メルカリShopsに出店しているショップに、事業活動の信念や商品の開発秘話などをお聞きしていく#ショップインタビュー。Vol.28は塊根(かいこん)植物などの販売を行っている「シン・さぼさぼファーム」さんです。
「シン・さぼさぼファーム」さんは、「メルカリShopsアワード2022 上半期」ベストリピーター部門1位に続いて、12月に発表された「メルカリShopsアワード2022」でMVPを受賞されました。
「メルカリShopsアワード2022」の発表内容についてはこちらの記事をご確認ください👇
今回は、運営元である株式会社 美里花き流通グループ アイリスフローリスタジャパン 専務取締役の櫛田敏貴さんとマネージャーの今井宏さんにショップ運営において創意工夫されている点や、受賞の感想を伺いました。
メルカリShopsは、一点ものが売りやすいマーケット

ーまず最初にメルカリShopsに出店した経緯を教えてください。
今井さん:弊社は元々花屋でして、路面店中心に展開していた中で、これからの時代の販売方法を模索する中で、「新たに路面店舗を作るのか」「ネットショップを作るのか」という選択をすることになりました。
その中で、コストや今後の販売方法を考えた結果、新たに路面店を一店舗作るよりネットショップを開設した方が将来性があるんじゃないかという判断になったんです。そこでまずオークション形式のネットショップを始めました。
その後、新たな販売方法・新たな客層を求めていく中で、いくつか候補に上がったうちの一つがメルカリShopsでした。

ーいろいろな種類があるネットショップサービスからメルカリShopsを選んだ決め手はなんですか?
今井さん:弊社の場合は、一つの商品につき複数在庫を持つのではなく、一点ものが多いんですね。メルカリShopsは、元々フリーマーケットから始まっていて一点ものを前提としているカラーが見えたので、売り方が合うのではと考え、メルカリShopsを選びました。
ーオープン時期はいつ頃ですか?
今井さん:メルカリShopsに移行したのが2021年の12月頃です。その前に試しにメルカリに出品してみたら反応が良かったので、メルカリShopsに切り替えました。
ー他社のネットショップのお客さまと比較して、メルカリShopsのお客さまの特徴はありますか?
今井さん:オークション形式のネットショップはヘビーユーザー・セミプロなど弊社の扱ってる商品に対して経験・知識がある方が多い印象を持っています。メルカリShopsでは、新しく参入したばかりのいわゆるライトユーザーに近い方が多い印象がありました。
櫛田さん:また、もう一方のネットショップの購入者の多くが男性なんですが、私自身の印象としては、メルカリShopsでは女性が多いなと感じています。
塊根植物の魅力はコレクション性
ーどういった商品が売れ筋ですか?
今井さん:スタート当初はオークション形式のネットショップと同じようなややプロ向けのラインナップで出品していましたが、初心者向けの商品の方も反応がよかったんですね。なので、同じ植物でも育てやすいものも商品ラインナップに加える事を意識しました。メルカリShopでは初めてでも安心して育てやすいものを販売しています。
売れ筋に関しては両極端で、ものすごく高いものと安いものが売れます。その真ん中っていうのはそれらと比べると売れにくい印象ですね。購入者の中にはプロの方もいるんだろうなあというのは実感しています。

ー商品のラインアップには数十万円のものも含まれています。知識がないとなかなか購入できないですよね。
今井さん:爬虫類や熱帯魚の世界に近いかもしれませんね。珍しい地域・流通しにくいものなどの希少価値に惹かれて購入する方も多いです。同じものでも形が違ったり、現地でどう育てられているかなどの背景の違い、個性的な植物に魅力を感じているのだと思います。
櫛田さん:最近は投資対象になっているところもありますね。小さい時に買って、大きく育ててから売るという方もいます。
今井さん:弊社で3,800円で売っているペットボトルよりも小さい大きさの植物が、30〜40年も経つとパソコンのモニターより少し小さいくらいまでになります。そこまでいくと20〜30万くらいで売れるので、夢がありますね。そこも魅力なんだと思います。
ーそういう楽しみ方もあるんですね。
櫛田さん:塊根植物というものなんですけど、大元のスタートは海外なんです。
日本だと、おじいちゃんとかが盆栽をやってるじゃないですか。実は塊根植物は、ドイツ人の盆栽なんです。ドイツ人のおじいちゃんが、日本のおじちゃんのように小さい中に世界観を出そう、とアフリカの植物でやっていたんです。それがヨーロッパのメディアでクローズアップされて、日本の感性の高い若者たちを中心に広まってきているんです。
今井さん:日本で人気が出てきたのは3、4年前で、きっかけは男性向けのファッション雑誌で取り上げられたことです。今では男性だけではなく徐々に女性にも広まっていって…というのがここ数年の流れですね。
わかりやすく、楽しく、安心して買い物をしてもらうための工夫

ー商品ページでは、どういった点を工夫していますか?
今井さん:商品のイメージがパッとわかるように意識しています。
サイズがわかるようにメジャーを並べて撮っていますが、メジャーの目盛りは小さくて見づらいので、ペットボトルを置いたり手で持ったりして感覚的にわかるように意識していますね。
ー集客面について教えてください。Instagramを運用されていますが、どのように活用していますか?
今井さん:Instagramは、出品している2つのネットショップのユーザーに情報発信をしたいという意図で始めました。1週間の中でどのタイミングで、どういった商品を掲載していくかを、常に同じタイミングで進めていければいいのですが、やはり予定が変わってしまいます。そこで、弊社からユーザーへ情報発信をできる場として始めたのがInstagramだったんです。
Instagramを経由して、2つのネットショップを行き来している方もいます。
弊社としても両者の掲載商品やサイズが極力被らないよう意識していますので、双方のユーザーに「こちらでは、こういうカテゴリや価格帯の商品があるんだよ」という情報発信をできれば、お買い物をより楽しんでもらえるのではないかと考えています。
ー「メルカリShopsアワード2022 上半期」ではベストリピーター部門で1位を受賞されています。お客さまにリピーターになっていただくために意識していることはありますか?
櫛田さん:トラブルが起こった際の対応を丁寧に行うことですね。聞かれたことに対してしっかり返答して、どのようなトラブルがあったかを親身に聞いてお答えするよう心がけています。
今井さん:工業製品とは違って、植物はどうしても状況の変化があって、突然状態も変わってしまう。そういったところは、リスクを含めて正直に懇切丁寧にお伝えするよう意識をしています。
そのようにリスクが高い商品なので、発送時の梱包には気をつけています。僕らはお世辞にも綺麗と言えるような梱包はできてないんですけど、間違いなく商品が無事に届くよう、綺麗な梱包より安全な梱包を徹底しています。お客さまも商品が無事に届くことを重要視されていると実感しています。

ー機能面について教えてください。メルカリShopsのこの機能がいいな、使い勝手がいいな、というところはありますか?
今井さん:フォロワーがわかる点がいいですね。今どれだけのお客さまがいるのかイメージしやすいのはありがたいです。
また、どの施策がうまくいったのか、あるいはうまくいかなかったのか、売上以外の指標でも確認できるのは魅力的だと思います。
櫛田さん:フォロワーが増えていくと、自分たちが頑張っているのがよくわかります。
今井さん:そのほかの機能面については、正直他社のネットショップに追いついていないという印象を持っています。ただ、「こういった機能が欲しい」という意見を担当者に伝える中で、実装いただいた機能もあるので、段々と使いやすさは向上してます。
商品だけでなく、買い物自体を楽しんでいただく店づくりを目指す
ー今後メルカリShopsに期待することを教えてください。
櫛田さん:弊社には多種多様な商品があるので、今後機能面が充実して、ますます出品しやすくて売りやすくなれば、更に出品量を増やせるかなと思っています(笑)。
今井さん:メルカリShopsに出店してからの一年間で、お客さまに見ていただけるプラットフォームなんだなと実感しました。マーケットの規模は、すごく信用しています。
ー最後に、MVP受賞の感想と、今後の展望をお聞かせください。
今井さん:2022年上半期のベストリピーター部門受賞からの流れとして、継続して評価していただいてるからこその今回のMVPだと思っています。
これはもう、信頼と同時に期待だと感じています。商品展開だけでなく、いかに面白い商品を適正な価格で販売できるかというところも求められているので、お客さまを飽きさせないような、お買い物自体を楽しんでいただけるような工夫ができればいいなと思っています。


