2023年3月に、フリマアプリ「メルカリ」でビットコインを購入できるサービスがリリースされました。本記事では、「メルカリ」のビットコイン取引サービスの特徴や注意点、始め方、よくある質問まで詳しく解説していきます。ビットコイン取引を始めてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
メルカリでビットコインを購入できるサービスがスタート
株式会社メルコインでは暗号資産やブロックチェーンに関するサービスを企画・開発しています。
この度、「メルカリ」アプリ内にビットコイン取引サービスを実装し、「メルカリ」でビットコイン取引をはじめられるようになりました。
2023年10月時点でサービス利用者数100万人を突破
本ビットコイン取引サービスは、かんたん・安心に利用できるビットコイン取引サービスとして評判となり、サービス開始から約7ヶ月で利用者数100万人(※1)を突破しました。
フリマアプリ「メルカリ」で得た売上金やポイント※2からビットコインを購入できたり、メルカリ品質のセキュリティで安全性を高めていたりする点で、暗号資産取引や投資に興味があるユーザーから支持を集めています。
6月28日時点で『ビットコイン取引サービス』を利用しているお客さまの8割は、暗号資産未経験者であり、はじめての方に選ばれているのが特徴です。
引用:mercoin|「メルカリ」のビットコイン取引サービス、提供開始3か月強で利用者数50万人を突破
また、ビットコインを購入したお客さまの約6割がメルペイ残高を保有していることから、フリマアプリ「メルカリ」を利用するお客さまの多くがビットコイン取引にチャレンジしています。
引用:mercoin|「メルカリ」のビットコイン取引サービス、提供開始3か月強で利用者数50万人を突破
メルカリのビットコイン取引サービスの特徴
「メルカリ」のビットコイン取引サービスの主な特徴は、以下の5つです。
- メルカリの売上金やポイントでビットコインを購入できる
- 本人確認済みなら最短30秒ではじめられる
- アプリ内で売買・利益のチェックが完結する
- 収益をメルペイ残高に移して現金化できる
- メルカリ品質のセキュリティで安心して利用できる
ビットコイン取引の始めやすさや安全性などのメリットを理解して、ぜひ『ビットコイン取引サービス』の利用を検討してみてください。
メルカリの売上金やポイントでビットコインを購入できる
『ビットコイン取引サービス』では、フリマアプリ「メルカリ」で得た売上金や、友達招待やキャンペーンなどでもらえる無償ポイントから、ビットコインを購入できます。
一度でもメルカリを利用し、売上金やポイントを貯めていれば、ビットコイン取引をはじめられるのが魅力です。
実際、『メルコイン』にてビットコインを購入した方の約6割が、メルペイ残高からビットコイン取引にチャレンジしています。
ビットコインには有効期限がないため、有効期限が切れそうなポイントをビットコインに換えるのもおすすめです。
本人確認済みなら最短30秒ではじめられる
フリマアプリ「メルカリ」内で本人確認が完了していれば最短約30秒で申し込みが完了します。
メルカリをはじめて使用する方でも、利用手続きは非常に簡単です。手続きの手順は後述で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
アプリ内で売買・利益のチェックが完結する
アプリ内でビットコイン取引が完結するのも、『ビットコイン取引サービス』の特徴です。
通常暗号資産取引所から購入する場合、口座への入出金や取引の確認などを外部サイトで行うことがあります。本サービスであれば、お馴染みのメルカリアプリの中で完結できます。
アプリでは取引や運用額のチェックなどもできるので、すき間時間にスマホから運用できるのも嬉しいポイントです。
収益をメルペイ残高に移して現金化できる
ビットコイン取引で得た利益は、メルペイ残高に移動できます。
メルペイは、メルカリ内はもちろん、コンビニや飲食店などの全国のお店で利用できる決済サービスです。
普段からメルペイを使っている方も、これからメルペイを使いたい方も、ビットコイン取引の利益を効果的に使うことができます。
メルカリ品質のセキュリティであんしんして利用できる
「メルカリ」は、パスワードレスで認証できる「パスキー」に対応しています。顔や指紋で本人認証を行うため、パスワードによる不正利用のリスクがないのが嬉しいポイントです。
また、本人認証を一度登録すれば、機種変更時や端末移行時などの再登録が必要なくなり、新しい端末でもスムーズにサービスを利用できます。
ビットコインをはじめとした暗号資産取引では、セキュリティに不安をもっている方が多いものです。
メルカリグループは、全体であんしん・あんぜんにサービスを利用できる体制づくりに力を入れています。ビットコイン取引機能もあんしんのセキュリティでビットコイン取引をはじめていただけます。
ビットコイン取引サービスの始め方
「メルカリ」のビットコイン取引サービスは、売上金で気軽に始められたり、アプリ内で取引が完結したりするのが魅力です。
ここでは、4つの項目に分けて始め方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 利用開始の手続き
- 取引に使うお金をチャージする方法
- ビットコインの購入方法
- ビットコインの売却方法
利用開始の手続き
ビットコイン取引をはじめるためには、まずフリマアプリ「メルカリ」のアカウント登録が必要です。
アカウント登録が完了したら、マイページから「ビットコインを買う」を選び、以下のページで「はじめる」をタップしましょう。
以降の手続きは、以下の流れで進めてください。
- 生体認証や本人確認の登録をする
- 各種重要項目を確認し、「すべての重要事項に同意する」にチェックを入れ、「同意して次へ」をタップする
- 申し込み情報を入力する
- 「確認して申し込む」をタップする
引用:メルカリガイド|利用開始の手続き方法(ビットコイン取引)
取引に使うお金をチャージする方法
取引に使うお金として売上金を使用する場合は、以下の手順でメルペイ残高にチャージ(入金)しましょう。
- 「マイページ>ビットコイン>チャージ」をタッチする
- 「メルペイ残高(売上金)」をタッチする
- チャージ(入金)金額を入力する
- 「チャージする」をタッチする
引用:メルカリガイド|チャージ(入金)方法(ビットコイン取引)
なお、1回あたりのチャージ可能上限額は、100万円です。
売上金やポイント以外で資金が必要な場合は、銀行口座からのチャージ(入金)が可能です。銀行口座からのチャージは、以下の流れで行います。
- 「マイページ>ビットコイン>チャージ」をタッチする
- 「銀行口座の登録」または「登録済みの銀行口座」をタッチする
- 口座情報に誤りがないか確認のうえ、チャージ(入金)金額を入力する
- 「チャージする」をタッチする
引用:メルカリガイド|チャージ(入金)方法(ビットコイン取引)
ネットバンク・ATMからのチャージ(入金)方法
さらに、ネットバンク・ATMからもチャージ(入金)が可能です。
- 「マイページ>ビットコイン>チャージ>ネットバンク・ATM」をタッチする
- 「振込先を表示する」をタッチする
- 表示されるお客さま専用の「振込先口座」を確認する
- メルカリアプリで確認した振込先口座へ振込をする
引用:メルカリガイド|ネットバンク・ATMからのチャージ(入金)方法(ビットコイン取引)
ビットコインの購入方法
ビットコインを購入する際は、マイページから「ビットコイン」を選択し、「買う」をタップします。
次に、ビットコインの購入額を入力し、「購入額の確認へ」をタップしましょう。ポイントを使用する場合は、右上のポイント使用をオンにします。
確認画面でチャージ残高やポイント使用額などをチェックし、問題がなければ「この内容で購入する」をタップして完了です。
ビットコインの売却方法
ビットコインを売却する際は、マイページから「ビットコイン」を選び、「売る」をタップします。
売却金額を入力した後に、「売却額の確認へ」をタップしましょう。
ビットコインの売却額と売却量を確認できたら、「この内容で売却する」をタップして売却は完了です。
ビットコイン取引サービスを利用する際の注意点
「メルカリ」のビットコイン取引サービスには、以下のような注意点もあります。注意点をあらかじめ理解し、不安の少ない状態でビットコイン取引を始めましょう。
- 現在、取引できるのはビットコインのみ
- メルカリアプリでしか取引できないPCやブラウザでは利用できない
- 売却利益の確定申告・納税が必要になる
取引できるのはビットコインのみ
暗号資産には、ビットコインをはじめ、イーサリアムやリップルなどそれぞれ銘柄があります。本ビットコイン取引サービスで取引できるのは、このうちのビットコインのみです。
銘柄によって希少性や処理速度など特徴が異なるため、さまざまな銘柄で取引を行いたい方にとっては、対応銘柄が物足りなく感じるかもしれません。
アプリでしか取引できないPCやブラウザでは利用できない
ビットコイン取引サービスは、メルカリアプリのみで利用可能です。
大型の取引を行いたい方にとってはデメリットですが、ビットコイン取引初心者の方にとってはその気軽さがメリットになるでしょう。
売却利益の確定申告・納税が必要になる
ビットコインを保有しているだけでは税金はかかりませんが、売却利益が発生した場合は確定申告と納税が必要です。
個人で取引を行う場合、ビットコイン取引による所得が20万円を超えた場合に「雑所得」として確定申告する必要があります。
課税対象となる損益については、アプリの取引履歴から確認できます。取引報告書のダウンロードも可能ですので、申告の際にご活用ください。
ビットコイン取引サービスのよくある質問と回答
最後に、ビットコイン取引サービスを利用するにあたり、よくある質問と回答をまとめました。
- 手数料はかかる?
- 取引可能な時間帯はいつ?
- 身に覚えのない取引があったらどうすればいい?
- 取引を途中でやめることはできる?
手数料や取引時間帯など気になりがちなポイントを把握すれば、安心してビットコイン取引を始められるでしょう。
手数料はかかる?
ビットコイン取引サービスでは、ビットコイン取引に関する手数料はほとんど発生しません。以下の費用・手数料はすべて無料です。
- 登録料
- 売買手数料
- 入金手数料(メルペイ残高からのチャージ)
- 出金手数料(メルペイ残高へのお金の移動)
ただし、買値と売値の差額であるスプレッドは発生します。スプレッドは、利益を出すために重要な要素であるため、取引時に必ず確認しましょう。
「メルカリ」でのビットコイン取引の手数料やスプレッドについては以下の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせて参考にしてみてください。
取引可能な時間帯はいつ?
ビットコイン取引サービスでは、メンテナンス時間を除いて24時間365日取引できます。日中忙しい方や休日に不定期な方でも、好きなタイミングでビットコイン取引できるのが特徴です。
ただ、毎週水曜日13時50分から16時3分まで行われる定期メンテナンスや臨時メンテナンス時には、全ての機能が使用できなくなります。
取引やメルペイへのチャージの途中でメンテナンスが行われないように、メンテナンス前に取引などを完了させておくのがおすすめです。
身に覚えのない取引があったらどうすればいい?
万が一「メルカリ」で身に覚えのない取引があったら、事務局に問い合わせしましょう。問い合わせ内容に応じて解決策や対応の提案を受けられます。
お問い合わせは、メルカリガイド下部の「お問い合わせはこちら」から送ることができます。
問い合わせ本文には、以下の情報を記載しましょう。
- ご登録の氏名
- ニックネーム
- 住所
- 生年月日
- メールアドレス
- 携帯電話番号
- ご利用の端末
- 該当の取引あるいは金額と発生日時
取引を途中でやめることはできる?
本サービスでのビットコイン取引を途中でやめたいときは、保有しているビットコインを売却して取引を完了し、メルペイ残高へお金を移動することで一時的に利用を停止することが可能です。
「メルカリ」のビットコイン取引機能のみの停止・解約はできませんが、取引中のビットコインやメルペイ残高をクリアにすることで、利用を一時的に停止できます。
いったんビットコイン取引をやめても、取引機能を維持するための手数料はかからないので、好きなタイミングで再開することが可能です。
メルカリでビットコイン取引デビューしよう!
「メルカリ」のビットコイン取引サービスは、「メルカリ」アプリでビットコインを購入・売却できるサービスです。
取引に「メルカリ」の売上金やポイントを使用でき、セキュリティが整ったアプリ内で取引が完結するため、ビットコイン初心者でも気軽にはじめられる環境が整っています。
利用開始の手続きやビットコインの購入・売却方法などを参考に、ぜひ「メルカリ」でビットコイン取引デビューをしてみましょう!
〈注意事項〉
暗号資産は、本邦通貨又は外国通貨ではありません。暗号資産は、特定の国家及びその他の者によりその価値を保証されているものではありません。
暗号資産取引は、取引対象である暗号資産の価格の変動により損失が生ずるおそれがあります。
暗号資産の売買に関する手数料は無料ですが、スプレッド(取引コスト)を含めた金額がお客さまへの提示価格になります。
暗号資産の移転の仕組みの破綻等により、暗号資産の移転が不可能となり、暗号資産の価値がゼロとなる可能性があります。
その他リスク等の詳細は、暗号資産取引説明書 をご覧ください。
暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済のために使用することができます。
当社が管理する秘密鍵を紛失したり、第三者に悪用された場合、お客さまが持つ暗号資産が失われ、お客さまに損失が生じる可能性があります。
当社が破綻した場合には、お客さまの資産を返還することができなくなり、お客さまに損失が生じる可能性があります。
暗号資産取引を開始される前に暗号資産取引に伴うリスクについて、十分に理解し、ご納得されたうえで、お客さまご自身の責任と判断において本取引を行っていただきますようお願いいたします。
株式会社メルコイン
暗号資産交換業者 関東財務局長 第00030号
加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会ネットバンク・ATMからのチャージ(入金)方法