子ども服の安全基準をご存知ですか?

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いつもメルカリならびにメルカリShopsをご利用いただきありがとうございます。
子どもが成長して着せられなくなったけど、捨てるにはまだもったいない子ども服や、自作のかわいい子ども服などを取引いただく上で、メルカリ・メルカリShopsは皆様のお役に立てていますでしょうか?

実は、子ども服にも安全基準があります。今回は自作している方も参考にしていただける、子ども服の安全基準についてご紹介します。

子ども服で注意しなければいけないことは?

子ども服にデザインされたリボンやひも、フードは、ついている位置や長さによっては公園の遊具やドアノブ、自転車の回転部分などにひっかかることがあります。場合によっては子どもの窒息、転倒につながることもあります。過去のアンケート調査では、約1200世帯のうち77%が子ども服のひもによるヒヤリとした経験があり、そのうち6人に1人は実際にケガをしたそうです。

こうした事故を防ぐための安全基準”JIS L4129(ヨイフク)”が2015年に制定されました。(「4129」は…“よい服”の語呂合わせです。多くの人に覚えて欲しくて、この番号になりました)

JIS L 4129(ヨイフク)で定められていること

JIS L 4129では、ひもをつけて良い場所や長さについて規定されています。具体的には

  • 頭や首回りから垂れ下がっているひもはつけられません
  • 背中から出るひもはつけられません
  • 股より下に裾(すそ)がある場合、垂れ下がったひもをつけることはできません(上着、ズボンの裾など)

等が定められています。


出典:経済産業省

この基準をわかりやすくするため、基準の策定に関わった公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)標準化を考える会の皆さまがチェックリストを作成しています。安全な服を選ぶ・作る際の参考にしてください。


出典:NACS

なお、この規格は任意の規格です。メーカー等への強制力はありません。そのため、規格外の商品が流通する可能性もあります。大切なことは、子ども服を買うとき、着せるとき、作るときに「この服は安全か?」の意識をもつことです。

自作した子ども服を出品される皆さまへ

作った服を実際にお使いになる子どもが安全に着られるよう、チェックリストを参考にして服を作られることをお勧めします。

併せて、経済産業省、NACSによる情報もご確認ください。

みなさまに安心・安全にご利用いただけるよう、ご協力をよろしくお願いいたします。
今後とも、メルカリならびにメルカリShopsをよろしくお願いします。

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