサービスです。無料プランでも、商品の登録数が無制限だったり、Instagram・Facebookとの連携ができたりします。
ネットショップの開設やサイト構成、スタイル設定まで、様々な作業が自動化できるツールなどが用意されているので、簡単にネットショップを作れます。また豊富な決済手段やデータを活用した送り状の作成など、ネットショップ運営に役立つ機能も数多くあります。
ネットショップを開設するならメルカリShopsがおすすめ!その理由とは


ネットショップの運営がはじめての方にはメルカリShopsがおすすめです。スマホから運用できる手軽さだけでなく、集客面の強さやあんしんして続けられる便利な機能などがあります。これらのメルカリShopsのメリットについて詳しく見ていきましょう。
商品が売れやすい機能であんしん運営
メルカリShopsには、商品が売れやすくなるさまざまな機能があります。
いいね!
お客さまは商品を閲覧するなかで、気になった商品に「いいね!」を押すことができます。「いいね!」を付けた商品は、お客さまが後から確認できるようになっています。
フォロー
お客さまはお気に入りのショップを、フォローすることができます。フォローしたお客さまには、ショップの新作商品が出るたびに通知が届きます。この機能はリピーターの獲得につながるでしょう。
評価
メルカリShopsはフリマアプリ「メルカリ」と同じような画面で購入ができます。そのため「メルカリ」と同じように、メルカリShopsの場合でも購入後に評価を残してもらいやすいのが特徴です。評価は口コミとして溜まっていき、新規のお客さまに好印象を与えます。
タイムセール
タイムセール機能では、自分で定めた期間中に商品を割引価格で販売することができます。セール価格で販売できるため、お得に商品を購入したいお客さまに向けてアピールすることが可能です。
タイムセール機能を開始すると、フォローしていただいているお客さまに通知が届くので、リピーター獲得につながります。
また「タイムセール商品一覧ページ」に公開されたり、商品詳細ページに「タイムセール」タグが表示されたりするので、新規のお客さまに向けても商品をアピールできます。
質問機能
メルカリShopsでは、購入を検討しているお客さまから質問を受け付けることができます。質問をいただいたお客さまにしか内容が閲覧できない、クローズドなメッセージでのやりとりをする機能です。
質問を受け付けるかどうかは、設定で切り替えられますが、個別な質問に答えられるので、購入の後押しにつながる可能性があります。
このようにメルカリShopsでは、お客さまの購入につながりやすい機能が充実しているので、はじめての方でもあんしんしてショップの運営が続けられます。
スマホひとつでかんたんにショップ開設・運営できる
メルカリShopsは、スマホからネットショップの開設・運営ができます。すべての操作が直感的に操作できるため、詳しい知識がなくても、ネットショップがかんたんに始められます。
メルカリShopsでの開設は、最短3分でお申し込みが可能です。開設申込もかんたんに行え、以下の3ステップでできます。
【メルカリShopsの開設方法】
- メルカリアプリのホーム画面で「ショップ」タブを開く。上部の「ショップを開設する」バナーをタップ
- 申込画面で出店者情報やショップ情報を入力
- あとはメールで審査結果を待つだけ。即日から2営業日で審査結果をお知らせします。開設申込の審査が通過したらショップ開設完了です!
月間2,000万人以上がお買い物を楽しむ「メルカリ」上に出店!集客の心配要らず
メルカリShopsなら集客の心配が不要です。ASP型のネットショップなどでは集客を自分で行う必要がありました。しかしメルカリShopsなら、月間2,000万人以上が利用するフリマアプリ「メルカリ」のお客さまに向けて商品をアピールすることができます。
集客に時間をかける必要がないので、ネットショップの運営などに集中できるのが嬉しいポイントです。
EC初挑戦で初月から月商1,000万円超を達成したショップも登場!
メルカリShopsで本格的なショップ運営を行っていくことも可能です。実際、メルカリShopsではじめてネットショップを開いたという方のなかに、月商1,000万円超を達成した出店者の方もいらっしゃいます。
実績のあるメルカリShopsで、本格的なショップ運営にぜひ挑戦してみましょう。
初期費用ゼロだからまとまった資金がなくても開業できる
メルカリShopsは初期費用・月額費用が無料なので、はじめからまとまった資金を用意できなくてもショップ運営をはじめられます。他のモール型の作成サービスでは、初期費用や月額利用料がかかるサービスも多く見られました。
一方メルカリShopsなら、商品が購入されてからはじめて費用が発生します。そのためはじめから資金がなくてもショップ販売に挑戦できます。
サイズ別全国一律配送料の「らくらくメルカリ便」「クールメルカリ便」が利用できる
メルカリShopsでは、サイズ別で全国一律送料の「らくらくメルカリ便」と、「クールメルカリ便」が利用できます。
お客さまがお住いの地域がどこであっても、送料は変わらないので、販売価格を決める時の送料を調べる必要がありません。
また、らくらくメルカリ便・クールメルカリ便には、送料以外にも数多くのメリットがあります。
- 幅広い対応サイズ(らくらくメルカリ便:A4サイズから160cm、クールメルカリ便:60サイズから120サイズ)
- 宛名書き、レジでの会計が不要なので、スムーズに発送手続きができる
- 「メルカリ」アプリで配送状況がリアルタイムで確認できる
- 匿名配送に対応している※クールメルカリ便は対応しておりません
- 万が一のトラブル発生時にも運営局が適切なサポートを行う
困った時には「メルカリShops 学び場」でお悩みを解決できます
メルカリShopsを運営する中で何か困ったことがあれば、メルカリShops 学び場をぜひご活用ください。メルカリShops 学び場では、ショップを運営する上で疑問に感じるポイントの解決策や、よりショップの売上を伸ばすためのコツなどをわかりやすく学べる記事が充実しています。記事をチェックしてショップの運営にお役立てください。
自分に合ったサービスを選んでネットショップに挑戦しよう


ネットショップ運営ではどのようなショップ作成サービスを利用するかが大事な要素です。モール型とASP型のどちらの出店方法が向いているか、具体的にどのサービスを使うかで悩んだら、とり扱う商品や運営スタイルに注目して判断しましょう。
ネットショップの開設がはじめてという方や、ネットショップ販売に不安のある方にはメルカリShopsがおすすめです。開設・運用の手軽さやお客さまに購入してもらいやすい機能が揃っています。
あんしんしてネットショップを運営していきたい方はぜひメルカリShopsでショップを開いてみましょう。