パソコンを買い替えた場合、古いパソコンを処分する方法に迷う方も多いでしょう。この記事では、パソコンを買い替えるタイミングや、処分する方法をご紹介します。あわせておすすめの処分方法もお伝えします。
パソコンを買い替えるタイミング
パソコンは安い買い物ではないため、買い替えるタイミングに迷う方は多いでしょう。
一般的に、パソコン本体が故障した時や、OSサービスが終了した時が、パソコンを買い替えるタイミングだと言えます。ここでは具体的なタイミングについて解説します。
パソコン本体が故障した時
パソコン本体が故障すれば、当然使えなくなるため、買い替えが必要です。修理する方法もありますが、壊れた場所や利用年数によっては、買い替えた方が良い場合もあります。
パソコン本体が故障した時には、以下の2点から対応方法を判断するのがおすすめです。
- 修理金額から判断する
- 使用年数から判断する
パソコンの修理金額は、故障した場所によって大きく変わります。そのため修理金額が高額になるようなら、買い替えのタイミングだと言えます。一度、修理金額の見積もりを出してもらって判断しましょう。
使用年数に関しては、5年を目安に考えましょう。これは、パソコンの寿命がだいたい5年程度だといわれているためです。5年を超えている場合は、修理した箇所が直ったとしても、すぐに他の場所が故障する可能性が高くなります。
OSサービスが終了した時
パソコンにはOS(オペレーティングシステム)というソフトウェアがインストールされています。代表的なものを挙げると、マイクロソフトのWindowsや、Apple社のMac OSがあります。
これらはパソコンを動作させる基本的なソフトウェアで、OSの不具合やセキュリティ上の問題を定期的に更新したり、修正するためのアップデートが行われます。
OSにはバージョンがあり、一定期間が過ぎるとサポートが終了してしまいます。Windowsの場合は、おおよそ10年ほどです。終了時期はOSがリリースされてから10年間なので、購入してからの期間でない点に注意してください。
サポートが終了すると、セキュリティなどの不具合が起きても、修正してもらえません。セキュリティ上、OSサービスが終了した状態で、使い続けるのはとても危険なので、OSサービスが終了する時が、パソコンを買い替えるタイミングとなるでしょう。
買い替え時のパソコンの選び方
いざ買い替えるとなったときも、悩みの発生源です。どのパソコンを選べば良いか悩む方は多いでしょう。そこで、パソコンの選び方のポイントをご紹介します。
タイプで選ぶ
パソコンのタイプには、デスクトップパソコンとノートパソコン、モニター一体型パソコン、タブレットがあります。それぞれ特徴や用途が異なるので、自分の用途に合ったものを選びましょう。
それぞれの特徴や用途は、以下の通りです。
デスクトップパソコン
デスクトップパソコンは、基本的にパソコン本体とモニター、キーボードなどがそれぞれ独立しているタイプです。持ち運びは不便なので、一か所に設置して使うことが多いでしょう。
パソコンの種類のなかでは、最も性能が高く、パーツを追加・交換することで、拡張もできます。
モニター一体型パソコン
モニター一体型パソコンは、本体とディスプレイが一体になったタイプで、オールインワンパソコンとも呼ばれます。デスクトップパソコンより場所を取らず、大きなディスプレイで使うことができます。
キーボードやマウスはワイヤレス接続が多く、内部はノートパソコンの構造に近いです。そのため通常は、パーツの交換や追加はできません。
ノートパソコン
ノートパソコンは、デスクトップやモニター一体型パソコンに比べると、コンパクトサイズで場所を取りません。持ち運びしやすく、自宅や会社、外出先と、使える場所が限定されないのがメリットです。
性能はデスクトップより低めで、パーツの交換や追加はできません。
タブレット
タブレットはスマホを大きくしたようなパソコンです。メールやウェブサイトを手軽に見られ、簡単に持ち運びできるのがメリットです。外付けのキーボードを付けて使うこともできます。
ディスプレイがスマホより大きいため、動画を見たり、書籍を読んだり、ゲームをするのに便利でしょう。
ただ他のパソコンで行なうような、本格的な作業には向きません。
スペックで選ぶ
パソコンを選ぶ際は、機能や性能を意味する「スペック」に注目しましょう。スペックが良い方が快適に操作できますが、スペックが良くなればなるほど本体価格が高くなるため、用途に合わせて選ぶのが重要です。
例えばゲームをプレイしたい方や、動画を編集したい方が、スペックの低いパソコンを選ぶと、思うような作業ができないということもあります。
スペックと言ってもさまざまな項目がありますが、特に注目して欲しいのがCPUとメモリ容量、ストレージ容量です。
CPU
パソコン全体のデータ処理速度に影響します。Intel社の「Core i」シリーズが主流になっていて、最近ではAMD社の「Ryzen」シリーズを搭載したモデルも増えつつあります
「Core i」シリーズは、i3~i9まであり、動画視聴やオフィスソフトなどを快適に利用したいならCore i3以上を選ぶのが良いでしょう。
メモリ容量
メモリは作業データを一時的に保管しておく場所で、容量が多いほど快適に操作できるようになります。メモリ容量が不足すると、複数のソフトを同時に動かしたときに重くなるため、思うように作業ができなくなります。
そのため、複数のソフトを使って作業する方は、メモリ容量が大きいものを選びましょう。
ストレージ容量
ストレージは写真や動画、ダウンロードしたソフトなどを保存する際に必要となります。ストレージにはHDDとSSDがあり、それぞれ特徴が異なります。
HDDは容量が大きく安いのが魅力で、SSDはデータの読み書きの速度が速いのと、消費電力が少ないのが魅力です。
メーカーで選ぶ
さまざまなメーカーからパソコンが販売されているため、メーカーで選ぶのもひとつの方法です。それぞれのメーカーで特徴が違います。
NECや東芝、パナソニック、富士通といった国産メーカーと、hpやノレボ、Dellなどの海外メーカーがあります。初心者の方には、サポートが充実している国産メーカーがおすすめです。
国産メーカーならパソコンの使い方がわからなくても、操作サポートアプリを活用したり、サポートセンターに問い合わせるなどして解決できます。
パソコンを処分する方法
パソコンは「小型家電リサイクル法」に指定されているため、粗大ごみとして出すことはできません。パソコンに含まれる金属などの資源回収を目的としているからです。
ではパソコンは、どのように処分をすれば良いのでしょうか。ここでは、パソコンを処分する5つの方法をご紹介します。
購入した店舗に下取りしてもらう
家電量販店やパソコン販売店では、下取りサービスを行っていることが多いです。そのため新しいパソコンを買い替える際に、古いパソコンを下取りしてもらうことができます。
買い替えと処分が1店舗で済むため、最も手間がかからない方法です。
ただパソコンがあまりにも古かったり、壊れていると、下取りしてもらえないこともあります。
製造メーカーに回収してもらう
「小型家電リサイクル法」に基づき、パソコンの製造メーカーでは、自社で製造したパソコンの回収サービスを行っています。「PCリサイクルマーク」のシールが貼られていれば、無料で回収してくれます。
ただ「PCリサイクルマーク」のシールがない場合は、別途費用が発生するので注意しましょう。
製造メーカーに回収してもらう場合、データ消去はメーカー側が行ってくれますが、パソコン1台ごとに回収の申請が必要になります。
自治体に回収してもらう
パソコンは自治体に回収してもらうこともできます。回収方法は、各自治体によって異なるため、ホームページなどで確認して、ルールに従って処分しましょう。
中古買取店に買取してもらう
まだ使えそうなパソコンなら、中古品として買取店に売ることもできます。データ消去を行ってくれるところも多いですが、不安な場合は事前に確認しておきましょう。
買取価格は店舗によって違うので、1社だけでなく複数社に見積もりを出して、一番高いところに買取してもらうのがおすすめです。
フリマアプリで出品する
まだ使えそうなパソコンなら、メルカリなどのフリマアプリに出品することも可能です。中古買取店と違い、自分で出品から発送まで行わなければいけませんが、より高額で買取してもらえる可能性があります。
古いパソコンを売るなら「メルカリ」がおすすめ
古いパソコンを売りたいなら、おすすめはフリマアプリ「メルカリ」への出品です。
ここでは、メルカリのメリットをご紹介します。
利用者数が多い
「メルカリ」はテレビやWebでもCMが流れているため、フリマアプリのなかでは知名度が高く、利用者が多いです。
2023年時点で、月間利用者数は、なんと2,200万人以上もいます。
ユーザー数が多いため、自分が出品したアイテムを見てもらえることが増え、買い手が見つかる確率もアップします。
サポート体制がしっかりしているので安心
「メルカリでは安心して取引できるように、以下のようなサポート体制がしっかりしています。
- メルカリが一時的に商品代金を預かることで、お金に関するトラブルを防止している
- 名前や住所を知らせることなく取引ができる、匿名配送を選択できる
- トラブルがあった場合は、メルカリが適切にサポートしてくれる
- 365日24時間体制で専門スタッフが不正出品物や迷惑行為をチェックし、未然にトラブルを防止している
- テクノロジーを活用し、模倣品の取り締まりを強化している
- 警察や消費者生活センター、国民生活センターと連携し、未然にトラブルを防止している
アプリ内で相場が調べられる
高い価格で買取してもらうためには、売りたいパソコンの相場を把握しておくことが重要です。
メルカリでは、アプリ内で商品を撮影すると相場がわかる機能があります。
同じ商品を他の出品者がいくらくらいで出品しているかがわかるため、相場がわかり、自分が出品する商品に適切な価格が付けられるため便利です。
誰でも簡単に出品できる
メルカリの出品方法はとても簡単で、写真撮影→説明文の記載→出品の3ステップだけで完了します。
難しい手間がないので、初心者の方でも簡単に始められるでしょう。
パソコンを買い替える際に行う作業
今まで使っていたパソコンにはデータや個人情報が保存されているため、パソコンを買い替えたら、データを移行させたり消去したりする必要があります。
ここでは、パソコンを買い替える際に行う作業をご紹介します。
データを整理する
データを移行させる前に、古いパソコンのデータを整理しましょう。いらないデータは削除しておけば、移行後の手間が省けます。
また新しいパソコンで使うソフトウェアをリストアップしておくのもおすすめです。設定に必要なパスワードやメールサーバーの設定などは、メモするかテキストデータでまとめてUSBなどに保存すると良いでしょう。
データを移行させる
古いパソコンのデータが整理できたら、次は新しいパソコンにデータを移行させます。データを移行させる時間は、パソコンのスペックやデータの容量によって異なり、数十分で終わることもあれば、数時間から半日以上かかる場合もあります。
そのためデータを移行させる際は、時間に余裕を持って行うようにしましょう。
ノートパソコンの場合は、途中でバッテリーが切れてしまうと、データ移行ができなくなってしまうので、移行作業をする際は、必ず電源コードに接続してから行ってください。
セキュリティソフトをインストールする
新しいパソコンはセキュリティ設定がされていません。そのため、セキュリティソフトをインストールして、セキュリティ対策をしておきましょう。
不要なソフトを停止する
買ったばかりのパソコンは、ほぼ使わないソフトウェアもスタートアップで動くようになっていることが多いので、使わないソフトは停止するようにしましょう。
使わないソフトが動いていると、必要以上にCPUやメモリに負担がかかります。停止させることで動きが軽くなり快適に使うことができるでしょう。
処分する際はパソコンを初期化する
データ移行が終わった古いパソコンは、処分する前に初期化しましょう。パソコンにデータや個人情報
が残ったまま処分すると、漏洩してしまう可能性が高くなるので注意が必要です。
初期化するには、購入時に付属されていたCDやDVDから行う方法と、メーカーの初期化プログラムから行う方法の2種類があります。
専用ソフトウェアを使ってデータを完全に消去する
実は、パソコンは初期化を行ったりゴミ箱を空にしたりしても、復元することができます。そのため、専用ソフトウェアを使ってデータを完全に消去する必要があります。
ソフトウェアによって、どの程度消去できるのかが異なるので、自分の消去したいデータに合ったものを使いましょう。
古いパソコンを処分するならメルカリを賢く活用しよう
古いパソコンは、メルカリを利用して処分してみませんか?
メルカリは利用ユーザー数が多いため、自分の納得のいく価格で、早い段階で買い手がつく可能性があります。
また、サポート体制がしっかりしているメルカリなら、安心・安全に取引できます。
ぜひこの機会にメルカリをご活用ください。