新しく水槽を買い替えたときに、これまで使っていた水槽の廃棄方法に悩む方も少なくないでしょう。この記事では、水槽を廃棄する具体的な方法やかかる費用、注意点などをご紹介します。
水槽の廃棄方法と処分費用
水槽の一般的な廃棄方法は、以下の4つです。
- 自治体のルールに従ってゴミとして捨てる
- 回収業者に回収してもらう
- アクアリウム専門の買取・引取業者に依頼する
- リサイクルショップやフリマアプリを利用する
それぞれの具体的な廃棄方法とかかる費用についてご紹介します。
自治体のルールに従ってゴミとして捨てる
水槽の最もポピュラーな廃棄方法は、自治体のルールに従ってゴミとして捨てることです。
自治体のゴミとして捨てる場合は、「不燃ゴミとして捨てる」「粗大ゴミとして捨てる」の2つの方法があります。不燃ゴミか粗大ゴミかの分類は、自治体によってルールは異なりますが、縦・横・奥行きの長さのいずれかが30cmがラインになることがほとんどです。
30cmより小さいサイズなら不燃ゴミ、30㎝より大きいサイズなら粗大ゴミになります。
具体的な廃棄方法を見ていきましょう。
不燃ゴミに出す方法
水槽の最も長い辺が30cm以内の場合は、不燃ゴミとして出せます。水槽は、ガラス製やアクリル製、プラスチック製などがあるので、自治体で決まっている分別のルールに従って指定の日に不燃ゴミとして出しましょう。
また水槽だけでなく、使っていた水や砂利、魚なども正しい方法で廃棄してください。水や魚を川や側溝などに捨てると生態系や自然を壊すおそれがあるので、必ず自治体の分別ルールに従って捨てましょう。
粗大ゴミとして捨てる方法
アクアリウムに使う水槽は、幅が30㎝以上のことが多いので、一般的に粗大ゴミの分類になります。粗大ゴミとして捨てる方法は、自治体によって異なるので、お住いの自治体のルールを確認しておきましょう。
粗大ゴミは基本的には、事前予約をして、指定日に玄関先などに出しておけば回収してもらえます。
ここでは一例として、大阪府大阪市のケースを見ていきましょう。
【大阪府大阪市の粗大ゴミの出し方】
大阪府大阪市の場合は、最大の辺が30㎝を超えるものが粗大ゴミに分類されます。
粗大ゴミとして出す手順は以下の通りです。
- 電話やインターネット受付などで、「粗大ごみ収集受付センター」に申し込みをする
- 氏名や住所、品目(水槽)、最大の辺の長さ、個数などを伝える
- 収集日や出す場所、手数料などを聞く
- コンビニエンスストアや郵便局などで、粗大ごみ処理手数料券を購入する
- 粗大ごみ処理券に受付番号または氏名を記入する
- 粗大ごみ処理券のシール部分を水槽の良く見えるところに貼る
- 収集当日の朝8時までに玄関先などに出しておく
粗大ごみ処理手数料券の控えは、収集が終わるまで保管しておきましょう。
粗大ゴミにかかる手数料も、自治体によって異なります。大阪府大阪市の場合は、水槽の処理に400円かかります。
粗大ゴミは、事前予約や粗大ごみ処理手数料券を購入する手間がかかりますが、自宅の玄関先などに出しておくことで回収してもらえるので、手間がかからないのがメリットです。
出典:大阪府大阪市|粗大ごみ処理手数料一覧表
出典:大阪府大阪市|粗大ごみの申し込み方法
回収業者に回収してもらう
水槽を廃棄する方法として、回収業者に回収してもらうこともできます。回収業者に依頼すると、自宅まで来てくれて回収してくれるので、捨てる手間がかかりません。
また、水槽以外にも廃棄したいものがあるなら、まとめて回収してもらえるのも嬉しいポイントです。一度の手間でいらないものをまとめて処分できます。
費用はアイテムの数や依頼する業者によって変わりますが、水槽ひとつなら数千円かかります。水槽のみを回収してもらう場合は、ゴミとして出すよりも費用が高くなるので注意が必要です。
水槽以外にも処分したいものが複数ある際に、手間をかけずに廃棄したいという方向けの処分方法になります。
回収業者の中には、悪徳な商売をしているところもあるので、業者選びには注意しましょう。複数の業者に見積もりを出してもらい、比較した上で信頼できる回収業者を選ぶのがおすすめです。
一般廃棄物処理業や古物商の許可を得ていたり、見積りが分かりやすい業者を選ぶのが失敗しないコツです。
アクアリウム専門の買取・引取業者に依頼する
最近では、アクアリウムの買い取りや引き取りを専門とする業者も存在します。専門業者を利用することで、納得のいく価格で買い取ってもらえる可能性があります。
生きている魚やアクアリウムに関する魚やアイテムも一緒に買い取ってもらえるので、近くに店舗があるなら一度持って行くのが良いでしょう。
リサイクルショップやフリマアプリを利用する
水槽はリサイクルショップで買い取ってもらったり、フリマアプリに出品したりすることで、お金に変えることができます。
リサイクルショップでは、買い取りしてもらえなかったり、新しい水槽でもせいぜい1,000円程度にしかならなかったりするので、少しでも高く売りたいならフリマアプリを利用するのがおすすめです。
フリマアプリの場合、出品や購入者とのやりとり、梱包、発送手続きなど、自分で行う手間はかかりますが、自分で販売価格を決められるのが魅力です。フリマアプリなら、小さいサイズの水槽から大型の水槽まで、中古相場で売れる可能性が高くなります。
水槽を廃棄する際の注意点
大きいサイズの水槽は、分解したり割ったりして小さくすることで、不燃ゴミとして費用をかけずに廃棄できます。しかし、分解する際に自分がケガしたり、回収してくれる担当者をケガさせたりするおそれがあるため注意が必要です。
壊れたり割れたりしていない場合は、労力や時間を考えるなら、多少の費用がかかってもそのまま粗大ゴミに出す方が手間がかからないでしょう。
また、ガラス製の水槽は落としたら割れるので、ダンボールやガムテープなどで保護して安全な状態で捨てましょう。水槽が割れてケガしないように、外部からの衝撃を受けても危なくないような状態にして捨てることが大切です。
まだ使える水槽なら廃棄するよりメルカリに出品するのがおすすめ
まだ使える水槽を処分したい場合は、お金に変えられる可能性のあるメルカリを活用するのがおすすめです。
メルカリを利用するメリットは数多くありますが、その中でも特に魅力的なのが以下の3つです。
- 利用者が多いため早い段階で売れる可能性が高い
- 自分で価格が決められる
- 安心でお得な配送方法「メルカリ便」が利用できる
それぞれのメリットについてご紹介します。
利用者が多いため早い段階で売れる可能性が高い
メルカリは、月間2,000万人以上のユーザーが利用する国内No.1のフリマアプリです。毎日多くの方が利用しているメルカリなら、出品した水槽を多くの方に見てもらえます。
水槽を探しているユーザーとマッチングしやすいので、早い段階で買ってもらえる確率が高くなります。
自分で価格が決められる
メルカリは、販売価格を自分で決められるのが魅力です。業者による買い取りとは違い、自由に販売価格を決められるので、納得のいく価格で水槽を販売できます。
もちろんある程度の相場はあるので、あまりにも高い金額だと買い手が見つからない場合もあります。しかし、最初は高めに設定しておき、買い手が見つからなかったら徐々に価格を下げていくという方法もできます。
「多少汚れや傷がある中古品でも、安い値段で水槽を買いたい」という方も一定数いるので、メルカリに出品後すぐに思わぬ高値で売れることも珍しくありません。
安心でお得な配送方法「メルカリ便」が利用できる
メルカリでは、独自の配送方法である「メルカリ便」が利用できるのが魅力です。メルカリ便には、「らくらくメルカリ便」と、「ゆうゆうメルカリ便」があり、水槽を発送するならゆうパックか宅急便を利用するのがおすすめです。
メルカリ便は、通常よりも安い価格で、サイズ別の全国一律送料で配送できます。商品の紛失や破損など、万が一の発送時のトラブルが発生した際には、メルカリが適切なサポートをしてくれるので安心です。
また出品者と購入者がお互いに名前や住所を知らせることなく発送できる匿名配送に対応していたり、アプリからいつでも配送状況を確認できる追跡サービスが利用できたりするのも特徴です。
メルカリ便は、お得な配送料金で利用できプライバシーが守れるので、メルカリを利用する際は上手に活用してください。
不要になった水槽はメルカリでお得に処分しよう
今回は、使わなくなった水槽を廃棄する一般的な方法やかかる費用、廃棄する際に注意すべきポイントをご紹介しました。
水槽を廃棄する方法としては、「自治体のルールに従ってゴミとして捨てる」「回収業者に回収してもらう」「アクアリウム専門の買取・引取業者に依頼する」「リサイクルショップやフリマアプリを利用する」の4つの方法があります。
どの廃棄方法を選んでも費用がかからないことがほとんどですが、まだ使える水槽ならメルカリに出品するのがおすすめです。メルカリなら自分で価格が決められ、お得に水槽を処分できます。