個人で作ったパンを通販を使って販売したいけど、やり方が分からないという方も少なくないでしょう。この記事では、個人で作ったパンを通販する際に必要な資格・許可、売り方の手順など、初心者の方にも分かりやすいように解説していきます。これから、通販でパンを売っていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
個人で作ったパンを通販するならメルカリShopsがおすすめ!


パンの通販を始めたいなら、メルカリShopsを利用するのがおすすめです。メルカリShopsとは、月間2,000万人以上のお客さまにご利用いただいている、フリマアプリ「メルカリ」内に自分のお店が持てるサービスのことです。
フリマアプリ「メルカリ」アプリ上から、ショップの出店から運用に関わるすべての作業が行えるため、スマホひとつでかんたんにパンの販売をしていただけます。
またメルカリShopsは、初期費用や月額利用料金などがかからないのが特徴です。固定コストを抑えて、パンの通販ができます。
メルカリShopsは、ネットショップ運営経験がある方はもちろん、通販ではじめてパンを販売する方、できるだけコストを抑えてパンの通販をしたい方にもおすすめのサービスです。
個人で作ったパンを通販することはできる?


結論から先にいうと、個人でも必要な資格や許可を取得していればパンのネット販売は可能です。全国のお客さま相手にあなたが作ったパンを販売できるため、売上を伸ばすことも可能です。
ただし、パンは直接口にするものなので、安全面や衛生面の観点から注意すべきポイントがあります。
この記事でご紹介する、個人で作ったパンを販売する際に必要な資格・許可、販売する際に注意すべきポイントを参考にして、パン販売に挑戦してみてください。
個人で作ったパンを通販する際に必要な資格・許可


個人で作ったパンを通販する際には、以下の資格・許可が必要です。
- 食品衛生責任者資格
- 菓子製造業営業許可
- 飲食店営業許可
それぞれどのような資格や許可をご紹介します。
食品衛生責任者資格
食品衛生責任者資格とは、パンやお菓子だけでなく、食品を製造・販売するすべての食品事業者や飲食店に設置が義務付けられている資格です。食中毒などが発生しないように、現場の管理をする責任者になります。
食品衛生責任者資格は、施設内に1名以上いれば問題ないため、従業員全員が取る必要はありません。また必ずしも、経営者本人でなくても問題ありません。
食品衛生責任者の資格は、各都道府県にある食品衛生協会で、通常講座を1日受講することで、受講後に資格が得られます。
ただし、すでに製菓衛生士や栄養士、調理師などの資格を持っている方は、取得不要です。
菓子製造業営業許可
食パンや菓子パンなどは、法律上お菓子に分類されるため、パンを販売するためには個人でも「菓子製造業営業許可」を取得する必要があります。菓子製造業営業許可とは、製造を行う施設や備品において、定められた基準を満たしていることを証明するためのものです。
菓子製造業営業許可を取得するためには、食品衛生責任者を設置し、所轄の保健所に申請書を提出します。その後、書類審査や施設検査が行われ、基準に適合していると保健所に認められたら正式に許可がおり、販売を開始できます。
許可内容は都道府県によって多少異なる部分がありますが、共通基準と業種別基準の両方をクリアしなければいけません。
共通基準には、営業施設や食品取扱整備、給水や汚物処理などについての基準が定められています。
菓子製造業の業種別基準は、例えば東京福祉保健局では、以下の通りです。
【特定基準】
1.施設及び区画:施設は、製造、はっ酵、加工及び包装を行う場所、製品置場その他の必要な施設を設け、作業区分に応じて区画すること。また、作業場外に原料倉庫を設けること。
2.機械器具:製造量に応じた数及び能力のある混合器、焼がま、平なべ、蒸し器、焙焼機、成型機その他の必要な機械器具類を設けること。また、必要に応じ冷蔵施設を設けること。
出典:東京都福祉保健局|新たに食品に関する営業を始められる皆さんへー食品関係営業許可申請の手引ー
具体的なクリア基準や条件は、都道府県ごとに異なるため、所轄の保健所に相談しましょう。
飲食店営業許可
調理パンや総菜パン、サンドイッチなどを販売する場合は、菓子製造業営業許可と別に「飲食店営業許可」を取得する必要があります。
ただし都道府県によって、対象となる商品が異なり、菓子製造業許可だけで販売できるところもあれば、菓子製造業許可と飲食店営業許可の両方が必要となるところもあります。一度、取り扱う予定の商品に許可がいるのかどうかを、所轄の保健所に確認してみましょう。
飲食店営業許可をクリアするには、冷蔵設備や洗浄設備、給油設備、客席、客用トイレなどの基準をクリアしている必要があります。食品衛生責任者を設置した上で、保健所の検査をクリアすることで取得できます。
パン以外の商品を販売する場合は別の許可が必要になる
手作りパン以外にも、パンを食べる際に付けるジャムやバターを販売するなら、先述した許可以外にもそれらの販売に必要な許可を取得しなければいけません。
例えば、ジャムを作って販売するなら密封包装食品製造業の許可、バターなら乳製品製造業の許可などが必要です。パン以外の販売も同時に考えている場合は、具体的な商品を洗い出して、必要な許可がないか、管轄の保健所に相談するのがおすすめです。
また仕入れたパンを販売する際も、都道府県が定める許可が必要になる場合があります。自分で製造していなくても、パンの販売には手作り同様、販売する以上責任があるので、しっかりと必要な資格を確認して、準備しましょう。
通販で個人で作ったパンを販売する際に注意すべきポイント


通販でパンを販売する際には、以下の3点に注意する必要があります。
- 食品表示法を守る
- 衛生管理を徹底する
- わからないことがあれば保健所に相談する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
食品表示法を守る
手作りのパンを通販で販売する場合は、商品に食品ラベルを付ける必要があります。お客さまがあんぜんに消費できるように重要な情報を提供する表示は法律で義務付けられています。
パンの食品表示には、以下の項目を記載しましょう。
- 名称
- 賞味(消費)期限
- 原材料
- 内容量
- 原産地
- 保存方法
- 遺伝子組換え
- 販売元(製造者名など)
- 添加物
- アレルギー
卵・乳・小麦・カニ・エビ・そば・落花生の7品目は表示義務が定められている食材です。パンにいずれかを使用している場合は、アレルギー欄に記載が必要です。
ちなみにナッツやフルーツなどの21品目も、特定原材料に準ずるものとして、表示することが推奨されています。必ずしも表示する義務はありませんが、特定原材料に準ずるものを使用している場合は、表示しておく方が良いでしょう。
出典:日本ハム 食の未来財団|食物アレルギーの原因食物とアレルゲン表示
衛生管理を徹底する
徹底した衛生管理は、通販でパンを販売する際に、最も重要なポイントです。
衛生管理を疎かにすると、商品が傷むだけでなく、最悪の場合食中毒を引き起こす可能性があります。お客さまの健康を損なうことにつながるので、衛生管理は慎重に行うことが大切です。
これらのトラブルを起こすと、お客さまに迷惑をかけると同時に、パンの販売を継続することが困難になります。
お客さまの健康を守ることはもちろん、同時に自分のお店を守るためにも、徹底した衛生管理を行うよう心がけましょう。
わからないことがあれば保健所に相談する
パンは直接口にするものなので、法律で厳しいルールが定められています。営業許可なしで販売すると、食品衛生法に違反することになり、最悪懲役または罰金の対象となる可能性があるので注意が必要です。
また必要な許可を取得せずに販売したパンによって食中毒が発生してしまうと、刑事罰に問われる場合もあります。
パンの販売で必要な許可について、少しでも分からないことや不安なことがある場合は、保健所に相談しましょう。
個人でパンの通販を始めるならメルカリShopsがおすすめ!


個人でパンの通販をしたいなら、メルカリShopsの利用をおすすめします。
メルカリShopsには数多くのメリットがありますが、その中でも特に魅力なのは、以下の5つです。
- スマホひとつで個人でもかんたんにネットショップが開業できる
- 月間2,000万人以上のお客さまに向けてかんたんにアピールできる
- 稼げるようになれば安定的な収入が得られるようになる
- 初期費用・月額固定費無料
- クールメルカリ便を利用すれば配送料が抑えられる
それぞれ詳しくご紹介します。
スマホひとつで個人でもかんたんにネットショップが開業できる
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」内に、ネットショップを開業できます。フリマアプリ「メルカリ」アプリで、かんたんにお店が作成できるため、スマホ1台からパンの販売を始めていただけます。
メルカリShopsでは、出店と出品・販売する際に、事前審査をクリアする必要があります。まずは出店申請の申し込みを行いましょう。
月間2,000万人以上のお客さまに向けてかんたんにアピールできる
メルカリShopsで商品を販売すると、フリマアプリ「メルカリ」内に表示されます。そのため、販売開始後すぐにフリマアプリ「メルカリ」をご利用いただいている月間2,000万人以上の方がお客さまの候補となります。
メルカリShopsでは、ネットショップで売上を伸ばすために必要な集客活動をしてなくても、多くのお客さまに自分の商品を見てもらえるので、売れる確率が高いです。
特別な集客活動なしでも売上を伸ばせる可能性を秘めているメルカリShopsは、これから通販でパンの販売に挑戦したいという方にこそおすすめします。
稼げるようになれば安定的な収入が得られるようになる
メルカリShopsで販売を続ければ、新規のお客様を獲得しつつ、すでに購入していただいたことのあるお客さまからのリピートも見込めます。リピーターが多いショップになれば、安定的な収入が得られるようになります。
メルカリShopsが本格スタートしたのは2021年10月ですが、サービスを提供する前の2021年7月からプレオープンを実施していました。
プレオープンに参加した出店者のなかには、ネットショップ初心者ながら、出店初月で月商1,000万円超の売上を達成した実績をお持ちの方もいらっしゃいます。ちなみにメルカリShopsのプレオープンでは、先行申し込み者のうち57%がEC初出店者でした。
通販に初めて挑戦する方でも、メルカリShopsならネットショップ開業後すぐに売上を伸ばすことはできるので、パンの通販を考えているならぜひ挑戦してみてください。
初期費用・月額固定費無料
メルカリShopsは、初期費用や毎月の利用料金など固定コストが一切かからないのも特徴です。
商品が売れるまで費用は発生せず、かかる費用は商品が売れたときの10%の手数料と、売上金を銀行口座に振り込むときの振込手数料のみです。
初期費用を抑えたい方や、販売するパンが売れるか心配な方でも、メルカリShopsならあんしんして挑戦していただけます。
クールメルカリ便を利用すれば配送料が抑えられる
購入してくれたパンをお客さまに届ける際は、クール便の冷凍で送るのがおすすめです。常温で通常の配送方法で送る場合、衛生面に不安があります。一方で、パンは冷蔵保存すると美味しさが失われてしまいます。
そのため、購入されたパンを配送する際におすすめなのが、クール便の冷凍です。クール便の利用は送料が高くつくと不安に感じる方も多いですが、メルカリShopsで利用できる「クールメルカリ便」を使って発送すれば、配送料を安く抑えることができます。
「クールメルカリ便」は、クロネコヤマトのクール便を利用したメルカリShops限定の配送方法です。60サイズから120サイズまでの幅広いサイズに対応しており、サイズ別で全国一律の配送料金で配送できます。
お客さまのお住まいが日本全国どこでも、料金は変わりません。そのため、送料を気にせず販売価格を決めることができます。また料金以外にも、宛名書きが不要だったり、配送状況がかんたんに確認できたりするのも、嬉しいポイントです。
メルカリShopsでパンを販売する際は、上手に活用してみてください。
メルカリShopsでパンを販売する手順


メルカリShopsの登録は、かんたんに行えます。
ここでは、メルカリShopsでパンを販売する流れをご紹介します。
1.必要な許認可を取得する
まずは、自分が販売したいパンを売るために、必要な資格・許可を保健所で確認した後、取得します。
販売に必要な許認可は、メルカリShopsの開業申し込みの際に提出する必要があるので、先に取得しておきましょう。
2.メルカリアプリをインストールする
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」内で、かんたんに出店や在庫登録・管理が行えます。まだ「メルカリ」アプリをお持ちでない方は、まずはアプリをインストールしましょう。
「メルカリ」アプリは、App Store、またはGoogle Storeからインストールできます。
3.メルカリアプリから必要事項を入力して申し込みをする
「メルカリ」アプリをダウンロードしたら、次は開設申し込みをします。
メルカリShopsの開設申し込み手順は、以下の流れで行ってください。
- 「メルカリ」アプリを開く
- 画面の下部にある「ホーム」アイコンをタップする
- 画面の上部にある「ショップ」タブをタップする
- 「ショップ」タブの上部にある「ショップを開設する」バナーをタップする
- 開設申し込み画面が表示されたら、「個人利用」または「個人事業主」、「法人」を選択する
- 「業種と許認可の確認」や「規約等への同意」が表示されるので指示に従ってチェックを入れながら進める
4.本人情報やショップ名、銀行口座情報などを入力する
続いて、個人情報の入力をしていきます。個人の場合必要な情報は、以下の通りです。
- 許認可証情報・許認可証画像
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- 本人確認書類の画像(運転免許証や健康保険証、住民票など)
- ショップ名
- ショップ説明(任意)
- 事業者名・屋号
- 代表者名
- ショップの住所
- ショップの電話番号
- 問い合わせ対応可能時間
- 役務または商品の引き渡し時期(注文確定から発送までにかかるだいたいの日数)
- 返品についての特約
- 銀行コード
- 支店コード
- 口座種別
- 口座番号
メルカリShopsの開設申し込みでは、上記すべての情報が必要になります。
必要な情報に不備があると、再提出が必要になったり、審査をクリアできなかったりするので、間違いがないように進めてください。
特にパンを手作りして販売する際には、食品衛生責任者資格や菓子製造営業許可、飲食店営業許可などが必要となります。情報の入力だけでなく、画像の提出も必要となりますので、スムーズに申請できるよう事前に準備しておきましょう。
5.審査に通過したメールが届けば出店完了
開業申し込みをいただいたら、メルカリShopsで審査を行います。審査が完了したら、即日または2日ほどで審査結果をメールでお届けします。メールが届いたら、審査結果をご確認ください。
6.出店後は商品を登録する
審査通過のメールが届いたら、すぐに販売を開始していただけます。手順通りに商品を登録して、さっそく販売を始めてみましょう。
「メルカリ」アプリでの商品の登録方法は、以下の通りです。
- 「メルカリ」アプリを開く
- ホーム画面になる「ショップ」タブをタップする
- ショップタブの上部にある「出品・ショップ管理」バナーをタップする
- 「ショップ管理画面」を開く
- 「出品・商品一覧」をタップする
- 「商品を登録する」をタップする
- 商品情報を入力して、「公開する」または「非公開で保存する」を選ぶ
商品の写真は10枚まで登録できるので、商品の魅力が伝わるような写真を複数枚登録するのがおすすめです。
7.商品が売れたら梱包して発送する
商品が売れたら、梱包してお客さま宛に発送します。パンを1つずつラッピング袋などに入れて、表示ラベルシールを貼付します。
クールメルカリ便の冷凍便で配送する場合は、かならず予冷が必要です。マイナス15℃以下で12時間以上、予冷した後に梱包して発送しましょう。クールメルカリ便の冷凍は、常温の荷物を凍らせる冷却機能はなく、温度を保つ保冷郵送サービスです。
予冷をしていないと、保冷温度が上昇して他の荷物に影響を与えるおそれがあるため、予冷していない荷物は受け付けてもらえません。かならず事前に予冷をしておきましょう。
メルカリShopsに手作りのパンを出品する際に注意すべきポイント


最後に、メルカリShopsで手作りのパンを販売するときに注意すべきポイントをご紹介します。
メルカリShopsに手作りのパンを出品する際に注意すべきポイントは、以下の2つです。
- 食品表示の記載と画像が必要
- 個包装にするとあんしんして購入してもらえる
それぞれ詳しくご紹介します。
食品表示の記載と画像が必要
メルカリShopsではパンを販売する際に、「消費(賞味)期限」と「食品表示」が記載されていないものは、衛生面に問題があるとして販売を禁止しています。
食品表示のラベルをご用意いただき、商品ページすべてに食品表示が写るように写真を撮って掲載し、商品説明欄へも記載をお願いいたします。
メルカリShopsで販売できるパンには、食品表示として必要になる項目は、以下の通りです。
- 名称
- 原材料名
- 内容量
- 消費(賞味期限)
- 保存方法
- 販売者(製造者)
上記6つの項目のうちひとつでも足りないものがあると、メルカリShopsでは販売いただけません。すべての項目が、食品表示に記入されていることをかならずご確認ください。
個包装にするとあんしんして購入してもらえる
手作りのパンを通販で販売する際は、個包装にするのがおすすめです。個包装の方が衛生面的にも、お客さまにあんしんして購入してもらえます。それぞれに食品表示ラベルを貼ることも忘れないようにしましょう。
個人で作ったパンをメルカリShopsで販売してみよう!


メルカリShopsでは、パンを販売する上で必要な資格や許可を取得し、ルールを守れば、個人でも手作りのパンを販売できます。
ただしパンはお客さまが直接口にするものなので、あんぜん面と衛生面に細心の注意を払うことが必要です。食品表示法・衛生管理の徹底等、ルールを守って、メルカリShopsでのパンの販売に挑戦してみてください。