家族の介護で使っていた車椅子やペット用の車椅子。これらの処分にお悩みの方へ処分方法をご紹介します。車椅子を処分する際の注意点や、気になる費用についても解説しています。これから車椅子を処分しようとお考えの方はぜひ参考にしてください。
車椅子をごみとして処分するなら粗大ごみ
車椅子は、普通ごみでは捨てられない自治体がほとんどで、多くが粗大ごみ(大型ごみ)の扱いになります。
車椅子を粗大ごみで処分する場合は、各自治体に申し込みをして回収に来てもらうことになります。自治体によって回収スケジュールや手数料などが異なるため、車椅子を粗大ごみで処分する際は各自治体の公式サイトで確認しましょう。
粗大ごみの回収を自治体に依頼する場合は手数料を支払います。
例えば広島県広島市の場合、大型ゴミの回収の申し込みをした後に、公式サイトに掲載されている大型ゴミの手数料表の中から、回収を依頼したい大型ゴミの手数料を調べ、同額の納付券をスーパーやコンビニなどで購入します。
そして、回収日当日に大型ゴミに納付券を貼り付け、回収してもらう流れです。
回収の流れは自治体によっても異なりますので、必ず確認しておきましょう。
また、自治体によっては以下のようなケースもあります。
- 車椅子の分別が「不燃ごみ」になる(静岡県沼津市、千葉県松戸市など)
- バッテリー付きの電動車椅子は粗大ごみ回収の対象にない(東京都台東区)
全ての自治体が車椅子を粗大ごみとしていない場合があったり、電動車椅子は回収してもらえないことがあったりするため、車椅子を処分する際は事前に確認が必要です。
粗大ごみ以外の車椅子の処分方法4つ
粗大ごみ以外に車椅子を処分する方法は、「売る」「譲る」「寄付する」「出品する」の4つです。ひとつずつ詳しくご紹介します。
リサイクルショップに売りに行く
車椅子の処分方法の一つめは、リサイクルショップを利用することです。
大手のリサイクルショップは全国にも店舗が多くあるため、売却もスムーズです。
ただし注意したいのが、車椅子の買取りをしているかどうかという点。大手のリサイクルショップや、地域密着型のリサイクルショップに車椅子を持ち込む前には、店舗に問い合わせする方が安心です。
リサイクルショップにはいろいろ種類があり、中には介護用品の買取りをしてくれる店舗もあります。
介護用品専門のリサイクルショップなら、車椅子を買取りしてくれる可能性は一般的なリサイクルショップよりも高いでしょう。また、適正価格で売却できる可能性もあり安心です。
リサイクルショップの中には、出張買取や無料査定などのサービスもあります。少しでも高く買い取ってもらいたいなら、複数のショップで査定をしてもらい比較検討するのも良いかもしれません。
また、事情によりリサイクルショップに持ち込みが難しい場合は、出張買取サービスを利用するのも良いでしょう。
知人や友人に譲る
ショップへの持ち込みや査定などに時間をかけるのが難しい場合は、近くで車椅子を探している友人や知人に車椅子を譲るのもひとつの方法です。
怪我などで今すぐに車椅子が必要な人や、介護の理由で車椅子を探している人などに譲ることができれば、車椅子がほしい人と手放したい人、どちらにもメリットになるでしょう。
車椅子を寄付する
NPO法人や社会福祉協議会など、車椅子を必要としている団体に車椅子を寄付することで、車椅子を手放せることに加え、社会貢献にもつながります。
車椅子の寄付を希望するNPO団体の中には、海外へ車椅子を送る活動をしていたり、子どもの車椅子を募集していたりするところもあります。回収された車椅子は修理や清掃を行った後、車椅子を必要とする人たちの元へ寄付されます。
全国の自治体にある社会福祉協議会でも車椅子の寄付を募集しているところがあります。寄付できる車椅子の種類や使用年数などを決めている場合があるため、詳しい内容を知りたい場合は、社会福祉協議会に直接問い合わせてみましょう。
フリマサイトに出品する
フリママサイトやオークションサイトなどに車椅子を出品することで買い手がつく可能性もあります。
フリマサイトやオークションサイトに車椅子を出品するメリットは、ご自身の希望する額を提示できる点です。フリマサイトでは車椅子の出品も多く見られ、ニーズはあると言えるでしょう。
フリマサイトやオークションサイトに車椅子を出品する際は、できるだけ多くの情報(仕様・メーカー・状態など)を入力し、写真も複数枚添付して掲載するようにしましょう。
車椅子の処分にかかる費用は?
粗大ごみのケースのように、車椅子の処分方法によっては費用がかかります。
粗大ごみ | 250円~500円電動車椅子の場合は1,000円~2,000円 |
リサイクルショップ | 数百円~数千円車椅子の状態によって異なる可能性あり |
フリマサイト | 数千円~数万円メーカーやモデルなどによって異なる可能性あり |
ご紹介した費用はあくまでも一例で、どの地域やショップでも一律という訳ではありません。また、車椅子の種類によっては処分が難しい場合もあるため、必ず各自治体やショップなどに確認しましょう。
電動車椅子はどう処分したらいい?
最近は街中で電動車椅子を利用する姿も見られます。電動車椅子を処分する際、自治体によっては粗大ごみとして受け付けてもらえない場合があります。
お住まいの自治体に確認の上、粗大ごみとしての回収ができない場合はリサイクルショップなどに持ち込むと買い取ってもらえることもあります。
車椅子処分に困ったら?フリマアプリ「メルカリ」に出品しよう
不要になった車椅子の処分にお悩みなら、フリマサービスの「メルカリ」へ出品しませんか?
メルカリでは、幅広いジャンルの商品が日々出品され、購入されています。メルカリで車椅子を出品して売れることで、必要としている方に車椅子が届き、出品した方にとってはお小遣いにもなります。
メルカリでは車椅子自体の出品はもちろん、以下のような福祉介護用品も出品されています。
- 車椅子用クッション
- シルバーカー
- 杖
車椅子以外にも処分にお悩みの介護用品があれば、車椅子と一緒に出品も可能です。
車椅子の処分にメルカリがおすすめの理由
車椅子の処分にメルカリをおすすめする理由は3つあります。
一つめは、メルカリは月間2,200万人以上の方が利用する日本最大のフリマサービスのため、多くの方の目に触れる機会が多く、必要としている方に届きやすいからです。
二つめの理由は、メルカリでは幅広いジャンルの商品が取引されているからです。前述したように、メルカリではさまざまな種類の福祉・介護用品が出品されています。車椅子の取引実績もあるため、ニーズがあると言えます。
三つめの理由は、メルカリなら買取価格を自分で決められる点です。リサイクルショップに持ち込む場合は、査定を行った上で買取価格を提示してもらえます。メルカリは買取価格を自分で決め、さらに車椅子を必要としている方に直接アピールできるため、ご自身が納得できる価格で車椅子を売れる可能性が高いのです。
メルカリで車椅子を出品する際の注意点
メルカリを活用して車椅子を出品する際に注意したいことがあります。
それは、不具合のある車椅子を出品しないことです。
車椅子のブレーキが効かない、タイヤが破損しているなど、走行に支障がある車椅子は、事故につながる危険性があります。
買い取った方が安心して使用できるよう、走行に不安のある不具合を持つ車椅子は出品を控え、他の方法での処分を検討してください。
メルカリで出品する際、なるべくきれいな物の方が売れやすいですが、汚れや傷がある場合は、出品の際に商品説明欄に明記しておくことで購入を検討する方が事前に知ることができます。明記しておくことでトラブルを回避できます。
メルカリの出品方法については下記の記事で解説しています。
不要になった車椅子はメルカリへ出品して必要な人に届けよう
不要になった車椅子をフリマサービスで売却したいとお考えなら、ぜひメルカリを利用をご検討ください。
月間2,200万人以上の方が利用するメルカリに車椅子を出品すれば、必要としている方に、ご自身が納得する価格で売ることができるでしょう。