トレーディングカード(トレカ)の写真を撮影する際に、蛍光灯やフラッシュの光が反射して、カード全体の様子がうまく撮影できないケースがあります。このトラブルは少しの工夫で回避可能です。撮影の際に気を付けたい、簡単にキレイなトレカの写真を撮る方法について解説します。
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カードを撮影するときに光が反射する現象
トレカを撮影する際、カード表面の光沢やスリーブの素材によって、蛍光灯やフラッシュライトが反射してしまうことがあります。
蛍光灯などで白く光ってしまった場合、その部分だけが白く色が抜けて撮影されるため、カードの全体像が分かりにくくなってしまいます。
これを回避する方法について、以下の通り紹介します。
反射を回避しながらトレカをキレイに撮影するコツ
撮影時に起こる光の反射を回避するためには、以下のコツを押さえておきましょう。
光源に平行になるようにカードを置く
一般的に写真を撮る際には、カメラを構えている人の後ろに光源があり、被写体の正面からまっすぐ光が当たるようにして撮影を行います。
こうすることで、被写体が明るく、輪郭もくっきりして見えるためです。
しかし、光を反射する素材に対して正面から光を当てた場合、反射光が撮影者に向かって飛んでくることになるため、カメラにもまばゆい光として映りこんでしまうことになります。
そのため、光源の位置を変えて撮影する必要があります。
カメラと被写体に対して、横から光源が当たるように工夫すれば、光の反射が撮影者側へと飛んでくることがなくなるため、トレカ自体が光っているようには見えなくなります。
LEDライトなどを使ってカードを照らす場合は、カードの正面にライトを置くのではなく、カードの横に光を当てるようなイメージでライトを設置してみましょう。
片方側だけに置くとライトから遠い方の色合いがトーンダウンしてしまうため、両側からおくのがおすすめです。
カードスタンドを使用
蛍光灯の明かりだけで撮影する場合には、カードを垂直に立てることで光の反射が抑えられます。
100円ショップなどで売っているカードスタンドや書架台を利用しても良いですし、厚紙やボール紙を利用して自作してもOKです。
カードスタンドに色画用紙などを立てかけた上にカードを置き、カードが光源に対して垂直になるように意識します。
背景色は、カードが浮き上がるようなトーンのものを選択するようにします。
色味の明るいカードであれば黒っぽいものを、色味の暗いカードであれば白っぽいものを選ぶと良いでしょう。
撮影時は少し距離を取る
撮影する際には、トレカ自体と少し距離を取るのも大切です。
画面いっぱいにトレカの写真を撮った方が細部まで写りやすくなりますが、その反面、撮影者の影も映りこんでしまう可能性があるためです。
やや離れたところからズームして撮影するか、もしくは等倍で撮影した後に画像加工処理で拡大することで、影の映り込みを避けながらカード全体を明るく撮影しやすくなります。
カードをキレイに撮影して出品しよう
メルカリなどのオンラインフリマでトレカを出品する際には、カードを撮影した際の写真の良さは非常に重要な要素です。
実際に手に取って商品チェックができない分、写真だけですべてを判断されてしまいます。
トレカの商品撮影時には、この記事で解説した内容を参考に、ぜひきれいな一枚をしっかり撮影してください。