不要になったiPhoneを捨てるには、さまざまな方法があります。しかし、iphoneには個人情報が詰まっているため、どう処分すれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。この記事では、安全、そしてお得にiPhoneを処分する方法をご紹介します。
iPhoneを処分する4つの方法
大切なデータが詰まっているiPhoneは、処分方法を間違えてしまうと個人情報の流出などのリスクが発生するかもしれません。
そこでこの項目では、使わなくなったiPhoneを安全に処分する方法をご紹介します。
小型家電回収ボックスに出す
iPhoneをはじめとするスマートフォンは、各自治体が設置している「小型家電回収ボックス」に投函して捨てることができます。
回収方法は、近くの回収ボックスに持ち込むだけでOKです。投函するだけなので費用はかかりません。
回収ボックスは、主に公共施設や学校、家電量販店やスーパーマーケットなどに設置されています。設置場所は自治体によって異なるため、お住まいの自治体のホームページなどで確認しましょう。
なお、回収ボックスは盗難防止のため鍵などがかかっており、一度投函したものは取り出せない仕組みになっています。
念のため、投函前に必ず自分でデータ削除を行い、個人情報が悪用されないように気を付けましょう。
ショップに回収してもらう
大手携帯キャリアである、docomo・au・ソフトバンクなどでも、iPhoneの回収を行っています。
処分方法は、お近くのショップに本体を持ち込むだけでOKです。基本的には、契約しているキャリアを問わず、どのショップでも回収を受け付けてくれます。
docomo・au・ソフトバンクでは、「スマホパンチ(ケータイパンチ)」と呼ばれる粉砕工具を使い、iPhone本体を物理的に壊してデータ漏えいを防いでくれます。
本体を使用できない状態にして確実にデータ消去をしたい方や、壊れていて電源がつかないなど、自力でデータ消去できない場合などにおすすめです。
Appleのリサイクルプログラムを利用する
Appleでは、不要になったiPhoneの回収・リサイクルを行っています。
回収方法は、近くのApple Storeに持ち込む方法と、宅配リサイクルの2つから選べます。
「資源有効利用促進法」に基づきリサイクルするため、費用は無料です。
ただし、本体のデータ削除などの対応はApple側では行っていません。大切なデータはあらかじめ自分で適切に削除しておく必要があります。
メルカリなどフリマサービスに出品する
まだ動く・壊れていない・古いモデルのものなど、まだ使えるiPhoneはフリマサービスへの出品でお金に換えられるかもしれません。
個人間で取引するフリマサービスなら、間に業者を介さない分、中古ショップやメーカーの下取りよりも高値がつく可能性があります。
iPhoneをなるべく高く売りたい方に特におすすめの処分方法です。
フリマサービスで売って処分する場合でも、データ削除や本体の初期化は必ず自分の手で行いましょう。詳しいデータ削除の手順は最後の項目でご紹介します。
回収ボックスやショップへの持ち込みとは違い、自宅にいながら出品できるのもフリマサービスのメリットのひとつです。持ち込みの手間を省き、自分の好きなタイミングでiPhoneを手放すことができます。
iPhoneを売って処分するならメルカリが◎
フリマサービスを初めて利用する方や、傷や画面割れなどがあるiPhoneを売りたい方には、フリマサービス「メルカリ」がおすすめです。
メルカリでは、日々たくさんのiPhoneが出品されており、多少古いモデルでも高く売れる可能性があります。
また、メルカリなら多少の傷や画面割れなどがあるiPhoneでも、「ジャンク品」として出品可能です。
中古ショップなどでは買取不可となってしまうような品でも、メルカリに出品すれば思わぬ金額で売れるかもしれません。
メルカリはフリマサービス初心者でも簡単ステップで出品でき、「らくらくメルカリ便」などの匿名配送も使えるため、プライバシーを守りながら安全に取引できる点もメリットです。
そんなメルカリでiPhoneを売る際には、以下の3つの対応が必要です。
- ・ネットワーク利用制限が「〇」もしくは「ー」になっているか確認する
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本体代金の未払いや分割払いが滞っているなどの理由により、キャリアから通信制限をかけられる場合があります。制限がかけられたiPhoneは出品できないので、あらかじめ確認しておきましょう。
- ・端末を初期化する
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アクティベーションロックを解除し、パスコードをオフにすることで端末を初期化することができます。個人情報保護のため、出品前には必ず初期化するようにしましょう。
- ・SIMカードを本体から取り出しておく
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SIMカードの種類や契約状態を問わず、メルカリではすべてのSIMカードの出品を禁止しています。必ず本体からSIMカードを取り出してから、出品・発送をしましょう。
詳しいやり方は、下記メルカリガイドの「スマートフォン出品・発送時の注意点」でも見ることができます。
メルカリでiPhoneを出品する際には、ぜひ事前に確認しておきましょう。
iPhoneを処分する前にやっておくべきこと
使用済みのiPhoneには、さまざまな個人情報が詰まっています。適切なデータ削除を行わず処分してしまうと、大切なデータが流出してしまうかもしれません。
処分してから後悔しないように、iPhoneを処分する前にやっておくべき行動を押さえておきましょう。
データのバックアップを取る
iPhoneのデータを削除する前に、大切なデータのバックアップを取りましょう。
iPhoneユーザーであれば「iCloud」を利用してデータを保存すると便利です。
iCloudの容量不足の場合は、iPhoneをパソコンに接続してバックアップを取ることもできます。
バックアップを取り終わったら、以下の手順でiCloudからサインアウトしておきましょう。
- 「設定」を開き、自分のユーザー名をタップ
- 一番下までスクロールする
- 「サインアウト」をタップ
- Apple IDのパスワードを入力し「オフにする」をタップ
- 「サインアウト」をタップ
- もう一度「サインアウト」をタップし、サインアウトを確定させる
引用:iPhone、iPad、iPod touch、Apple TV、Mac で iCloud からサインアウトする/Apple サポート (日本)
サインアウトすると、iCloudに保管しているデータは本体からすべて削除されますが、iCloudにはそのまま残るので安心です。
iCloudには、連絡先やApple Payなどの大切なデータが紐づけられています。データ保護のためにも、iPhoneを手放す際はiCloudからサインアウトしておきましょう。
SIMカードを抜いておく
iPhone本体に入っているSIMカードには、電話番号や契約事業者など、大切な情報がそのまま残されています。
iPhoneを捨てる・売るに関わらず、必ずSIMカードを抜いてから処分するようにしましょう。
不要になったSIMカードは、契約事業者へ返却するか、自分で廃棄処分することになります。
契約事業者によっては、解約と共にSIMカードの返却を求められるケースもあるので、自己判断で勝手に廃棄しないように注意しましょう。
廃棄する場合は、ハサミやシュレッダーなどを使って細切れにし、SIMカードに含まれる個人情報を抜き取られないようにしましょう。
細切れにしたSIMカードは、燃えるゴミとして捨てることができます。
iPhoneを初期化する
大切なデータのバックアップとSIMカードの処分が完了したら、iPhoneを初期化して本体のデータを完全に削除しましょう。
具体的な初期化の手順は、以下の通りです。
STEP.1 アクティベーションロックを解除する
iPhoneには「探す」にアクティベーションロックという機能がついています。これは第三者が無断でiPhoneを悪用することを防いだり、紛失したときに見つけたりする機能です。
iPhoneを処分する際には、この「探す」機能を以下の手順で必ず無効にしておきましょう。
- 設定Appを開く
- 「ユーザー名」>「探す」の順にタップする
- 「デバイスを探す」をタップし、再度タップしてオフに切り替える
- Apple IDのパスワードを入力する
- 「オフにする」をタップする
STEP.2 パスコードをオフにする
「設定」>「Face IDとパスコード」または「Touch IDとパスコード」を選択すると、いくつかのオプションの中に「パスコードをオフにする」が表示されます。
STEP.3 端末を初期化する
「設定」>「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」>「iPhoneを消去」の順に本体を操作しましょう。
万が一、初期化を忘れたまま処分してしまうと、誰かに本体のデータを悪用されるかもしれません。また、メルカリでは端末を初期化しなければ出品できません。
iPhoneを処分する場合は、必ず初期化を忘れずに行いましょう。
メルカリも活用しながら安全にiPhoneを処分しよう
大切なデータが詰まったiPhoneは、処分方法を間違えてしまうと個人情報の流出や悪用など、さまざまなリスクが発生します。処分の際は必ずデータの消去や本体の初期化をして、安全にiPhoneを手放しましょう。
不要なiPhoneをお金に換えたいのなら、メルカリへの出品もおすすめです。ぜひこの記事を参考にして、メルカリへiPhoneを出品してみましょう。