近年再熱しているトレーディングカードブーム。メルカリ内でも多数取引が成立しており、この機会に昔集めた大量のカードを売ってみたいという方も多いでしょう。ここでは大量のカードをメルカリで梱包・発送する際に注意するべき点、その方法について解説します。
メルカリで大量のカードを送る際、気をつけることは?
不要になったトレーディングカードが大量にある場合、メルカリではまとめて出品したほうが、梱包や発送の手間が少なく済みます。ただし、数枚で送る場合と違い、大量のトレーディングカードを発送する場合には、特に気を付けるべき点があります。
ここでは、特に気を付けるべき点を2点、お伝えします。
防水対策は必須
カードは基本的に紙製であるため、防水対策は必須です。紙の袋ではなく、必ず防水機能の付いたビニールなどの袋に入れて発送を行いましょう。
防水は、発送するカードの枚数に関係なく重要な点ですが、大量のカードが売れた場合、その価格も、数枚で出品するより高くなっていることが多いでしょう。高く売れた商品ほど、丁寧な対応を期待する購入者もいます。水濡れすることのないよう、しっかりと防水対策を行いましょう。
カード同士のスレに注意。できれば個別に保護を
大量のカードを発送する場合、どうしてもカード同士のスレが起こりやすくなってしまいます。特にレアカードは、個別スリーブに入れるなどし、スレを防止する対策が必要です。
全てのカードを個別に保護できない場合、スレが発生しないよう、カードを固定した状態で梱包を行いましょう。
大量のカードの梱包方法と必要なものとは
大量のトレーディングカードを梱包・発送する場合、どのような資材を使用し、どんな順番で行えば良いのでしょうか。カードを売るための専用キットの販売もありますが、キットがなくとも、身近な素材を使用して、トレーディングカードを梱包・発送することが可能です。
ここでは、梱包の順番に沿って、梱包に必要なものとその方法を説明します。
カード同士を固定する
カードデッキと呼ばれる硬質のカードケースなどで梱包する際は、できるだけカード同士がスレないよう、固定することが大切です。細い紙でカードを巻くように補強すると、カードが動かず安心です。
カードの束をいくつか作る場合には、それぞれの束の厚さをなるべく均一にすることで、このあとの補強もしやすくなり、カードがズレることなく梱包できます。
さらに、レアもののカードはノーマルカードとは別にしておき、スリーブやカードデッキに一枚ずつ入れておくと、より丁寧です。
防水の袋に入れる
配送中の水濡れ、汚れ、傷からカードを守るため、防水の袋にカードを入れましょう。チャック付きの袋や、ビニール袋も使用できますが、おすすめは、OPP袋と呼ばれるテープ付きの袋です。100円均一などで気軽に入手可能であり、テープをはがすだけで封ができるため、封をするための粘着テープを用意する必要もありません。
厚紙やダンボールで補強を行う
次に、防水袋に入れたカードを、2枚の厚紙かダンボールで挟み、補強を行いましょう。カードの枚数が数十枚程度であれば厚紙、それ以上の枚数である場合は、ダンボールの使用がおすすめです。
ただし、必要以上にぶ厚いものを使用すると、カードを入れる箱の高さが高くなり、送料がかさんでしまいます。発送するカードの枚数に応じて、適切なものを使用して補強を行いましょう。
封筒やダンボール箱に入れる
トレーディングカードの枚数に応じた梱包資材を用意し、カードを入れましょう。枚数が数十枚程度で厚さが3センチ以内であれば、封筒の使用がおすすめです。
その理由としては、封筒がA4サイズで厚さが3センチ以内であれば、「らくらくメルカリ便」または、「ゆうゆうメルカリ便」での発送ができるためです。これは、どちらも安心安全の匿名配送で、発送用のコードを読み取るだけで発送ができるため、あて名書きが不要で、従来よりも手軽に商品の発送ができるサービスです。
さらに、アプリから商品の配送状況を確認可能で、万が一、破損などが起こった場合は、メルカリからの適切なサポートが受けられます。
送料は、らくらくメルカリ便(ネコポス)が210円、ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット)が230円と、全国一律料金であるため、発送先によって料金を調べる必要もありません。ゆうゆうメルカリ便は、郵便局やコンビニでの受け取りが可能なので、購入者の希望によって、サービスを使い分けてみましょう。
また、封筒を使用する場合、紙の封筒ではなく、クッション封筒を選ぶと、より安心してカードを発送できます。クッション封筒は、100円ショップや文房具店などで入手できるほか、メルカリでも、ネコポス・ゆうパケット用のクッション封筒を販売しています。
カードの発送枚数が数十枚以上の場合は、封筒ではなく、ダンボール箱を使用したほうがよいでしょう。ダンボールで発送する場合は、ゆうパケットプラス専用箱、宅急便コンパクト専用BOX、メルカリ60サイズ対応ダンボール箱などの、メルカリ専用箱がおすすめです。メルカリ専用箱を購入すれば、発送するカードの大きさに合ったダンボールを探したり、サイズを測ったりする手間がなく、そのまま発送できるというメリットがあります。
クッション封筒、メルカリ専用箱ともに、メルカリアプリ内のメルカリストアのほか、イトーヨーカドーや、コンビニエンスストアでも購入が可能なので、手軽に資材が入手できるのも嬉しい点ではないでしょうか。
緩衝材を入れる
ダンボールを使用する場合、箱とカードのあいだにスキマがあると、カードが動いてキズがついてしまう場合があります。そのようなことにならないよう、緩衝材でスキマを埋めてから、封をしましょう。
新聞紙も緩衝材になりますが、エアーキャップや新しい紙を丸めたものを使用したほうが、丁寧な印象になります。
メルカリでカードを出品してみよう
トレーディングカードブームは、日本だけでなく世界にも広がっているため、カードの需要は増え続けています。不要になり家で眠っているカードも、メルカリで出品すれば、思っていたよりも高値で売れるかもしれません。
不要になった大量のトレーディングカードがある方、カードを売りたいと思っていたけれど、方法がわからなかった方は、今回の記事を参考に、ぜひ、メルカリでカードを売ってみましょう。