フリマアプリのメルカリでは、商品を安く手に入れるための値下げ交渉という文化が存在します。しかし、自分がメルカリで出品しているなら、できるだけ理想的な価格で買い取ってもらいたいところ。お互いに気持ち良く取引するために、ここでは、上手に値下げをお断りするためのポイントを解説します。
メルカリでの値下げ交渉は日常茶飯事
メルカリでは購入者と出品者同士の値下げコミュニケーションを認めています。メルカリを利用していれば、値下げ依頼は当たり前にあるといって良いでしょう。
ただ、出品者としては、設定した価格でスムーズに取引してもらいたいところです。そこでここではスムーズな取引のために、値下げしないための方法をご紹介します。
値下げ交渉をしないためにできる準備・対策
出品する側としては値下げ交渉することなく取引を上手に完了したいものです。適切な価格に設定することも大切ですが、メルカリの使い方次第で、面倒な値下げ交渉のやり取りが劇的に減ります。
ここでは、値下げ交渉しないことを踏まえて準備しておきたいポイントをご紹介します。
プロフィール欄や商品ページに値下げ不可を記載する
メルカリにはプロフィールを書く欄が設定されています。大抵のメルカリの利用者は、このプロフィールでどんな出品者なのかを確認して、取引するときの参考にします。
このプロフィール欄を値下げ交渉の対策に有効活用しましょう。
プロフィールに値下げ交渉に応じないことの文章を記載しておけば、商品ごとにわざわざ値下げに関する説明を入れるのを省略化できます。その際は商品ページの説明記載欄にプロフィールを一読してもらうようアピールすることも忘れずに。
それでも、値下げ交渉してくる人には毅然とした対応をとってください。
ただし、プロフィールでも商品説明でも、記載事項が長文だと一読する利用者の負担にもなりかねません。わかりやすく簡潔に説明する方が良いでしょう。
「自動設定」や「検索機能」を使って適正価格を知る
出品する商品を適正価格に設定することも、値下げ交渉を回避することにつながります。
メルカリでは、商品情報を入力したり、「売れるかチェック」という機能を使ったりすると、AIが自動で売れやすい価格帯を割り出してくれます。
ほかにも、「商品検索機能」を利用すれば、すでに売れている商品の価格設定がどのくらいだったのかを知ることことができます。
おおよその販売価格を知ることで、購入者が欲している金額を提示することができるでしょう。
値下げ交渉を想定した価格に設定し、その他の出費を節約
あらかじめ値下げ交渉を見越した金額にする、というのも一つの手です。
購入者にとってはお得に見えるので、売れやすくなるメリットもあります。
その場合、梱包や配送方法など、できるところで節約をしておくのがベターです。
値下げ交渉時に役立つコメント例文
プロフィールや商品説明の記載事項は、購入者が購買意欲を失わないような文章にすることが大切です。
プロフィールに値下げ交渉しないという意思表示を記載するときには、まずは挨拶から始めましょう。
そして出品者のプロフィールの一読のために時間を割いてくれたことに感謝する気持ちも添えると好印象です。購入者に良い印象を持ってもらうことも大切なことです。
それに加えて、値下げ交渉をお断りする文言は、丁寧にそしてはっきりと記載しておきましょう。
実際に取引のやりとりをスムーズに行うためにいくつかコメントの例文をご紹介します。
また、値下げ交渉に対応しなければならなくなった時のために、コメントのテンプレートも作っておくと便利です。例文をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
通常の値下げ不可コメント
まずは、1回目の値下げ依頼に対して返信する際のコメント例文です。
返信する際は、下記の例文のように、現在設定している金額がすでに値引きしてある状態であることをアピールしましょう。そうすると、値下げ交渉の意思がなく、これ以下の値段では販売しないことを伝えることができます。
「こちらの商品ですが、現在提示している金額がお値下げを考慮した金額となります。これ以上のお値下げは控えさせていただきます。ご了承ください。」
「どの商品に関しましてもお値引きを踏まえた金額になっておりますので、申し訳ございませんが、お値引きの交渉は難しいです。ご了承ください。」
プロフィールへ記載する値下げ不可の例文
続いて、プロフィール欄に値下げしないことを書く際の例文です。
悪い印象を与えないように工夫しながらも、値下げしないことを明確に記すことが大切です。
「出品しているすべての商品につきまして、値下げ交渉には対応しておりません。値下げ交渉のコメントの返信は控えさせていただきます。ご快諾いただきますようお願いいたします。」
プロフィールに値下げ交渉は不可である旨を記載していても、購入者側が見逃している場合があります。その場合を考慮し、値下げ依頼のコメントがあった場合は、プロフィールを確認してもらうよう誘導する返信をすると良いでしょう。万が一、返信する際にはこの例文を参考にしてみてください。
「コメントありがとうございます。プロフィール欄の記載事項はご覧になっていただけましたでしょうか?現在、出品しているすべての商品に対してお値下げ交渉は控えております。表示している金額でご購入いただきますようお願いいたします。ご期待に添えず申し訳ございません。」
値下げ交渉が執拗な時のコメント例
何度も諦めずに値下げ交渉を依頼してくる購入者には、ほかの購入者がいることをアピールしたり、同じような商品を出品している方でもっと安い値段に設定している出品者へ促すことも良いでしょう。
「重ね重ねコメントをいただき恐れ入りますが、お値下げはすべての商品で対応しておりません。現時点で、即購入を検討してくださっている方もいらっしゃいます。お手数おかけしており申し訳ございませんが、ご予算に応じた金額で出品されている方の中からのご購入をお願いいたします。」
しつこい値下げ交渉には、毅然とした対応を
しつこく値下げ交渉をしてくるユーザーは、迷惑行為に当たるため、冷静に対応を行いましょう。
例えばブロック機能を使うことで、特定のユーザーからの購入・コメント・いいね・フォローを制限することができます。
ブロックをした相手にはブロックをしたことは通知されません。なお取引中の相手をブロックしても、取引は継続されます。
※現在ブロック機能はアプリのみ対応しています
その他話し合いでの解決が難しいトラブルに発展してしまいそうな場合は、メルカリ事務局に問い合わせをしましょう。
値下げの交渉をうまく乗り切って楽しいメルカリライフを
継続してメルカリを利用するためにも、気持ちの良い取引は大切です。
値下げ交渉のやり取りは出品者にとっても負担に感じることでしょう。しかし工夫次第で購入者との値下げ交渉なしで利用することも可能です。
下記のメルカリガイドも上手に利用して、アプリ操作などにも不安のないメルカリライフを送りましょう。