メルカリShopsに出店しているショップに、事業活動の信念や商品の開発秘話などをお聞きしていく#ショップインタビュー。Vol.29は昭和13年創業の名古屋の製菓会社「菓子屋 藤ノ宮」さんです。
「菓子屋 藤ノ宮」さんは、「メルカリShopsアワード2022」の「できるをつくる部門」で大賞を受賞されました。
「メルカリShopsアワード2022」の発表内容についてはこちらの記事をご確認ください👇
今回は、運営元であるフジタセイカ株式会社の毛利和子さんと毛利陸人さんにショップ運営において創意工夫されている点や、受賞の感想を伺いました。
卸売業者ならではのアイデア商品がヒット
ーまず最初にメルカリShopsに出店した経緯を教えてください。
毛利和子さん(以下、和子さん):フジタセイカ株式会社は、昭和13年創業の卸売専業の菓子製造業です。2020年に、父である80歳の社長が「店舗を作るお金はないが、ネットで直接販売したい」と言ったのを受けて、まずは様々なネットショップサービスを検討しました。その中で簡単に始めやすいメルカリをまずやってみようとなりました。
メルカリを使ったことがなかったので、システムを把握するために試しに自分の不用品を販売してみたら、数分のうちに売れたんです。出品の方法も簡単だったので、「メルカリだったらいけるかもしれない」と考え、お菓子を出品し始めました。
ーはじめはメルカリに出品されたんですね。
和子さん:はい。でも最初はなかなか売れなくて。そんなとき、社長から「試作品を出してみたらどうだろう。捨ててしまうのはもったいないから、安い値段で売ってみようか」という提案があり、試してみたらすごく売れたんです。
さらに、買ってくださった方から「美味しかったです」とメッセージをいただきました。私たちは卸売がメインだったので、直接お客さまから反応をいただくことはなかったんですね。だから社長もすごく喜んで、お客さまのコメントをプリントアウトして家族や社員に見せて、「こんな風に言ってもらっている!」と盛り上がっていました(笑)。
その後、メルカリShopsがスタートすると聞き、2021年の8月に出店しました。

ー実際にメルカリShopsを利用してみた感想を教えてください。
和子さん:メルカリShops出店当初は、まだ「らくらくメルカリ便」も開始しておらず、メルカリと比べても不便なところが多いのかな、と思っていました。
ですが、メルカリShopsならではの便利な機能もあり、今ではメルカリShopsをメインで使っています。例えばメルカリShopsは在庫機能があるのが、すごく便利です。
ー人気の商品や、イチオシ商品を教えてください。
和子さん:「店舗開設応援BOX」はたくさんご購入いただきました。今年の9月に実店舗をオープンしたんですが、その開店資金に充てるために販売した、段ボールに新作やB品のお菓子を詰め合わせたお得なセットです。

和子さん:新作のお菓子の中では、豆とチョコレートからできた小麦粉を使っていない「白あんてりぃぬ」が一番人気です。

メルカリShopsのセミナーを活用し、目に留まる商品ページづくりを
ー商品ページでは、どういった点を工夫していますか?
和子さん:今までは「売れるといいね」という気持ちで、なんとなく画像や商品説明文を作成していましたが、実店舗をオープンし、新作のお菓子を出すようになってからは「目に留まるページ」というテーマで商品ページを作るようになりました。
iPhoneを最新版に買い替えてアングルを工夫しながら写真撮影をしたり、メルカリShopsのオンラインセミナーで教わったAdobeを活用して加工したりしています。

和子さん:商品説明文は、まだあまり工夫できていなくて。ただ、パッと見たときにわかりやすいように、箇条書きにしたり、行間を空けるようにしています。まだ改善点はありますが、いろんな方に知っていただけるよう、きちんと商品情報が伝わるように工夫しています。
実店舗を開設して実感した、ネットとリアルのシナジー効果
ー今まで印象に残っている、お客さまとのエピソードはありますか?
和子さん:実店舗の前にコインパーキングがあるんですが、たまたま遠方から別件でこの地域に来て駐車した方が、帰り際に立ち寄ってくださったんです。
帰宅後にお菓子を食べたらすごく美味しくて、また食べたいと思ったけど、店舗は遠い。ネットで調べたら、メルカリShopsで販売していることを知って、購入いただきました。「お店には伺えないけど、ネットで買えてよかったです」とおっしゃっていただき、実店舗とネットのお店の相乗効果を実感しました。
今度はメルカリShopsのお客さまが、実店舗に足を運んでいただくようになったら嬉しいですね。

お客さまと一緒に成長していくお店でありたい
ーこれからの展望を教えてください。
毛利陸人さん(以下、陸人さん):今はまだ常温のお菓子しか扱っていないので、冷凍や冷蔵品のお菓子も作りたいです。そして、それをメルカリShopsでも販売できたらなと思っています。
実店舗の方は、イートインスペースのような、飲み物をお出ししてお客さまにくつろいでもらう場所を作りたいと考えています。
ー最後に、メルカリアワード2022受賞の感想をお聞かせください。
「菓子屋 藤ノ宮」さんが受賞されたのは、できるをつくる部門大賞です。
「ショップ向けコミュニティ「できつくLABO」のコンセプトでもある「できるをつくる」をテーマに、ショップ運営をする中でできるようになったこと、挑戦したことなどを公募し、選考委員会で受賞ショップを決定しました。
受賞エピソード昭和13年創業の卸売専業の菓子製造業をやっており、80歳の社長が「店舗を作るお金はないが、ネットで直接販売したい」と言うのでメルカリを始めました。お客様からの声が聞けてやる気に火がつき、メルカリShopsでも出店。その後、実店舗を開設し、かかる費用はメルカリの売上金からも捻出。メルカリShopsでは「店舗開設応援BOX」も販売してご支援も頂きました。購入者の方からメルカリ販売のノウハウを教えて頂いたり、こうしたつながりが、メルカリの良いところです。
おかげさまで社長の孫が会社を継ぐ決意をし、他の有名フランス菓子店より転職。今では「創業100年まで頑張ろう!」と意気込んでいます。
本当に大変な日々ですが、きっとこれからも【メルカリでの出会いのように!】良いことがあるから、頑張ろうと思います。
和子さん:まさか本当に受賞できると思っていませんでした。息子が東京にいるので、「受賞したら東京に行けるよ!」と言ったら、「はいはい。受賞したらね」と言われて(笑)。
陸人さん:まあ、受賞は無理だろうと思ってたんですよね(笑)。
和子さん:実は、メルカリを始めた頃、会社を畳もうかという話も出ていたんです。けれど、メルカリのお客さまから「美味しかったです」という声をいただき、もう少し頑張ってみようと思いました。
そしてメルカリShopsへの出店、夢だった実店舗の開設と、一歩ずつ前進することができました。
新しいことを始めてみようという気持ちにさせてくれたのは、お客さまのおかげです。これからも、お客さまと共に成長していきたいです。


