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医療機器の中には、販売に法律上の許可または届出が必要なものがあります

みなさんは「医療機器」って知っていますか?自動電子血圧計やマッサージ器など、ご自宅にあるアイテムにも「医療機器」は多くあり、中には販売に法律上の許可または届出が必要なものがあります。これらに該当するものはメルカリでは以前から出品禁止としております。

※これからご案内する文章に登場する「医療機器」とは、「特定保守管理医療機器に該当しない一般医療機器を除いたもの」を指します

出品や購入をご検討しているお客さまは、今回ご紹介する出品できない医療機器の例をご確認いただき、該当しない商品の取引をお願いいたします。

※この記事は、ガイド基準の変更をお知らせするものではなく、以前より策定しているガイドについて改めてご案内するものです

身の回りにある医療機器とは?

医療機器といっても、通販サイトや家電量販店、ドラッグストア、雑貨店などで私達が簡単に購入できるものが数多くあります。

メルカリでの出品を禁止している医療機器の一部例をご紹介しますので、取引の際に参考にしてください。

  • 自動電子血圧計
  • 非接触式・赤外線式・耳式体温計(電子体温計以外の体温計)
(左)血圧を測る機器/(右)体温計の一種
  • 家庭用超音波吸入器
  • 家庭用永久磁石磁気治療器
(左)スチーム吸入器/(右)磁気で血行改善などを行う治療器
  • 家庭用低周波治療器
  • 電動式可搬型吸引器
(左)低周波の治療器/(右)鼻水を吸引する機器

上記に挙げた6つは、すべて管理医療機器に該当し、販売の際には薬機法に基づいた届出等が必要になるため、メルカリでの出品を禁止している商品です。

なお、出品が可能な商品につきましては製品の特性上、一律でご案内することができませんことをご了承ください。

医療機器ってそもそもどんな分類でどんな許可や届出が必要?

公式ブログでご案内したマッサージ器以外にも、メルカリ内で販売するには、医薬品医療機器等法(以下:薬機法という)に関する法律に基づいてその区分によって許可や事前の届出が必要なものがあります。

メルカリでは、許可や事前の届出有無に関する事実確認ができないため、販売に許可等が必要となる「医療機器」の出品を一律で禁止しています。

参考:東京都福祉保健局 サイト(医療機器の区分と販売に必要な許可等)より

区分販売するのに必要な許可等
高度管理医療機器(クラスⅢ,Ⅳ)
リスクが高い
高度管理医療機器販売業(許可)
特定保守管理医療機器
医療機器のクラス分類に関わらず、保守点検、
修理その他の管理に専門的な知識及び技能を必要とするもの
高度管理医療機器販売業(許可)
管理医療機器(クラスⅡ)
リスクが比較的低い
管理医療機器販売業(届出)(※1)
一般医療機器(クラスⅠ)
リスクが極めて低い
なし(※2)
※1管理医療機器のうち、電子体温計、女性向け避妊用コンドーム及び男性向け避妊用コンドームについては、届出の必要はありません。
※2一般医療機器の場合でも特定保守管理医療機器に指定されているものは販売の際に許可が必要です

医療機器の区分は、必ず製品本体か外箱に表示されていますので類似商品の出品/購入を行う前には、「高度管理医療機器」「管理医療機器」または「特定保守管理医療機器」の記載がないことを確認してください。

医療機器の区分が表示されている例

不明な場合は、各メーカーのサイト等を確認いただくようお願いいたします。

医療機器とは医療機関で使用される機器とは限らず、お客さまの身の回りにある家庭用の製品でも「医療機器」に指定されている場合があります。

メルカリでは、薬機法に関する監視対応で、東京都と連携を行っています。

これからも多くのお客さまに売買を楽しんでいただけますよう、みなさまにご理解ご協力いただけますと幸いです。
今後とも、メルカリをよろしくお願いいたします。