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メルカリで利用制限がかかるのはなぜ?原因と解除方法、取引中の対処法をわかりやすく解説

メルカリを使っていたら突然「利用制限」の通知が。なぜ制限されたのか、どうすれば解除できるかわからず困ってしまうケースも多いでしょう。この記事では、メルカリで利用制限がかかる主な原因から、具体的な解除方法、取引中に制限された場合の対処法まで詳しく解説します。
目次
メルカリの利用制限とは?


メルカリの利用制限は、安全な取引環境を守るための大切な仕組みです。
ここでは、利用制限がかかるとどうなるのか、違反があった場合にメルカリがどのような対応を取るのかを解説します。
利用制限は安全な取引のための措置
メルカリの利用制限は、すべてのお客さまが安心・安全に取引できるよう、メルカリが定める取引ルールにもとづいて行われる措置です。
取引ルールは、法令や社会情勢などを考慮して定められています。
取引をしていない段階でも、登録内容(「代理登録」や「複数アカウントの作成」など)によっては利用制限がかかることがあります。
利用制限中は、出品や購入、コメントなど多くの機能が使えなくなる一方で、「タイムラインの閲覧」や「進行中の取引への対応」は引き続き可能です。
違反があった場合のメルカリの対応の流れ
メルカリで規約違反が確認された場合、その内容に応じて様々な対応が取られます。
たとえば、出品禁止物に該当する商品は削除されたり、一時的に出品が停止されたりします。また、コメントでの迷惑行為には、コメントの送信制限・削除が行われることもあります。
これらに加え、アカウント全体への対応として実施されるのが「利用制限」です。
多くの場合、まず事務局から「警告」がなされ、改善が見られない場合に利用制限へと移行します。
違反内容が重大だと判断された場合は、一度の違反で警告なく、利用制限(無期限を含む)の対象となることもあります。
利用制限の期間は大きく3段階ある
利用制限の期間は、違反の内容によって異なり、大きく3つの段階にわけられます。
- 期間が定められるもの
「24時間」や「数日間」など、あらかじめ期間が決まっている制限です。期間が過ぎると自動的に解除されます。
- 解除に手続きが必要なもの
本人確認の実施や、状況についての詳しいヒアリングなど、メルカリ事務局の案内に沿った対応が必要な制限です。対応後に事務局が解除すべきと判断した場合に限り、利用制限が解除されます。
- 無期限
アカウントが利用停止となり、今後メルカリが利用できなくなります。前述の通り、違反内容によっては、一度の違反でも無期限の利用制限となります。
利用制限がかかる原因|規約違反や迷惑行為によるケース
メルカリで利用制限がかかる原因としてまず挙げられるのが、メルカリの規約違反や迷惑行為によるものです。主に次の4つのケースが該当します。
- 出品が禁止されている商品を掲載する
- 他のお客さまに対する迷惑行為を行う
- 複数アカウントの所持などその他の禁止行為に該当する
- メルペイのあと払いを延滞する
それぞれ詳しく見てみましょう。
出品が禁止されている商品を掲載した
メルカリでは、法令や安全性の観点から出品が禁止されているものがあります。知らずに出品してしまうと、商品の削除や利用制限の対象となるため注意が必要です。
たとえば、以下のようなものはメルカリに出品できません。
- 偽ブランド品、正規品と確証のないもの
- 医薬品や、許可なく小分けにした化粧品類
- 法令に抵触するサプリメント類
- 電子チケットやゲームアカウント、ダウンロードコンテンツなどの電子データ
- 手元にない商品
- 現金、金券類、カード類 など
上記はメルカリで出品が禁止されている商品の一例です。出品前には、出品禁止物の一覧・詳細を下記のメルカリガイドからご確認ください。
メルカリ 日本最大のフリマサービ…




禁止されている出品物 メルカリ 日本最大のフリマサービス
メルカリは、誰でも簡単に商品を売ったり買ったりできるフリマサービスです。多くの方々が安心して安全な取引ができるよう、以下の出品物を禁止しています。これらの出品が…
他のお客さまに対する迷惑行為を行った
他のお客さまの利用を妨げる迷惑行為も、利用制限の対象となります。具体的には、以下のような行為が該当します。
- コメント欄での誹謗中傷や脅迫行為
- スパム行為やいたずら目的のコメント
- 取引と無関係なメッセージを送り続けるつきまとい行為
- 出品数の上限を超えて出品し、他の人の公平な販売機会を損なう行為 など
たとえ悪意がなかったり、自分なりの事情があったりしても、メルカリ事務局が迷惑行為と判断した場合は、取引キャンセルや利用制限などの措置が取られる可能性があります。
禁止されている迷惑行為については、下記メルカリガイドで詳細をご確認ください。
メルカリ 日本最大のフリマサービ…




迷惑行為(禁止されている行為) メルカリ 日本最大のフリマサービス
概要メルカリでは、お客さまの利用やサービスの運営の妨げになる迷惑行為を禁止します。事務局が禁止行為に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル…
メルカリ 日本最大のフリマサービ…




出品数の制限について メルカリ 日本最大のフリマサービス
概要メルカリでは、皆さまがメルカリを公平にご利用いただけるようアカウントのご利用状況に応じた出品数の制限を設けています。出品数の上限を超えた場合その他のメルカリ…
複数アカウントの所持などその他の禁止行為に該当した
禁止されている出品物や迷惑行為に該当する場合以外に、メルカリでは次のような行為も利用制限の対象となる可能性があります。
- 一人で複数のアカウントを持つこと
- 商品の手渡しを強要すること
- メルカリ以外のサービスに誘導すること
- 自己都合で取引をキャンセルすること
- 「コメント必須」などの独自ルールを設定して取引を拒否すること
- 手元にない商品の出品や、ECサイトなどから直送すること など
メルカリでは、上記以外にも様々な禁止行為を規定しています。うっかり違反してしまわないよう、下記のメルカリガイドを確認しておきましょう。
メルカリ 日本最大のフリマサービ…




禁止されている行為 メルカリ 日本最大のフリマサービス
メルカリは、誰でも簡単に商品を売ったり買ったりできるフリマサービスです。多くの方が安心して安全な取引ができるよう、以下の行為を禁止しています。「事務局で禁止行為…
メルペイのあと払いを延滞した
メルペイのあと払いの支払いを、決められた期限までに行わないことも利用制限につながります。
支払いが遅れると、まずメルペイのあと払い機能が利用できなくなります。
さらに、延滞が続くとメルペイ残高が自動的に支払いに充当されたり、遅延損害金が発生したりする可能性があります。
特に、分割で支払う「定額払い」を利用している場合、延滞の情報が信用情報機関に提供され、将来のローン契約などに影響が出る可能性もあります。
メルペイのあと払いを選択する場合、支払期限は必ず守るようにしましょう。
利用制限がかかる原因|アカウント保護や不正利用の疑いによるケース


「何もしていないのに利用制限がかかった」という場合は、規約違反や迷惑行為ではなく、メルカリアカウントを守るために制限がかかっている可能性があります。
ここでは、利用制限に心当たりがない場合に考えられる原因を解説します。
第三者による不正利用の可能性があると判断された
メルカリでは、アカウントの持ち主以外による不正な利用を防ぐため、365日24時間体制で不正行為を監視しています。
たとえば、「第三者によるなりすまし」「不正な決済の可能性がある」といった状況を検知した場合、被害を防ぐために一時的にアカウントの利用が制限されることがあります。
もし心当たりがないのに制限された場合は、不正利用の可能性を疑いましょう。
身に覚えのないログイン通知や決済履歴に気づいた際は、速やかにメルカリ事務局へお問い合わせください。
インターネットの接続環境によって制限がかかることも
規約違反に心当たりがない場合、利用しているインターネットの接続環境が原因で、利用が制限されている旨の警告が表示されることがあります。
特に、以下のようなケースに当てはまる場合は、接続設定の見直しを試してみてください。
- VPN接続を利用している
VPNの設定を解除してから、再度ログインしてみましょう。 - インターネット回線が国外からのアクセスと判定されている
契約しているプロバイダーに、日本国内からのアクセスにできないか相談してみてください。 - プロバイダーのレンタルサーバーなどを経由している
契約しているプロバイダーに、外部サーバーを経由しない接続にできないか相談してみましょう。
上記の接続設定について、メルカリ事務局では詳しい案内ができません。設定の変更方法は、利用している端末のメーカーや契約しているプロバイダーへ直接お問い合わせください。
メルカリで利用制限がかかった時の解除方法
もし利用制限を受けてしまっても、正しい手順で対応すれば、制限が解除されるケースも多くあります。
ここでは、利用制限された時に何をすべきかを見ていきましょう。
「事務局からの個別メッセージ」を必ず確認
利用制限がかかった場合、まず確認すべきなのは「事務局からの個別メッセージ」です。
このメッセージには、利用制限を解除するために必要な対応などが記載されている場合があります。
利用制限がかかると慌ててしまいますが、まずはメッセージの内容をしっかりと確認し、自分の状況を正確に把握しましょう。
本人確認などを求められた場合は速やかに対応する
メルカリでは、規約違反の再発防止策として、利用制限の解除に本人確認を求める場合があります。
事務局からのメッセージで「アプリでかんたん本人確認」などの対応を求められた場合は、案内に従って速やかに手続きを進めましょう。
本人確認は、安全なプラットフォームを維持するために重要な手続きです。メルカリ事務局からの案内に沿って、必要な対応を行ってください。
不明な点があれば事務局に問い合わせる
事務局からのメッセージを読んでも制限理由がわからなかったり、対応方法に不明な点があったりする場合は、メルカリ事務局に問い合わせましょう。
ただし、事前に事務局からの個別メッセージをすべて確認し、自分に求められている対応がないかをチェックしてからお問い合わせください。
取引中に利用制限されたら?ケース別の対処法


場合によっては、商品の取引中に利用制限がかかってしまうこともあります。ここでは、出品者・購入者それぞれの立場で、対応すべきことを解説します。
出品者の場合:取引メッセージの確認と発送の進め方
出品者側で利用制限がかかった場合でも、すでに進行中の取引は継続する必要があります。
購入者との取引メッセージのやり取りは引き続き可能なため、まずは自身の状況を相手に伝えましょう。
その後は、メルカリ事務局からの案内に従って、商品の発送手続きなどを進めてください。自己判断で取引を中止したりせず、落ち着いて対応することが大切です。
購入者の場合:商品の受取と評価の進め方
購入者側で利用制限がかかった場合も、すでに行われている取引は継続されます。
支払いが完了している商品については、通常通り発送されますのでご安心ください。商品が手元に届いたら、中身を確認して受取評価を行います。
利用制限中でも、進行中の取引に関する基本的な操作は可能です。出品者とのコミュニケーションを取りながら、取引を完了させましょう。
無期限の利用制限になった場合、売上金やポイントはどうなる?
無期限の利用制限を受けると、アカウントに残った売上金やポイントがどうなるのか、不安に思う方も多いでしょう。
法令に違反するなどの特殊なケースを除き、保有している売上金やメルペイ残高は返金、購入した有償ポイントは払い戻しの対象となります。
ただし、返金される売上金・メルペイ残高を現金として受け取るためには「振込申請」の手続きを行う必要があります。
自動的に銀行口座に振り込まれるわけではないため、忘れずに手続きを行いましょう。
メルカリの利用制限を未然に防ぐ2つのポイント
規約違反や禁止行為が原因の利用制限は、あらかじめメルカリのルールを知っておくことで防ぐことができます。
ここでは、安心してメルカリを楽しむために、日頃から気をつけておきたいことを2つ紹介します。
①出品・購入前にガイドや利用規約を読む習慣をつける
メルカリガイドには、取引で守るべきルールなどが詳しく書かれています。
特に、どのような商品が出品禁止物に該当するのか、どんな行為が禁止されているのかを事前に把握しておくことが、意図しない規約違反を防ぐうえで非常に重要です。
出品前や、少しでも判断に迷った時は、メルカリガイドを確認する習慣をつけましょう。
②丁寧な言葉遣いとコミュニケーションを心がける
規約違反だけでなく、利用者同士のコミュニケーションがトラブルに発展し、利用制限につながるケースもあります。
メルカリは顔が見えない相手との取引だからこそ、お互いが気持ちよく取引できるよう、丁寧な言葉遣いが大切です。
感情的にならず、常に相手に配慮した姿勢でコミュニケーションを取ることが、不要なトラブルを防ぎ、安全で快適な取引につながります。
ルールを守ってメルカリを利用しよう
メルカリの利用制限は、安全な取引環境を守るための大切な仕組みです。
利用制限と聞くと不安に感じるかもしれませんが、その原因や対処法を正しく理解しておけば、いざという時に冷静に対応できるでしょう。
メルカリガイドや利用規約に定められたルールを守り、相手への配慮を忘れずにいれば、誰でも安心してメルカリを利用できます。
この記事を参考に、ぜひメルカリでの取引を安全に楽しんでください。