新しい製品を買ったときなど、古い冷凍庫の廃棄方法に悩む方も多いでしょう。この記事では、冷凍庫の廃棄方法とかかる費用について詳しく解説していきます。まだ使える冷凍庫は廃棄よりも売るのがおトク。売り方についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
壊れた冷凍庫の廃棄方法と費用
冷凍庫は家電リサイクル法で定められている特定4品目に含まれる家電であるため、冷凍庫は粗大ごみとして捨てることはできません。捨てるときは適切な場所へ引き渡すことが求められています。
ここでは、冷凍庫の適切な捨て方について解説します。
家電量販店に引き取ってもらう
家電量販店などで新しい冷凍庫に買い替える場合は、同時に古い冷凍庫を引き取ってもらうことができます。
買い替えではなく、冷凍庫の処分のみ行いたい場合は、基本的に購入したお店に引き取りをお願いします。購入したお店がわからない場合は、次にご紹介する自治体の指定場所に持ち込む方法で処分するのが一般的です。
【廃棄方法】
家電量販店の店舗やWebなどで申し込み後、冷凍庫を店舗へ持ち込むか自宅へ引き取りに来てもらいます。自分でリサイクル券を購入する必要はなく、廃棄にかかる合計金額を店頭で支払うか、あるいは引き取りに来た配達員に渡すことが多いです。
正確な引き取り方法はお店ごとに異なるため、事前にお店に問い合わせておくと安心です。
【費用相場】
リサイクル料金 3,740円 + 収集運搬料 1,650円 = 合計 5,360円(※170L以下の場合)
容量が大きくなると料金が上がります。引き取りのみの場合は、追加で数千円かかる店舗が多いです。
また自宅に来てもらう場合、3階以上の建物や、搬出に3名以上スタッフが必要になると、別途料金がかかる可能性があります。
自治体の指定取引場所に持ち込む
冷凍庫を購入したお店がわからない場合や、家電量販店に引き取ってもらう以外の廃棄方法をお探しの場合は、自治体指定の引取場所へ持ち込む方法が一般的です。指定場所までの運搬が難しい場合は、運搬のみを自治体指定の業者に頼むこともできます。
【廃棄方法】
特定家電4品目の指定引取場所を市町村に電話で問い合わせるかホームページなどで確認します。このとき廃棄したい冷凍庫のリサイクル料金も一緒に確認しておきましょう。メーカーや容量によって料金が変わります。
リサイクル料金がわかったら、リサイクル券を郵便局で購入します。全国ほとんどの郵便局に家電リサイクル券用紙が置いてあるため、必要事項を記入して郵便局で支払いを済ませます。
リサイクル料金の支払いが終わったら、指定取引場所に冷凍庫を持ち込みます。自分で直接持ち込む場合は指定された日時に運搬しましょう。運搬を指定業者へ依頼した場合は、指定日に業者が自宅まで取りに来ます。
【費用相場】
リサイクル料金 3,740円~
運搬を指定業者へ依頼する場合は、別途収集運搬料が必要です。収集運搬料は業者によって異なりますが、3,000円前後が相場です。
自分で直接指定場所へ持ち込む場合は、収集運搬料が不要です。搬出の労力はかかりますが、費用を安く抑えられます。
回収業者に依頼する
市町村から委託を受けた回収業者や、一般廃棄物処理業の許可を受けている回収業者に、冷凍庫の廃棄を依頼することもできます。冷凍庫以外のいらないものも回収してもらえるため、冷凍庫以外にも複数廃棄したいものがある場合は手間を省くことができるでしょう。
【廃棄方法】
回収業者のホームページや電話から申し込みをします。あとは指定日に業者が自宅まで取りに来るため、回収時に業者へ料金を支払って運び出してもらえば完了です。
【費用相場】
10,000円~(※リサイクル料金込み)
回収業者はトラックの容量などに応じた料金体系となっていることが多いため、費用相場は比較的高めです。業者によって料金体系が異なるため、あらかじめよく確認しておきましょう。
冷凍庫を廃棄するときの注意点
冷凍庫は、可燃ゴミのように回収日に捨てれば良いというわけではなく、自分で業者に連絡をしたり、リサイクル券を購入したりと、少し手間のかかる作業になります。
このように、冷凍庫の廃棄は普段のごみの捨て方とは異なる点が多いため、ここでは注意点について解説します。
すぐに廃棄できないことも
自宅へ冷凍庫を引き取りに来てもらう場合は、近い日付で予約をとれない可能性があります。特に引っ越しで廃棄をする人は、前もって廃棄の手続きをしておくことをおすすめします。
また自治体の指定取引場所へ直接持ち込む場合は、指定場所の営業時間に注意が必要です。土日祝日は営業をしていなかったり、営業時間が9時から17時までというところもあるため、平日に仕事がある人には都合を合わせづらい場合もあります。
指定取引場所への持ち込みを考えている方は、まず営業時間を確認しておきましょう。
無許可の回収業者には渡さない
回収業者に依頼する場合は、市町村から委託を受けている、または、一般廃棄物処理業の許可を得ている業者を選ぶようにしてください。
家庭から出た廃棄物を扱うには、「一般廃棄物処理業」の許可が必要ですが、この許可を取得せずに営業を行っている業者が存在します。無許可の業者に渡ると適切な廃棄処理が行われないために、フロンガスや有機物質が発生し、環境汚染や健康被害につながる恐れがあります。
また無許可の回収業者による高額請求トラブルも発生しています。無料回収と言っておきながら、回収後に高額な料金を請求されるケースが報告されており、注意が必要です。
そのため一般廃棄物処理業の許可を持った業者や、市町村の委託を受けている業者に依頼するようにしましょう。
まだ使える冷凍庫の処分方法
冷凍庫を廃棄する場合、最低でもリサイクル料金3,740円がかかり、ある程度の費用が必要になります。そのため、まだ使える冷凍庫なら、お金を払って廃棄するよりも売却することをおすすめします。
ここでは、まだ使える冷凍庫を売る方法について解説します。
リサイクル店に売る
近所のリサイクル店などで売る方法があります。買い取りしてもらえれば、その場ですぐに現金化できるのが嬉しいメリットです。
買取可能なものは、製造後5年以内としているお店が多く見られます。製造年が古すぎるものや状態が悪いものなどは、買い取りしてもらえないケースもあるので注意が必要です。
【売り方】
リサイクル店に冷凍庫を直接持ち込み、査定してもらいます。査定額に納得できればそのまま買い取ってもらい、買取金額を受け取れます。
また近くにリサイクル店がない場合は、出張買取を依頼できるお店もあるので、持ち込むのが難しい場合は電話やホームページから依頼してみましょう。
フリマアプリやオークションで売る
フリマアプリやネットオークションを使って売る方法もあります。
個人間の売買となるため、自分で冷凍庫を発送するなどの手間が多少かかりますが、その代わりリサイクル店よりも高値で売れやすいというメリットがあります。
できるだけ高く売りたい人には、フリマアプリやオークションの利用がおすすめです。
【売り方】
商品写真と商品説明を載せて出品します。購入されたら商品を自分で梱包・発送します。商品が無事購入者のもとへ届いたら、売上金を得ることができます。
フリマアプリNo.1のメルカリなら売れやすい
まだ使える冷凍庫を売るなら、売れやすいフリマアプリ「メルカリ」がおすすめです。
メルカリは国内最大のフリマアプリなので、多くの人に見てもらうことができ、売れる可能性が高いと言えます。
また冷凍庫はサイズが大きいので、梱包方法や配送方法選びに悩む方もいると思いますが、メルカリなら梱包から発送までをプロに依頼できる「梱包・発送たのメル便」が利用できます。梱包・発送たのメル便は全国一律送料なので配送料も抑えられます。
冷凍庫を売るなら、手間をかけずにおトクに発送できるメルカリがおすすめです。
まだ使える冷凍庫はかんたんに出品できるメルカリで売ろう
冷凍庫を廃棄するには、家電量販店か自治体の指定取引場所で引き取ってもらう必要があります。どちらもリサイクル料金が発生するため、まだ使える冷凍庫の場合はフリマアプリやリサイクル店で売るのがおすすめです。
フリマアプリの「メルカリ」なら利用者数が多く、「梱包・発送たのメル便」で便利におトクに発送できます。
まだ使える冷凍庫の廃棄を考えている人は、ぜひ一度メルカリに出品してみてください。