スマートなキャッシュレス支払いに役立つ「メルペイ」と「メルカード」。フリマアプリ「メルカリ」が展開するこれらのサービスにどういった違いがあるのか、どちらがおトクなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、メルペイとメルカードの違いについてご紹介。あわせて、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
メルペイとメルカードの特徴
メルペイとメルカードは、どちらも「株式会社メルペイ」が提供しているサービスです。
まずは、それぞれの特徴をご紹介します。
メルペイとは?
メルペイは、iD決済やコード決済、ネット決済が可能なキャッシュレス決済サービスです。
メルカリアプリをもっていれば、簡単に使うことができ、現金を使わないスムーズなお買い物が可能になります。
メルペイは、iD決済とメルペイコード決済に対応しているコンビニ・飲食店・ドラッグストアなど、全国のお店で利用可能です。一部のネットショップでもご利用いただけます。
メルカードとは?
メルカードは、国内外すべてのJCB加盟店で使えるクレジットカードです。
2022年12月に申し込み可能となってから、約1年4ヶ月でカード発行枚数300万枚を突破した注目のクレジットカードです。
※2023年1月から12月までの1年間の発行枚数は約220万枚で国内トップレベルの水準(参考:開示資料によると、2023年1月から12月までの1年間の増加推移は、楽天カードが発行枚数199万枚増、PayPayカードが有効会員数159万人増)
※2024年3月22日時点。2023年11月に200万枚を突破してからは約4ヶ月で100万枚増加
メルカードは、メルカリ・メルカリShops・ネットショップはもちろん、街のお店など、さまざまなシーンで使えます。発行にはお金がかからず、年会費も永年無料。年会費を気にせずに作れます。
カードのご利用状況の確認や管理などは、すべてメルカリアプリで完結。万が一、カードを紛失した場合でも、メルカリアプリから即時利用停止の手続きができます。
また、カード番号が記載されていない、完全ナンバーレスカードであるのも特徴です。
セキュリティ性が高く、安心して持てるクレジットカードをお探しの方におすすめです。
メルペイとメルカードの支払い方法
メルペイやメルカードのご利用料金の支払い方法はさまざまです。
ここでは、メルペイとメルカードのお支払い方法についてご紹介します。
メルペイの支払い方法
メルペイのお支払い方法は、以下の3つです。
1.売上金(メルペイ残高)やポイントで支払う
売上金(メルペイ残高)でポイントを購入することで、そのままお支払いに使えます。なお、ポイントの購入は手数料無料です。
※メルペイの本人確認が完了している場合、メルペイ残高で直接お支払いできます
2.セブン銀行ATMや銀行口座からチャージして支払う(手数料¥220~880)
売上金(メルペイ残高)がない場合は、ATMや銀行口座※から現金をチャージ(入金)して支払うこともできます。都度チャージすることでいくら使ったかが分かりやすく、使いすぎの防止にも役立つでしょう。
※「アプリでかんたん本人確認」が完了していない場合、お支払い用の銀行口座の登録ができません
3.メルペイのあと払い(手数料無料)で支払う
チャージが面倒な方には、メルペイのあと払い(旧:メルペイスマート払い)もおすすめです。
メルペイのあと払いなら、使った分だけ翌月にまとめて清算ができます。
メルペイのあと払いご利用分の支払い方法は、以下の3つです。
- 自動引き落とし
-
6日、11日、16日、21日、26日のいずれかの日を指定し、自動で支払う方法です。メルカリアプリ内のメルペイ残高やポイントも支払いに利用できます。
- チャージして支払う
-
チャージ(入金)した、またはメルカリアプリ内のメルペイ残高やポイントを使用し、好きなタイミングで支払えます。
- コンビニ/ATM
-
お近くのコンビニエンスストアやATMから現金で支払えます。メルカリアプリ内のポイントを支払いに利用することも可能です(¥220~¥880の手数料がかかります)。
※「自動引き落とし」、「チャージして支払う」場合は、お支払い用銀行口座の登録やアプリでかんたん本人確認が完了している必要があります
※メルペイのあと払いの支払いは、売上金で購入したポイントはご利用できませんが、友達招待やキャンペーンなどでもらえるポイントはご利用可能です
※18歳未満の方はご利用いただけません
※メルペイのあと払いのご利用可能金額は、ご利用状況により変動する可能性があります
メルカードの支払い方法
メルカードでお買い物した場合、ご利用分はメルペイのあと払いご利用分と合算して請求されます。
メルペイのメリット・デメリット
メルペイには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
【メリット①】スマホひとつでお買い物ができる
メルペイならスマートフォンひとつで決済できるため、お財布やクレジットカードを持ち歩く必要はありません。
持ち物をなるべく少なくしたい方にとって、とても便利なサービスでしょう。
【メリット②】使えるお店が多い
メルペイは、iD決済に対応している街のお店や、メルペイコード決済に対応しているお店、一部ネットショップなどで使えます。
【メリット③】メルカリの売上金を支払に使える
メルペイは、メルカリの売上金を支払いに使えます。
また、アプリでかんたん本人確認を行うと、売上金を残高として利用できるようになり、より便利に使えます。
【デメリット①】クレジットカードからチャージできない</h3>
メルペイは、クレジットカードでのチャージ(入金)に対応していません。
メルペイとクレジットカードを紐づけできないため、他のカード会社のポイント還元プログラムを受けられない点がデメリットです。
【デメリット②】ポイント還元が少ない
メルペイは、決済時のポイント還元がありません。日々のお買い物でポイントを貯めたい方にとっては、大きなデメリットでしょう。
ただし、メルペイでは値引きクーポンやポイント還元クーポンが配布されることもあります。よりおトクにメルペイを使いたい方は、クーポンを賢く活用しましょう。
メルカードのメリット・デメリット
この項目では、メルカードのメリットとデメリットをご紹介します。
【メリット①】年会費永年無料でおトク
メルカードは、年会費永年無料のクレジットカードです。
通常のお支払いに高額な年会費がプラスされると、大きな経済的負担になるでしょう。
その点、年会費永年無料のメルカードなら、無駄なコストをかけずにクレジットカードを保有できます。
年会費の負担がないため、はじめてクレジットカードを持つ方や、コスパの良いクレジットカードをお探しの方におすすめです。
【メリット②】幅広いシーンで使える
幅広いシーンで使えるのもメルカードのメリットです。
メルカードは国内外すべてのJCB加盟店で使えます。
メルカリや街でのお買い物だけでなく、公共料金の支払いや交通系ICカードへのチャージなどにも使えるので、メルカードを1枚持っておけば非常に便利でしょう。
【メリット③】ポイント還元率が高い
メルカードは、ポイント還元率が高いのも魅力です。
メルカリでの利用なら、通常1.0~4.0%、毎月8日は通常の還元に加えて8.0%のポイント還元(上限P300)があるため、メルカリのヘビーユーザーにおすすめできるクレジットカードです。
街のお店などのJCB加盟店でも、常時1.0%のポイント還元。日々のお買い物でポイントが貯まります。
また、メルカードを持っていれば、あと払いご利用分に対してもポイント還元されるのも嬉しいポイントです。
なお、メルカリでのお買い物の還元率は、お客さまのメルカリやメルペイの利用実績に応じて変わります。
メルカリ・メルカリストア・メルカリShopsでのお買い物によるポイント還元率は、1ヶ月ごとに上限が設けられています。(メルカリ・メルカリストア:P5,000、メルカリShops:P5,000)
※メルカードの還元率の詳細については下記のガイドもご確認ください。
【デメリット①】家族カードやキャッシング機能に対応していない
メルカードは、家族カードやキャッシング機能には対応していません。
家族カードとは、クレジットカード名義人の家族にも発行できるクレジットカードのことです。
メルカードは、家族カードには対応しておらず、シンプルな機能のみを携えたクレジットカードです。
家族カードやキャッシング機能が不要な方にとっては、理想的なクレジットカードでしょう。
【デメリット②】物理的なカードをすぐに使うことはできない
メルカードは、申し込み後すぐに物理カードが到着するわけではありません。
審査は通常1~2日ほどかかり、物理カード発送までには4~7日ほどかかります。(離島・地方を除く)
ただし、物理カードが手元になくても、審査通過時点からメルカリ・メルカリShops・ネットショップなどでのお買い物にメルカードが使えます。
メルカードが自宅に届いたら、メルカリやメルカリShops、ネットショップのほかに、全国の街のお店(JCB加盟店)でもメルカードの利用が可能になります。
メルカリでざくざくポイントを貯めるならメルカードがおすすめ
メルカードは、ポイントがざくざくと貯まるため、ポイ活にも役立ちます。
日々のお買い物でポイントをざくざく貯めたい方は、メルカードに申し込んでみてはいかがでしょうか。
メルカードの申し込み条件は以下のとおりです。
- アプリでかんたん本人確認が完了していること
- メルペイの定額払いの申し込み、および審査が完了していること
※上記がお済みでない方も、メルカードと同時に申し込めます
メルカードの申し込み方法は以下のとおりです。
- メルカリアプリから支払い画面を開き、メルカード券面に表示されている「申し込む」をタップする
- 利用規約などを確認し、同意する
- 申し込みに必要な情報を入力し、パスコードを設定したら申し込み完了
※SMS認証や、パスコードの設定・入力が必要な場合があります
メルカードが自宅に届いたら、さっそく初期設定をおこないましょう。
メルカードの初期設定方法は2通りあります。
【メルカードにスマートフォンを重ねて読み取る場合】
- メルカリアプリ「支払い>カード券面>カード情報」をタッチ
- アプリ画面上部の「メルカードが届いたら、初期設定が必要です」をタッチ
- 「初期設定をする」をタッチ
- 「メルカードに重ねて読み取る」をタッチ
- メルカードをスマホの上部に近づけて完了
なお、スマートフォンを重ねて読み取る場合は、お手持ちのスマートフォンがNFC対応端末であることが条件です。
もし読み取れなかった場合は、以下のやり方を試してみましょう。
【カメラでQRコードを読み取る場合】
- メルカリアプリ「支払い>カード券面>カード情報」をタッチ
- アプリ画面上部の「メルカードが届いたら、初期設定が必要です」をタッチ
- 「初期設定をする」をタッチ
- 「カメラでQRコードを読み込む」をタッチ
- カード貼り付け台紙に記載されているQRコードをスマートフォンのカメラで読み取る
どちらの場合でもメルカードの読み取りができない場合は、メルカリヘルプセンターの「お問い合わせはこちら」より、お問い合わせください。
メルペイとメルカードを賢く使い分けよう
スマートフォンひとつで簡単に決済したいのなら、メルペイ決済が便利でしょう。一方で、メルカリや街のお店のお買い物でポイントを貯めるなら、メルカードを持つのがおすすめです。
自分のライフスタイルに合わせて、ぴったりの支払い方法を選びましょう。