国内外で多くのお客さまが利用していて、知名度も抜群のAmazonへの出店は、高い集客が見込まれることや、海外への販路拡大も期待できることから、検討中の法人の方も多いでしょう。今回は、法人がAmazonに出店する方法(手順)やメリット、利用時の注意点など詳しく解説します。Amazon出店を考えている法人の方はぜひご参考にしてください。
法人のネットショップ開業・運営ならメルカリShopsがおすすめ!
ネットショップ運営をスタートさせたい法人の方は、メルカリShopsで開業・運営することがおすすめです。
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メルカリShopsは固定費がかかりません。ショップを始めるのに必要なのはスマホのみ。はじめてネットショップを開業する法人の方にもスムーズに運営できます。
Amazonで法人出店する流れ
法人の方がAmazonに出店する流れをご紹介します。
用意するもの
Amazonへ出店するにあたって準備するものは以下の通りです。
法人情報 | 会社情報 法人番号(登記簿謄本に記載されている13桁の番号) 登記簿上法人名(ローマ字と日本語) 本社所在地の郵便番号と住所 店舗名 |
担当者情報 | 身分証明書(顔写真入り:パスポートまたは運転免許証) クレジットカード情報 各種証明書 |
銀行口座情報 | 売上金の振込先情報 |
取引明細書 | 過去180日以内に発行された各種取引明細書 ・クレジットカード利用明細 ・インターネットバンキング取引明細 ・預金通帳 |
法人出店の流れ
次に出店の流れについて見ていきましょう。
出品プランを選択する
Amazonには小口出品と大口出品の2種類のプランがあります。
出品プラン | 費用 | 特徴 |
---|---|---|
小口出品 | 100円/商品 +6%から45%の販売手数料 | ・毎月49点まで商品を販売するのに適している ・FBA利用 |
大口出品 | 4,900円/月 +6%から45%販売手数料 | ・毎月49点以上商品を販売するのに適している ・FBA利用注文 ・在庫管理レポート抽出 ・一括出品ツール利用可能 ・検索結果上位表示など |
大口出品は月額費用が発生するシステムですが、多くの商品を出品する場合や、在庫や注文管理レポートの抽出が必要な場合、幅広い決済方法を希望しているときに便利です。
FBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)は、Amazonが商品の販売・決済・発送・返品処理などの代行サービスです。FBAは大口出品プランも小口出品プランも利用できます。
ただし、小口出品ではできることが限られるため、法人の場合は大口出品プランの選択を検討するのがおすすめです。
出品者用アカウント作成
出品プランを選んだら、Amazonのセラーセントラルで出品者用アカウントを作成します。アカウント作成時には、準備した法人情報を入力します。
セラーセントラルとは、Amazonの商品管理画面のことです。商品の販売・在庫や注文管理・お客さまとのコミュニケーションなどすべてセラーセントラルで管理されます。
情報入力
準備するものに基づき、法人としての詳細な情報、銀行口座情報、税務情報などを入力しましょう。正確かつ詳細に情報を入力することが大切です。
審査
全ての情報を入力し終えたら、Amazonによる審査が行われます。この審査には数日から数週間かかることがあります。審査を通過すると、商品販売を開始することができます。
審査中は、商品ページの準備やマーケティング戦略など、出店後にスムーズにネットショップ運営を開始できるよう準備を進めておきましょう。
Amazon出店の費用・手数料
Amazon出店にかかる費用や手数料を詳しく解説します。
出品プラン
出品プランは小口出品と大口出品の2種類です。
小口出品
- 出品した商品が売れるごとに100円と、販売手数料が発生します
- 手数料は商品カテゴリーによって異なります
大口出品
- 月額料金(4,900円)はかかりますが、小口出品と違い、商品販売ごとの料金はかかりません。
- 月額費用にプラスして販売手数料が発生します
- APIやレポートなど、法人販売に大切な管理ツールを使用できます
販売手数料
Amazonでは、商品が売れた際に、売上の一定割合を手数料としてAmazonに支払います。
手数料率は商品のカテゴリーによって異なります。以下に商品カテゴリーごとの販売手数料をいくつかご紹介します。
商品カテゴリー | 販売手数料の割合(%) | 最低販売手数料 |
---|---|---|
ビール | 6.5% | なし |
携帯電話・スマートフォン | 8% | 30円 |
カメラ | 8% | 30円 |
パソコン・周辺機器 | 8% | 30円 |
大型家電 | 8% | 30円 |
楽器・オーディオ | 10% | 30円 |
スポーツ&アウトドア | 10% | 30円 |
おもちゃ&ホビー | 10% | 30円 |
TVゲーム機本体 | 10% | 30円 |
本 | 15% | なし |
DVD | 15% | なし |
ビデオ | 15% | なし |
TVゲーム | 15% | なし |
PCソフト | 15% | なし |
Amazonデバイス用アクセサリ | 45% | 30円 |
ご紹介した以外にも、多くのカテゴリーの商品を販売できます。また、手数料についてはアップデートされている可能性もあるため、詳しくはAmazonのサイトをご確認ください。
配送料
Amazonの配送にかかる料金は、FBAを利用した場合と、自社で発送した場合で分かれています。
FBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)を利用した場合
FAB(フルフィルメント・バイ・アマゾン)は、Amazonが商品の保管、梱包、配送、カスタマーサービス、返品処理を代行してくれるサービスです。
FABを利用した場合の発送に関わる主な費用です。
- FBA配送代行手数料:商品のサイズや重量によって決められています
- FBA在庫保管手数料:保管月と商品のサイズによって決まります
- 長期在庫追加手数料:271日以上フルフィルメントセンターに保管される商品にかかります
- 納品不備受領作業手数料:適切な処理をされていない商品がフルフィルメントセンターに納品された際、Amazonが予定外の作業を必要になった場合請求されます
FBAを利用する場合、商品のカテゴリーによっては予定よりも費用がかかる可能性があることを考慮しておくことが大切です。
自社発送の場合
FBAを利用せず、出品者自身が商品の梱包と配送を行うことも可能です。自社発送の配送料は出品プランによって異なります。
出品プラン | 配送料の特徴 | 注意点 |
---|---|---|
大口出品 | ・独自で配送料を設定できる ・販売手数料は合計販売価格から算出 ・販売価格に商品価格・配送料・ギフトラッピングが含まれる | 本・ミュージック・ビデオ・DVD商品は独自の発送料が設定できない |
小口出品 | Amazonが設定した配送料が適用される | 利益の確保を考えて販売価格を設定しなければならない |
カテゴリー毎の詳しい配送料はAmazonの公式サイトをご確認ください。
その他費用
ご紹介した費用以外にもかかるコストを見ていきましょう。
大量出品手数料
商品の大量出品に関連する追加の手数料が発生する場合があります。この手数料は全ての出品者が対象です。
具体的には、商品を大量に出品したものの販売実績が1年間ない場合に、出品商品あたり月額手数料がかかります。
返金処理手数料
商品が返品された際に発生する手数料です。この手数料は商品の返品にかかる処理コストをAmazon側が処理するために設定されています。
Amazonで法人出店するメリット
法人がAmazonに出店するメリットを解説します。
国内外からユーザーが集まる
Amazonは個人・法人問わず国内外のユーザーが利用しています。Amazonに出店することで、国内はもちろん、海外からも多くのお客さまを集めることが可能です。これにより、認知度と売上アップが期待できます。
出品方式ですぐに販売を始められる
Amazonでは、出品者アカウントを作成し、「商品を出品する」手続きだけですぐに販売開始できます。店舗のコンセプト作りやページデザインなどの、店舗ページの制作や運用は不要。手軽にネットショップに参戦できる点はメリットと言えます。
FBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)を利用して効率的にショップ運営できる
AmazonのFBAサービスを利用することで、在庫管理、梱包、配送、顧客対応、返品処理などの物流業務をAmazonに任せることができます。FBAの利用は、ショップ運営の効率化と人件費をはじめとするコスト削減につながります。
海外への販路拡大に挑戦できる
Amazonは国際的なプラットフォームであり、海外市場へも販路を拡大できます。国境を越えて自社商品を販売することは、ブランドの国際的な認知度アップにつながる可能性が高いでしょう。
Amazonの法人出店の注意点
Amazonの法人出店にはメリット同様に注意点もあります。
競合が多い
Amazonのモール内には非常に多くの出品者が参入しています。個人・法人問わず誰でもかんたんに商品販売を開始できるため、ひとつの商品を取っても価格帯が幅広く、激しい価格競争は避けられません。
Amazonの価格競争に勝つためには、差別化された商品やマーケティング戦略が必要になるでしょう。
ショップ独自のカラーを出しにくい
ネットショップ参入に挑戦しやすいAmazonですが、ブランドやショップの独自性を出しにくいという側面があります。
お客さまにとっては、ショップやブランドの名前よりも、「Amazonで買った」印象が残りやすいからです。
自社サイトや楽天市場を代表とする出店型のECモールと比べると、カスタマイズの自由度が限られます。
手数料によりコストがかさむ傾向にある
「Amazon出店の費用・手数料」の項でご紹介したように、Amazonでは出品プランの料金、FBA利用料、販売毎の手数料、その他の追加手数料など、さまざまなコストが発生します。
Amazonで商品を販売する場合、利益率に注意した価格設定を行う必要があります。
リピーターを獲得しづらい
Amazon上での販売は、商品によって自社のページで魅力をアピールすることが難しく、リピーターを獲得しにくい場合があります。Amazon上では商品の販売に限られるため、マーケティングがしにくいからです。
Amazonでの売上を伸ばすには、いかにリピート率を上げるかもポイント。商品の品質はもちろんのこと、購入後のお客さまへのフォローや、魅力のある商品説明、レビューを集めるなど、Amazonの中でできる努力を行いリピーター獲得につなげましょう。
メルカリShopsが法人出店におすすめな10の理由
ここまで、Amazonに法人出店するにあたっての方法やメリット・注意点をご紹介してきました。メルカリShopsなら、Amazonでの懸念点を解消し、利用メリットがより上回る環境やサービスが多数用意されています。
ここからは、メルカリShopsを法人出店におすすめしたいポイントや理由について、詳しくご紹介していきます。
月間2,300万人以上のお客さまが利用!フリマアプリ「メルカリ」へ出店できる
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」上にショップを出店し商品を販売することができます。
固定費ゼロ&販売手数料はカテゴリー問わず10%統一!低コストでネットショップ運営可能
ネットショップの運営で頭を悩ませるのが、月々かかる固定費や販売手数料などの費用ではないでしょうか。特に、開業したてのショップで利益が上がらない状態でも固定費の支払いを続けなければならない場合があります。
メルカリShopsは、ネットショップ開設サービスの多くで必要となる、初期費用や月額費用が必要ありません。
発生する費用は、商品が売れた際の販売手数料と振込手数料の2つのみ。販売手数料については、商品のカテゴリーを問わず、価格全体から10%と一律です。
「越境販売」サービスにより海外のお客さまへ商品を届けられる
メルカリShopsでは、2023年より海外に住むお客さまがメルカリShopsでお買い物を楽しめる、「越境販売」のサービスをスタートしました。
越境EC事業者とメルカリShopsが公式に連携し、海外に住んでいてメルカリを利用できないお客さまから購入依頼を受け、メルカリShopsの出店者から商品を購入。その後海外へ販売と発送を行います。
越境EC事業者を通じて販売できる海外の対象国は100以上の国と地域です。海外のお客さまとのコミュニケーションや諸手続きは、越境EC事業者の担当です。出店者が商品を発送する際は、日本国内の指定住所に送るシステムのため、出店する側に特別な対応は必要ありません。
📔:メルカリShopsで海外との「越境販売」がはじまります!
リピート購入のお客さまが分かる「リピーター機能」
過去にショップで購入していただいたお客さまに「リピーター」ラベルをつけて表示するのが、リピーター機能です。
リピーター機能の目的には、はじめてのお客さまとは違うコミュニケーションができることや、同梱物を入れられることなどがあります。
📔:【ショップ向け新機能】リピーターがわかるようになりました
CSV一括登録で商品登録の手間が省ける
メルカリShopsでは、CSVファイルを使用して商品の出力が可能です。商品情報のCSVファイルがあれば、商品の一括登録ができます。
「タイムセール」「ショップクーポン」機能など集客を狙える機能が充実
メルカリShopsには、お客さまの注目を集められる機能が充実しています。
「タイムセール機能」は、期間限定セールを開催できる機能です。セール後の価格や割引率がお客さまに分かりやすく表示されているため、注目を集めやすいのがメリットです。
タイムセール中の商品はメルカリShopsのトップページに表示されるため、お客さまへのアピールにつながります。
「ショップクーポン」とはショップのフォロワー限定に発行できるクーポン機能です。特定のお客さまに対してお得なお買い物を提案でき、購買意欲を促進できます。
ショップクーポン発行には販売実績などの制約はありません。クーポンの使用期限や値引き金額、利用可能金額などの使用条件、発行タイミングはご自身で設定可能です。
スタッフアカウント機能で効率的な作業が叶う
スタッフアカウント機能とは、オーナー機能に加えてスタッフ用のアカウントが作れる機能です。
スタッフの業務内容に合わせてオーナーが権限を付与できるため、会社内での役割分担はもちろん、外部委託などを検討している場合でも、必要に応じた権限のみを付与することができるためあんしんです。
「らくらくメルカリ便」で発送コストを抑えられる
メルカリShopsの配送サービスは、「らくらくメルカリ便」と「クールメルカリ便」の2種類です。
- らくらくメルカリ便:サイズ別の全国一律料金設定で、通常よりお得に配送できる
- クールメルカリ便:要冷凍・冷蔵商品に対応
ショップデザイン編集機能でショップ独自のカラーが出せる
ネットショップ開設サービスのなかには、ショップデザインが決まっていることで、店舗のオリジナリティを出しにくいことがあります。
メルカリShopsでは、ショップデザイン機能を搭載。商品の項目ごとにタイトルを付け商品をまとめられたり、商品や項目を並べ替えたりできます。
注目してほしいお得商品を最上部にまとめて表示することや、はじめてショップに訪れたお客さまが選びやすいように、定番やおためし商品などをまとめることなどが可能です。
📔:「ショップデザインの編集」で商品をまとめたり並び替えられるようになりました
メールマガジン機能でお客様さまにアピールできる
メルカリShopsでは、ショップのメールマガジンの購読登録をしたお客さまに向けて、メールマガジンの送付ができます。
配信頻度は1ヶ月に4回まで、ショップや商品の魅力、旬の情報など、お客さまの購買意欲を促すような文章を考えてメールマガジンを配信しましょう。
📔:ショップのお客さまにメールマガジンが送れるようになりました
Amazonで法人出店する場合はメリットと注意点を確認したうえで検討しよう
Amazonは抜群の知名度を誇るECプラットフォームである反面、独自のブランド方向を出しにくいことや、コストがかさむ可能性があるため、利益率を考えた価格設定や商品の差別化も大切なポイントです。
一方メルカリShopsは、初期費用・固定費はゼロで、販売手数料もカテゴリー問わず一律10%。さらに、はじめてネットショップに挑戦する法人の方も売れやすい環境・機能が充実していています。
これからネットショップ運営を考えている法人の方は、ぜひメルカリShopsの活用をご検討ください。
メルカリShops法人開設まるわかりガイド
- 月額・年額無料
- 手数料は販売価格の10%と売上金を振り込む際の振込手数料のみ
- 最短3分で出店可能
ショップ開設申請時に準備するもの
- 登記簿情報
- 売上金の振込口座情
- 許認可証 ※
※許認可証は、出品予定の商品が販売許可が必要な場合のみ、申込時に画像添付する必要があります。
スマホ・PCから最短3分!かんたん3ステップで開設申請が可能
リンク先から3ステップでかんたんに開設申請いただけます!
法人申込みの場合は登記簿情報が必要になります。また、自家製の食品やリユース品、手作りの化粧品や医薬品を販売する場合、許認可証を撮影した画像を添付する必要があります。予め、お手元にご用意ください。
便利な機能やショップ運営サポートも充実!
2,300万人以上が毎月お買い物を楽しむフリマアプリ「メルカリ」市場に出店できるメルカリShopsでネットショップ運営に挑戦しましょう!