ネットショップの出店を考えている法人の方の中には、メルカリShopsとAmazonで悩んでいる方もいるのではないでしょうか。それぞれにメリットと注意点があるため、細部まで比較したうえで自社に合ったサービスを選ぶことが大切です。本記事では、法人向けにメルカリShopsとAmazonを徹底比較しているので、ぜひ出店先選びに役立ててみてください。
法人のネット販売ならメルカリShopsがおすすめ!
ネット販売に取り組む法人は多くありますが、どこで売るかは非常に重要なポイントです。数あるサービスの中でも、メルカリShopsは法人と相性のよいサービスとして注目されています。
メルカリShopsとAmazonのプラン・費用を比較


まず、メルカリShopsとAmazonの2023年8月現在のプラン内容・費用を比較していきましょう。
メルカリShopsを利用する場合のプランと費用
メルカリShopsには複数のプランはなく、出店者はすべて同じプランを利用します。プランが複数あると迷ってしまうことがありますが、メルカリShopsならシンプルでわかりやすいのが魅力です。
初期費用や月額費用といった固定費は発生せず、10%の販売手数料と振込手数料(200円)のみで利用できます。
Amazonを利用する場合のプランと費用
Amazonの出品プランは、以下の2つです。
小口出品 | 大口出品 | |
---|---|---|
料金 | 100円/商品 | 4,900円/月 |
小口出品プランは毎月49点まで商品を販売できますが、広告の出稿や各種ツールの利用はできません。大口出品は月額費用が発生しますが、出品数に制限はなく、各種機能を最大限に活用できます。
メルカリShopsとAmazonの手数料を比較


費用にかかわって、メルカリShopsとAmazonの手数料も比較していきます。どのくらいのランニングコストが発生するかを確認していきましょう。
メルカリShopsを利用する場合の手数料
メルカリShopsの手数料は、商品が売れたときに発生する販売手数料、売上を引き出すときに発生する振込手数料の2つです。
販売手数料は商品価格の10%が差し引かれる仕組みで、商品カテゴリや売上高などによって手数料が変わることはありません。一律10%で販売できるので、ランニングコストを把握しやすいです。
Amazonを利用する場合の手数料
Amazonでは、プランの利用料金に加えて、商品カテゴリ別の販売手数料が発生します。
カテゴリ | 販売手数料の割合 |
---|---|
本 | 15% |
CD・レコード | 15% |
DVD | 15% |
ビデオ | 15% |
エレクトロニクス | 8% |
カメラ | 8% |
パソコン・周辺機器 | 8% |
付属品 | 10% |
Amazonデバイス用アクセサリ | 45% |
楽器 | 10% |
ドラッグストア | · 1商品あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%· 1商品あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の10% |
ビューティ | · 1商品あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%· 1商品あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の10% |
スポーツ&アウトドア | 10% |
カー&バイク用品 | 10% |
おもちゃ&ホビー | 10% |
TVゲーム | 15% |
PCソフト | 15% |
ペット用品 | · 1商品あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%· 1商品あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の10% |
文房具・オフィス用品 | 15% |
ホーム(インテリア・キッチン) | 15% |
ホーム(家具) | 15% |
ホームアプライアンス | 15% |
大型家電 | 8% |
DIY・工具 | 15% |
産業・研究開発用品 | 15% |
食品&飲料 | · 1商品あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%· 1商品あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の10% |
腕時計 | 15% |
ジュエリー | · 1商品あたりの売上合計が10,000円以下の場合は商品代金の10%· 1商品あたりの売上の合計が10,000円を超える場合は商品代金の6% |
ベビー&マタニティ | · 1商品あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%· 1商品あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の15% |
服&ファッション小物 | · 1商品あたりの売上合計が3,000円以下の場合は商品代金の12%· 1商品あたりの売上の合計が3,000円を超える場合は商品代金の8% |
シューズ&バッグ | · 1商品あたりの売上合計が7,500円以下の場合は商品代金の12%· 1商品あたりの売上の合計が7,500円を超える場合は商品代金の6% |
その他カテゴリー | 15% |
上記のように、商品カテゴリによって販売手数料の割合が変わります。割合が高いほど利益が少なくなるため、自社商品のカテゴリによっては収益性が低くなるでしょう。
他にも、配送料や大量出品手数料などの費用も発生するので、ランニングコストを考慮する必要があります。
各商品ごとの最低販売手数料や詳細については下記にてご確認ください。
参考:料金プラン、配送手数料、料金シミュレーター | Amazon出品サービスの料金
メルカリShopsとAmazonの集客力を比較


ネットショップの売上を高めるためには、集客力が重要です。メルカリShopsとAmazonの集客力を比較し、各サービスがどのくらいお客さまを集められるかを考えてみましょう。
メルカリShopsの集客力
メルカリShopsで出品した商品は、フリマアプリ「メルカリ」にも掲載されます。フリマアプリ「メルカリ」は月間2,200万人以上のお客さまが利用しているため、開設当初から売れるチャンスがあるのが魅力です。
また、フリマアプリ「メルカリ」のお客さまは、中古品に馴染みがあるため、中古品販売との相性に優れています。ネットショップで中古品やアウトレット品の販売に力を入れたい法人は、ぜひメルカリShopsへの出店を検討してみてください。
Amazonの集客力
Amazonは世界的な規模を誇るECモールであり、国内においてもシェアは圧倒的です。
そのため、Amazonに出店するだけで多くの顧客にショップや商品を見つけてもらえるチャンスがあります。
メルカリShopsとAmazonのサービス・機能を比較


メルカリShopsとAmazonのサービス・機能には、さまざまな違いがあります。利用できる機能を比較し、ショップ運営のイメージを膨らませましょう。
メルカリShopsのサービス・機能
メルカリShopsでは、以下のようなサービス・機能を利用いただけます。
- らくらくメルカリ便・クールメルカリ便
- 注文一覧・売上明細のダウンロード
- 商品一括登録
- SNS連携
- ショップデザイン編集
- タイムセール機能
- スタッフアカウント
- 出品・在庫管理
お得な送料や配達補償などであんしんして商品を届けられる配送サービス、効率的な運営ができる管理機能、お客さまを呼び込めるタイムセール機能などが人気です。
便利な機能が充実しているだけではなく、どれも使いやすい点も支持を集めています。誰でも使いこなせるため、はじめてネットショップを開設する法人もあんしんです。
Amazonのサービス・機能
Amazonでは、以下のようなサービス・機能を利用できます。
- ブランド登録
- フルフィルメント by Amazon(FBA)
- 価格の自動設定
- 広告
- Amazon Vine(レビュー獲得プログラム)
自社のブランドを守ることができるブランド登録、配送を代行してもらえるフルフィルメント by Amazon、広告出稿サービスなど、幅広い機能に対応しています。
メルカリShopsとAmazonの入金サイクルを比較


最後に、メルカリShopsとAmazonの入金サイクルを比較します。入金サイクルは売上が手元にくるタイミングでもあるので、必ず確認しましょう。
メルカリShopsの入金サイクル
メルカリShopsでは、5,000円以上の販売利益がある場合、毎月末日締めで翌月10日に売上が登録口座に振り込まれます。
売上は販売価格から「販売手数料」と「らくらくメルカリ便利用時の送料・集荷料」を差し引いた額で、さらに振込手数料200円が発生する仕組みです。
Amazonの入金サイクル
Amazonの入金サイクルは、2週間です。14日後に入金手続きが行われ、3~5営業日後に口座に売上金が振り込まれるシステムです。メルカリShopsよりも入金サイクルが早く、単純計算で月に2回売上を得られます。
Amazonで出品する際の注意点


メルカリShopsとAmazonを比較してきましたが、Amazonに出店する際は以下のポイントに気をつけましょう。
- 販売手数料が高く設定されている
- 価格競争に巻き込まれやすい
- ショップの独自性を発揮しにくい
- 専門的なノウハウが求められる
販売手数料が高く設定されている
Amazonでは、カテゴリごとに販売手数料が設定されており、商品によってはメルカリShopsよりも高いです。
カメラやパソコン・周辺機器などは8%でメルカリShopsよりも低いですが、ホーム用品やTVゲームなどは15%に設定されています。販売する商品によっては手数料コストが高くなるので、ランニングコストに注意が必要です。
価格競争に巻き込まれやすい
Amazonは圧倒的な集客力によって出店先として選ぶ個人・法人が多くいます。
加えて、Amazonが販売する商品も競合対象となるためライバルが非常に多く、商品を販売するために価格競争が起きやすい環境です。
価格競争に巻き込まれると値下げを余儀なくされ、販売できても利益が残りにくくなります。利益を生み出すためには、他社との差別化やブランディングなどが重要です。
ショップの独自性を発揮しにくい
モール型全般にいえることですが、Amazonではショップの世界観を表現するのは難しいです。
商品ページやストアページなどのフォーマットが統一されているため、独自のデザインでショップを構築することはできません。世界観や独自性を大切にしたい場合には、Amazonはあまり向かないでしょう。
専門的なノウハウが求められる
Amazonでショップを運営するためには、さまざまなノウハウやスキルを求められます。
たとえば、Amazonの検索ページで上位に表示されるためには、Amazon内のSEOに対応した施策をしなければいけません。
出店こそかんたんにできますが、Amazonで利益を生み出すハードルは非常に高いです。


法人が出店先に選ぶなら断然メルカリShops!おすすめポイントを詳しく解説


出店先で迷っているなら、メルカリShopsがおすすめです。初心者でもはじめやすく、充実した運営ができる機能やサポートを備えているので、売上アップを期待できます。
メルカリShopsのおすすめポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
- フリマアプリ「メルカリ」の市場を活かしてショップ運営ができる
- ネットショップ運営初心者でもかんたんにショップ運営ができる
- 販売手数料で一律でリーズナブル
- フリマアプリ「メルカリ」ならではの配送サービスを利用できる
- 「いいね!」やフォローで販売機会を逃しにくい
- 便利でわかりやすいショップ管理機能を豊富に備えている
- タイムセール機能でお客さまを呼び込める
- スタッフアカウントでチーム運営がしやすい
- CSVが活用できるため大量出品でも管理がしやすい
- 「メルカリShops 学び場」でショップ運営の困りごとを解決できる
フリマアプリ「メルカリ」の市場を活かしてショップ運営ができる
メルカリShopsに商品を登録すると、フリマアプリ「メルカリ」上にも掲載されます。フリマアプリ「メルカリ」は個人利用を推奨しているため、法人名義では利用できませんが、メルカリShopsならフリマアプリ「メルカリ」の市場に参入できます。
フリマアプリ「メルカリ」は月間2,200万人以上のお客さまに利用されているため、集客力は抜群。とくに中古品に馴染みがあるお客さまが集まっているので、中古品販売に力を入れたい法人におすすめです。
ネットショップ運営初心者でもかんたんにショップ運営ができる
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」のように直感的に操作できるため、はじめての方でもかんたんにショップ運営できます。
ショップデザインの編集や各種機能の利用などがシンプルで分かりやすく、誰でも快適にショップ運営できるのが魅力です。
出店の申し込みもかんたんでスピーディー。必要書類の提出や情報の入力などかんたんなステップで申し込みでき、最短3分でショップをオープンできます。
販売手数料が一律でリーズナブル
メルカリShopsで発生するコストは、販売手数料と振込手数料の2つだけ。
販売手数料は、商品が売れたときに商品価格の10%相当が差し引かれる仕組みになっています。売上に応じて手数料が高くなることはなく、軌道に乗ってからもコストを抑えられるのが魅力です。
初期費用や月額費用といった固定費は一切発生しません。まとまった費用が発生しないため、ローコストではじめたい法人に向いています。
フリマアプリ「メルカリ」ならではの配送サービスを利用できる
メルカリShopsでは、フリマアプリ「メルカリ」で人気の「らくらくメルカリ便」で商品をお客さまに届けられます。
通常より最大67%オフで送料がリーズナブルで、サイズ別の全国一律料金によって同じサイズならどこに配送しても送料が変わらないのもメリットです。
また、要冷蔵・冷凍商品に対応した「クールメルカリ便」も利用できます。食品を販売したい法人におすすめしたい配送サービスです。
「いいね!」やフォローで販売機会を逃しにくい
メルカリShopsでは、お客さまが利用できる機能として、「いいね!」やフォローなどのコミュニケーション機能が備わっています。
気になるショップや商品に対してアクションすることで、新商品やセールの通知が届くので、販売機会を逃しにくいのが嬉しいポイントです。
また、お客さまはレビューを投稿できます。よいレビューの多いショップは信頼性が増すため、よい商品・サービスを提供し続け、レビューを充実させましょう。
便利でわかりやすいショップ管理機能を豊富に備えている
メルカリShopsでは、事業者向け機能を豊富に備えているため、ショップ管理を行いやすいです。
注文一覧や売上管理のダウンロードで注文管理・売上管理がしやすくなります。SNS連携機能も搭載し、SNSを活用したショップ運営も快適です。
タイムセール機能でお客さまを呼び込める
メルカリShopsでは、時間帯を指定して商品価格を割引できるタイムセール機能を利用できます。割引率や割引後の価格などがわかりやすく表示されるため、お客さまにお得なセールを訴求しやすいです。
また、タイムセール中の商品はトップページの目立つ場所に表示されるので、お客さまに見つけてもらえるチャンスが増えます。
スタッフアカウントでチーム運営がしやすい
メルカリShopsでは、オーナーアカウントとは別にスタッフアカウントを作成できます。
スタッフアカウントには権限を付与でき、スタッフに任せたい業務の権限を与えることで、ショップ運営の役割分担が可能です。
社内にネットショップチームを立ち上げ、チーム運営をしたい法人に向いています。
CSVが活用できるため大量出品でも管理がしやすい
メルカリShopsでは、手間や時間がかかりやすい商品登録の負担を大幅に削減できます。
商品情報を記載したCSVファイルを用意すれば、一度に最大1,000商品の一括登録が可能です。品目が多く、商品管理が大変な法人でも、最小限の手間で大量出品をかなえられます。
「メルカリShops 学び場」でショップ運営の困りごとを解決できる
「メルカリShops 学び場」には、ショップの困りごとを解決するコンテンツがまとめられています。
ショップ運営の基本やノウハウを学べるコンテンツがあるので、すぐに疑問や悩みを解決できるのが魅力です。
キャンペーン情報や新機能のリリースなど最新情報も随時更新しているので、ぜひチェックしてみてください。
メルカリShopsでオンラインショップを開始しよう


メルカリShopsとAmazonはどちらもモール型ECですが、費用・手数料や集客力などに違いがあります。
Amazonの集客力は非常に高いですが、メルカリShopsは中古品と相性のよいお客さまを集客しやすく、中古品やアウトレット品などの販売と相性がよいです。
また、専門的な知識を求められるAmazonに比べて、メルカリShopsはネットショップ運営がはじめての方でもかんたんに使いこなせます。
メルカリShops法人開設まるわかりガイド


- 月額・年額無料
- 手数料は販売価格の10%と売上金を振り込む際の振込手数料のみ
- 最短3分で出店可能
ショップ開設請時に準備するもの
- 登記簿情報
- 売上金の振込口座情
- 許認可証 ※
※許認可証は、出品予定の商品が販売許可が必要な場合のみ、申込時に画像添付する必要があります。
スマホ・PCから最短3分!かんたん3ステップで開設申請が可能
リンク先から3ステップでかんたんに開設申請いただけます!


法人申込みの場合は登記簿情報が必要になります。また、自家製の食品やリユース品、手作りの化粧品や医薬品を販売する場合、許認可証を撮影した画像を添付する必要があります。予め、お手元にご用意ください。
便利な機能やショップ運営サポートも充実!
2,300万人以上が毎月お買い物を楽しむフリマアプリ「メルカリ」市場に出店できるメルカリShopsでネットショップ運営に挑戦しましょう!



