近年需要が高まっているDIYの影響もあり、ご家庭にプラスチックパレットがある方もいるのではないでしょうか。一方、パレットの処分方法がわからず置きっぱなしで、「邪魔だな」と感じることがあるかもしれません。今回は、プラスチックパレットの処分方法について解説します。
パレットは普通のごみとして処分できない!?
倉庫や物流センターで使用されているパレットですが、近年はDIYなど、ご家庭で使用される機会も増えてきました。
主に作業時に利用されているパレットですが、どのようなものか詳しく知らないという方もいるかもしれません。また、処分方法がわからず置きっぱなしになっている場合もあるでしょう。
そこで、パレットとは何か、普通のごみとして処分できるのかを確認していきます。
パレットには木製とプラスチック製の二種類がある
パレットは、主に物流業界や倉庫などで使用されている輸送・保管用の物流資材です。板状で、上に物が載せられる形状となっています。
パレットには木製とプラスチック製があり、木製は安く、プラスチック製は耐久性に優れていることが特徴です。近年では、多くの企業がプラスチック製を導入しています。
プラスチックパレットは産業廃棄物として取り扱う
プラスチックパレットは、家庭ごみとして処分することができません。産業廃棄物の「廃プラスチック」として分類されるため、誤った処分方法を行うと罰則となる恐れがあります。
パレットを処分する際には、産業廃棄物処理業者に処分を依頼する必要があるので、十分に注意してください。
不要なプラスチックパレットを処分しよう
プラスチックパレットは一般ごみとして処分できないことがわかりました。それでは、不要となったプラスチックパレットは、どのように手放せばいいのでしょうか。処分方法を4つ紹介します。
産業廃棄物処理業者に依頼する
産業廃棄物は、自治体では回収することができません。そのため、自身で処分先を探す必要があります。
プラスチックパレットをごみとして処分する場合は、産業廃棄物業者に処分を依頼しましょう。業者によっては特定の物品を取り扱っていないところもあるので、事前に問い合わせることが大切です。
ただし、一般のご家庭で使用していたパレットであれば、粗大ごみとして処分することができます。自治体が販売している粗大ごみ用のシールなどを貼り、役所の窓口にて回収の申し込みを行うことが基本的な手続きです。
専門業者に引き取りを依頼する
不要なプラスチックパレットは、どのような物も回収してくれる回収業者に引き取りを依頼してみましょう。出張回収に対応している業者であれば、ご自宅まで回収に来てくれるため大変便利です。
また、業者によっては、新品のパレットを購入する際に、古いパレットを下取りしてくれる場合もあります。リサイクルにもつながるので、まだ使用できるパレットであれば検討してみてください。
欲しい人に譲る
DIYが人気となったことで、ご家庭でもプラスチックパレットの需要が増えつつあります。パレットが不要になり、身近に「自宅で何か作ってみたい」という方がいれば、ぜひ譲ってあげましょう。
欲しい人に譲ることで、費用をかけずに処分することができ、また相手側にもDIYを行うための材料が整います。
買取業者に売却する
変形や破損などの不具合がなく、再利用できるプラスチックパレットであれば、中古パレットとして買い取ってくれる業者もあります。処分に費用がかからず、またお金になる可能性もあります。
特に、事業系の中古品を扱う業者なら、高く買い取ってくれるかもしれません。業者によっては、買取可能なパレットのサイズを定めている場合もあるので、複数の業者に問い合わせてみると良いでしょう。
プラスチックパレットを処分するうえで注意すべきポイントとは
ここからは、プラスチックパレットを処分する際に注意すべきポイントを解説します。処分方法によって気を付けるポイントが異なるので、ひとつずつ確認していきましょう。
産業廃棄物として処分を依頼するとき
プラスチックパレットを産業廃棄物として処分する場合、マニフェストの作成が重要です。マニフェストは、廃棄物が正しい方法で処分されたことを確認するための書類で、処分を依頼された業者が作成することになっています。
なかには、マニフェストを作成しない悪質な業者も存在するため注意が必要です。トラブルに巻き込まれないためにも、マニフェストが作成されているかをきちんと確認してください。
売却を目的として手放すとき
買取業者へプラスチックパレットを売却する際は、一定の条件が設けられるケースがあります。例えば、パレットの枚数やサイズについてです。
売却するパレットが1枚だけだったり、サイズがバラバラだったりする場合は、買い取ってもらえない可能性があります。また、運搬費用が発生することもあるので、買取価格だけではなく、手数料など全体の費用を確認するようにしましょう。
メルカリでプラスチックパレットを出品しよう!
最後に、『メルカリ』でプラスチックパレットを出品する方法やポイントを紹介します。
プラスチックパレットはメルカリに出品できる!
フリマサービス『メルカリ』では、プラスチックパレットなどの大きな物でも、1枚から出品可能です。
さらに、中古でも商品になることがフリマサービスの特徴です。購入者も中古品であることを理解した上で購入してくれるので、スムーズなやり取りができるでしょう。
メルカリでプラスチックパレットを出品する際のポイント
メルカリでは、出品者が「送料込み」の値段を設定することができます。プラスチックパレットは大きく重いので、送料別の値段を設定すると、購入者が予想以上の金額を払うことになり、トラブルにつながるかもしれません。
そのため、パレットを出品するときは、送料を含めた値段を設定しましょう。そして、分かりやすい写真を載せ、耐久性や大きさ、重さなどを明記することが大切です。
プラスチックパレットは処分方法に注意!賢い手放し方を考えよう
プラスチックパレットは、産業廃棄物として処分する必要があります。再利用できる状態であれば、知り合いへ譲ったり、買取業者に依頼したりする方法を検討しましょう。
ただし、買取業者はある程度まとまった枚数でなければ買い取ってくれない可能性があります。そんなときは、ぜひ『メルカリ』にプラスチックパレットを出品してみてください。
メルカリでは、プラスチックパレットのように大きな物でも出品することができます。使用できる状態であれば、中古品でも大丈夫です。1枚から出品することができるので、気軽にプラスチックパレットを処分することが可能です。
プラスチックパレットを賢く処分したい方は、ぜひメルカリへの出品を試してみてください。