メルカリでは日用品の他にも車が出品されています。中古車の購入を考えているならば、一度メルカリでの購入を検討してみませんか?この記事では、メルカリで車を購入するメリット・デメリット、車を購入する流れ、購入する際の注意点をご紹介します。
メルカリで車を購入するメリット・デメリット
まずは、メルカリで車を購入するメリットとデメリットを見ていきましょう。
【メルカリで車を購入するメリット】
- 中古車販売店で購入するより安い価格で購入できる
- 利用者が多いので希望する車が見つかる可能性が高い
- 故障個所や直近の修理箇所などについての情報を出品者から直接聞ける
【メルカリで車を購入するデメリット】
- 取引相手が信用できるかを見極める必要がある
- 物の確認が難しい場合がある
メリット1:中古車販売店で購入するより安い価格で購入できる
メルカリは、個人間の直接取引になるため、中古車販売店と違い仲介手数料がかかりません。そのため、一般的な中古車市場の価格より安く購入できる可能性が高いのがメリットです。
中古車販売店で購入する価格よりも、半額以上安い価格で購入することも珍しくありません。
メリット2:利用者が多いので、希望する車が見つかる可能性が高い
メルカリは、月間利用者が2,000万人を突破したフリマアプリNo.1のサービスです。利用者だけでなく出品者も多いため、出品されている中古車が数多くあります。購入者としては選択肢が広がるので、希望する車が見つかりやすいのは嬉しいポイントです。
メリット3:故障箇所や直近の修理箇所などを出品者から直接聞ける
メルカリでは、商品の説明欄や、やり取りを通して、車の現在の所有者から直接生の声を聞くことができます。そのため故障や修理といった前歴を教えてもらえる可能性が高いです。
中古車をいくら安く買えても、購入後にすぐに故障されては困るもの。購入前に故障箇所や修理箇所が分かっていれば事前に対応できるため、不安感を減らせます。
デメリット1:取引相手が信用できるかを見極める必要がある
メルカリは、個人間の取引になるため、出品者が信頼できる人かどうかを見極めなければいけません。
スマホひとつで利用できるため出品のハードルが低いのがメルカリの魅力ですが、車などの高額な商品でも軽い気持ちで出品できるという側面もあります。
きちんとした取引ができるように、取引実績の高い方など、信頼できる相手から購入しましょう。
デメリット2:現物の確認が難しい場合がある
メルカリはネット上のやりとりになるため、現物の確認が難しいことがあります。購入して自分の手元に届くまで、車の状態は出品者が掲載した商品の写真や紹介文、出品者とのメッセージでのやりとりでしか情報を得られません。
現物を確認することなく、購入するかどうかを判断しなければいけない点には注意が必要です。
商品の写真や紹介文を確認して、状態の良い車だと思って購入しても、実際に手元に来て見てみると説明にはなかった場所に不具合があるケースもあり得ます。このような事態になるリスクを減らすためにも、購入前に気になる点はできるだけ多く質問したり、可能なら購入者と直接会って現物を確認させてもらうのがおすすめです。
メルカリで車を購入する流れ
メルカリで車を購入する流れは、以下の通りです。
- 自動車の発送方法と引渡日を決める
- 自動車を受け取るまでに書類を準備する
- 名義変更の手続きを行う
- 受取評価をする
それぞれのやり方を詳しく解説していきます。
1. 自動車の発送方法と引渡日を決める
メルカリで購入したい車を見つけたら、「購入手続きへ」タブをタップして購入手続きをします。購入手続きでは、支払い方法を選択し、「購入する」ボタンをタップして代金を支払いましょう。
初回購入時には、お届け先住所の登録が必要ですが、一度住所を登録すると保存されるので2回目以降は住所の入力が不要になります。
支払いが完了したら、取引メッセージを使って、出品者と車の発送方法や引渡日を決めましょう。
2. 自動車を受け取るまでに書類を準備する
購入した車は名義変更が必要なので、車を受け取るまでの間に必要な書類を揃えておきましょう。
購入者が事前に準備しなければいけない書類は、以下の通りです。
【軽自動車の場合】
- 住民票または印鑑登録証明書
- 申請依頼書 ※認印押印
【普通車の場合】
- 印鑑登録書
- 委任状 ※実印押印
- 車庫証明(自動車保管場所証明書)
車検切れもしくは一時抹消済みの場合は、以下の書類も必要。
- 整備点検記録簿
- 自賠責保険(共済)証明書
3. 名義変更の手続きを行う
車と書類を受け取ったら、名義変更手続きを行います。名義変更手続きの受付は、平日のみ可能です。
車の名義変更手続きの流れは、以下の通りです。
【軽自動車(車検証が有効期限内)の場合】
〈手続き場所〉
- 車庫証明申請:車を保管する場所の管轄警察署
- 名義変更および車検:購入者住所の管轄の軽自動車検査協会
〈手続きの流れ〉
- 出品者から受け取った書類がすべて揃っているか確認する(自動車検査証、申請依頼書、自賠責保険(共済)証明書、軽自動車税納税証明書、リサイクル券)
- 書類を用意する(住民票、申請依頼書 ※認印押印)
- 必要書類を持ち込んで名義変更(移転登録)の手続きを行う
- 保管場所届出(車庫証明届出)を警察署に届け出る
【普通自動車(車検証が有効期限内)の場合】
〈手続き場所〉
- 車庫証明申請:車を保管する場所の管轄警察署
- 名義変更および車検:購入者住所の管轄の運輸支局または自動車検査登録事務所
〈手続きの流れ〉
- 出品者から受け取った書類がすべて揃っているか確認する(自動車検査証、譲渡証明書、委任状、自賠責保険(共済)証明書、自動車税納税証明書、リサイクル券、印鑑登録証明書)
- 自動車保管場所の管轄警察署で車庫証明の申請・受け取りをする
- 区役所や市役所などで印鑑証明書を取得する
- 管轄の運輸支局で名義変更の手続きを行う
詳しくは、以下のページで確認してください。
参照:メルカリガイド 普通自動車の名義変更手続き(自動車取引)
参照:メルカリガイド 軽自動車の名義変更手続き(自動車取引)
4. 受取評価をする
車を受け取り、名義変更手続きが完了したら、受取評価を行います。その後、出品者が評価をしたら取引完了です。
メルカリで車を購入する際の注意点
メルカリで車を購入する際には、いくつか注意したいポイントがあります。
- 購入前に自動車の状態を確認する
- 購入前に動作に問題がないかを確認する
- 配送方法と送料の負担を確認する
- 受取評価は必ず名義変更をしてから行う
それぞれ解説します。
購入前に自動車の状態を確認する
メルカリで車を購入する際は、商品の写真や説明文でしっかりと車の情報や状態を確認しましょう。
確認しておくべきポイントは、以下の通りです。
【写真から確認する車の状態】
- 外装
- 内装
- 傷や汚れ
【説明文で確認する車の情報】
- メーカー、車種
- 年式(初度登録年)
- 走行距離
- グレード
- 車検証の有効期間
購入前に動作に問題がないかを確認する
車の動作については、写真や説明文では確認できないので、コメントを利用して出品者に確認しましょう。
その際に、確認しておくべきポイントとしては、以下の2つがあります。
- エンジンのかかり具合など、実際の動作の詳細
- 整備点検記録簿の有無
定期点検を受けている車の場合、整備点検記録簿がついています。整備点検記録簿が残っていると、年式や走行距離だけでは分からない項目も確認ができます。
配送方法と送料の負担を確認する
メルカリでは、車を輸送する方法として、キャリアカーや船便で運ぶ輸送会社の利用を推奨しています。輸送会社を利用すると輸送料が発生しますが、この輸送料を出品者と購入者のどちらが負担するのかは双方で相談して決めます。
ただ、輸送料は届け先の距離によって異なるため、着払いになっていることが多いです。着払いになった場合は、事前に利用する輸送会社と送料を確認しておきましょう。
受取評価はかならず名義変更をしてから行う
メルカリでの取引では、出品者と購入者の評価が完了すると、購入者が支払ったお金が出品者に売上金として反映される仕組みになっています。
一度取引が完了してしまうと、万が一トラブルが発生した場合に、事務局でのキャンセルや返金などの対応が難しくなるため、サポートができない可能性があります。
そのため、名義変更が完了するまでは、絶対に受取評価をしないようにしてください。
メルカリで車をお得に購入しよう
メルカリで車を購入するメリットには、一般的な中古車販売市場よりも安い価格で買えるうえに、一つ前のオーナーから車の状態を聞ける安心感があります。
しかしメルカリは、個人間の取引になるため、自動車の状態の確認や名義変更などを自分で行う必要がある点には注意が必要です。
ぜひメルカリでお得に購入できる車を探してみてください。