自宅でネットを使うために必要な無線LANルーター。インターネット環境の構築時に設置することが大半のルーターですが、引越しなどで買い替えを行うこともあります。その際、古いルーターはどのように廃棄すべきなのでしょうか?この記事では、ルーターの廃棄方法や、その際にかかる費用についてご紹介します。
固定型無線LANルーターの廃棄方法と費用
固定型無線LANルーターは、自宅や職場で使われている置き型のルーターです。
建物に通っている光回線などを利用してインターネットに接続し、本体から一定範囲でのインターネット利用を可能にします。
大きさはだいたい20cm×15cm×3cm程度のものが多いです。
廃棄方法
まずはルーターが光回線業者などからのレンタル品でないことを確認します。
レンタル品が不要になった場合は、壊れているかどうかにかかわらず、レンタル元の業者に返還が必要です。
壊れていたとしても、勝手に処分すると費用負担を求められる場合がありますので注意しましょう。
家電量販店などで購入したものの場合は、小型家電リサイクル法の適用品扱いとなります。
基本的には不燃ごみとして処分することになりますが、自治体によっては「小型家電製品」として無償回収してくれることもあります。
自治体の指示に従って、適切に廃棄してください。
費用
自治体によって料金は異なります。
無償回収している地域ではゼロ円で処分可能ですが、不燃ごみとして出す場合にはごみ袋代がかかることもあります。
注意点
自治体の指示に従った処分が必須です。
可燃ごみとして捨てるなどすると、業者に回収してもらえないのはもちろんのこと、不法投棄扱いとなることもあります。
面倒でも、必ずどのように処分すべきか、それぞれの自治体のホームページなどから確認してください。
モバイル無線LANルーターの廃棄方法と費用
持ち運びが可能な小型のルーターです。
大きさはスマホと同じくらいで、充電池によって駆動します。
スマホなどが使用可能になる電波回線を拾って、PCやスマホ用の無線LANとして供給します。
廃棄方法
基本的な処分方法は固定型のルーターと同様で小型家電リサイクル法の対象品扱いとなりますが、モバイルルーターはリチウムイオンバッテリーを内蔵しているものもあるので注意が必要です。
リチウムイオンバッテリーは、圧力変化や強い衝撃を加えることで、発火・爆発する危険があります。
普通の不燃ごみとして廃棄すると危険なので、リチウムイオンバッテリーを回収してくれる家電量販店などに持っていきましょう。
費用
家電量販店持ち込みの場合は無償回収してくれることもあります。
お店によって対応が異なるので、事前に確認しておくといいでしょう。
注意点
上述の通り、リチウムイオンバッテリー内蔵型のものは不燃ごみとして処理できません。
それ以外にも、SIMカードの破棄にも注意が必要です。
モバイルルーターには、スマホ同様SIMカードが挿入されています。
SIMカードには契約者の情報も含まれていますので、個人情報保護の観点からSIMカードは抜いてから廃棄するように心がけましょう。
また、初期化も忘れずに行っておきましょう。
捨てる以外にもある!おトクな処分方法
ルーターは、廃棄以外に以下のような形での処分も可能です。
もう使えない場合:下取り
新しいルーターに買い替える場合、下取りをやっているお店で引き取ってもらえることがあります。
使えないルーターの機種によっては下取り割引を入れてもらえることもあるため、おトクに新しいルーターが手に入るかもしれません。
まだ使える場合:フリマサイトで売る
生活環境の変化などから不要になっただけで、まだ使用可能な状態であれば、フリマサイトなどで売ることもできます。
下取りよりも高く買ってもらいやすく、廃棄するより環境にも優しい選択肢です。
フリマサイトの中でも、メルカリなら利用者が多くて売りやすいです。
Wi-Fiルーターの廃棄はルールを守って行おう
ルーターは自治体により廃棄ルールが異なるため、処分に関する取り扱いが少し面倒なアイテムです。
しかし、うまく処分方法を選択することで、おトクに手放すことも可能です。
もう使えないルーターは下取りに、まだ使えるならメルカリなどのフリマサイトで売ることでプラスになることもあります。
ルーターの廃棄を検討している方は、一度メルカリで売ってみてはいかがでしょうか?