地域に眠る“掘り出し物”を届ける挑戦 瀬戸内 Local Marketさん -ショップインタビュー

メルカリShopsに出店しているショップさんに、こだわりや想いを伺っていく #ショップインタビュー 。Vol.5は、瀬戸内の魅力が詰まったアイテムを取り揃える「瀬戸内 Local Market」の北川智博さんです!

全国の生産者にノウハウを共有したい。瀬戸内うどんカンパニー立ち上げのきっかけ

ーまずはじめに、「瀬戸内 Local Market」の運営会社で、北川さんが代表を務める瀬戸内うどんカンパニー株式会社について教えてください。

瀬戸内うどんカンパニーは、「瀬戸内」や「うどん」をキーワードに地域内外に価値を創造していく民間型の地域商社です。

私は株式会社MISO SOUPという地域産品を活用した新商品開発を支援する会社の代表も務めているのですが、そこでは農業をはじめとした一次産業・地域資源のプロデュースを行っています。

ープロデュースとは具体的にどういった内容ですか?

例えば、卵はある程度市場相場が決まってしまっているので、生産者の方がどんなに餌にこだわっても、結局コストに見合わないという理由でこだわりを捨てなければならなくなってしまいます。これは安定的に食料を供給するための市場流通において自由に値付けをすることができないという構造的課題を抱えているが故なんです。

さらに、消費者に届くまでにいくつもの業者を経由するため、実際に購入してくれた方の情報やどう評価されているのかを知ることができないという課題も持っています。

そういった生産者の方々と課題を解決するためにはどうすべきか一緒に考える、ということをしています。

そのような取り組みの中で、消費者の価値観が大きく変わってきているタイミングを感じました。長い目で見た時に、これからのマーケットで通用するためには、自分自身も主体となって地域で商品を開発したり、販売したり、また、最新のトレンドを掴んだり新しいノウハウを構築したりする必要があると思ったんです。それを実現するために、瀬戸内うどんカンパニーを立ち上げました。

現在、香川県三豊市という地域でブランド(自社商品)開発事業・ツーリズム事業・流通開発事業の三本柱で運営しています。

ブランド開発事業では、地域資源を活用した新しい地域ブランドの開発に取り組んでいます。ツーリズム事業では、地域資源を観光コンテンツとしたプロデュースなどを行っています。そして流通開発事業では地域に眠る“掘り出し物”を発掘し、全国のマーケットに対して新しい販路を開拓しています。

ー3つの中で今注力している事業はなんですか?

ブランド開発事業です。昨今、新型コロナウイルスの影響で流通・観光の需要が減ってきていることもあり、地域商材を自社開発することで、他の事業を補填していきたいという背景があります。いずれ観光需要が戻ってきた際は、その商材が観光コンテンツとして活きると思っています。

出店の決め手は、「メルカリ=お客さまファーストのプラットフォーム」だから

ーメルカリShopsに出店を決めた理由を教えてください。

以前より、メルカリさんはお客さま視点に立ってサービスを開発、運営しているなと感じていました。そのお客さまファーストの姿勢にはすごく共感していますし、そんなメルカリさんが提供するメルカリShopsだからこそ実現できることがあると思い、出店を決めました。

また、メルカリは利用されている方が非常に多いので、メルカリShopsではよりたくさんの人にアプローチできるのではないかという期待もあります。

ー主にどういった方にアプローチしていきたいですか?

オンラインショップで買い物をする時、品数があまりにも多いため、全ての商品を見ることはできません。どうしても目立つものだけが目に入り、コアな商品は見つけにくい。けれど、コアな商品、いわば“掘り出し物”を探している人は絶対にいます。そういう人たちに届けられたらと思っています。

ーショップ名「瀬戸内 Local Market」の由来を教えてください。

私たちのショップでは自社商品だけではなく、地元の人たちが作っているものも扱っていきます。自分たちがキュレーターになって、掘り出し物が見つかるようなショップになれば面白いなと思って名付けました。

ー商品画像や説明文など、工夫している点はありますか?

商品画像が一覧で並んでいる中で、パッと目に入るようにするために画像にキャッチコピーを入れるようにしています。例えば「瀬戸内三豊コーラ」はコーラの写真だけではわかりにくいので、「こだわり素材のクラフトコーラ」「1本で約10〜13杯」などのキャッチコピーも載せています。そうすることで発見性が上がるだけでなく、より商品の魅力が伝わるのではないかと考えています。

理想は、販売者同士がつながるプラットフォーム

ー最後に、メルカリShopsに期待することをお聞かせください。

メルカリShopsに限らず、オンラインショップを開設している事業者さんは販売者にとどまっているのではないかなと感じていて。
彼らは事業者だからこそ、様々な良い商品、掘り出し物を知っているはずなんです。なので、彼らが販売者でありつつも、一方で他のショップのオススメ商品情報を発信し合う役割も担うような、そんなプラットフォームになることを期待しています。

メルカリShopsの販売者の間に横のつながりが生まれることで、業界、さらには地域を盛り上げる一つのムーブメントになったらいいなと思っています。

ー瀬戸内 Local Marketさん、ありがとうございました!

瀬戸内 Local Market-メルカリShops

(取材・文 / 篠原舞