ネットショップではさまざまな商品が販売されていますが、ネットショップの運営をする際、値段の決め方はどのようになっているのでしょうか。ここでは、商品の売上も左右する値段の決め方について解説します。
ショップ運営の手数料を抑え適切な価格を決めて販売するならメルカリShopsがおすすめ
商品を適正価格で販売するなら、ショップ運営の手数料を抑えられるメルカリShopsがおすすめです。メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」の中にネットショップを開設できるサービスです。
メルカリShopsにはネットショップをあんしん、あんぜんに運営できるようなさまざまなサービスがあります。その中で、はじめてネットショップを開くお客さまにも、適正な価格で商品を販売したいというお客さまにもメリットになるのが、ショップ運営の手数料が抑えられる点です。
メルカリShopsでは月額利用料などの固定費用がかかりません。商品が売れたときにはじめて販売手数料が発生し、次に売上金の口座振込に振込手数料がかかります。
メルカリShopsでかかる手数料はこの2つのみです。手数料を最小限に抑えてネットショップを運営できるのは魅力です。
値段を決める際に考慮しておきたいこと
商品の値段の決め方は、以下の3点を考慮しておきましょう。
原価
原価とは商品を作り販売するためにかかる、商品一単位の費用を指します。商品を一つ作る際にかかる
- 材料費や商品の仕入れ値
- 製作費
- その他の経費
など、商品に直接かけた費用が原価に含まれます。
コスト
原価が直接的な費用であるのに対し、コストは間接的な費用です。具体的には
- 宣伝費用
- 人件費
などはコストと呼びます。コストも含めて原価ということもあります。
利益
利益とは、商品の売上から原価を引いた金額で、売上総利益とも言います。
値段の決め方の計算方法とは
それでは、ネットショップで販売する商品の値段を決める具体的な計算を見ていきましょう。値段の決め方にはいくつかの計算方法がありますが、これらの中で、原価率で決定する方法と、利益率で決める方法の2つを紹介します。
原価率での値段の決め方
原価率とは、販売価格に含まれている原価の割合がどれくらいかということです。商品を販売して利益を得るためには、販売価格より原価が低い状態が理想です。
商品の原価が1,000円で、原価率を30%にした場合
1,000円(原価)÷0.3(原価率30%)=3,333円
3,333円が販売価格となります。
利益率での値段の決め方
次に利益率での値段の決め方です。利益率とは、売上に対しての比率を指します。ネットショップが取り扱う商品の種類によって利益率は変動します。利益率を計算するには
売上総利益÷売上高×100
の計算式を参考にしてください。
なお、経済産業省のデータ(経済産業省企業活動基本調査)によると、2020年度の一企業当たりの売上高経常利益率の平均は5.0%で、ネットショップが含まれる小売業は3.1%でした。
例えば商品の原価や仕入れ価格が1,000円のものを2,000円で販売するなら、
2,000円(販売価格)-1,000円(原価または仕入れ価格)=1,000円(利益)
1,000円(利益)÷2,000円(販売価格)×100=50%
この場合は50%が利益率で、この利益率を元にして値段を決めます。
他に値段の決め方に使う計算方法としては、
- 商品の仕入れや制作にかかったコストに利益をプラスする方法
- 競合の価格データを基準値にして自社の価格を低くする方法
- 商品の出し始めの段階は値段を安く設定して市場シェアを獲得する方法
などいろいろなものがあります。
値段の決め方は販売する商品によって違う?
値段の決め方は、販売する商品によって異なります。同じ種類の商品を販売している競合他社が存在する場合は、競合他社の販売価格と比較して決めるなど、状況に応じた価格決定を行うことも大切です。
値段の決め方のポイントと注意点4つ
値段の決め方にはポイントと注意点があります。
購入するお客さまの目線に立った値段になっているか
利益を出したいことを優先に、ショップ都合で金額を設定していないでしょうか。ショップ運営で基本となるのはお客さまに購入してもらうことです。
利益を優先して販売価格を高く設定しても、お客さま離れが進むばかりです。ネットショップは実店舗と違いお客さまの顔が見えないため、お客さまの満足度を上げる努力が必要になります。
ショップに並べる商品は、「お客さま目線」に立って、適正な値段を決めるようにしましょう。
市場の価格を確認したか
値段を決める際には、市場の価格を調べておきます。競合の価格も同様に調査しましょう。市場の調査は
- ターゲット
- コンセプト
- 品質
なども一緒に調べておくのがおすすめです。
市場の平均価格と自身のネットショップの価格が離れすぎていないかどうかを確認し、値段の調整を行います。
その際、市場より低すぎる価格設定はショップの赤字につながるので注意です。
市場よりも高く設定する場合は、自身の商品価値を高めてお客さまに購入してもらえる努力をしましょう。
市場価格の調査は競合のネットショップを調べるほかに、大型商業施設や小売店の店舗に直接足を運び調査する事も大切です。
コストや利益率を考えているか
安定したショップ運営を続けるなら、利益やコストを考えることが大切です。利益率は仕入れた商品と自分で作るハンドメイド商品で変えてもOKです。コストや原価も商品によって異なります。販売する商品によって適切なコストや利益率を算出し販売価格を決めましょう。その他、人件費や宣伝費用、配送料など目に見えない費用も販売価格に含めるのを忘れないようにしましょう。
一度出品した商品の価格をすぐ変えるのは避ける
値段を決めて販売開始した商品の売れ行きが良くないからといって、出品してすぐに価格を変える事は避けましょう。価格変更前に購入したお客さまの印象を悪くする可能性があります。
もしどうしても価格を変更せざるを得ない理由がある場合は、事前告知をするなど、お客さまのケアをした上での値段変更をしましょう。
値段の決め方の手順3つ
それでは実際に値段の決め方を3ステップで見ていきましょう。
販売価格を計算する
例えば、1,000円の原価の商品を販売する場合、
原価率での計算なら、
1,000円(原価)÷0.3(原価率30%)=3,333円(販売価格)
利益率での計算なら
1,000円(販売価格)‐500円(仕入れまたは制作価格)=500円(利益)
500円(利益)÷1,000円(販売価格)×100=50%の利益率
で販売価格を設定しましょう。手数料がかかるネットショップであれば忘れないように含めます。
競合サイトや市場との価格を比較する
計算した販売価格は売主側を優先した価格のため、次のステップでは市場や競合サイトの価格と比較して適正かどうかを確認します。
自身が出した販売価格が市場や競合とかけ離れていないかどうかの確認は必ず行うようにしましょう。
価格以外にも、商品ターゲットにぶれがないか、自分の商品と競合や市場の類似商品の売りポイントに乖離がないかなどを調べておくと、最後の金額調整に役立ちます。
もし競合サイトや市場価格と比較して自身の販売する商品の値段が高く設定されていて、微調整だけでは利益が出ないとわかったら、今後の販売のために原価を抑える、人件費を節約するなどの検討を行いましょう。
金額を微調整する
金額を微調整する際に押さえておきたいのが、お客さまの購入につながりやすい価格に調整するということです。例えば3,000円が販売価格だとして、20円調整して2,980円にしたらお客さまの購買意欲を刺激する場合もあります。お客さまの目線に立ったうえで、工夫を行い、戦略的に調整しましょう。
メルカリShopsならコストを抑えて値段を決められる
ここまでネットショップの値段の決め方を解説してきましたが、コストを抑えてオーナーにとって適正な値段を決めるならメルカリShopsがおすすめです。その理由を紹介します。
ポイント1:メルカリShopsなら初期費用と固定費が不要
商品の値段を決める際、初期費用や固定費がかかるネットショップだとこれらの費用を値段に反映させる必要があります。
メルカリShopsにかかる手数料は
- 販売手数料:商品が売れた際に販売価格の10%が差し引かれる
- 振込手数料:売上金を引き出すときに200円かかる
の2つのみ。ネットショップをオープンさせる際の出店料やショップ運営の月額費用はかかりません。0円からネットショップをスタートできるのは初心者でもはじめやすいほか、商品の値段を決める際にもメリットになります。
ポイント2:メルカリShopsは送料が全国一律の「らくらくメルカリ便」の利用が可能
商品をお客さまの元に届ける際には宅配便や郵便などを使うため送料がかかります。メルカリShopsには「らくらくメルカリ便」というサービスがあります。「らくらくメルカリ便」を使うと、日本国内どこへ商品を送っても配送料は一律のため、値段を決めるときに配送料を含める場合にも計算が楽です。
「らくらくメルカリ便」には
- 宛名書きが不要で発送場所のバリエーションが豊富
- 幅広い対応サイズ
- 配送状況がかんたんに確認できる
- 匿名配送が可能(クールメルカリ便は対応していません)
- 万が一のトラブルのサポートも充実
などさまざまなサービスがあります。
ポイント3:新サービス「タイムセール機能」など機能が充実
メルカリShopsではさまざまな機能を搭載してお客さまのネットショップの運営をサポートしています。その中で2022年秋にリリースされたのが「タイムセール機能」です。これは、お得な商品や今が買いどきの商品をタイムセール設定することで、お客さまに商品をアピールする機能です。
タイムセール機能は商品ごとに設定が可能のため、「これを買ってほしい!」という商品に対してピンポイントでアプローチできます。
タイムセール設定をした商品は商品一覧ページに掲載されたり、ショップのページでもお客さまにわかりやすく表示されたりします。
タイムセール機能はスマホでかんたんに設定可能です。
コスト面以外にもさまざまなメリットが盛りだくさん
メルカリShopsは固定費用や初期費用がかからないと紹介しましたが、他にも嬉しい機能はいろいろあります。その一部を紹介します。
最低限の集客で売れるチャンスを逃さない
ネットショップを運営する際にハードルとなるのが集客問題です。販売する商品の仕入れや制作、価格の設定などさまざまな仕事がある中でさらにお客さまを集めるという課題に苦労している方も少なくありません。
メルカリShopsは、毎月2,000万人以上のお客さまが利用しているフリマアプリ「メルカリ」の中に商品が表示されるシステムです。そのため、「メルカリ」のお客さまへご自身の商品をアピールできます。特別な集客が必要ないというのは、フリマアプリ「メルカリ」が背景があるためです。
メルカリShopsのショップページには、SNSなどのリンクを設置し連携できます。ショップの中では語られない裏話や最新情報などをSNSで投稿することで購入を後押しできます。
便利なフォロー・通知機能がある
メルカリShopsにある通知やフォロー機能は
- いいね!をした商品が値下げされるとお客さまに通知が届く
- 商品の販売開始時にフォロワーに通知が送られる
などです。これらの機能はお客さまの買いどきを逃さないため、購入の後押しをするために便利です。
初心者にもあんしんなセミナー動画を配信
メルカリShopsでは、メルカリ教室に代わる「セミナー動画」の配信を開始しました。
この動画では、メルカリShopsでは、ショップの開設から運営までの方法や売上アップのためのコツ、疑問などを実際のスマホの操作画面を使いながら説明するため、はじめてネットショップを運営する方におすすめです。
メルカリShopsのオープンや運営にかかわる疑問についてはぜひこのセミナー動画をご覧になり運営にお役立てください。
値段の決め方に迷ったら機能充実のメルカリShopsを利用しよう
ネットショップ運営にあたって値段を決める時に考えなければならないことはいろいろあります。値段の決め方に迷ったら、ぜひ初期費用や固定費が不要で機能が充実したメルカリShopsでのショップ運営をご検討ください。
メルカリShops法人開設まるわかりガイド
- 月額・年額無料
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- 最短3分で出店可能
ショップ開設申請時に準備するもの
- 登記簿情報
- 売上金の振込口座情
- 許認可証 ※
※許認可証は、出品予定の商品が販売許可が必要な場合のみ、申込時に画像添付する必要があります。
スマホ・PCから最短3分!かんたん3ステップで開設申請が可能
リンク先から3ステップでかんたんに開設申請いただけます!
法人申込みの場合は登記簿情報が必要になります。また、自家製の食品やリユース品、手作りの化粧品や医薬品を販売する場合、許認可証を撮影した画像を添付する必要があります。予め、お手元にご用意ください。
便利な機能やショップ運営サポートも充実!
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