トレーディングカード(トレカ)を売ったり買ったりする際、多くの人が気になるカードの状態。特に売買においてニーズが高いのが美品のトレカです。では美品とはどのようなものを言うのか、美品を見分ける要素を解説。さらにメルカリにおける売買のポイントもまとめました。
トレカを売るならメルカリへの出品がおすすめ!
メルカリは、月間2,000万人以上のユーザーが利用する国内最大のフリマサービスです。
利用者が多いため、出品したトレカが買い手とマッチングしやすいのが大きな特徴です。
また、メルカリは間に業者を介さない分、トレカ専門店やゲームショップでの買取よりも高く売れる可能性があります。
トレカを売りたいと考えている方は、ぜひメルカリへ出品してみてください。
美品の基準は、取扱い店舗によって異なる
トレカにおける美品の基準は、取扱店舗によって異なります。
一例として、トレーディングカードを中心にホビー商品の売買を行っている「magi」では、以下のような基準で状態を判断しています。
- 傷の有無
- 汚れの有無
- 印刷の完全さ(光沢・ピント・色ムラなど)
- カードの歪み
例えば傷については、
- すれ傷:こすれ跡の有無、ひっかき傷の有無など
- 白欠け:すれ傷が悪化して白い地の紙が見えていないか
- 初期傷:製造時についたと考えられる微細なすれ傷やヨレの有無
など、細かい部分も査定の対象となっています。
フリマアプリにおける美品の基準は?
一方、フリマアプリでは個人が出品しているので、「美品」と紹介されている場合でも、上記のように専門店基準に準ずる場合には「大きく減点がある」と評価されるようなカードの可能性があります。
個々の主観によるところが大きいため、売り手はもちろんのこと、購入するユーザー側にも、美品かどうかを見極める力が必要です。
美品を見極めるチェックポイント
フリマアプリで実際にどのようなポイントをチェックするかについて、紹介します。
ここでは一例として、メルカリで売買されているトレカに対して、状態を判断するためのチェックポイントを解説します。
白欠け
白欠けは、カードの表面がこすれや折れ、水濡れなどによってはがれてしまい、カードの材質である紙そのものが白く見えてしまっている状態を指します。
多くはカードの縁や角に発生します。
白欠けはカード表面の色が分かりやすく変わるため、比較的見つけやすい減点ポイントです。
スレ
カードの表面がこすれることで細かい傷がたくさんついた状態を「スレ」と言います。
ゲームプレイによってプレイングマットとカードがこすれてできるスレもありますし、カード同士がこすれることで表面に細かな擦り傷がたくさんできてしまうこともあります。
スレ傷の有無を見分けるには、様々な角度から光を当ててチェックするのが有効です。
スレがある場合には表面が白っぽくぼやけて見えます。
またスレ傷の程度がひどいと、白欠けのように見えることもあります。
へこみ
トレカの素材は紙なので、ペンのような先のとがったもので強く押してしまうと、へこんだ傷ができてしまいます。
へこみ傷についても、光をさまざまな角度から当ててチェック可能です。
一部分だけ極端に光沢が変わって見える場合、そこがへこみ傷になっている可能性があります。
折れ、反り
折れは、文字通りカードが折れ曲がってしまっている状態を指します。
反りは、カードにゆがんだ曲がりクセが付いてしまっている状態を指します。
トレカの素材は紙ですので、折れたものを元に戻そうとしても、折り目が残ってしまいます。
折れは縁部などに多く発生しますので、注意してチェックしましょう。
一方、反りは正面から撮影した画像だけでは判断が難しいケースがあります。
上下方向、左右方向から、カードが反っていないことを証明するような写真を撮ってもらって確認するのが理想です。
日焼け
太陽光などの紫外線に長時間さらされると、トレカに付着しているインクが色あせてしまうことがあります。
これを日焼けと呼びます。
古本が茶色く変色してしまう現象と同じです。
カードの日焼けは、明らかに退色しているものでない限り、画像で見分けるのは難しいです。
明らかな美品と色味のチェックをしたとしても、写真撮影時のカメラの感度、光の当たり具合で色味は大きく違って見えてしまうためです。
日焼けを起こすまでに必要な時間、保管条件などのことを考えると、リリースが新しいカードは日焼けを起こしていない可能性が高いです。
逆に、一定の期間以上昔にリリースされているカードの場合、日焼けについては事前に売主と確認を取ることが求められます。
トレカを美品として保つポイント
トレカを美品として保つためには、上記で説明したような美品として判定するポイントを押さえて保管することが重要です。
具体的には、
- 湿度の低いところで保管
- 傷がつかないようにスリーブに入れる
- 反りや折れを起こさないように硬いスリーブを利用
- 日焼けしないように太陽光にさらされない暗い部屋に保管
が理想です。
どうしても反りや折れを起こしやすいので、美品としてコレクションする目的なのであれば、ゲームプレイに利用するのは避けた方が良いでしょう。
美品でないトレカも、売れるケースがある
トレカの美品はコレクション目的のユーザーによって高値で売買されるケースがありますが、逆に使用感の強い、美品ではないトレカであっても、売れることはあります。
それは、ゲームプレイが可能なトレカの場合です。
この際に重要なのは、
- 現行環境で使えること
- 一定以上の強さがあること
が最低条件となります。
トレカは同一タイトル(シリーズ)の中で、定期的に新しいカードがリリースされます。
その際、対戦に使えるカードセットが切り替わっていくのですが、「現行環境で使える」というのは「現時点で公式戦において使用可能」ということを意味します。
現行環境で使用禁止となっているカードには、
- リリースから極端に時間が経過しているもの
- 過去の環境で強すぎて禁止になったもの
- 記念カードやコレクションカードとしての意味合いしか持たないもの
などが含まれています。
現行環境で使用可能かどうかは、トレカの公式ページなどを確認しましょう。
また、現行環境で使用可能であっても、レアリティが低く、カードとしての効果が弱く、かつ使いづらいものであれば、需要が生まれません。
このようなカードは出品されていてもあまり購入希望者がいないので、売れにくいでしょう。
ゲームで弱いカードを売りたいと考えているのであれば、まとめ売りがおすすめです。
不要なカードを集めて簡単なデッキを組んで「改造を前提とした基礎デッキ」のような形で売ったり、100枚など大量にまとめ売りをかけたりといった方法が考えられます。
トレカの売買にメルカリを活用しよう
オンラインフリマでトレカを売買する際には、売主側が適切にカードの価値を評価できる力が求められるのと同様に、買い手側にもカードの状態を判別できるだけの知識が必要となります。
白欠けや折れのように、一目見ただけで分かりやすい状態不良は、限られた画像では確認するのが難しいケースがあります。
買い手側からは、カードの状態について気になったことをどんどん質問するようにしましょう。
オンラインフリマでトレカを売るなら、ユーザー数の多いメルカリを利用するのがおすすめです。
需要の多い媒体としてメルカリを活用し、トレカを出品してみませんか?