メルカリShopsに出店しているショップさんに、こだわりや想いを伺っていく #ショップインタビュー 。Vol.19は、兵庫県・芦屋の自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店「コーヒーポート芦屋浜」さんです。オーナーの小川さんに話を伺いました。
海の見える場所でおいしいコーヒーを
ーはじめに「コーヒーポート」さんについて教えてください。
兵庫県・芦屋市にあるスペシャルティーコーヒーの自家焙煎店です。「◎二重丸ないい気分」をコンセプトに肩肘張らずいつものように気軽に楽しんでいただけるスペシャルティコーヒー豆をご提供しています。
お店は自宅の一画なのですが、2.5kg焼けるドイツ製のコーヒー豆の焙煎機を備えています。年間およそ1,000種の豆の中から厳選して買い付けした10種類以上の豆を揃えて、世界基準の焙煎理論で毎日丁寧に焙煎しています。
実店舗ではコーヒー豆の販売、ドリンクのテイクアウトをして、オンラインでカフェやホテルへの卸し、ネットショップをやっています。

ーお店はいつからやっているのですか。
3年ほど前からです。元々、京都に住んでいたのですが、夫の転職を機に、好きだった海の見える場所を選んで家を建てることにしました。
コーヒーも好きだったので、こんな場所でおいしいコーヒーが飲めたら素敵だろうなと思ったのですが、周囲は住宅地でカフェなどはなかったので、自分でやろうと思ったのがきっかけです。

ーご自身で開業されるのは結構思い切った決断だったのかなと思うのですが。
もともと食品関係の開業をしたいとは思っていて、前職も食関係の企業勤めでした。当時は子どもがいなかったのですが、子育てをするならフレキシブルに時間を使える仕事をしたいとも考えていました。
夫がコーヒー豆の生豆を扱う輸入業に転職したことから、目まぐるしく変わる現地の貴重なコーヒーの情報や高品質な豆を手に入れることができるようになり、折角なので私はロースターという立場でこの高品質なコーヒーを住んでいるこの土地で紹介しよう!と思い、転居を機に開業を決意しました。
開業を決めてからは、前職を退職して、自家焙煎の他店に勤めたり、コーヒーの焙煎の専門学校に通ったりして、改めてコーヒーのことを勉強しました。
焙煎の専門学校では世界的なテイスティング評価に使われている理論をベースに焙煎を学びました。当時妊娠中だったのですが、このタイミングでイチからこの焙煎トレーニングとコーヒーの理論の勉強を始めたので、ここが一番大変な部分でした。
ー「コーヒーポート」というショップ名の由来を教えてください。

店をやろうと思ったのが海の見えるこの場所だったので、港という意味のポートとコーヒーを掛け合わせた感じです。
コーヒーを飲んでもらった時に、ポジティブな気持ちになれるとか、新しい出会いがあるような場所になれればと思っています。それもあって、お店のロゴでは「PORT」のOの字を二重丸にしています。
おいしくて社会貢献もできる「ちょっと気分の良いコーヒー」
ーメルカリShopsに出店されたきっかけを教えてください。
お店にきてくださるお客さまから「ネット通販とかないの?」「知り合いにコーヒー豆を送りたい」などの声をいただいたのをきっかけに自社のネットショップを始めました。
が、ご利用のお客様は常連のお客さまが大半で新しいお客さまにはなかなか届かないなと思っていました。
店舗がオープンして2年目で、もう少しネットショップの売上をあげたいなと思っていた所、メルカリShopsを友人に紹介してもらいました。
ー2年前というと、コロナ禍で大変な時期ですよね。
そうです。コロナ、ドンピシャの時期でした。でも、私の仕事でいえば、コロナ禍が追い風になってくれた部分もあったなと思っていて。
みなさん、ご自宅で時間を過ごすことが多くなって「いつもより良いコーヒーを飲もうかな」と考える方が多くなったんですね。うちで扱っているようなスペシャルティコーヒーの需要はコロナ禍で増えたと思います。
無理せず楽しめるスペシャルティコーヒー
ーお店で扱っているスペシャルティコーヒーとはどういうコーヒーですか。

全世界流通量上位5%に入る高クオリティのコーヒーです。高品質な豆で、高価格で取引されることから、発展途上国であることの多いコーヒー産地に貢献できるという特徴があります。
お客さまにもおいしいコーヒーを楽しんでいただけますし、良い取り組みだと思います。
ー商品のこだわりを教えてください。

年間1,000ロット以上をカッピングと呼ばれる手法でテイスティングした中から、コーヒーポートのお客さま層に喜んでいただける生豆を選んで買い付けしています。
また、スペシャルティコーヒーでは一般的に「浅煎り」で酸味を活かした仕上がりにするところが多いのですが、酸味が苦手な方にも楽しんでもらえるよう、深煎りでもその特徴がしっかり活かせる豆の選定と焙煎をしています。
無理をせず本当に美味しいと感じでもらえる「スペシャルティコーヒー」の提供を心がけています。
お店ではコーヒー豆のほか、ドリップパックや牛乳を入れて楽しむ「ラテベース」など、25種類ほどの商品を扱っています。
ーおすすめのコーヒーはありますか。

その方の好みを大事にしています。同じコーヒーでも日によって味が変わったり、その時のフィーリングっていうのを大事にしています。
お店でもおすすめのコーヒーを聞かれた時は、銘柄を答えるのではなく、その方の好みを聞くようにしています。
それでも迷われたときは芦屋浜ブレンド、涼風ブレンドをおすすめしています。高い品質のコーヒーだけでブレンドし、どなたでも美味しいと感じていただけることを目指したブレンドです。
ーメルカリShopsはどのように活用されていますか。
お客さまとはなるべくコミュニケーションを多くとるようにしています。基本的に接客が好きというのもそうなんですが、ネットショップのお客さまは、店頭に来ていただいているお客さまに比べてどうしてもサービス面では劣ってしまう。
そこを少しでも補えるようなアクションを心がけています。
そのひとつとして、毎回手書きのメッセージを添えています。また、リピーターのお客さまの場合は、前に買っていただいたコーヒーを調べて、好みに近いもの、あるいは全く違う味わいのものをお試しとしてつけることもしています。
ーメルカリShopsで苦労したところはありますか。
想像していたよりもたくさんの方に買っていただいたことです。一人でやっている小さなお店なので、一時はかなり大変でした。
コロナ禍で週に2日しか実店舗を開けていなかった事、コーヒーの知識のある夫の手伝いを得られた事で、なんとか対応できていた感じです.
実店舗、卸、ネットショップ、子育て、家事とやることが満載ですが(笑)段取りにも慣れてきて、夫の協力もありだんだんとそれぞれのバランスが取れてきました。
これかららもメルカリShopsさんを通じて、楽しく丁寧に、おいしいコーヒーを沢山のお客さまに届けていきたいです。


