高値で売買されることも多いトレカ(トレーディングカード)。高値が付くかどうかは、カード自体のレアリティと保管状況に大きく依存します。この記事では、よりキレイに保管するために気を付けたい点、キレイな保管に欠かせないアイテムについて紹介します。
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トレカの保管で注意したい4つの敵
トレカを保管する際には、以下のようなカードの劣化につながるものを避けるように気を付けましょう。
紫外線
太陽光などに含まれる紫外線が原因で、カード表面のインクが退色しやすくなります。
紙の材質自体も劣化しやすくなるため、気を付けましょう。
一般的な蛍光管からも紫外線は出ていますので、長時間蛍光管のもとにさらすような保管方法は避けた方が無難です。
湿気
紙が湿気を吸うと、素材自体が柔らかくなりやすく、反りやヨレの原因になってしまいます。
極度に湿度が高い状態に長時間さらすと、カビが発生する原因ともなります。
また、極度に湿度が低い状態でも反りの原因となることがあります。
湿度は一定にして保管することが望ましいです。
高温
保管時の温度が高いと、空気中の水蒸気量が多くなりやすく、インクが劣化し色落ちを起こす原因となります。
冷蔵庫に入れるなど極端に冷やして保管する必要はありませんが、室内でも比較的涼しい場所で保管するのが理想です。
こすれ
カードを複数枚重ねて保管していると、カード同士が擦れて表面に細かな傷ができてしまうことがよくあります。
また、ゲームなどで使用するトレカの場合には、プレイングマットとの接触などでこすれキズが発生します。
こうしたこすれは、小さな傷ではありますが、評価が下がりやすい原因のひとつとなります。
トレカの保管に便利なアイテム4選
こうしたトレカの状態を悪くしやすい外因からカードを保護できるアイテムを4種類紹介します。
スリーブ
スリーブは、カードを入れておくための透明な袋です。
全面が透明になっているものや、裏面部分のみが不透明になっているもの、スリーブ自体に厚みがあって折れ・曲げに強いものなど、さまざまな種類があります。
特別レアリティの高いカードでなければ、100円ショップで売っているような簡単なスリーブで問題ありません。
美品として保管しておきたいレアカードなどは、保護性能の高い固めで丈夫なスリーブを利用するのがおすすめです。
トレカはシリーズによってカードサイズに違いがあるケースもあるため、適合するサイズのスリーブを用意するようにしましょう。
サイズによっては100均での取り扱いがないこともありますが、オンラインショップやカードゲームショップなどで簡単に入手できます。
マグネットローダー
マグネットローダーは、硬質プラスチックでできたカード保管用の額です。
2枚の厚い硬質プラスチックの間にカードを入れて固定することで、折れ・曲げのリスクを大幅に低減できます。
特にレアリティの高いカードを、他のカードと区別して保管するようなときに使います。
マグネットローダーにもランクがあり、優れているものだと紫外線カット機能も付加されているケースがあるため、保管する環境に合わせてより良いものを選びましょう。
専用箱・ストレージボックス
ダンボールなどで作られている、トレカ保管に特化した専用箱があります。
アタッシュケースに間仕切りを作って保管するというのも良いでしょう。
これらのケースを利用すると、紫外線からの保護が容易になり、大量にトレカをストックしておくのに適しています。
気密性の高い箱の場合は、内側に湿気がこもってしまうリスクもあるため、湿度の高い時期にはシリカゲルなどの乾燥剤なども一緒に入れておくのがおすすめです。
また、カードを一箇所にまとめて保管する方法だと、スリーブなしではこすれキズを発生させるリスクが非常に高くなります。
簡単なものでも構わないので、必ずスリーブに入れてから保管するようにしましょう。
カードバインダー
カードバインダーは、トレカを保管できるポケット付きの専用ファイルです。
ファイル形式になっているため、取り出しやすく、見やすいというメリットがあります。
マグネットローダーに比べて安価、かつ大量に保管が可能で、専用箱を使うよりも目的のカードを探しやすいというメリットがあります。
反面、こすれやすさと折れ・曲げのリスクが高いことがデメリットとしてあげられます。
ファイルバインダーを利用するのであれば、ある程度硬質なスリーブに入れてからファイリングするのがおすすめです。
ただ、スリーブでカードを保護できるのには限界があるため、本当にきれいな状態で保ちたいカードだけは別口で、マグネットローダーなどを利用して保管するのが良いでしょう。
トレカを保管する場所にも注意
保管方法だけでなく、保管する場所にも気を払うことで、カードをより良い状態で保持できます。
水回りからは遠い部屋を選ぶ
キッチンや風呂場などの水回りに近い部屋は、湿度が上がりやすいというリスクがあります。
できる限り水回りからは遠い部屋を選んで保管するようにしましょう。
密閉できる箱に入れるなら乾燥剤も一緒に
密閉性の高い箱で保管する場合、湿度が高い時期に箱を閉じてしまうと、内側の湿気がすべてカードに吸われてしまいます。
多湿な環境で保管することになるのであれば、シリカゲルのような乾燥剤も一緒に入れておくのが理想です。
海苔のパックなどに含まれている酸化カルシウム(生石灰)の乾燥剤も有用ですが、水濡れを起こすとかなり高温に発熱するというリスクがある点には留意が必要です。
ダンボールケースを使う場合は、箱自体に一定の吸湿性があるため、湿度を適切に保ちやすいというメリットがありますが、こちらも水濡れには注意が必要です。
水濡れを起こしたダンボールによってカード全体が水濡れを起こすリスクがあります。
ファイルに入れていても日が当たると色落ちの原因に
トレカ専用のファイルで保管している場合でも、日焼けによる色落ちには注意が必要です。
ファイル形式のため、外側に向いたカードの一辺は紫外線が当たりやすく、一方向だけインクの発色が弱くなるリスクがあります。
ファイルに入れているから大丈夫と安心せず、直射日光の当たらない場所での保管が求められます。
キレイに保管してあるトレカは高値で売れやすい
トレカを美品の状態で保管するためには、
- 折れ曲げを起こさない
- 水濡れを起こさない
- こすれを起こさない
- 日焼けを起こさない
の4点が必要です。
そのためには、極端な湿度の変化や高温を避け、紫外線を避け、こすれを起こしにくいような保護が求められます。
保管状況の良いトレカは、メルカリなどを使うと高値で売れやすいというメリットもありますので、ぜひトレカを美しい状態で保存するように心がけましょう。