メルカリShopsは、和歌山県教育委員会と連携し、和歌山県立の農業高校の生徒が生産したジャムなどを、同県の県立商業高校の生徒がメルカリShopsで全国販売するプロジェクトをスタートしました。
メルカリShopsが目指す地域の活性化と、和歌山県教育委員会が推進する実践的な学びの場の提供という考えが一致したことからスタートしたプロジェクトで、生徒の地域理解促進やビジネスマインドの育成を目的としています。
原材料からこだわった「代々伝わるオリジナルレシピ」のジャム

7月12日から31日までの第1期では、農業高校の南部高校が製作したジャム「苺味」「みかん味」「梅味」「紫蘇味」の4種類、各50個がメルカリShopsで販売されます。原材料のイチゴ、ミカン、梅、紫蘇も生徒が生産しており、ジャム用に手摘み・選果されています。
ジャムの製法は南部高校オリジナルのレシピを採用、徹底した衛生管理の下、手作りにこだわって作られているそうです。
「製法については、南部高校のオリジナルレシピに基づき、ペースト状にすることによりまんべんなく砂糖が混じり、より甘味を感じられるジャムとなっています。また、機械ではなく、手作りとして、製造過程に人の目をしっかりと入れることで、あんしん・あんぜんにもこだわっています。手作業で丁寧に攪拌することにより、細かな味の調整が可能となり、一定の品質が保てるという利点もあります」(南部高校・小川先生)

また、梅ジャムで使っている梅は、全国的にも有名な「南高梅」という品種を採用。実は南高梅は、参加校である南部高等学校がある南部町(旧上南部村)で発見された品種だそう。「元祖南高梅」を使っているという点でもレアな「梅ジャム」といえそうです。
「梅味は、いわゆる梅らしい爽やかな酸味が売りです。クラッカーに合わせたり、場合によってはかき氷にシロップ代わりに使ってもよいかもしれません」(南部高校・小川先生)
9月12日から予定されている第2期では、紀北農芸高校が生産したジャムなどの加工品を販売するほか、今後は第3期販売の実施も検討しています。
「メルカリShops」での販売に向けた想いと販売を通じて実現したい未来
「メルカリShops」での販売に向けた想いと販売を通じて実現したい未来
和歌山県の一般世帯における農家の割合は7.6%と全国平均の約2倍で、特に果樹について、みかん・梅・柿等の生産量は全国第一位の果樹王国です。
一方で、全国各地の例に漏れず、少子高齢化に苦しんでいるだけでなく、生産年齢人口の県外流出者数も全国で12位と上位に位置しています。

このように誇れる産業がありながらも、人口的には衰退しつつある和歌山県において、今回のメルカリShopsにおける和歌山県産品の販売の取り組みは、どのような意味があるのでしょうか。各校の生徒や先生に聞きました。
ー高校生の皆さんに聞きました!今回の販売プロジェクトへの想い・感想を教えてください。
メルカリで販売するということは、地域や県内だけではなく全国へ売るということなので、それなりの品質の商品にしなくてはならないと思いました(南部高校・生徒さん)
商品を売る事は初めてだったので、みんなで話したりして楽しかったです。でも、いざ考えてみるとけっこう難しかった。どんな人に何円で何個売るのか考えた事がなかったので、分からなかったけど、みんなで話し合って、なるほどなぁと思った事もあったし、いろんな事を考えることができました。これから他校のみなさんと商品を作って売る事が楽しみになりました。いろんな人と交流していろんな事を知る事ができてよかった(南部高校・生徒さん)
ー今回の取り組みは、今後どのように役立ちそうですか。
学校の授業だけでなく、卒業後は自分でメルカリShopsに出店して、和歌山の良いものを全国の皆さんに販売していきたいと思います(和歌山商業高校・生徒さん)
将来の夢は管理栄養士です。今回の製品販売を通じて、和歌山県産品の良さを自分自身も理解して、将来の管理栄養士になった時に和歌山のいいところを紹介したいと思いました。(和歌山商業高校・生徒さん)
高校に入ったら色々な経験をしたいと思っていたので実際の商材を使ってネットショップを運営できてよかったです。今回のプロジェクト参加を通じて、色々な企業・人・品物と触れ合うことで、将来の夢を見つけたいです。(和歌山商業高校・生徒さん)

ー先生に聞きました!今回の取り組みはいかがでしたか?
単純にネットショップ運営のスキル習得だけでなく、生徒の自主性や地域理解が促進されるようなきっかけになればと考えています。特に、一次生産者である農業高校の生徒との直接のやり取りを通じて、普段何気なく消費している地域の産品が、その魅力だけでなく、どのような過程で販売・消費されているのかも理解して欲しい。また、ネットショップを活用すれば、和歌山に住み続けながらも、全国に販路を広げられるので、将来的には和歌山での起業に繋がっていって欲しいと夢想しています。(和歌山商業高校の先生)
今回販売するジャムは、普段は和歌山県内のマルシェで対面で販売していますが、ネットショップで販売するのも、和歌山商業高校と連携するのも、初めての試みです。ネットショップを通じて、生徒の頑張りや和歌山・南部の良さが全国に広がっていくことを期待しています。(南部高校の先生)
地域の逸品をメルカリShpsで全国に
メルカリShopsとしても、地域の逸品を全国の方に知っていただき、購入していただけるのはとても嬉しいこと。同様の取り組みを今後も拡大していきたいと考えています。
素材や製法にまでこだわった南部高校のジャムは今日からメルカリShopsで購入できます。おいしくて、地域活性化にも繋がる手作りのジャムを、ぜひともお試しください。

