これからネットショップを出店しようと考えている方にとって、個人情報の取り扱いが気になりますよね。この記事では『メルカリShops』で、出店者の個人情報がどのように扱われるのかをまとめました。実際の個人情報を使用せずに出店する方法もあわせてご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
メルカリShopsとは?


『メルカリShops』について、「名前は聞いたことがあるけど具体的なことは知らない」という方に向け、『メルカリShops』の特徴を4つご紹介します。
月間利用者2,000万人以上のメルカリアプリ上にショップを出店できる
『メルカリShops』を使えば、月間利用者2,000万人以上の『メルカリ』アプリ上でネットショップを出店できます。
通常、ネットショップの存在をお客さまに認識してもらうためには、集客活動に膨大な時間や労力を割く必要がありますが、『メルカリShops』なら多くのお客さまに自動的にお店をアピールできます。
集客に時間を割くのが難しい方にとって、ぜひおすすめしたいポイントです。
初期費用・月額費用0円で使える
ネットショップ作成サービスのなかには、初期費用や月額費用といった固定費が発生するものもあり、なかには高額な費用がかかる場合もあります。
その点『メルカリShops』は、初期費用も月額費用も0円なため、コストを抑えてネットショップを運営できます。費用が発生するのは商品が売れたときと売上金を振り込むときだけなため、これからはじめてネットショップ運営に挑戦する方には特におすすめです。
EC初挑戦で初月から月商1,000万円超を達成した事例あり
ネットショップ運営に挑戦しようとしている方の多くが「本当に売れるのかな」といった不安を抱えていることでしょう。
『メルカリShops』でネットショップを出店している方の中には、EC初挑戦で初月から月商1,000万円超を達成した方もいらっしゃいます。
ご利用いただいているお客さまが多い『メルカリ』アプリならではの実績です。
今後も新たな機能が実装される予定
『メルカリShops』は2021年7月のプレオープンを経て、2021年10月に本格オープンしたばかりのサービスです。これから続々と新しい機能を実装していく見込みです。具体的には、以下のような機能を新たに搭載する予定です。
- 売り上げ情報を一括ダウンロード
- オリジナルWebページ
- オリジナルクーポン
今後どんどんパワーアップしていく『メルカリShops』。ぜひ今のうちに登録してみてくださいね。
メルカリShopsでは出店者の個人情報が開示できる?


『メルカリShops』では、出店者の個人情報が開示されることはあるのでしょうか?ここでは、『メルカリShops』における出店者の個人情報について知っておくべきことを解説していきます。
特定商取引法に基づきお客さまからの請求があれば個人情報が開示される
ネットショップ運営者は、特定商取引法という法律によって、個人情報の開示が義務付けられており、すべてのネットショップで適用されています。『メルカリShops』も例外ではありません。
具体的には、『メルカリShops』では以下の情報の開示が必要です。
- 代表者名(ネットショップ運営者の氏名)
- 販売業者(ネットショップ名)
- 住所(ネットショップ運営者の住所)
- 電話番号(ネットショップ運営者の電話番号)
開示請求がない限り自動的に個人情報が晒されることはない
特定商取引法で義務付けられているからと言って、氏名・住所・電話番号などの個人情報を不特定多数の人に見られるのは嫌だと感じる方もいるでしょう。
『メルカリShops』では、これらの個人情報が常に公開されるわけではなく、お客さまから開示請求を受けたときのみ個別に開示する仕組みとなっています。そのため、開示請求が無い限りあなたの個人情報が表示されることはありません。
また、自宅以外の住所や電話番号を登録する方法は、のちほどご紹介します。
フリマアプリのメルカリは特定商取引法が適用されないため個人情報の開示なし
『メルカリShops』では個人情報の開示が必要ですが、フリマアプリ『メルカリ』では特定商取引法が適用されないため、個人情報を開示する必要はありません。
なぜフリマアプリ『メルカリ』には特定商取引法が適用されないかというと、不用品を売るためのアプリなため、事業者ではないとみなされるからです。
このように、『メルカリShops』とフリマアプリ『メルカリ』は、それぞれで適用される法律が異なる点を認識しておきましょう。
メルカリShopsでの個人情報開示への対策方法


個人情報が常に公開されるわけではないからといって、いつお客さまに住所や電話番号が知られるかわからない状態は不安ですよね。
実は、住所や電話番号は自宅以外のものを登記する方法があります。詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
住所と電話番号のみ非公開としメルカリShops運営の情報を表示させる
メルカリShopsでは、希望すれば運営者情報のうち、住所・電話番号を非公開にすることも可能です。この場合、代わりにメルカリShops運営(株式会社ソウゾウ)の住所・電話番号が表示されます。
バーチャルオフィスを使って自宅の住所を使用しない
自宅の住所を表示しない方法として、バーチャルオフィスを活用することが挙げられます。バーチャルオフィスとは、「バーチャル(仮想の)」と「オフィス(事務所)」を組み合わせた言葉で、「仮想の事務所」という意味です。
物理的な事務所を借りるわけではなく、オフィスの住所だけを借りられるサービスで、さまざまな会社によって提供されています。多くのバーチャルオフィスでは住所の登記ができるので、自宅の住所を使用せずに済むでしょう。
レンタル料はサービスによってさまざまで、月額10,000円以上するところもあれば1,000円台のところもあります。一等地の住所ほど高く、ローカルな住所ほど安い傾向にありますが、自宅の住所を表示したくないという理由だけであれば、1,000円台のバーチャルオフィスで十分でしょう。
050から始まる電話番号を取得する
事業を行っている方の中には、プライベート用とビジネス用で電話番号を分ける方がいます。なかでも、比較的かんたんに取得できるのが、050から始まる電話番号です。050から始まる番号は、インターネット回線を活用したもので「IP電話」とも呼ばれています。
新たに電話番号を取得する必要はなく、スマートフォンにアプリをインストールすれば電話番号を取得できるサービスもあります。たとえば『My 050』や『SmarTalk』といったアプリを使えば、月額費用が無料で050から始まる番号を入手できます。
これであれば自宅の電話番号や個人の電話番号を使用せずともご登録いただけますので、ぜひ活用してみてくださいね。
【注意】嘘の住所や電話番号を登録するのは絶対にダメ


ネットショップを運営するうえで、絶対にやってはいけないことのひとつが「嘘の住所や電話番号を登録すること」です。嘘の情報を登録していると発覚した場合、特定商取引法に違反するため、罰則を受ける危険性があります。
住所や電話番号を表に出したくはないという気持ちはわかりますが、嘘の情報を登録するのではなく、本記事で紹介した方法を参考に自宅の個人情報ではない形の情報を開示するようにしましょう。
【まとめ】メルカリShopsの個人情報について正しく理解しよう!


本記事では、『メルカリShops』における個人情報の扱いについて解説していきました。
ネットショップ運営は特定商取引法が適用されるため、住所・氏名・電話番号・ショップ名の開示が義務付けられています。
『メルカリShops』では、個人情報が常に公開されるわけではないものの、あまり表に出したくはないと考える方もいるでしょう。そんな方は、ぜひ本記事で紹介したメルカリShopsの運営情報を利用する形で非公開にする方法やバーチャルオフィスや050から始まる電話番号などの活用を検討してみてください。