魚屋をやりながらドライフラワーのお店をオープン!材料の仕入れは全てメルカリ!?「わにわにの花屋」さん

メルカリShopsに出店しているショップに、事業活動の信念や商品の開発秘話などをお聞きしていく#ショップインタビュー。Vol.24は「メルカリShopsアワード2022 上半期 ベストエピソード部門」で第1位を受賞された「わにわにの花屋さんです。

メルカリShopsアワード「ベストエピソード部門」の受賞理由となったユニークなエピソードはこちら。

本職は魚屋ですが、メルカリShopsではドライフラワーを販売しています。

もともとは、花屋に入った事すらなかった私が、今はドライフラワーを作り、売っています。きっかけは2年前、魚屋の店内がさみしく、花でも飾るかぁとメルカリでドライフラワーを買ったことでした。そこからドライフラワーの魅力にはまり、今はドライフラワーの実店舗(オーダーショップ)も経営しています。

素材のお花もメルカリを通して購入できるので、シングルマザーで素人の私でもお金をかけず独学でお店を開く事ができました。メルカリが無ければドライフラワーなど知らなかったと思います。今は本業とは別に、毎日楽しみがあり充実しています。人生何があるか分からない、と自分が一番驚いています。

 

今回は店主の鈴木さんにお話を伺いました。

ドライフラワーに出会ってしまった

ーはじめに「わにわにの花屋」さんについて教えてください

メルカリShopsでは「ドライフラワー」を販売しています。また、完全オーダー制の実店舗を兵庫県でやっています。

ドライフラワーのお店の半分は魚屋さんになっています(笑)。

ー魚屋さんとドライフラワーってかなり珍しい組み合わせだと思います。どうして、2つのお仕事をやることになったんですか?

元々は魚屋をやっていました。今年の8月で開店してから丸3年になるのですが、その前は魚市場で仲卸の仕事をしていました。コロナの影響で、市場の魚が売れなくなってきてしまったので、市場の外でお店をやろうと言うことになり、社長と2人で魚屋をオープンしました。

オープン当初は物珍しさもあって人気があったのですが、だんだん客足が減ってきました。お客さまに来ていただくために「何かできることはないかな」と考えたのがドライフラワーでした。

ーなぜ、ドライフラワーだったんですか?

「魚屋さんで魚を買う」という習慣がない、若い世代の方に来ていただきたいと思ったんです。

私自身、もともと魚が好きじゃなかったからわかるんですけど「魚屋さん」って若い女性が1人で入るにはハードルが高いんですよね。若い女性を惹きつけられるものってなんだろうと考えた時に「お花」かなと思いました。

店内に飾る目的でメルカリでドライフラワーを買ったんですが、現物をみたら「これ、自分で作れるんじゃないかな、いや作りたい!!!」という猛烈な欲求が襲ってきまして(笑)。そこからは寝ないでドライフラワーを作り続ける日々が始まりました。

ーもともと、ドライフラワーやお花に興味があったんですか?

いえ、花屋さんに入ったこともないくらいです。でも、ドライフラワーに出会ってしまったので、全て独学で勉強しました。

昔からものを作ることは好きだったんですが、その中でもドライフラワーは一番、形にしやすかったんです。

自分の頭の中で思い描いていることを形にして、誰かに喜んでもらえるというのがすごく好きで。ドライフラワーは一番表現しやすくて、自分が納得できるものでした。

材料の仕入れや花の勉強は全て「メルカリ」で

ードライフラワーの知識はどこで習得したんですか?

ドライフラワーのことは、全部メルカリで勉強したといっても過言ではありません(笑)。花の名前も知らなかったので、ずっとメルカリとにらめっこして花の出品を全部見て、名前も一緒に覚えていきました。

花屋に行っても自分の好きな花があるわけではないので、ドライフラワーの材料はほぼ全てメルカリで購入しています。

魚屋で働きながら、子どもを育てながらという環境の中では、ドライフラワーに時間やお金を割くのも難しく、スマホで全て完結するメルカリは今の私のライフスタイルにピッタリでした。

ー周りの人からはどんな反応がありましたか。

一緒に魚屋をやっていた社長には、かなり反対されました。「魚の方に力を入れて欲しい」と。そりゃ当然ですよね(笑)。

ただ、魚屋の店舗を借りている大家さんが「なんでもとりあえずやってみたら」と背中を押してくれました。

最初は魚屋の隅に置いてあっただけだったんですが、ドライフラワー用のスペースを確保して、徐々に販売もスタートしていきました。

今では、魚屋の社長も認めてくれています。今回のメルカリShopsアワード受賞も一番喜んでくれました。実際、ドライフラワーを始めてから、魚屋にも若いお客さまが増えました。

ー「わにわにの花屋」という名前の由来を教えてください。

最初はもっとおしゃれな名前を考えていたんですが、私自身、おしゃれじゃないので違和感がありました。

迷っていたところ、甲州弁の方言である「わにわに」がしっくりきました。「わにわに」というのは「ふざける、調子に乗る、落ち着きがない」など、あんまりいい意味の言葉ではないんですが、私にはぴったりの言葉だな、と。聞いた時のインパクトもあるし、この名前にしました。

いろいろやったけど売れたのはメルカリShops

ーメルカリShopsで販売を始めたきっかけを教えてください。

最初はメルカリに出品しました。商品名に「お試し」と入れて、売れなくてもいいやと思っていたんですが、びっくりするくらいすぐに売れました。そこからはさらにドライフラワーに没頭して、多い時は1日に3〜4個くらい作るようになりました。

そのうちテレビでメルカリShopsのCMを見て、ネットショップを持つ場としてはメルカリよりも良さそうだなと思い使い始めました。

実は、ほかのネットショップサービスもいくつか使ってみたのですが、購入には繋がりませんでした。私個人の意見にはなりますが、メルカリShopsは売れやすいと思います。

スマホひとつで全ての操作が完結するというのも、私の生活にマッチしています。

ー商品のこだわりを教えてください。

同じものは作らないということです。作品の雰囲気や形、色も全く違うものを作るようにしています。

作り始めるときに、こんなものを作ろうっていうのは決めていません。作り始めてからその時の気分とか、その時に浮かんだものを作るようにしています。

ーメルカリShopsで商品を売るための工夫を教えてください。

写真はすごく大事にしています。特にこだわっているのが写真を明るくしすぎないということです。屋外や自然光はなるべく使わずに室内で、撮影することが多いです。

私の場合、作風が暗めで、使う花もダークトーンのものが多い。写真を明るくしてしまうと、雰囲気にマッチしないので、明るさはかなり気をつけています。一眼レフカメラでひとつの作品を何枚も撮影して、写真を選んでいます。

また、サイズ感を伝えるために大きい作品は手にもって撮影するようにしています。

メルカリShopsアワード受賞は「人生で一番のニュース」だった

ー今回、メルカリShopsアワードを受賞されて、いかがでしたか。

大袈裟かもしれないですけど「人生で一番のニュース」でした。やっていてよかったと心から思いました。

寝る時間を割いて作っても「意味ないかな」と思っていた時期もありました。すぐに変化が出たわけではないし、ほかにもっとできることがあるんじゃないかと迷うこともありました。それが最後、ちゃんと形になったので、ご褒美をもらえたような気持ちです。

ーお花屋さんとお魚屋さんはこれからも両立されますか。

魚屋もドライフラワーもどっちも好きで、どっちもやっていたからこそ、今回のような賞もいただけたと思っています。

ある意味、私にしかできないやり方だと思うので、一本に絞るって言うのは今のところは考えていません。とはいえ、ドライフラワーを始めた当初のような勢いは一旦落ち着いて、今は2日にひとつくらいのペースで作っています。

ありがたいことに、実店舗のお客さま、メルカリShopsのお客さまからも好評いただいていて、品切れの状態も続いています。実店舗では現在、オーダー制という形をとっています。

ドライフラワーは「おばあちゃんになっても作っていける」ものなので、長く続けていきたいと思っています。

ー今後の展望について教えてください。

生涯、何かをしてたいという気持ちです(笑)。

実は今、マンガを描きたいなと考えているんです。素人目線の魚マンガを書いてみようかなと。やりたいことは常にいっぱいあって、ずっと渋滞している状態です。

ただ、常に根本にあるのは、魚屋だと思っています。

今まで、私にとって仕事っていうのは「生活するためにするもの」であって、楽しいものではなかった。それが魚屋で仕事をするようになってはじめて仕事が楽しいと感じられるようになりました。

誘ってくださった社長には本当に感謝しています。基本は魚屋のためにできることをやりたいと思っています。

ドライフラワーももちろん続けます。死ぬ気で頑張る!やらなきゃ損だ!やれることはやりたいって言う気持ちですね!

わにわにの花屋 さん、ありがとうございました!

わにわにの花屋さんも受賞された「メルカリShopsアワード2022 上半期」についてはこちらの記事をご確認ください↓

📔:メルカリShopsアワード2022 上半期を発表!