メルカリShopsに出店しているショップに、事業活動の信念や商品の開発秘話などをお伺いする#ショップインタビュー。Vol.32は、「古着買取BAZZSTORE(バズストア)」さんです!
今回は、ショップを運営する株式会社リンク 執行役員 兼 情報システム部部長 武市匡広さんにショップ運営で創意工夫されている点や、今後の展望を聞きました。
商品が売れ残らないように管理を徹底
ーはじめに、株式会社リンクについて教えてください。
武市さん:弊社はファッションアイテムのリユースショップ「BAZZSTORE」を運営しています。実店舗は東京都内に14店舗あり(※2023年2月現在)、そこでお客さまからアイテムを買い取らせていただき、店頭販売します。また、一定の条件を満たしているものは、メルカリShops含め10サイトほどのECで併売をしています。
弊社ではメンズ・レディースの取り扱いの割合は約半々です。カジュアルブランドが多く、その中でも5,000円〜10,000円くらいのアイテムを揃えています。「今日寄って買える」というのが、弊社の商品群の強みです。

ー他社とは違うこだわりや特徴などがあったら教えてください。
武市さん:他のリユースショップと比べて値段がつきやすいのが特徴ですね。ノーブランドや、ファストファッション等、値段がつきにくいアイテムを販売するノウハウと仕組みがあるので、他店で買取不可とされたものでも、BAZZSTOREでは買取可能となるケースもあります。
弊社では、売れ残ったものも捨てなくてすむよう、商品管理を徹底しています。いつ買った商品なのか、なぜ売れてないかなどを分析できるような体制が整っているのが強みです。
売れていない商品は価格を変える以外にも、棚を変えたり、店舗を変えることもあります。渋谷店では売れなかった商品が、江古田店では売れることもあるんですよね。もしくはメルカリShopsに出すとたちまち売れるといったケースもあります。
売れなければ廃棄となってしまう商品も、そうならないために価格だったり、売る場所だったり、そういった変更がスムーズにできる仕組みがあります。

「店舗と通販の融合」をコンセプトに事業を展開
ー通販事業はいつ頃から展開されていたんですか?
武市さん:創業時からです。弊社は2011年に創業したので、もう10年ほどになります。BAZZSTOREビジネスを作る段階で、「店舗と通販を融合して作る」というのがコンセプトにありました。
ー店舗と通販の融合ビジネスを進める上で情報収集はどうされているのですか?
武市さん:大事にしているのは「現場の声」です。弊社の場合、実際の店舗でお客さまと直接コミュニケーションできるのが強みなので、そこで上がってきた声というのは大事にしています。
例えば、メディアでは「外国旅行者の来店が減っている」と報道されていても、現場からは「増えてきている」という声が上がってきたりします。その声をもとに、いち早く免税対応を始めたところ、売上に繋がったというケースもありました。現状、まだまだ国内のEC化率は低いので、リアルの店舗から拾える声は重要ですね。逆に特定のメディアだけを見るということはしていません。Google アラートを活用して、指定したワードが入ったコンテンツを見るようにしています。

メルカリShopsで新たな層にリーチ
ーどのような経緯でメルカリShopsへの出店に至ったのですか?
武市さん:メルカリが出来た当初から、ずっと出店したいなと思ってチェックしていました。ただ、個人ではなく法人として参入したかったので、機会を待っていましたね。なので、メルカリShopsがリリースされた際、悩むまでもなくすぐにやろうという判断に至りました。
ーメルカリShopsで商品を販売するときに工夫している点はなんですか?
武市さん:メルカリShopsでは一個ずつ商品を購入するのが前提なので、その点を意識した値段づけをしています。
商品紹介文は、“フリマっぽさ”を出すようにしています。「バズストアです(^^)」と、顔文字を使ったり、親しみを感じてもらえるよう意識しています。
ー実際にメルカリShopsを利用してみた感想を教えてください。
武市さん:メルカリShopsに出店し、メルカリ商圏に入ったおかげで、他のネットショップの商圏と被っていない層の掘り起こしができるようになりました。
今まで滞留していた古いアイテムでも、メルカリShopsだとスポットライトを浴びるケースが増えています。クーポン、タイムセール機能の影響もあると思いますが、新たな層にリーチできているんだなと数字を見ても実感しています。

API連携で売上が10倍以上に
当初の月商は50万円に届かないくらいでしたが、現在は10倍以上になっています。弊社では複数のネットショップを運営していますが、その中でもメルカリShopsの売上が伸びてきています。
また、会社内での認知度も高まってきました。「メルカリShopsで◯円で売っているから、こっちのネットショップでは×円で売ろう」といった具合で、メルカリShopsをベースに値付けをするようになってきました。
売上規模が上がって、認知度が高まって、値付け方法が変わって。そうすると、お客さまに対する考え方も変わってくるので、非常に良い流れができています。
また、「メルカリShopsを見て来ました」と実店舗に来店していただけるお客さまが増えてきました。
弊社のような実店舗を持つショップにとってはメルカリShopsへの出店はプラスに働くんじゃないかと思います。
ー売上が10倍以上となった転機はなんでしたか?
武市さん:2022年12月に開始した、メルカリShops Public API(以下、メルカリShops API)とのシステム連携ですね。
出店当初は商品登録や在庫、注文管理などを手動で対応していましたが、メルカリShops API導入後は、それらを自動的に一元管理することができ、お客さまに迅速な商品提供が行えるようになりました。
※編集部注:API連携について詳しくはこちらのガイドをご確認ください👇
ーメルカリShops API以外に、よかった機能はありますか?
武市さん:クーポンやタイムセール機能は実際に使ってみて反響があったので、スポット施策として活用させていただいています。
逆に、現在活用していない機能でいうと、ショップデザイン編集機能など手動でやらなければいけないものですね。自動でカテゴリーのランキングを生成してくれたり、自動でできる機能が増えると嬉しいですね。
実店舗があるからこその強みを活かしていく

ー今後どのようにメルカリShopsを活用していきたいですか?
武市さん:メルカリShopsでの商品取り扱い数を増やそうと思っています。メルカリShopsは他のECと比べて手数料などの仕組みが単純で、計算しやすいんですよね。キャッシュフロー含め予算が立てやすく、助かっています。
あとは、せっかくメルカリShopsを見て実店舗に来てくださる方もいるので、購入時にメルカリでポイントで買っていただくよう案内するなど、実店舗にとってもメルカリShopsにとってもWIN-WINな連携が取れたら良いなと思っています。
メルカリに出品されているアイテムを、弊社で買い取れるサービスがあっても面白いなと思います。出品後1、2週間経ったものはほぼ売れず、値下げせざるを得なくなるので、そういったアイテムをBAZZSTOREで売るという選択肢があれば、メルカリ全体としての売れ残りも減らせると思います。


