「規格外のトマトをどうやって売る?」中学生と一緒に考えるフードロス問題

メルカリShopsは6月の食育月間・環境月間にあわせ、6月6日に青稜中学校(品川区)で「メルカリShops “ショク育”授業」を実施しました。

日本の生産過程におけるフードロス量は年間324万トンあると言われ、そのうち規格外野菜が約30%〜40%を占めています。これらの廃棄を防ぐため、新たな販路としてメルカリShopsのようなEC活用が注目されていますが、農家の人手不足やITリテラシーの格差が問題になっています。

メルカリShopsでは、食品の生産から食べるまでの流れを【ショク=“食” “職”】の「ショク育」と定義し、中学生を対象とした授業を実施しました。

当日は、トマト農家「ロココファーム」の東海さんを特別講師として招き、農業という“職”についての講義をしてもらいました。また、フードロス問題を中学生ならではの視点で解決するワークショップを行い、どうすれば規格外野菜がECで売れるか、商品のネーミングや写真の撮り方などを一緒に考えました。

「規格外のトマトも味は変わらない!」

授業ではまず、生徒全員に目隠しをしてもらい、形が小さかったり少し傷がついた「規格外のトマト」と、大きさや見た目など基準を満たした「A品のトマト」を食べ比べてもらいました。どちらをおいしいと思ったか挙手してもらいましたが、結果は半々。

「規格外のトマトと言っても作り方は変わらないので、今食べていただいた通り、おいしさは変わりません。それでも農家をやっている限り、こういった規格外の野菜はどうしても出てしまう。私たちはこうしたフードロスをなくすために日々努力をしています」(ロココファーム・東海さん)

会場ではその後、ロココファームさんのトマトをメルカリShopsで実際に販売してみるワークショップを実施しました。グループごとに製品選び、商品撮影、商品説明文などを設定し、最後にみんなの前で発表してもらいました。

印象的だったのは中学生のみなさんが「採れたて」や「新鮮」という産地直送ならではの言葉を多く使っていたことです。また、中にはトマトが苦手な学生もいましたが、「食べやすさを意識して、ソースなどと組み合わせたセットを作る」など、さまざまな工夫をしていました。

大企業のIT担当だった東海さんが「トマト農家」を選んだ理由

今回、授業をしてくださったトマト農家「ロココファーム」の東海さんは、元々は大企業の技術開発部門で長くお仕事をされていたそうです。農家になったきっかけは「40歳になって改めて自分の仕事や人生を振り返ったこと」だったといいます。

「当時は製造系のITを管理する仕事をしていたのですが、ちょうど知り合いから一次産業、つまり農業に興味はないかと声をかけていただいたのがきっかけでした。

ITの仕事をしていた時から、農業とITは親和性があるなと感じていたし、人生のターニングポイントとやりたいことがマッチしたので、チャレンジしてみることにしました。

実際、メルカリShopsでの販売や、日々の計測値チェックなど、ITのスキルが役立つシーンは多々あります。」(ロココファーム・東海さん)

従来、農家の仕事はモノを作る「一次産業」として捉えられていましが、ロココファームさんでは、収穫したトマトを加工する「二次産業」、成果物を流通、販売する「三次産業」まで全て担当されています。

また今回の授業のテーマでもある「フードロス削減」について、メルカリShopsなどのECサービスが「間違いなく一役買っている」と話します。

「農家というのは自然が相手なので、たくさん採れる時と、全然採れない時の差分がどうしてもできてしまう。メルカリShopsなどのECサービスはここのコントロールを自分でできるというのが強いですよね。

今日、改めて感じたところですが、中学生が1時間ちょっとでネットショップで販売できるというのはものすごいこと。奇跡に近いことなんだよというのは改めて伝えたい。今の学生にとっては当たり前だと感じるかもしれないけど、ここにはものすごいイノベーションがうまれていると感じています。」(ロココファーム・東海さん)

中学生が商品選定、値段設定したトマトが実際に買えます

今回のワークショップで青稜中学校の生徒のみなさんに取り組んでいただいたメルカリShopsでのトマト販売ですが、ロココファームさんの商品として実際に販売しています。

生徒のみなさんが商品撮影、ネーミング、商品説明などを設定した力作です。ぜひ、チェックしてみてくださいね。

ロココファームさんのショップページはこちらです。