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メルカリのパスキー(生体認証)とは?機種変更時の注意点やログインできないときの対処法も解説

メルカリのパスキー(生体認証)は、パスワードの入力なしで、より簡単かつ安全にログインできる仕組みです。この記事では、パスキーの基本的な使い方から、設定・削除方法、機種変更時の注意点、ログインできない時の対処法まで詳しく解説します。
目次
メルカリのパスキー(生体認証)とは?
メルカリのパスキー(生体認証)とは、お使いのスマホで設定している以下のようなロック解除方法を利用して、本人確認を行うログイン方法です。
- 指紋認証(Touch IDなど)
- 顔認証(Face IDなど)
- パスコード、PIN、パターン
認証はお客さまの端末内で行われるため、メルカリに指紋や顔などの個人データが保存されることは一切ありません。
従来のパスワード入力と比べて、より簡単かつ安全にメルカリにログインできる仕組みといえます。
※機種・OSによってはパスキー認証を利用できない場合があります
メルカリでパスキーを利用するメリット3つ


①パスワード不要でスムーズにログインできる
パスキーを使えば、ログインIDやパスワードを都度入力する必要がなくなります。
お使いのスマホの指紋認証・顔認証、または画面ロックの解除だけで、すぐにログインが完了。ログインが簡単になることで、スマホやパソコンなど、利用シーンに応じた端末の使い分けもスムーズになります。
購入者・出品者とのやり取りも多いメルカリでは、ストレスなくログインできることは大きな魅力です。
②フィッシング詐欺・不正ログイン対策が強化される
本人しか解除できない生体認証や端末のPINを用いるパスキー。利用することでパスワードの流出などによる不正ログインを防ぐことができます。メルカリアカウントのセキュリティが大幅に向上します。
メルペイ残高やポイント、大切な個人情報を乗っ取りなどのリスクなど守るため、メルカリアカウントのセキュリティが大幅に向上します。
③「メルカリモバイル」など便利なサービスもスムーズに利用できる
パスキーは、メルカリが提供する他サービスでも利用可能です。メルカリの販売利益(メルペイ残高)で通信費を支払える「メルカリモバイル」や、メルカリアプリ内でビットコインの取引ができる「ビットコイン(メルコイン)取引機能」を利用する際には、安全対策として申し込み前にパスキーの登録が必須となります。
あらかじめパスキーを設定しておけば、こうしたサービスに申し込みたいと思った時に、スムーズに手続きを進められるでしょう。
※ご利用のアプリバージョンや端末によっては、上記のサービスを利用できない場合があります
【重要】パスキー設定でログイン方法はこう変わる
メルカリでは、パスキーの設定状況によってログイン方法が異なります。設定後に「前の方法でログインできない!」と慌てないよう、以下の流れを必ず確認しておきましょう。
【パスキー設定前】のログイン方法
現在、パスキーをまだ設定していない方は、以下の方法でログインできます。
- メールまたは電話番号とパスワード
- 各種アカウント連携(Apple、Google、Facebook、LINE)
【パスキー設定後】のログイン方法
パスキー設定後のログインは、以下のいずれかの方法で行うことになります。
- パスキー認証(指紋・顔認証など)
- 各種アカウント連携(Apple、Google、Facebook、LINE)
パスキーを設定すると、設定前に使っていた「メールまたは電話番号とパスワード」でのログインができなくなるため、ご注意ください。
なお、パスキー認証を登録していない方も、メルカリアプリやWebサイトは引き続きご利用いただけますが、安心・安全のためにパスキー認証の設定をおすすめしています。
メルカリのパスキー設定・追加・削除の方法


ここでは、フリマアプリ「メルカリ」でパスキーを設定・追加・削除する方法を解説します。
初めて登録するときの手順や、2台目以降の端末への追加方法、削除する際の注意点などをまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。
初めてパスキーを登録するときの手順
初めてパスキーを登録する際の手順は、以下の通りです。
- メルカリアプリの「マイページ>個人情報設定>生体認証(パスキー)」をタップします
- 「生体認証を登録する」をタップします
- 電話番号認証を行います。 登録している電話番号宛にSMSで届いた認証番号を入力してください
- 再度「パスキーを登録する」をタップし、画面の指示に従って指紋認証や顔認証などを行います
これで登録は完了です。今後はパスキーを設定した端末を使って、パスワードなしでログインできます。
2台目以降の端末にパスキーを登録する方法
2台目以降の端末にパスキーを登録する手順を解説します。
始める前に、①追加したい端末でメルカリにログインし、②すでにパスキーを登録済みの端末も手元に用意しておきましょう。
- 追加したい端末で「マイページ>個人情報設定>生体認証(パスキー)」画面を開き、「生体認証を追加する」をタップします
- 画面の指示に従って認証を行います
- 生体認証が求められる場合:パスキー認証を実施してください
- QRコードが表示される場合:登録済みの端末で読み取ってください
- 再度、追加したい端末で指紋認証や顔認証などが求められるので、認証を行います
- 設定画面に新しい端末が追加されていることを確認できたら、登録完了です
メルカリのパスキーは、アカウントに紐づくものではなく、スマホやパソコンといった端末ごとに設定する仕組みです。
たとえば、スマホとパソコンの両方に登録しておけば、利用シーンに応じてスムーズにログイン可能に。また、メインのスマホが故障・紛失してしまった場合でも、別の登録端末からログインできるため、万が一の時のバックアップとしても非常に有効です。
複数の端末に登録しておくことで、便利かつ安全にメルカリを利用しましょう。
登録したパスキーの削除手順と注意点
登録したパスキーは削除が可能です。ただし、メルカリではセキュリティのため、最低でも1台の端末でパスキーの登録しておくことを推奨しております。
そのうえで削除を希望する場合は、「マイページ>個人情報設定>生体認証(パスキー)」画面から、削除したい端末の「削除」ボタンを押して手続きを進めてください。
なお、以下の条件に当てはまる場合は、パスキーの削除ができませんのでご注意ください。
- メルコイン保有中やメルカリモバイル契約中は、パスキーがひとつもない状態にすることはできません
- パスキーの登録端末が1つのみの場合は、パスキーを削除できません
- パスキーを登録した端末自身では、その端末のパスキーを削除できない場合があります
※たとえば、iPhoneで登録したパスキーを削除したいのにエラーが出る場合は、パソコンなど別の登録済み端末から削除操作を試みてください
パスキーを使ってメルカリにログインする方法
パスキーを設定した後のログイン方法は「ログインしようとしている端末に、パスキーが登録されているか」によって操作が異なります。
ご自身の状況に合わせて、正しいログイン方法を確認しましょう。
パスキーを登録した端末でログインする場合
パスキー設定済みの端末でメルカリのアプリやWebサイトにログインする手順は以下の通りです。
- メルカリアプリやWebサイトのログイン画面で「パスキーでログイン」を選択します
- 画面の指示に従って、その端末に設定されている指紋認証・顔認証・パスコードなどで認証を行います
認証が成功すれば、すぐにログインが完了します。
パスキーを登録していない端末でログインする場合
「パスキーはスマホにしか登録していないが、パソコンでログインしたい」といったケースの場合は、ログインの際にパスキー登録済みの端末が必要になります。
- パスキー未登録の端末(PCなど)で、メルカリのログイン画面を開き「パスキーでログイン」を選択します
- 「QRコードの読み込み」「USBポート(セキュリティキー)の挿入」などが求められます
- QRコードでのログイン:
パスキー登録済みのスマホのカメラでQRコードを読み取ります - USBポート(セキュリティキー)挿入でのログイン:
USB挿入式の指紋・パスキーの認証アクセサリを持っている場合のみ利用可能な方法です
- QRコードでのログイン:
機種変更後の端末でのパスキー登録方法
パスキーを設定している方が機種変更をする場合、新しいスマホでもパスキーを使えるように再設定する必要があります。
古いスマホと新しいスマホの両方を手元に用意して、以下の手順で進めてください。
- 【新端末】メルカリアプリをインストールする
新しいスマホにメルカリアプリをインストールします。 - 【新端末・旧端末】新端末にパスキーを追加登録する
先ほどの「2台目以降のパスキーを追加で登録する方法」で解説した手順に従い、古いスマホを使って、新しいスマホにパスキーを追加登録します。 - 【新端末】メルカリにログインできることを確認する
パスキーの追加登録が完了したら、新しいスマホでメルカリアプリを開き、追加したパスキーで実際にログインできるかを確認しましょう。 - 【旧端末】iD情報の設定を削除する
iD決済を設定している場合は、古い端末からiD情報を必ず削除してください。この操作を忘れると、第三者に利用されるなどのトラブルにつながる可能性があるため、必ず実施しましょう。
※iD情報を削除しなかったことが原因で発生したトラブルは、事務局での対応が難しくなる場合があります
メルカリのパスキーに関するトラブル対処法


ここでは、「パスキーがうまく設定できない」「突然ログインできなくなった」といった予期せぬトラブルが起きたときの対処法を解説します。
ご自身の状況に照らし合わせ、落ち着いて対処しましょう。
パスキーの登録ができない
パスキーの登録がうまくいかない場合、いくつかの原因が考えられます。以下の点を確認してみてください。
- 推奨環境を満たしているか確認する
お使いの端末やOSが、パスキーの推奨環境を満たしているか確認しましょう。詳細はこちらをご確認ください。 - 通信環境を見直す
通信が不安定な場合、登録に失敗することがあります。通信環境の良い場所で再度試すか、Wi-Fiとモバイル通信を切り替えてみてください。 - (iPhoneの場合)Face IDの許可を確認する
メルカリアプリに対してFace IDの使用が許可されているか、端末の設定を確認してください。
これらの方法を試しても解決しない場合は、一度アプリを再インストールしてみるのも有効な手段です。
認証時にエラーが表示される場合
「認証に失敗しました」などのエラーが表示される場合、主な原因はパスキー登録時と現在のアカウント情報が一致していないことです。
たとえば、パスキーを登録した時と異なるApple IDやGoogleアカウントを使用している場合や、Androidの仕事用プロファイルを利用している場合に、このエラーが発生しやすくなります。
この場合は、「パスキー/パスワードの再設定」を行って、新しいパスキーを追加してください。
機種変更後にパスキーが認証できない
機種変更後にパスキーで認証できない場合、以下の点を確認してください。
- 旧端末が手元にある場合
前述した「2台目以降のパスキーを追加で登録する方法」の手順に従って、新しい端末にパスキーを設定してください。 - 旧端末がない場合
新端末でログインしているApple IDやGoogleアカウントが、以前と同じものかを確認してください。アカウントが異なるとパスキーは引き継がれません。
また、新しい端末がパスキーの推奨環境を満たしているかもあわせて確認しましょう。
QRコードの読み取りができない
パソコンなどで表示されたQRコードをスマホで読み取れない場合、以下の2点を確認しましょう。
- 端末標準のカメラアプリを使っているか
- 両方の端末のBluetoothがオンになっているか
一部のQRコードリーダーアプリでは、正しく読み取れないことがあります。まずはスマホに標準で搭載されているカメラアプリで試してみましょう。
また、パスキーの連携にはBluetoothを利用するため、パソコンとスマホの両方で設定がオンになっているか確認してください。
※Android端末をご利用の場合、Googleアプリのカメラ(Googleレンズ)で読み取りができるかお試しください
身に覚えのない登録完了通知が届いた
ご自身で操作した覚えがないのに「パスキーの登録が完了しました」という通知が届いた場合、第三者による不正ログインの可能性があります。
まだご自身でメルカリにログインできる場合は、まず自分以外の端末を強制的にログアウトし、速やかにパスワードを変更してください。その後、不審な決済履歴がないかも必ず確認しましょう。
もし、すでにログインできなくなっているなら、アカウントが乗っ取られた可能性があります。この場合は、ただちにメルカリ事務局へ問い合わせてください。
パスキーでメルカリをよりあんぜんに、便利に楽しもう
パスキーは、パスワード管理の手間をなくしてアカウントを不正ログインから守る、簡単かつ安心な仕組みです。
パスキーを設定することで、より安心してフリマアプリ「メルカリ」での取引を楽しめます。
これからメルカリを始める方も、ぜひこの記事を参考にパスキーを設定して、お得で楽しいメルカリライフをスタートさせましょう。