見栄えなどが原因で市場に卸せない果物でも、ネットなら販売できることがあります。むしろ果物のアウトレットは人気が高く、ネット販売に挑戦する農家の方は近年増えています。本記事ではネットでアウトレットの果物を販売する方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
メルカリShopsで果物のアウトレットは人気商品!
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」内にネットショップを開設できるショップ作成サービスです。
メルカリShopsではキズや形に難があるアウトレットの果物も販売することができます。それどころか、果物はメルカリShopsの中でもよく売れる人気カテゴリーの商品です!
売れ筋ランキングには訳ありのみかんやりんごなどの果物が数多く登場しており、多くの果物がアウトレット品としてメルカリShops内で購入されています。
安い価格で買えるアウトレットの果物は、フリマアプリ「メルカリ」市場に流せるメルカリShopsで人気が高く、果物のアウトレット販売はメルカリShopsが断然おすすめです。
市場に流せない果物の販路として、ぜひメルカリShopsでのネットショップ開設をご検討ください。
ネットで果物のアウトレットを販売する方法
インターネットで果物のアウトレット品を販売するには、主に以下の4つの方法があります。
- ネットのショッピングモールに出店する
- 自分でショップサイトを作って売る
- 産直販売サイトで出品する
- フリマアプリで売る
それぞれの方法について詳しく解説します。
ネットのショッピングモールに出店する
メルカリShopsやAmazonのように、複数のネットショップが集まったインターネット上のショッピングモールの中に、自分のお店を開く方法です。
インターネット上にお店を開くというと難しいイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、「モール型」と呼ばれるこの方法は、簡単にショップを開設できるのが嬉しいところ。
お店のデザインや必要な機能はすでに用意されているため、出店者の情報や商品ジャンルなどを登録するだけで、すぐにネットショップを開設することができます。
自分のお店をインターネットの中に持つことができるので、お店としてお客さまに認知され、リピーターの獲得を狙えます。
最大のメリットは、集客に強いことです。ショッピングモール自体に知名度があるので、自分でSNSなどを使って宣伝しなくても、出店直後からお客さまに足を運んでもらえる可能性があります。
注意したいのは料金設定です。初期費用や月額費用はサービスごとに大きく異なります。料金設定をしっかり確認して、継続して利益を出せるサービスを選ぶ必要があります。
自分でショップサイトを作って売る
ネットショップを運営するために必要な機能を貸してくれるサービスを使って、自分でショップサイトを作る方法です。BASEやカラーミーショップなどのサービスを使います。
上記のショッピングモールに出店する「モール型」に対して、こちらは「ASP型」と呼ばれます。
モール型は複合型施設にテナントのようにお店を出すイメージですが、ASP型は路面店のように、自分でショップのデザインなどを決め、お店独自のホームページを作って販売します。
このASP型のメリットは、ショップのデザインや機能をある程度、自由に選択できるため、こだわりのあるお店作りができるところです。ネットの知識が多少必要になることはありますが、強いコンセプトのある農家さんなどは挑戦してみるのも良いでしょう。
ただし、ショップサイトを自分で作る場合、集客も一から自分で行わなければ、お客さまに足を運んでもらえない点に注意です。SNSや広告などを使って集客をする必要があるため、ネットの知識がある方でないと難しい場面が出てくるでしょう。
産直販売サイトで出品する
食品を専門に扱う産地直送型の販売サイトに商品を出品して、販売する方法です。農家さんを応援しているサイトが多く、キズありなどのアウトレット品の販売ができるところが多いです。
食品を専門にしているため、他の方法よりも食材に興味のあるお客さまに見てもらえるところが大きなメリットです。
ただし、販売手数料は他の方法と比べて高めの設定となっています。産直販売サイトの手数料は販売価格の15%から20%が相場といわれており、メルカリShopsの販売手数料10%と比べても、高い傾向にあります。
フリマアプリで売る
「メルカリ」などのフリマアプリで出品する方法です。ご紹介している販売方法の中で一番手軽な方法で、簡単に果物の販売ができます。
ただし、お店という認識は持たれにくいため、栽培のこだわりやコンセプトを伝えにくく、同じような商品の中に埋もれてしまう可能性があります。
また「メルカリ」を含めた多くのフリマアプリでは、安全面の問題で要冷蔵の食品の出品は禁止されています。冷蔵が必要な果物は出品ができないため注意が必要です。
ネットで果物の販売を始める手順
インターネットで果物を売る手順は、意外と簡単です。具体的にインターネットで果物を販売するには、どのような手順を踏めば良いかを解説していきます。
STEP1:販売方法を決める
まずは、上記でご紹介した4種類の販売方法のうち、どの方法で販売するかを決めます。
集客が不安ではじめから利益を出したいならショッピングモール内に出店する「モール型」、コンセプトを強く打ち出したいなら自分でサイトを作る「ASP型」、手軽に販売したいなら「産直販売サイト」や「フリマアプリ」がおすすめです。
他にも必要な費用や、品質を落とさずに配送できる環境が整っているかなどを確認して、販売方法を決定しましょう。
ちなみに、メルカリShopsであれば全国一律料金の「クールメルカリ便」が使えるため、おトクな配送料で要冷蔵の果物も配送することができます。
STEP2:開設申込をする
販売方法を決定したら、お好きなサービスに開設申込あるいは会員登録を行います。多くの場合、販売者の情報や、商品ジャンル、売上金の振込先などを登録します。
このとき、商品によっては、販売に必要な許認可の提示が求められるケースがあります。
基本的には収穫した果物を販売するのに許認可は必要ありませんが、ジャムやジュースなど加工品を販売する場合は、実店舗と同様に許認可が必要となります。
加工したものを販売する場合あらかじめ許可や届け出が必要なので、管轄の都道府県の保健所へ相談しましょう。
STEP3:商品登録をして販売開始!
出店審査あるいは会員登録が完了したら、さっそく商品を登録します。商品の写真、商品説明、価格などを登録すれば、販売が開始できます。
アウトレットの場合、どのような理由でアウトレット扱いとなったかを、写真や文章を使ってしっかり明記しておくことが大切です。訳ありの内容がわかれば、お客さまが安心して商品を購入することができます。
他にもアウトレットの果物の場合、商品説明には以下の情報を記載しておくと良いでしょう。
- 品質に問題がないこと
- 訳あり品ならではの注意点(早く食べた方が良いなど)
- 栽培方法、味の特徴、おすすめの食べ方
STEP4:商品が売れたら梱包・発送する
商品が売れたら、自分で梱包・発送を行います。
傷みやすい果物の場合は、品質が落ちないように早めに対応するのが良いので、あらかじめ梱包資材を用意しておき、利用する配送方法は先に決めておきましょう。
商品が無事お客さまのもとへ届いたら完了です。
商品が売れ配送が完了するごとに売上金が計上され、銀行振込などの方法で売上金を手に入れることができます。
どのような果物をアウトレットとして販売できる?
「自分が売りたいと思っている果物はアウトレット品として販売できるのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。ここでは果物のアウトレット品とは、具体的にどのような状態のものを指すのか解説します。
外皮にキズや汚れがあるもの
外皮にキズやヒビ、汚れがある果物は、よく訳あり品として販売されています。
また、柑橘系に見られる果皮と果肉が分離した浮皮の状態や、ツルもとに亀裂が入ったツル割れりんごなども、アウトレット品として売られています。
サイズが小さすぎる・大きすぎるもの
サイズが大きすぎる、小さすぎるという理由で規格に通らなかった果物も、アウトレット品として販売可能です。変形した果物もアウトレット品として見かけます。
「小粒みかん」「小玉りんご」といったように商品名を付けて別商品として売れば、お客さまの印象を悪くせずにネットで販売できます。
大きさが不ぞろいの無選別のもの
大きさがばらばらの果物をまとめた商品や、同じみかんでも異なる品種が混ざった詰め合わせなども、アウトレット品として売られていることがあります。
選別する手間を省いた分、アウトレット価格で提供しているそうです。
大量にまとめて売りたいもの
多めに採れすぎた場合や、取引先に買取を断られてしまった場合などに、大量に残った果物を食べごろが終わる前にアウトレットとしてまとめて販売している方もいます。
価格を安くすることで、今売りたいものをまとめて買ってもらうことが可能になります。
果物のアウトレットは買ってもらえる?
価格が安いとはいえ、見た目に難があるアウトレット品は本当に需要があるのかと、不安に思う方もいるでしょう。
結論から言うと、果物のアウトレット品は需要のある商品です。その理由を詳しく解説します。
価格の安さを優先するお客さまは多い
近年の物価上昇を背景に、低価格の商品は求められていると言えます。
実際、2022年にフリマアプリ「メルカリ」利用者を対象にしたアンケートでは、80.9%の人が「直近1年で物価上昇を実感している」と回答。フリマアプリを利用するなどして、物価上昇の対策を行おうと考えている人が多くいます。
また、消費者庁が行った規格外農産物・食品に対する調査では、「形や見た目が悪くても品質(味)が変わらなければ購入する」「通常品よりも値下げされるのであれば購入する」と回答した人が全体の87.7%を占め、規格外食品に対する好意的な意見が多く見られます。
物価上昇がいつ落ち着くかわからない現代で、低価格で買えるアウトレット食品は需要の高い商品と言えます。
参考:
・フリマアプリ「メルカリ」、 サービス開始9周年記念インフォグラフィックス公開
・消費者庁 | 令和3年度 消費者の意識に関する調査 結果報告書
フードロス削減の関心が高まっている
まだ食べられる食品が廃棄されてしまうフードロス問題は、世界規模で解決に向けた取組が行われている課題です。
日本でも1年間で約612万トン(東京ドーム5杯分)のフードロスが発生しており、多くの人が関心を向けている問題となっています。
実際、株式会社ウィナスの「切迫商品に関する意識調査」によると、フードロスの削減に興味があると回答した人は全体の85.6%と高い割合に。食品はできるだけ使い切るなど、フードロス削減に向けた取り組みを行う人は多いようです。
規格外食品に好意的な意見も多かったことから、果物のアウトレット商品は、フードロス削減への取り組みの一環としても、積極的に購入してくれる人が多い商品と言えるでしょう。
【実例】メルカリShopsで農産物のアウトレットを販売するショップ
ここでは、実際に果物や野菜のアウトレット品をメルカリShopsで販売されているショップをご紹介します。
上尚みかん畑さん
上尚みかん畑さんは、和歌山県有田市で採れた有田みかんを販売しているショップです。キズや黒点があり見た目の問題で規格外となったみかんを、メルカリShopsで販売されています。
みかんの詰め合わせは、2kg・5kg・10kgという重さの展開、小粒・大粒のサイズ展開があり、同じ有田みかんでもお客さまが自分にあったものを選べる選択肢の多さが魅力的です。
上尚みかん畑さんの有田みかんは、売れ筋ランキング上位の常連商品で、2022年のメルカリShopsアワードでは、上半期『農産物部門』全国1位を受賞!2023年1月時点で5,600件以上の販売実績がある、メルカリShopsで大人気の農家さんです。
ショップページではInstagramのリンクを設置し、みかん農家の日常を写真付きで配信。ショップとしてのブランドを築き上げています。
まるかじり農園さん
まるかじり農園さんは、岐阜県の飛騨高山で栽培した野菜を販売しているショップです。「そのまま、まるかじりできる」というコンセプトを大切にされており、鮮度にこだわった栽培が魅力的です。
メルカリShopsではトマトの販売をされており、ギフト用から、変形や日焼けのために規格外となった訳あり品も販売されています。
ショップの一番人気は訳ありトマト。キズがある部分を写真に掲載し、実際に届く商品との差をなるべく無くすようにしているそうです。
また、おすすめの食べ方や保存方法も商品説明に記載されており、キズありトマトでもお客さまが美味しく食べられるような心配りをされています。
果物のアウトレットはメルカリShopsが売れやすい!
インターネットで果物のアウトレット販売をするなら、メルカリShopsが断然おすすめです。メルカリShopsは訳あり品との相性が良く、他サービスを使うよりもアウトレット品が売れやすいのが特徴!メルカリShopsがおすすめな理由を詳しくご紹介します。
アウトレットはフリマアプリ「メルカリ」のお客さまと相性が良い
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」内で商品を販売できるサービスです。
フリマアプリ「メルカリ」は、個人間で不用品を売買するサービスのため、「欲しいものをできるだけ安く買いたい」という需要が高い傾向にあります。
そのため、キズや変形があっても品質に問題がなければ、価格の安いアウトレット品は「メルカリ」のお客さまに大好評!
くわえて、果物はメルカリShopsで1番人気のカテゴリー。果物のアウトレットは、メルカリShopsで需要の高い商品と言えます。
「タイムセール機能」を使って今売れてほしい商品をアピールできる
ヒビありの果物などで通常のものよりも日持ちが短いなど、食べごろが終わる前に早く売れて欲しい商品もあると思います。
そのようなときに便利なのが「タイムセール機能」です!タイムセール期間中、商品はタイムセール商品一覧に掲載され、いつもより多くのお客さまの注目を集めることができます。
お客さまに買いどきをお知らせできるので、今売れて欲しい果物を売り切れる可能性があります。
初期費用・月額固定費が不要だから利益を出しやすい
ネットショップ運営には初期費用や毎月の固定費が必要なサービスもあるため、ネットショップを始める前に予算の都合がつくか、よく確認しておく必要があります。
メルカリShopsは、初期費用・月額固定費が無料!商品が売れるまで一切手数料はかからないため、まとまった資金が初期に用意できなくても手軽に始めることができます。
商品の売れ行きに関わらず毎月の固定費を支払う必要もないため、コストを抑えながら売れ行きにあった運営ができます。
コスト面でのリスクを避けられるメルカリShopsは、ネットショップ初心者に本当におすすめです。
スマホで手軽に運営できるから農作業を邪魔しない
メルカリShopsはパソコンがなくてもスマホひとつあれば、ネットショップが運営できる手軽さもおすすめポイントです。
ネットショップを運営すると聞くと、難しい操作が必要と考える人もいるかもしれませんが、メルカリShopsならフリマアプリ「メルカリ」と同じような操作で、簡単に商品の登録や配送手続きができます。
スマホから運営ができるのでメインの農作業を邪魔せずに、すき間時間にショップ運営が可能です。
Web版を使って効率的にショップ運営することも可能!
メルカリShopsはパソコンやタブレットから操作することも可能です。パソコンからはWeb版メルカリShopsを使うことができ、使える機能が増えてさらに便利になります。
例えば、注文一覧や売上明細を月ごとにダウンロードが可能。注文数が増えても管理しやすくなります。
また、ひとつのショップに対して複数のスタッフアカウントを作ることもできます。ネットショップの作業を他のスタッフに任せたい場合は、作業分担して効率的にショップ運営を行うことができます。
【メルカリShopsの使い方に迷ったら「学び場」をチェック】
ショップのお困りごとにあわせて記事を用意しました。STEP1からSTEP4まで読んでいただくことで、メルカリShops全体を理解できます。
メルカリShopsで果物のアウトレット品を売ってロスをなくそう
果実のアウトレットとは、キズや汚れ、サイズの問題で規格外となった商品などを指します。品質に問題がないアウトレット品に悪いイメージを持つ人は少なく、低価格で買えるのでむしろ需要がある商品です。
果実のアウトレット品を売るには、ネットショップを開設する、あるいは産直サイトやフリマアプリで売るという方法があります。ネットショップはお店として認識してもらえるためリピーターがつきやすく、おすすめです。
メルカリShopsなら、スマホひとつで簡単にネットショップを開設できます。多くの人が利用するフリマアプリ「メルカリ」のお客さまに向けて販売できるので、集客に強いだけでなく、価格の安いアウトレット品は人気があります。
果実のアウトレットのネット販売を始めたい方は、ぜひメルカリShopsでネットショップを開設してみてください。
メルカリShops法人開設まるわかりガイド
- 月額・年額無料
- 手数料は販売価格の10%と売上金を振り込む際の振込手数料のみ
- 最短3分で出店可能
ショップ開設申請時に準備するもの
- 登記簿情報
- 売上金の振込口座情
- 許認可証 ※
※許認可証は、出品予定の商品が販売許可が必要な場合のみ、申込時に画像添付する必要があります。
スマホ・PCから最短3分!かんたん3ステップで開設申請が可能
リンク先から3ステップでかんたんに開設申請いただけます!
法人申込みの場合は登記簿情報が必要になります。また、自家製の食品やリユース品、手作りの化粧品や医薬品を販売する場合、許認可証を撮影した画像を添付する必要があります。予め、お手元にご用意ください。
便利な機能やショップ運営サポートも充実!
2,300万人以上が毎月お買い物を楽しむフリマアプリ「メルカリ」市場に出店できるメルカリShopsでネットショップ運営に挑戦しましょう!