メルカリでは商品が相手に届き、評価メッセージを受けるまでが一連の取引。はじめて利用する場合、とりわけ売れた後のやり取りに不安を感じる人も多いでしょう。この記事では、何を伝えるのか、どのようにメッセージをするのかなど、出品者が購入手続き後に行うやり取りについて、ポイントやありがちなトラブルの対処法まで解説します。
商品が売れた後に必要なやり取り
メルカリで出品された商品が売れたら、気持ちよく取引が終了できるように、いくつかのやり取りが必要です。ここでは主なやり取りをまとめましたので、ぜひ参考にして購入者と適切なコミュニケーションをとりましょう。
まずは購入のお礼メッセージを送る
商品の購入手続きが完了したら、購入者に取引メッセージを送信できるようになります。必ずメッセージを送るというルールはありませんが、まずは気持ちよく取引するために購入のお礼の挨拶をしたり、必要な情報を伝えたりするのがおすすめです。
「ご購入いただきありがとうございました。取引終了までよろしくお願いいたします。」といった挨拶や、「〇日に発送し、〇日に到着する予定です」といった諸連絡をしておくと、不安なく取引を開始できます。
商品の梱包・発送を行い、「発送通知」を送る
アプリの「やることリスト」に「支払いが完了しました」と表示されたら、商品を梱包し発送します。梱包・発送の手続きが完了したタイミングで、取引画面の「発送通知」をタップしましょう。
購入者に発送されたことが伝わり、発送方法によってはアプリ内で配達状況を確認できるようになります。
このとき、その日に発送するからといって、発送前に発送通知をタップするのはNGです。万が一、発送が遅れてしまうと、通知がきたのに予定通り到着しなくなってしまいます。必ず発送が完了してから、発送通知を行いましょう。
取引メッセージの書き方ポイント
購入手続き後に利用できる取引メッセージでは、購入者に対して必要な情報を丁寧にわかりやすく伝えることが大切です。ここで伝え方を間違ってしまうと、相手に悪い印象を与える可能性があります。3つのポイントを参考にして、気持ちの良いメッセージを送りましょう。
丁寧な言葉遣いで要点をわかりやすく伝える
取引メッセージの言葉遣いが悪いと、購入者に悪い印象を与えてしまいます。マイナスな印象を持たれないように、正しい敬語で丁寧な文章を送りましょう。
また、購入者に必要な情報を伝えるときに、説明がわかりにくかったり長かったりすると、相手を不安にさせてしまいます。自分が購入者だったら何を知りたいかを想像して、要点をとらえて必要な情報を伝えましょう。
早めにメッセージを送る
取引メッセージを送るのは任意ですが、発送通知がなかなか送られず、メッセージもこないとなると購入者は不安を感じます。
安心して取引を行うためには、ステップごとにメッセージを速やかに送ることが大切です。
購入手続きが行われたらなるべく早く取引メッセージを送り、追加の情報があればすぐにメッセージをするなど、小まめにコミュニケーションを取ると、丁寧な印象を与えられるでしょう。
テンプレートを作ってアレンジするのがおすすめ
取引一つひとつに対して、一から文章を考えていると、慣れないうちは時間がかかってしまいます。その都度文章を変えていると、思わぬすれ違いでトラブルになるかもしれません。
スムーズな取引とトラブル防止のためには、テンプレートを作っておくのがおすすめです。商品が購入され支払いが済んだ場合、商品が購入され支払いがまだ行われていない場合など、必ず送るメッセージのテンプレートを作っておけば、やり取りがスムーズになります。
とはいえ、購入者によって要望は異なるので、相手に合わせて適切に文章をアレンジしましょう。
取引中こんなことが起こったら?シーン別トラブル対処法
取引はスムーズに進むことばかりではなく、思わぬトラブルが起きることもあります。ここでは、取引中のよくあるトラブルと対処法を解説します。
発送先住所を変更したい
購入者から発送先住所を変更したいと申し出があった場合は、利用した配送方法によって対応が異なります。
らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便の場合は、発送前であれば購入者の取引画面から変更できるので、その旨を伝えましょう。メルカリ便以外の方法であれば、出品者の取引画面からお届け先を変更できます。
既に発送してしまったときは、メルカリ事務局が配送会社に確認を行うため、お問い合わせから商品IDと変更後のお届け先を連絡しましょう。
なお、梱包・発送たのメル便については、お届け先を変更することはできません。取引キャンセルが必要になるので、購入者と合意したうえでキャンセルの手続きを進めましょう。
参考:メルカリガイド|お届け先の変更方法
参考:メルカリガイド|購入者の利用方法(梱包・発送たのメル便)
発送した商品が相手に届いていない
発送した商品が相手に届いていない場合は、最低でも発送通知から5日経過するまで待ちましょう。それでも到着しない場合は、配送遅延や一部地域への配送などで遅れている場合があるので、配達状況を確認した上で現状をメッセージで伝えます。
配達が完了している場合は、ポストや宅配ボックスに入っていたり、同居人が既に受け取っていたりすることも考えられるので、確認を丁寧に促しましょう。
届いた商品に対するクレームを受けたら
届いた商品が説明文と違う、破損していたといったクレームを受けたら、まず謝罪をしましょう。配送中のトラブルが原因の場合は、メルカリ事務局や配送会社に問い合わせ、補償が適用されるか確認が必要です。
商品を返品することになったら、返送に伴う送料の負担や日程を購入者と調整し、まず購入者から返送をしてもらいます。商品到着後にキャンセル申請を行い、購入者が同意すると返品・キャンセルの手続きは完了です。
送料や日程の調整、返送の進捗などは、その都度取引メッセージでコミュニケーションをとり、最後まで丁寧にやり取りをしましょう。
取引のやりとりは完了まで丁寧に!
商品が売れて満足するのではなく、取引が完了するまで丁寧にやり取りをしましょう。言葉遣いに気を付け、伝えるべき情報をわかりやすく文章に表現するのがポイントです。
メルカリについて何かわからないことが出てきた場合は、下記のメルカリガイドもご活用ください。