AV機器の発達によって、使う機会がめっきり減ったビデオデッキ。「廃棄したいけど、捨て方が分からない」とお困りの方もいるでしょう。この記事では、ビデオデッキの廃棄方法や処分費用などを解説します。場合によってはおトクに処分できる可能性もあるので、ぜひチェックしてみてください。
ビデオデッキの廃棄方法と処分費用
ビデオデッキを廃棄するには次の5つの方法があります。
- 自治体に回収してもらう
- 回収業者に依頼する
- 家電量販店に回収してもらう
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- 知人に譲る
それぞれ、具体的な廃棄方法や費用・注意点などを解説します。
自治体に回収してもらう
ビデオデッキは、「不燃ごみ」もしくは「粗大ごみ」として自治体に回収してもらうことができます。
どちらに分類されるかは地域によって異なるので、各自治体のホームページで確認するか、環境局などに問い合わせましょう。
不燃ごみとして出す場合
不燃ごみとして出せるサイズは自治体によって多少違いますが、一辺が概ね30cm未満であれば、不燃ごみに分類される場合が多いです。
不燃ごみとして出す場合は、各自治体のルールに従って、指定されたごみの日に回収場所まで持って行きましょう。
費用をかけずに処分可能で、廃棄日を予約する手間などもかからないのがメリットです。
粗大ごみとして出す場合
一辺が概ね30cmを超えるものは、粗大ごみに分類されることが多いです。
粗大ごみとして出す場合は、戸別収集を申し込むか、ごみ処理施設に自分で搬入することになります。
【戸別収集を申し込む際の手順・費用】
ごみ受付センターなどに申し込みをしたうえで、粗大ごみ処理券を購入します。
粗大ごみに処理券を貼付し、指定された収集日時に玄関先などに出しておくと、作業員が来て収集してくれます。
廃棄にかかる手数料は自治体によっても異なりますが、一般的に200円~400円ほどです。
【ごみ処理施設に搬入する際の手順・費用】
ごみ受付センターなどに事前に申し込みをしたうえで、搬入可能な日時に自分でごみを持ち込みます。
ごみ処理施設に直接持ち込む場合は、事前に申し込みが必要な場合がほとんどです。申し込みせずに持ち込んでも受け入れてもらえないことが多いので気を付けましょう。
廃棄にかかる手数料は自治体によって異なりますが、戸別収集と同額か、それより安く済むケースもあります。
粗大ごみとして自治体に回収してもらう方法は、回収業者に依頼する場合と比べて安く済むのがメリットですが、処理券の購入や持ち込みなどの手間がかかること、収集日時が決められている点はデメリットです。
ビデオデッキは小型家電リサイクル法の対象製品
ビデオデッキは小型家電リサイクル法の対象製品となっています。
小型家電リサイクル法とは、小型家電に含まれる有用な金属の回収・リサイクルを促進するために作られた法律です。
小型家電リサイクル法の対象品目のうち、どれを回収するかは自治体ごとに定められており、回収品目に指定されている製品は、小型家電リサイクル法に則って処理する必要があります。
そのため、自治体のごみ回収に出す前に、一度お住まいの地域のホームページなどで、ビデオデッキが回収品目に指定されているかどうかを確認するようにしてください。
もし指定されているようであれば、自治体が定める回収方法に従って廃棄しましょう。
回収業者に依頼する
廃棄したいものが他にもある場合や、引っ越しなどの都合で早急に廃棄したい場合は、民間の回収業者に依頼するのが便利です。
自治体のごみ回収と違って、業者に依頼すれば自分の都合の良い日時に自宅まで回収に来てもらえます。
回収費用は自治体より高額になる傾向がありますが、業者によっては、ビデオデッキ単品なら500円ほどで回収してもらえるケースもあります。
なお、家庭から出た不要品の収集・運搬・処分には、「一般廃棄物処理業の許可」が必要です。しかし、回収業者の中には無許可で営業している悪質な業者もいるため注意しましょう。
家電量販店に回収してもらう
家電量販店でも小型家電の回収サービスを行っている場合があります。
回収費用は家電量販店によりさまざまですが、ビデオデッキ単品であれば無料~550円ほどで引き取ってもらえます。
また、他にも廃棄したい小型家電がある場合は、「ダンボールに何点入れても1箱○円」という、おトクな宅配便回収サービスを行っているところもあるので、ぜひチェックしてみてください。
回収方法は、「店舗への直接持ち込み」・「商品配送時に引き取り」・「訪問回収」など、家電量販店ごとに異なるので、ホームページなどで確認しましょう。
訪問回収の場合は、別途出張料金がかかる場合があります。
リサイクルショップで買い取ってもらう
ビデオデッキが壊れていなければ、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。
廃棄費用がかからないうえに、買い取りしてもらえればちょっとした収入にもなるのが◎。
リサイクルショップに持ち込む前に、テープの出し入れや、再生・巻き戻しなどの動作に不具合がないことをしっかり確認しておきましょう。
少しでも高く買い取ってもらうためには、ボタン回りや背面の端子部分の汚れをきちんと掃除しておくのも重要です。
知人に譲る
身近にビデオデッキを必要としている人がいれば、譲るのもひとつの方法です。
もし貰い手が見つかれば、費用をかけずに手軽にビデオデッキを廃棄できるので、なるべく処分費用をかけたくない場合は、周りに欲しい人がいないか聞いてみても良いかもしれません。
なお、後々のトラブルを避けるためにも、ビデオデッキが不具合なく動作するかどうか、譲り渡す前にしっかりチェックしておきましょう。
捨てるのはもったいない?ビデオデッキは意外と需要の高いアイテム
近年ではDVDやブルーレイが主流のため、ビデオデッキはほとんど使われていないと思う方が多いかもしれません。
しかし、ビデオデッキは意外にも、まだまだ需要のあるアイテムなのです。
過去の映像作品の中にはDVD化されていないものも多数あり、それらを鑑賞するためにはビデオデッキが必要となります。
また、ビデオ全盛期に子育て中だった方の中には、「VHSのホームビデオをたくさん持っているけど、デッキがなくて再生できない」という方もいるでしょう。
ビデオデッキは2016年をもってすでに生産が終了しているため、新品を購入するのが難しい状況です。
そのため、ビデオデッキを新たに入手したい場合は中古品から探す必要があり、現在でもモデル・製品の状態などによって高値で取り引きされています。
不要になったビデオデッキがあるなら、フリマアプリなどでの販売もぜひ検討してみましょう。
ビデオデッキを売るならメルカリがおすすめ!メルカリのメリット4つ
ビデオデッキをフリマアプリで出品するなら、メルカリがおすすめです。メルカリのメリットを4つご紹介します。
月間利用者数が多く買い手が見つかりやすい
フリマアプリに出品する際は、商品が売れるかどうか気になる方も多いはず。
月間利用者数が2,000万人を超えるメルカリなら、ビデオデッキを探しているユーザーに見つけてもらえる可能性が高く、すぐに買い手が付くことも期待できます。
月会費などの手数料がかからない
メルカリでは、商品が売れた場合に10%の販売手数料がかかるのみで、登録費用・月会費・出品時の手数料などは一切かかりません。
実際に商品が売れるまでコストが発生しないので、気軽に出品できるのが嬉しいポイントです。
事務局のサポート体制が充実している
フリマアプリで出品するにあたって心配なのが、購入者とのトラブルです。
メルカリでは、購入者との間でトラブルがあっても、事務局がしっかりサポートしてくれるので安心です。
また、メルカリでの取り引きをより快適に楽しめるよう、専門スタッフが迷惑行為などのチェックを365日24時間体制で実施しています。
安心・安全・おトクな配送方法がある
メルカリで商品を発送する際は、「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」といった、メルカリ独自の配送方法を利用することもできます。
メルカリ便なら匿名で配送できるため、購入者に自分の住所や氏名を知られることなく、安全な取り引きが可能です。
面倒な宛名書きも不要で、配送時のトラブルもサポートしてもらえるなど、出品者・購入者ともにメリットの多い配送方法です。
また、配送料が全国一律で、通常よりもおトクに発送できるのも嬉しいポイント。
いらなくなったビデオデッキはメルカリでの出品も検討を
ビデオデッキを廃棄するには、「自治体のごみ回収に出す」「回収業者に依頼する」「家電量販店に回収してもらう」などの方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分のニーズと照らし合わせながら、一番納得できる廃棄方法を選択しましょう。
ビデオデッキは意外と需要があるアイテムなので、きちんと動作するようであれば、メルカリでの出品もぜひ検討してみてください。