メルカリでは、丁寧なメッセージのやりとりが、相手が受け取る印象やその後の評価につながります。またトラブルが発生した際も、使えるトラブル時の文面があれば焦らずに済みます。この記事では、メルカリのメッセージで使える例文をご紹介します。
メルカリのメッセージはていねいな対応が大切
メルカリの取引では、コメントやメッセージ機能を使用してやりとりをする機会があります。
メッセージのやりとりがなくても取引は成立しますが、顔が見えない取引で一切メッセージのやりとりがないと、お互い取引が終了するまで不安になることもあるでしょう。
そこで、お互いにとって気持ちが良い取引をするためには、適切なやりとりが大切になってきます。こまめなコミュニケーションがあった方が丁寧な印象になり、その結果、最終的な評価につながることも多いはずです。
文章だけのやりとりだと、相手の顔が見えないため、ちょっとしたことで相手に不快感を与えることもあります。そのため、お礼やあいさつを入れながら、丁寧な言葉遣いでやりとりをするように意識しましょう。
【シーン別】メッセージの例文
メルカリで商品が購入されると、それぞれのタイミングでメッセージのやりとりをします。
基本的にメッセージをやりとりするタイミングは下記の5つです。
- 値下げ交渉されたとき
- 購入されたとき
- 入金を確認した後
- 発送が完了した後
- 評価メッセージ
やりとりの内容や必要な情報はそれぞれ異なるため、各タイミングで意識すべきポイントと、メッセージの例文をご紹介します。
値下げ交渉されたとき
メルカリでは、値下げ交渉をされることはよくあることです。コメントがあっても必ず値下げしなければいけないわけではないので、できる範囲で対応するようにしましょう。
ただ値下げ交渉に応じるにしても、応じないにしても、きちんとコメントには返信してください。
【メッセ―ジの例文】
「コメントいただきありがとうございます。ご希望の〇〇円で問題ありません。今から金額の修正をいたしますので、ご購入のほど、よろしくお願いいたします。」
「コメントありがとうございます。ご希望の値段まで値下げすることは難しいです。ただ、せっかく興味を持って、コメントいただきましたので、〇〇円までなら値下げさせていただきたいと思います。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。」
「コメントいただきありがとうございます。大変申し訳ございませんが、こちらの商品の値下げは難しいです。ご期待に添えず恐縮ですが、現状の〇〇円でご検討、よろしくお願いいたします。」
購入されたとき
商品が購入されると、購入者と出品者は取引メッセージを使ってやり取りができるようになります。
購入直後の取引メッセージには、まず購入してくれたお礼と、発送日がいつになるのかを書きます。伝えた期日までには、きちんと発送できるようにしましょう。
もし都合が悪くなり、どうしても発送期日までに間に合わない場合は、遅れることを必ず購入者に連絡してください。
【取引メッセ―ジの例文】
「はじめまして。この度は商品をご購入いただきまして、誠にありがとうございます。出品者の〇〇(ユーザーネーム)です。ご入金の確認が取れましたので、早速発送の準備に取り掛かります。〇月〇日までには、発送させていただく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。」
「はじめまして。この度は商品をご購入いただきまして、誠にありがとうございます。出品者の〇〇(ユーザーネーム)です。お支払の確認ができ次第、発送させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。」
入金確認後
購入してすぐに支払いが完了している場合は、このやりとりはありません。ただ、購入から支払いまでに時間が空いた場合は、支払いが完了した際に購入者から連絡が来るでしょう。
購入者から支払い完了のメールが来たら、早めに支払いを確認して、発送日をあらためて伝えます。ここでのメッセージは、お金が関係することなので、できるだけ早めに返信するようにしましょう。
【取引メッセ―ジの例文】
「ご連絡ありがとうございます。ご入金のご確認が取れました。早速商品の発送準備に取り掛かり、〇月〇日までに発送させていただきますので、今しばらくお待ちください。発送が完了しましたら、改めてご連絡いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
発送した後
商品の発送手続きが完了したら、メルカリアプリで発送通知ボタンをタップすることになるため、購入者にも自動で通知が届きます。
ここでのメッセージは送らなくても良いですが、メッセージを送ることで、購入者に安心感が与えられます。なかには商品がいつ届くのか心待ちにしており、受取日の情報が欲しい方もいます。
到着予定日が分かるなら、発送した後に、メッセージで購入者に伝えるのがおすすめです。
【取引メッセ―ジの例文】
「お待たせいたしました。本日〇〇にて、商品を発送させていただきました。追跡番号は〇〇〇〇で、〇月〇日に到着予定です。お手元に届きましたら、内容の確認と、受け取り評価を、よろしくお願いいたします。」
評価メッセージ
購入者が商品を受け取った後に評価をしたら、出品者からも購入者の評価をすることになります。評価は「良い」か「悪い」かだけを選んで、取引を完了させることも可能です。
ただこの評価は、ユーザーにとって、今後の取引に影響するため、一言コメントを入れるようにしましょう。
【取引メッセ―ジの例文】
「この度は商品をご購入いただきまして、ありがとうございました。スムーズな対応のおかげで、終始安心して取引をすることができました。またご縁がありましたら、よろしくお願いいたします。」
商品にメッセージを添付するのもおすすめ
メルカリに出品している方の中には、商品と一緒にメッセージカードにお礼の言葉を書いて発送する方もいます。きちんとしたメッセージカードでなくても、付箋やメモ用紙にお礼を書くだけでも、気持ちは伝わります。
【メッセ―ジの例文】
「〇〇様
この度は、商品をご購入いただきまして、誠にありがとうございます。気に入っていただければ幸いです。また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。」
トラブルが発生した場合のメッセージ例文
メルカリは、個人間の取引になるため、時にはトラブルが発生することもゼロではありません。そんな時には、なるべく穏便に済ませられるように、丁寧な文面を心掛け、言葉遣いにも注意することが大切になってきます。
ここでは、冷静に対処できるよう、トラブル時のコメント例文もご紹介するので、合わせて確認しておいてください。
クレームを受けた場合
メルカリで商品を出品すると、どんなに注意をしていても、クレームのメッセージが来るおそれがあります。焦らずにコミュニケーションを取り、適切な対応が大切になります。
まずは相手に不快感を与えたことに対しての謝罪をし、次に問題になった原因をしっかりと購入者に伝えます。そして、どう対応するのかを最後に説明します。
丁寧に対応することで、誠実さが購入者にも伝わるはずです。
【メッセ―ジの例文】
「この度は、ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。こちらの〇〇(商品の確認不足や、不十分な梱包であったなどの原因)が原因であったと認識しております。取引のキャンセルの対応させていただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか。恐縮ですが、商品は着払いで返品を承らせていただきます。お手数をおかけしてしまいますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。」
「ご連絡いただきありがとうございます。今回ご指摘いただいた内容についてですが、商品の説明欄に記載させていただいております。お手数ですが、もう一度ご確認いただけますでよしょうか。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。」
受け取り評価がされない場合
メルカリでは、購入者から商品の受取評価をしてもらって、こちらが評価するまで取引が完了しません。購入者の中には、何日経っても受け取り評価をしてくれない方もいます。
受取評価の存在を知らない方もいるので、メッセージで評価をしてもらうように連絡してみましょう。
【メッセ―ジの例文】
「先日は、〇〇(商品名)をご購入いただき、ありがとうございました。商品は無事届いていますでしょうか。こちらの取引画面では、〇月〇日に「配達済み」になっているため、心配になって、ご連絡させていただきました。商品が手元に届いているようでしたら、受取評価からコメントをいただけると幸いです。お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
メルカリでよく使うメッセージはテンプレ化しておくと便利
商品が購入されてから評価が終わるまでの基本的なメッセージは、購入されるたびに使うようになります。そのため、テンプレ化できるものはしておくのがおすすめです。
一通りのテンプレートを持っておくだけで、状況に合わせて、少し修正するだけで送信できます。
そうすることで、作業効率を上げるだけでなく、スピーディーなやりとりが可能に。気持ちの良い取引をするためにも、使用頻度の高いメッセージは、テンプレ化しておき、細かい内容をそれぞれ変えて送るのがおすすめです。
メッセージの例文を活用してスムーズに取引しよう
今回は、メルカリのメッセージで使える例文をご紹介しました。
顔がお互いに見えない取引だからこそ、メルカリではメッセージでのコミュニケーションが大切になります。その後の評価にもつながるので、相手のことを考えて、丁寧なやりとりを心掛けましょう。