「iPhoneを高く下取りしてほしい」という方に向けて、この記事ではiPhoneをできるだけ高値で売る方法をご紹介します。iPhoneを売却する前の準備手順、具体的な流れ、知っておくべき注意点をチェックしていきましょう。
iPhoneを高い価格で下取りしてもらえる場所は?
iPhoneの下取りは大手携帯キャリアやAppleにて行えます。
しかし実は、このような下取りを利用するよりも、自分でメルカリに出品した方が高額なお小遣いに変えられると知っていますか?
たとえばiPhone13(128G)なら、メルカリでの平均取引価格は「83,048円※1」。3大キャリアの下取り最高価格である「51,150円※2」を、30,000円以上も上回る高水準です。
(※1:平均販売利益74,272円、※2:2023年6月1日時点)
そのほかのiPhoneも、以下の通り高値で取引されています。
【メルカリでのiPhoneの平均取引価格(3大キャリアの下取り価格との比較)】
できるだけ高くiPhoneをお小遣いに変えるために、ぜひメルカリへの出品もご検討ください。この記事では初心者向けに、iPhoneの出品手順と必要な準備をご紹介します。
iPhoneを下取りや出品に出す前の準備手順
iPhoneを下取りや出品に出す前の準備は、申込先によってそれぞれ異なります。メルカリでは以下の3点をiPhone出品前の必須準備としております。
- ネットワーク利用制限が「◯」になっているか確認する
- 端末を初期化する
- SIMカードを本体から取り外す
ネットワーク利用制限が「◯」になっているか確認する
メルカリでは、ネットワーク利用制限が「○」になっていないiPhoneは出品できません
ネットワーク利用制限とは、携帯キャリアなどが行う「デバイスの通信や通話を制限するシステム」を指します。表示が「○」でないiPhoneは、正常な使用ができない仕組みです。
ネットワーク利用制限の状況はデバイスの「IMEI(端末識別番号)」を、自分の利用する携帯キャリアのサイトに入力することで確認できます。
iPhoneのIMEIを調べる方法は、以下の3種類です。
【iPhoneのIMEIを調べる方法】
方法1:ホーム画面から「設定」→「一般」→「情報」と進んで確認
方法2:調べたいiPhoneから「*#06#」に電話をかけて確認
方法3:SIMトレーや本体の背面などにあるIMEI表記を確認
【代表的なIMEIの入力先】
・docomo:http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php
・au:https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc
・Softbank:https://ct99.my.softbank.jp/WBF/icv
なお、分割払いで購入したiPhoneの場合、残債を一括で支払うと利用制限が「○」になることもあります。
端末を初期化する
iPhoneを下取りや出品に出す場合は、必ず端末の初期化を行いましょう。
クレジットカード番号や写真・動画、インターネットの閲覧履歴や電話帳など、重要な個人情報の悪用を防げます。
iPhoneの初期化は「1.アクティベーションロックの解除」「2.パスコードのオフ」「3.初期化実行」と3段階で完了します。手順は以下の通りです。
【iPhoneのアクティベーションロックの解除方法】
- ホーム画面から「設定」→「ユーザー名」→「探す」→「iPhoneを探す」に進む
- もう一度「iPhoneを探す」をタップする
- Apple IDのパスワードを入力して、「オフにする」を選択する
【iPhoneのパスコードオフの方法】
- ホーム画面から「設定」→「Face IDとパスコード(Touch IDとパスコード)」を選ぶ
- 現在のパスコードを入力する
- 「パスコードをオフにする」を選択する
【iPhoneの初期化を実行する方法】
- ホーム画面から「設定」→「一般」→「リセット」に進む
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択
- パスコードと Apple ID のパスワードを入力し、「iPhoneを消去」を選ぶ
- データが消去されるまで数分間待つ
SIMカードを本体から取り外す
メルカリでは2022年8月より、SIMカードの出品を全面的に禁止しております。以下を参考に、iPhoneからSIMカードを外した状態での出品をお願いいたします。
【iPhoneからSIMカードを取り外す方法】
- iPhoneの本体側面にある「SIMトレー」を見つける
- SIMトレーの横にある穴に細いピンを差し込む
- SIMトレーとSIMカードが一緒に飛び出してくる
iPhoneをメルカリに出品する方法・流れ
それでは、前提の準備が完了したiPhoneをメルカリに出品する方法・流れを見ていきましょう。
STEP1:iPhoneの画像や商品説明を用意する
最初の作業は商品画像&商品説明の用意です。
メルカリでは商品画像と商品説明のクオリティが優れていると、自分の希望する値段でアイテムが売れやすくなります。
商品画像
商品画像には、iPhoneの以下のような写真を用意しましょう。
【iPhone出品時の商品画像に必要な写真】
- 本体の表面、裏面、側面の写真
- 電源を入れ、画面が点いた状態の写真(表面)
- キズや汚れがある部分をアップにした写真
- 本体と一緒に送る付属品(例:充電コード、USBコード)や箱の写真
手軽に取り入れられるコツとして、照明の明るい室内で撮影を行うと、雰囲気も明るく魅力的な写真に仕上がりやすくなります。
商品説明
メルカリ出品時のiPhoneの商品説明では、以下の内容を記載しましょう。できるだけ詳しく記載すると誤解を防ぎやすくなります。
【iPhone出品時の商品説明に必要な内容】
- 機種名(容量含む)
- 本体カラー
- 購入時期
- 購入した携帯キャリア
- IMEI
- 付属品の有無
- キズや汚れの有無
- 加入している保証の有無と期間
- 故障歴と修理歴の有無
一見すると大変そうにも見えますが、多くの項目は出品作業中に適切な選択肢を選んでいくだけで自動で入力されます。
STEP2:バッテリー最大容量をチェックする
商品画像と商品説明を準備できた次は、iPhoneの「バッテリー最大容量」を確認しましょう。
バッテリー最大容量とは、出荷時を100%としたときに現在のバッテリーは何%まで充電できるか(どれだけ消耗していないか)を表す目安です。
メルカリでは出品作業中の「商品情報欄」の選択で必要となります。
バッテリー最大容量の確認方法は簡単で、iPhoneのホーム画面から「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」を開き、「最大容量」の欄をチェックするのみです。
STEP3:配送方法を決めておく
続いて、無事に売れた後のiPhoneの配送方法も決めておきましょう。
メルカリでは、iPhoneの出品時にはらくらくメルカリ便の「宅急便コンパクト」か、ゆうゆうメルカリ便の「ゆうパケットプラス」の利用を推奨しています。
万が一の配送事故時の補償と荷物追跡機能が付くためです。
また、両者をご選択いただいた場合は全国一律の送料が適用され、自分で距離に応じた送料を調べる手間もかかりません。便利で安心な配送方法としてぜひご検討ください。
STEP4:メルカリアプリから出品手続きを進める
ここまでの準備が完了した後は、いよいよメルカリアプリからiPhoneの出品作業を行いましょう。手続きの流れは以下の通りです。
【メルカリでのiPhoneの出品手続き】
- メルカリアプリを開き、中央下の「出品」のボタンを押す
- 「アルバム」を押し、撮影済みのiPhoneの写真を選択する
- 商品の詳細内「カテゴリー」から、「家電・スマホ・カメラ」→「スマートフォン/携帯電話」→「スマートフォン本体」を選ぶ
- 機種名や商品の状態(例:目立った傷や汚れなし)を選択肢から選ぶ
- 商品説明や配送方法など残りの項目を順番に入力していく
出品作業は簡単に完了しますが、万が一難しいと感じた場合には以下の記事も参考にしてみてください。
STEP5:iPhoneを梱包して発送しよう
出品作業が完了した後は、誰かに購入してもらえるのを楽しみに待ちましょう。無事に購入された後は、iPhoneを梱包して事前に決めていた方法で発送します。
iPhoneの梱包は以下の道具と手順で行うのがおすすめです。
【必要な道具】
- ビニール袋
- エアキャップや新聞紙などの緩衝材
- 養生テープやガムテープ
- 「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」のダンボール資材
【iPhoneの梱包手順】
- iPhone本体と付属品をそれぞれ別に緩衝材で包む
- 同じくiPhone本体と付属品を、それぞれ別に緩衝材ごとビニール袋で包む
- ダンボール資材の底面に緩衝材を敷き詰める
- ダンボール資材に本体と付属品を入れる
- テープでアイテムが動かないように固定し、必要に応じて緩衝材で隙間を埋めれば完了
重要なのは、配送中にアイテムが動かないようにきちんと固定することです。アイテムが動いてしまうと傷や破損などのトラブルの可能性が高まります。
iPhoneを下取りに出す際の注意点
最後に、iPhoneを下取りに出す場合の注意点を見ていきましょう。
iPhone内のデータは必ず削除(初期化)しておこう
前述の通り、iPhoneを下取りに出す際には、必ずデータの削除(端末の初期化)を行いましょう。
初期化を怠るとあなたの名義で勝手にネット決済をされたり、写真や動画を好きに利用されたり、ときには犯罪行為の隠れ蓑にされることさえあります。
正規店以外で購入したiPhoneは下取りできないことも
申し込み前に知っておきたい注意点として、キャリアによっては、正規店以外で購入したiPhoneは下取りをしてもらえないことがあります。
公式サイトなどから下取り可能な条件を事前に確認しておきましょう。
「画面割れ」は下取り価格が下がるなど個別の条件に注意
正規販売の件以外に、各申込先が定める下取りの条件にも注意が必要です。
たとえば、キャリアによっては画面割れのあるiPhoneは著しく下取り額が下がったり、そもそも買い取ってもらえなかったりします。
メルカリなら多少のトラブルがあるiPhoneも、トラブルの内容さえ商品説明に記載しておけば自分の好きな価格で出品可能です。ぜひ解決策のひとつとしてご検討ください。
iPhoneは下取りよりもメルカリへの出品で高く売ろう!
この記事ではiPhoneの下取りについて、より高く売れる解決策や必要な準備、注意点、メルカリ出品の流れをご紹介しました。
iPhoneは下取りに出すよりも、自分でメルカリに出品する方が高額なお小遣いに変えやすいアイテムです。この記事の内容を参考に、ぜひ出品手続きを進めてみてください。