ネット販売をする際、ゆうパックの利用を検討する人も多いと思います。しかしゆうパックには送れないものもあるため、事前に自分の送りたいものが対応可能か確認しておかなくてはなりません。この記事では、ゆうパックを使って送ることができないものや、料金について解説します。

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ゆうパックで送れないもの

これからネットショップを開設したいという人の中には、荷物の配送に「ゆうパック」を使いたいと考えている人も多いでしょう。ただし、ゆうパックでは、郵便法に基づき郵送が禁じられている物がいくつかあります。

ゆうパックを利用する際は、必ずゆうパックで取り扱いをしているか確認してから送りましょう。

【ゆうパックで送ることができないもの】

爆発性の物

〇発火剤類

発火剤、せん光剤、発えん剤、発煙剤およびテルミット

〇火薬類

• 硝酸塩およびこれを主とする有煙火薬(猟用もしくは鉱山用黒色火薬、アンモン火薬の類)
• ニトロセルローズおよびこれを主とする無煙火薬(猟用無煙火薬の類)
• ニトロセルローズとニトログリセリンとの結合物を主とする無煙火薬

〇爆薬類 ･ 雷酸塩(雷こうの類)および窒水素酸塩(窒化鉛の類)並びにこれらを主とする起爆薬

• 硝酸塩、塩素酸塩および過塩素酸塩並びにこれらを主とする爆薬(硝安爆薬、塩素酸カリ爆薬、カーリットの類)
• 硝酸エステル(綿薬、硝酸でんぷん、四硝酸ペンタエリスリットの類)およびこれを主とする混和物
• ニトログリセリンおよびニトログリコール並びにこれらを主とする爆薬(各種のダイナマイトの類)
• ニトロ化合物(トリニトロベンゾール、テトリール、トリニトロトルオール、ピクリン酸、トリニトロアニソール、ヘキサニトロヂフェニルアミン、トリメチレントリニトロアミン、トリニトロクロルベンゾールの類)およびこれらを主とする混和物

〇火工品類

実包、空包、薬包、薬筒、雷管、弾薬筒、信管、火管、爆管、門管、導火線、導爆線、煙火、玩具煙火およびその他の火薬もしくは爆薬を使用した火工品

〇その他

メタアクリル酸メチルエステル、亜塩素酸塩(ネオシロックスの類)およびこれを主とする製品

発火性の物

発火合金類、還元鉄、還元ニッケル、過マンガン酸カリ、黄リン、赤リン、硫化リン、マッチ、金属カリウム、金属ナトリウム、マグネシウム粉、アルミニウム粉、真ちゅう粉、亜鉛粉、銅粉、生石灰、過酸化物(過酸化鉛、過酸化ソーダ、過酸化バリウム、過酸化カリの類)、カーバイト、リン化石灰およびハイドロサルファイト

引火性の物

引火点摂氏30度以下の物

上記以外の物で次に揚げる物 ･ 石油類(石油エーテル、ガソリン、石油ベンジン、天然ガス分離油、頁岩油、石炭液化油、タール類分りゅう油の類で引火点摂氏30度以下のもの)を主とする塗料、接合剤、その他の製品(ラッカー、ラバーセメント、アスファルトプライマーの類)

• アルコール類(メタノール、ブタノールおよび変性アルコールを含む。)およびこれを6０％以上含有する製品（香粧品、酒類等）
• コロヂオン、ソルベントナフタ(コールタールナフタ)、テレビン油、しょう脳、松根油およびクレオソート油

可燃性ガス

ブタン、プロパン、アセチレン、塩化ビニールモノマその他の可燃性ガス

強酸化性の物

過酸化水素水(容量20％以上の物)

有毒もしくは悪臭のガスまたは蒸気を発する物

毒ガス類(イペリット、ルイサイト、アダムサイトの類)、硫酸ジメチル(ジメチル硫酸)、無水塩化アルミニウム、クロルベンゾール、クロルベンジル、クロルアセチル、クロルピクリン、ブロム、ブロムベンジル、五塩化リン、塩化硫黄、塩化第二すず、塩化スルフリル、アクロレイン、四塩化チタンおよび四塩化けい素

有毒性の物

• オクタメチルピロホスホルアミドおよびこれを含有する製剤(シュラーダンOMA、ペストックス三の類)
• 四アルキル鉛(四エチル鉛、四メチル鉛の類)およびこれを含有する製剤
• ジエチルパラニトロフェニルチオホスフェイトおよびこれを含有する製剤(パラチオン、ホリドールの類)
• ジメチルエチルメルカプトエチルホスフェイトおよびこれを含有する製剤(メチルジメトン、メタシストックスの類)
• ジメチル－(ジエチルアミド－1－クロルクロトニル)－ホスフェイトおよびこれを含有する製剤(ホスファミドンの類)
• ジメチルパラニトロフェニルチオホスフェイトおよびこれを含有する製剤(メチルパラチオンの類)
• テトラエチルピロホスフェイトおよびこれを含有する製剤(テップ、ニッカリンの類)
• モノフルオール酢酸、モノフルオール酢酸塩類およびこれを含有する製剤(モノフルオール酢酸ナトリウム、フラノトールの類)
• モノフルオール酢酸アミドおよびこれを含有する製剤(フッソールの類)
• 燐化アルミニウムとその分解促進剤とを含有する製剤(ホストキシンの類)

強酸類

発煙硫酸、無水硫酸、硫酸、発煙硝酸、硝酸、無水リン酸(五酸化リン)、クロルスルホン酸、ふっ化水素酸、塩酸およびぎ酸

放射性物質

危険物船舶運送及び貯蔵規則(昭和32年運輸省令第30号。以下「規則」という。)第2条第1号トに規定する放射性物質等。ただし、次に掲げるすべての条件を満たして差し出すもの(爆発性を有するものを除く。)を除く。

• 昭和52年運輸省告示第585号(船舶による放射性物質等の運送基準の細目等を定める告示)第4条に規定するものであり、かつ、同条第1号及び第2号に規定するものについては、放射能の量が、当該各号の表の上欄に掲げる区分に応じ、それぞれ当該各表の下欄(同条第2号の表にあっては、中欄及び下欄)に掲げる量の10分の1を超えないものであること。
• 規則第8条第4項、第73条及び第83条第1項の規定に適合するように容器に収納し、又は包装したものであること。
• 郵便物の表面に「放射性」又は「RADIOACTIVE」の文字、国連番号並びに差出人の氏名又は名称及び住所又は居所を規則第8条第1項、第9条及び第93条の規定に適合するように表示したものであること。
• 規則第17条に規定する危険物明細書を添えて差し出すものであること。

毒薬･劇薬等

毒薬、劇薬、毒物および劇物(官公署、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師または毒劇物営業者が差し出す物を除く。)

病原体等

生きた病原体および病原体を含有し、または生きた病原体が付着していると認められる物(官公署、細菌検査所、医師または獣医師が差し出す物を除く。)

移動・頒布を禁止された物

法令に基づき移動または頒布を禁止された物

（引用：郵便法による郵送禁止品）

ここからは、ネットショップで扱う可能性のある物の中から、ゆうパックでの配送ができないものについて解説していきます。

• 発火物・爆発物
• 高圧ガス・可燃性ガス
• 引火性液体（アルコールなど）
• 毒物・劇物
• 酸化性物質

上記の物はゆうパックで送ることができません。それぞれの特徴や、品物の例を挙げて説明していきます。

発火物・爆発物

ゆうパックでは、発火性や爆発性のあるものは送ることができません。

発火性や爆発性のある物とは、自然と発火したり、爆発する危険性のある物のことです。

【発火物・爆発物の例】

マッチ・花火・発煙筒・クラッカー・爆竹・着火剤・ガスボンベなど

高圧ガス・可燃性ガス

高圧ガス・可燃性ガスとは、ブタン、アセチレン、プロパン、塩化ビニールモノマー、その他の可燃性ガスのことです。

高圧ガスや可燃性ガスは、爆発の危険性があるため輸送が禁止されています。

【高圧ガス・可燃性ガスの例】

カセットボンベ・ダイビング用ボンベ・カセットコンロ用ガスなど

引火性液体

引火物とは、引火点が30度以下の、輸送中に容易に発火または引火する危険性のある液体のことです。

引火物には、石油類やアルコール類、コロジオン、ソルベントナフサ、しょう脳、テレビン油、松根油及びクレオソート油などが使われています。

【引火性液体の例】

オイルライター・ガソリン・消毒液・お酒・香水など

アルコール度数が70度以下のものであれば、ゆうパックで送ることが可能です。

ただし、郵便物やゆうメール、ゆうパケットについては、アルコール度数60度未満の物までしか発送できません。

香水は原則取り扱い不可ですが、練り香水に限り発送できます。練り香水を発送する場合は、品名欄にアルコールフリーや練り香水である旨の記載が必要です。

毒物・劇物、その他の有毒物

毒物・劇物とは、体内に吸収された際に、人体に副作用などの危険性を起こしやすい毒性や劇性の強い物質で、医薬品や医薬部外品に該当しない物を指します。

【毒物・劇物、その他の有毒物質の例】

硫酸（バッテリー液）・水酸化ナトリウム（洗浄剤）・除草剤・農薬・殺虫剤など

酸化性物質

酸化性物質とは、他の物質に酸化を起こさせる物質のことです。酸化物そのものは燃焼しませんが、他の物質の燃焼を促進する性質を持ちます。

【酸化性物質の例】

小型酸素発生器・漂白剤・過酸化物

航空機による輸送ができないものは陸送扱いになる

以下の物は、航空機の安全運航のため、航空機での輸送が制限されています。

1.火薬類（花火・クラッカー・爆薬など）

2.高圧ガス（ライター用補充ガス・ダイビング用ボンベなど）

3.引火性液体（オイルライター・液体接着剤、香水など）

4.可燃性物質（マッチ・炭など）

5.酸化性物質類（小型酸素発生器・漂白剤など）

6.毒物類（殺虫剤・農薬など）

7.放射性物質

8.腐食性物質類（液体バッテリー・水銀など）

9.その他の有毒物質（磁性物質・リチウム電池など）

国内の遠方の地域に荷物を送る場合、航空機で輸送するのが一般的です。

しかし、ゆうパックで送る荷物に、上記のような「航空機による輸送ができないもの」が含まれている場合は、陸送扱いとなるため、1日から4日ほど配達が遅れる可能性があります。

ゆうパックの規格と料金

ゆうパックの最小規格は60サイズ（縦・横・高さの合計が60cm以下）で、最大サイズは170サイズ（縦・横・高さの合計が170cm以下）、最大重量は25kg以下となっています。

（引用：ゆうパックの概要と運賃）

ゆうパックは、配送先の住所によって配送料が異なります。東京都から近畿地方に配送する場合の基本料金は、以下の通りです。

近畿

• 60サイズ：970円
• 80サイズ：1,200円
• 100サイズ：1,440円
• 120サイズ：1,690円
• 140サイズ：1,950円
• 160サイズ：2,160円
• 170サイズ：2,530円

次に、東京から九州に荷物を送る場合の配送料です。

九州

• 60サイズ：1,300円
• 80サイズ：1,530円
• 100サイズ：1,760円
• 120サイズ：2,020円
• 140サイズ：2,260円
• 160サイズ：2,490円
• 170サイズ：2,850円

（引用：ゆうパック基本運賃表）

このようにゆうパックは、配送先によって送料が異なるため、遠方にお住まいの方宛てに荷物を送る場合は、多くの費用がかかってしまいます。

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• 配送料金が全国一律
• 匿名配送なのでプライバシーが守れる
• 宛名書き不要で発送がかんたん
• 対応サイズが幅広い
• クールメルカリ便を利用できる
• あんしん配送サポートがついているため万一の時もあんしん

それぞれのメリットについて、ひとつずつ見ていきましょう。

配送料金が全国一律

ゆうパックの場合、お客さまのお住まいの地域によって配送料が異なるため、遠方にお住まいの方に荷物を送る際は、高い配送料がかかってしまいます。

その点、らくらくメルカリ便は配送料が全国一律なので、お客さまのお住まいの地域に関係なく、全国一律の料金で配送することが可能です。

匿名配送なのでプライバシーが守れる

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また、メルカリShopsでは、個人事業主の方によるショップの場合、住所・電話番号を非公開にすることも可能です。この場合、自分の住所・電話番号の代わりに株式会社ソウゾウの住所・電話番号が表示されます。

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らくらくメルカリ便は、60サイズから160サイズまで幅広いサイズに対応しているため、商品の大きさを気にせずご利用いただけます。

【らくらくメルカリ便】

• 60サイズ (2kgまで)：750円
• 80サイズ (5kgまで)：850円
• 100サイズ (10kgまで)：1,050円
• 120サイズ (15kgまで)：1,200円
• 140サイズ (20kgまで)：1,450円
• 160サイズ (25kgまで)：1,700円

クールメルカリ便を利用できる

「メルカリ」では、クール便の取り扱い不可となっていますが、メルカリShopsであれば、クールメルカリ便で商品を配送することが可能です。

クールメルカリ便の利用が可能となったことで、食品などの要冷凍・要冷蔵の商品を、サイズ別全国一律の送料で配送できます。

クールメルカリ便の対応サイズは、60サイズから120サイズまで。送料は、包装資材を含めた荷物の縦・横・高さの合計と重さによって変動します。

また、らくらくメルカリ便・クールメルカリ便は、＋30円で集荷依頼も可能です。ぜひ、お手軽・かんたんに荷物を郵送しましょう。

クールメルカリ便の送料は以下の通りです。

• 60サイズ (2kgまで)：970円
• 80サイズ (5kgまで)：1,070円
• 100サイズ (10kgまで)：1,380円
• 120サイズ (15kgまで)：1,860円

※縦・横・厚さの3辺合計が120cm以内。

※全て全国一律の税込料金。

※140サイズ以上はクールメルカリ便ではお取り扱い不可。

※クールメルカリ便は匿名配送ではありません。

あんしん配送サポートがついているため万一の時もあんしん

ネットショップを運営していると、何かしらトラブルは発生するものです。初心者の方の場合「トラブル時の対応がわからない」と不安を感じることもあるでしょう。

しかし、メルカリShopsであれば、何らかのトラブルが発生した際に、問い合わせフォームからサポートに連絡することが可能です。トラブルの内容や頻度などを伝えれば、適切な対応を受けられるので、あんしんして店舗運営をしていただけます。

メルカリShopsはさらに嬉しいメリットがたくさん！

メルカリShopsには、らくらくメルカリ便が使えること以外にも、嬉しいメリットがたくさんあります。

• むずかしい操作なしでかんたんに出店できる
• 独自の集客なしでも多くのお客さまに商品をPRできる
• 固定費がかからず失敗やリスクが少ない

むずかしい操作なしでかんたんに出店できる

ネットショップを出店するとなると、むずかしい操作や専門的なノウハウが必要なケースも少なくありませんが、メルカリShopsであれば、はじめてネットショップを開設するかたでもかんたんに出店・運営していただけます。

メルカリShopsをはじめるのに必要なのは、スマホまたはパソコンのみ。むずかしい操作も必要なく、初心者の方でも手軽にネット上に自分のお店を出店・運営していただけます。

メルカリShopsでのショップ開設の流れは、以下の通りです。申し込み画面から、4つのステップを行うだけでかんたんに開設できます。

【メルカリShops開設の流れ】

1. メルカリアカウントの登録またはログイン
2. ショップ開設に必要な情報を入力する
3. メールで審査結果のお知らせが届く
4. ショップ管理画面から商品を登録

普段使っているスマホまたはパソコンから、最短3分でネットショップを出店、最短1分で商品の販売が可能です。

審査は即日から2営業日を目安に行われ、審査に通過すれば申し込み当日からネット上に自分のお店を出店できます。

独自の集客なしでも多くのお客さまに商品をPRできる

ネットショップの運営でハードルとなるのが集客です。ネットショップを開設しさえすれば、すぐに集客できるという甘いものではなく、通常は何かしら集客のために対策を講じなくてはなりません。

メルカリShopsでは、日本最大のフリマアプリ「メルカリ」内に自分のお店を出店できます。「メルカリ」は毎月2,000万人以上のお客さまが利用しているため、独自の集客なしでも多くのお客さまに商品やお店をアピールすることが可能です。

また、メルカリShopsは、お住まいの地域に関係なく全国各地のお客さまに商品を知ってもらい、届けることができるのも大きなメリットです。実際に、メルカリShopsでは、地方の出店者様の商品の69%は、都市部のお客さまに購入されています。

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固定費がかからず失敗やリスクが少ない

ネットショップを開設する方法はさまざまですが、月額利用料やシステム利用料などの費用が発生するのが一般的です。

しかし、メルカリShopsであれば、商品が売れるまで費用は発生しません。かかる費用は、販売手数料（商品価格から10%）と売上金の振込手数料のみとなっています。

ネットショップをはじめて出店する場合、資金が少ない状態でスタートするケースが多いですが、固定費がかからずリスクの少ないメルカリShopsであれば、無理なくネットショップを運営できます。

メルカリShopsでおトクに商品を発送しよう

ゆうパックには、郵便法によって郵送が禁じられている物がいくつかあります。それにより、扱う商品によっては配送できない場合があるので、商品を発送する際は配送可能か事前に確認しておくことが大切です。

また、ゆうパックは配送する地域によって配送料が変動する特徴もあります。そのため、遠方のお客さまに発送する際は、送料が高くなってしまうのが気をつけたい点です。

その点、メルカリShopsであれば、サイズ別一律料金なので、お住まいの地域を気にすることなく商品を発送することができます。

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