障がい福祉サービス施設で作った商品を、全国へ。メルカリShopsだから挑戦できたオンライン販売 「Nanairo SHOP」さん

メルカリShopsに出店しているショップさんに、こだわりや想いを伺っていく #ショップインタビュー 。Vol.22は、「Nanairo SHOP」さんです!今回は、ショップを運営する東日本ケアサービス株式会社の門馬洋平さん、渡辺天さんにお話を伺いました。

オンラインショップを始めるなら、使い慣れているメルカリがよかった

ーはじめに、東日本ケアサービス株式会社について教えてください。

門馬:東日本ケアサービスは福島県二本松市にある就労継続支援A型事業所です。障がいをお持ちの方を対象に、当社での勤労経験を経て一般企業へ就職できるようサポート事業を行っております。

ー利用者の方は具体的にどういった仕事をされているのでしょうか?

門馬:パソコンを使ったデータ入力、装飾品、アクセサリー作り、検品、梱包作業などのお仕事があります。

ーメルカリShopsに出店した理由を教えてください。

渡辺:障がい福祉サービス施設で作ったものは、マルシェやフリーマーケットなど自分たちで市場に出て販売するスタイルがメインでしたが、コロナ禍で人が出入りする場所に行くのが難しくなったので、オンラインショップでの販売を検討するようになりました。

ただ、自分たちでサイトを作るのは敷居が高くて。どうしようかな…と悩んでいた時に、ふと「メルカリで販売できないか?」と思いついたんです。もともとメルカリは個人的に使っていましたし、ご利用者さまでも活用している方が多かったので、法人として販売できたらいいなと。そこでメルカリShopsを知って、早速出店することにしました。

ー実際にメルカリShopsを利用してみて、いかがでしたか?

渡辺:オンラインショップは初の試みでしたが、対面販売よりも、客層が幅広くなり様々な方から喜びの声を聞けるようになったので、出店してみて良かったなと感じています。

お客さまに幸せを届けたい。ショップ名に込めた想い

ーショップ名「Nanairo SHOP」の由来を教えてください。

渡辺:初めは「東日本ケアサービスショップ」にしようかという話があったんですけど、あまり可愛くないなと。(笑)

そこで、アクセサリーを作っているご利用者さまに「いつもどのような思いを込めて作っていますか?」と聞いてみたんです。

すると「買ってくれた人が幸せになりますように、と思いながら一つひとつ作ってます」という方がいて。

じゃあ幸せってどんなイメージだろうと考えた時に、虹が浮かんだんですね。雨上がりに虹を見ると「ラッキー、幸せ」「今日はツイてる」「良いことありそう」と感じると思うんです。

また、虹にある七色には「夢・希望・幸運」のイメージがあります。

私たちはその「幸せ」のイメージを大切にして、商品を作っていこうという想いを込めて「Nanairo SHOP」と名付けました。

お守りとまではいかないかもしれませんが、私たちの商品がお客さまに幸せを運んでくれたらいいなと思っています。

適材適所の人材配置で、スピードとクオリティを担保する

ーショップ運営において、利用者の方々はどのような役割を担っているのですか?

渡辺:販売する商品の製作、商品ページの写真撮影・文章作成、検品、梱包、購入者の方とのコメントのやり取りなどをお願いしています。皆さんスマホを使いこなして作業されているので、PRとしてTikTokでの発信にもチャレンジしています。

また、売上管理は、訓練の一環としてエクセルに帳簿を作って入力していただいております。

将来就職できることを目標に取り組んでいただいているので、ご利用者さま一人ひとりの適正に合わせて作業をお願いするようにしています。

ー商品はどのような流れで作られているのですか?

渡辺:元々アクセサリー製作の技術を持った方が一名おりまして、まずはその方を中心にどんな商品を作るか話し合いをします。話し合いで出たイメージをもとにサンプル品を作っていくのですが、1週間から10日ほどで完成形を出してくれるんです。それをもとに様々な色のバリエーションを作って、完成度が高いものを販売するようにしています。

ー完成まで10日というのは、すごく早いですね! 月の目標作成数や納期は決めているんですか?

渡辺:ご利用者さまのペースで、完成度の高いものを作っていただくことを意識しているので、「この商品を◯日までに×個作ってね」とは一切言いません。

好きなことを仕事にしているからこそ、スピード感を持って取り組んでいただいているのかなと思います。

ーより多くのお客さまにお届けできるよう、工夫している点を教えてください。

渡辺:写真はSNS映えを意識して撮影するよう留意していただいております。文章は伝わりやすさを意識して書いていただいております。

あとは、​​少し工夫とは違うのですが、お送りした商品が壊れていたということがあったんですね。返品交換を承ったのですが、その対応をお願いしたご利用者さまから「おまけをつけたいんですけど、良いですか?」と提案いただいて。お詫びの気持ちとして、プラスαでグッズを差し上げるといった心配りをしております。​​

ジャンル拡大のカギは、「参加しやすい商品の開発」と「お試し販売」

ー現在のイチオシ商品は何ですか?

渡辺:ドライフラワーを使ったアクセサリーです。かなりレベルの高いものが作れていると思うので、将来的には雑貨屋さんに置いていただいたり、結婚式などのイベントで使われたりするといいなと思っています。

ーこれから取り扱う予定の商品を教えてください。

渡辺:提携している地域の企業さんから請け負っているお仕事の一つとして、農作業の仕事をすることがあるのですが、そのおかげで私たちも徐々に農業の知識が身についてきました。なので、今後は自分たちの畑を持って、野菜の栽培・販売をしていきたいなと思っています。

また、現在幼児向けのフェルト絵本を作っています。ハンドメイドの中でも、アクセサリーは高い技術が必要なんですね。たまたま技術を持ったご利用者さまがいたので現在製作していますが、もっと多くのご利用者さまが参加できる商品はないかなと考えていたところ、フェルトがいいんじゃないかと思ったんです。フェルトはハサミで切りやすい素材ですし、絵本作りは複雑な作業がないので、試すことにしました。

ー今後どのようにメルカリShopsを利用したいですか?

渡辺:メルカリShopsは出品点数ごとに手数料がかかるのではなく、販売ごとに手数料がかかるという条件なので、売れるかわからないものでも販売できるのがありがたいですね。

今はクオリティ重視ですが、今後はまず試作品で販売してみて、売れ行きが良ければバリエーション展開して販売していこうと考えています。

ーNanairo SHOPさん、ありがとうございました!