メルカリでは、丁寧なメッセージのやりとりが、相手が受け取る印象やその後の評価につながります。またトラブルが発生した際も、使えるトラブル時の文面があれば焦らずに済みます。この記事では、メルカリのメッセージで使える例文をご紹介します。
メルカリのメッセージはていねいな対応が大切

メルカリの取引では、コメントやメッセージ機能を使用してやりとりをする機会があります。
メッセージのやりとりがなくても取引は成立しますが、顔が見えない取引で一切メッセージのやりとりがないと、お互い取引が終了するまで不安になることもあるでしょう。
そこで、お互いにとって気持ちが良い取引をするためには、適切なやりとりが大切になってきます。こまめなコミュニケーションがあった方が丁寧な印象になり、その結果、最終的な評価につながることも多いはずです。
文章だけのやりとりだと、相手の顔が見えないため、ちょっとしたことで相手に不快感を与えることもあります。そのため、お礼やあいさつを入れながら、丁寧な言葉遣いでやりとりをするように意識しましょう。
【取引シーン別】出品者・購入者のメッセージ例文

メルカリの取引は、出品者と購入者がメッセージをやり取りすることで、よりスムーズで安心感のあるものになります。
ここでは、取引の各ステップにおけるメッセージの例文を「出品者」と「購入者」双方の視点からご紹介します。
値下げ交渉
値下げ交渉はメルカリでは頻繁に行われます。依頼する側も、返信する側も、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
【購入者】交渉するときの例文
不躾なお願いにならないよう、丁寧な聞き方をすることがポイントです。
はじめまして。コメント失礼いたします。
こちらの商品ですが、〇〇円で即決させていただくことは可能でしょうか?
ご検討いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
【出品者】返信するときの例文
交渉に応じる場合も、断る場合も、まずはコメントをくれたことへの感謝を伝えましょう。
コメントいただきありがとうございます。
ご希望の〇〇円で問題ありません。今から金額を修正いたしますので、ご購入のほど、よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
ご希望の金額までのお値下げは難しいのですが、せっかくコメントいただきましたので、〇〇円まででしたらお値下げ可能です。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
コメントいただきありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、こちらの商品は出品したばかりですので、現状の価格でご検討いただけますと幸いです。ご期待に添えず申し訳ありません。
購入直後
商品が購入された直後の最初のコミュニケーションです。簡単な挨拶を交わすことで、お互いに安心して取引を開始できます。
【購入者】購入後の挨拶例文
必須ではありませんが、購入後に一言挨拶を送ると、出品者に丁寧な印象を与えられます。
はじめまして。このたび商品を購入させていただきました。
短い間ですが、取引終了までどうぞよろしくお願いいたします。
【出品者】お礼と発送予定日の連絡
購入してくれたことへのお礼と、いつ頃発送する予定かを伝えましょう。
この度はご購入いただき、誠にありがとうございます。
〇月〇日までに発送させていただく予定です。発送が完了しましたら、改めてご連絡いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
この度はご購入いただき、誠にありがとうございます。
お支払いの確認が取れ次第、発送の準備を進めさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
💡 購入後のより詳しいメッセージのやり取りは、こちらの記事で解説しています。

発送完了連絡
出品者が商品を発送した後のやり取りです。丁寧な連絡は、購入者の安心につながります。
【出品者】発送を知らせる例文
アプリの発送通知だけでも取引は進められますが、一言メッセージを送るとより親切です。追跡番号や到着予定日がわかる場合は、合わせて伝えると喜ばれます。
お待たせしております。
本日、商品を〇〇(発送方法名)にて発送いたしました。
追跡番号は「〇〇〇〇」で、〇月〇日に到着予定です。
商品の到着まで、今しばらくお待ちください。
【購入者】発送連絡への返信例文
出品者から丁寧な発送連絡があった場合は、簡単にでも返信しておくとお互いに気持ちよく取引ができます。
発送のご連絡ありがとうございます。承知いたしました。
商品が届くのを楽しみにしております。
商品到着後・評価
取引の最終ステップです。お互いに感謝の気持ちを伝えて、気持ちよく取引を完了させましょう。
【購入者】受け取り連絡と評価
商品を受け取ったら、まずは出品者に無事届いたことを伝え、速やかに受け取り評価をしましょう。
本日、無事に商品を受け取りました。
この度は、迅速かつ丁寧なご対応をありがとうございました。
とても素敵な商品で満足しております。
【出品者】購入者への評価
購入者からの評価が完了したら、出品者からも評価をします。感謝の気持ちを伝えて、取引を締めくくりましょう。
この度はご購入いただきまして、ありがとうございました。
スムーズなご対応のおかげで、終始安心して取引をすることができました。
またご縁がありましたら、よろしくお願いいたします。
💡 評価コメントの例文をもっと見たい方は、こちらの記事がおすすめです。

【応用編】商品に添えるお礼メッセージカードの例文
必須ではありませんが、発送する商品に手書きのメッセージを添えると、購入者に丁寧な印象を与え、温かい気持ちを伝えることができます。高評価や「またこの人から買いたい」と思ってもらうきっかけにも繋がります。
メッセージカードといっても、大げさなものである必要はありません。付箋やメモ用紙に一言書くだけでも、感謝の気持ちは十分に伝わります。
〇〇様
この度は、商品をご購入いただきまして、誠にありがとうございます。
気に入っていただければ幸いです。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
【トラブル別】困ったときのメッセージ例文

個人間取引であるメルカリでは、どんなに気をつけていても予期せぬトラブルが起こることがあります。大切なのは、焦らず、感情的にならずに、まずはメッセージで相手と冷静にコミュニケーションを取ることです。ここでは、よくあるトラブル事例ごとに対処法とメッセージ例文をご紹介します。
- 届いた商品に不備があった(傷・汚れ・破損など)
- 注文と違う商品が届いた
- 商品が届かない
- 受け取り評価をしてもらえない
- 購入者から支払いがない
- 発送が遅れてしまう
- 購入者・出品者から取引をキャンセルしたい
届いた商品に不備があった(傷・汚れ・破損など)
商品説明になかった傷や汚れ、配送中の破損などが考えられます。受け取り評価はしないでください。評価をしてしまうと取引が完了となり、事務局のサポートが受けられなくなります。
【購入者】出品者に連絡するときの例文
まずは状況を正確に、かつ冷静に伝えましょう。可能であれば、該当箇所の写真を撮影し、「写真も確認用に別途アップロードします」と伝えるとスムーズです。
お世話になっております。
本日商品を受け取りましたが、商品説明になかった〇〇(例:大きな傷、〇cmほどのシミ)がございました。
お手数ですが、今後の対応についてご相談させていただきたく、ご連絡いたしました。よろしくお願いいたします。
【出品者】謝罪と対応を伝えるときの例文
まずは真摯に謝罪し、返品・返金に応じる意思があることを伝え、相手を安心させることが重要です。
この度は、お届けした商品に不備があり、大変申し訳ございませんでした。
こちらの検品不足です。ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ありません。
つきましては、取引をキャンセルし、商品を着払いでご返送いただく形で対応させていただければと存じます。
お手数をおかけしますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
注文と違う商品が届いた
こちらも同様に、受け取り評価はせず、まずは取引メッセージで出品者に連絡しましょう。
【購入者】違う商品が届いたことを伝える例文
お世話になっております。
本日商品を拝見したのですが、購入した〇〇(商品名)ではなく、△△(違う商品の特徴)が届きました。
お手数ですが、ご確認の上、今後の対応についてご教示いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。
【出品者】謝罪と対応策を伝える例文
梱包ミスなどが考えられます。丁重にお詫びし、正しい商品を再送するか、取引をキャンセルするかの対応を提案します。
この度は、商品を間違えて発送してしまい、大変申し訳ございませんでした。
こちらの完全な確認ミスです。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。
もしよろしければ、正しい商品を改めて発送させていただきたく存じます。その際、お手元の商品は着払いにてご返送いただければと存じます。
ご意向をお聞かせいただけますでしょうか。
商品が届かない
発送通知から日数が経っても商品が届かない場合は、配送事故の可能性も考えられます。
【購入者】出品者に状況を問い合わせる例文
追跡番号がある場合はまず自分で確認し、それでも状況が不明な場合に問い合わせましょう。
お世話になっております。
〇月〇日に発送通知をいただきました商品ですが、本日時点でもまだ到着しておりません。
お手数ですが、配送状況をご確認いただくことは可能でしょうか。よろしくお願いいたします。
【出品者】購入者と協力して調査する例文
出品者側も配送状況を確認し、配送業者への調査依頼など、協力する姿勢を見せることが大切です。
ご連絡ありがとうございます。ご心配をおかけしており、申し訳ございません。
こちらでも追跡番号を確認しましたが、「調査中」となっておりました。
私の方から〇〇(配送会社名)に問い合わせて、詳しい状況の調査を依頼いたします。
進展があり次第、改めてご連絡いたしますので、今しばらくお待ちいただけますでしょうか。
受け取り評価をしてもらえない
配達完了になっているのに評価されない場合、購入者が評価の操作を忘れているか、不在でまだ商品を確認できていない可能性があります。
【出品者】状況を伺うときの例文
相手を責めるような文面は避け、「商品は無事に届いていますか?」と安否確認の形で連絡するのがおすすめです。
お世話になっております。
配送状況を確認したところ、〇月〇日にお届け済みとなっているようですが、商品は無事にお手元に届いておりますでしょうか。
もし何か問題がございましたら、お手数ですがこちらのメッセージにてお知らせください。
商品に問題がないようでしたら、受け取り評価をしていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
購入者から支払いがない
コンビニ/ATM払いを選択した購入者が、支払い期限を過ぎても支払いをしないケースです。
【出品者】支払い予定日を伺う例文
高圧的にならないよう、丁寧にお支払い予定日を尋ねてみましょう。
お世話になっております。
ご購入いただいた商品の支払い期限が過ぎておりますが、いつ頃お支払いのご予定でしょうか。
もしご都合が悪いなど事情がございましたら、一度ご連絡いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
発送が遅れてしまう
設定した発送までの日数を超えてしまいそうな場合は、判明した時点ですぐに購入者へ連絡しましょう。事前の連絡が、信頼を損なわないために非常に重要です。
【出品者】発送が遅れることを謝罪する例文
大変申し訳ございません。
〇日までに発送とお伝えしておりましたが、こちらの都合で発送が〇日ほど遅れてしまう見込みです。
つきましては、〇月〇日には必ず発送いたします。
お待たせしてしまい大変恐縮ですが、今しばらくお待ちいただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。
購入者・出品者から取引をキャンセルしたい
「間違えて購入してしまった」「商品を準備していたら不備が見つかった」など、やむを得ない事情で取引をキャンセルしたい場合も、まずはメッセージで相手に連絡し、合意を得る必要があります。
【購入者】キャンセルを依頼するときの例文
自己都合でのキャンセルは出品者に迷惑がかかるため、まずは丁重にお詫びすることが大切です。理由を正直に伝え、相手の同意を求めましょう。
お世話になっております。
大変申し訳ございませんが、〇〇(正直な理由、例:サイズを間違えて注文してしまった)ため、今回の取引をキャンセルさせていただけないでしょうか。
こちらの不注意でご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
【出品者】購入者に同意を求めるときの例文
例えば、発送前の検品で不備が見つかった場合など、出品者からキャンセルをお願いするケースです。状況を正直に説明し、お詫びしましょう。
お世話になっております。
商品を発送しようと最終確認をしていたところ、商品説明に記載のない〇〇(例:傷)を発見いたしました。
このままお送りすることはできませんので、大変申し訳ございませんが、一度取引をキャンセルさせていただけないでしょうか。
こちらの確認不足でご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。
💡 キャンセル依頼の手順や、相手に拒否された場合の対応など、より詳しい情報は以下の記事で解説しています。

メルカリでよく使うメッセージはテンプレ化しておくと便利

商品が購入されてから評価が終わるまでの基本的なメッセージは、購入されるたびに使うようになります。そのため、テンプレ化できるものはしておくのがおすすめです。
一通りのテンプレートを持っておくだけで、状況に合わせて、少し修正するだけで送信できます。
そうすることで、作業効率を上げるだけでなく、スピーディーなやりとりが可能に。気持ちの良い取引をするためにも、使用頻度の高いメッセージは、テンプレ化しておき、細かい内容をそれぞれ変えて送るのがおすすめです。
メッセージの例文を活用してスムーズに取引しよう

今回は、メルカリのメッセージで使える例文をご紹介しました。
顔がお互いに見えない取引だからこそ、メルカリではメッセージでのコミュニケーションが大切になります。その後の評価にもつながるので、相手のことを考えて、丁寧なやりとりを心掛けましょう。