法人名義でネットショップに出店したけれど、どのネットショップ作成サービスを利用すれば良いか迷っている方も少なくないでしょう。この記事では、法人名義でBASEに出店した際のメリットや注意点、手数料、出店方法についてご紹介します。
集客力に優れたネットショップならメルカリShopsがおすすめ!
商品が売れるショップに成長させたいとお考えなら、メルカリShopsでネットショップを開設・運営するのがおすすめです。メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」内にショップを開設できるネットショップサービスです。
国内最大級のフリマアプリ「メルカリ」の市場に参入できるので、出店開始の月からすぐに売上を伸ばしていける可能性が高いです。実際にメルカリShopsに出店している出店者のなかには、EC初挑戦ながら初月の月商1,000万円超を達成しているショップも多く登場しています。
また初期費用・固定費がかからないので、低コストでネットショップを運営できるのも魅力です。メルカリShopsなら、コストを抑えながら売上を伸ばせるショップを構築いただけます。
法人名義でBASEに出店するメリット
法人名義でBASEに出店するメリットは、以下の3つです。
- 決済手数料が安い
- 売上金の振込日を選択できる
- 拡張機能が豊富
決済手数料が安い
BASEは、決済手数料が安いのが特徴です。BASEの決済手数料は、以下の通り。
- スタンダードプラン:3.6%+40円(+3%/サービス利用料)
- グロースプラン:2.9%
初期費用・月額費用0円で利用できるスタンダードプランの決済手数料は、3.6%+40円に加えてサービス利用料の3%がかかります。グロースプランは決済手数料が2.9%と安くなっていますが、月額費用で16,580円が発生します。
売上金の振込日を選択できる
BASEでは、売上金を受け取るために振込申請をする必要があります。振込申請をしたら、基本は申請日から10営業日(土日祝除く)で指定の銀行口座に振り込まれます。
また、振込日を早められる「お急ぎ振込」にも対応しており、通常10営業日かかるところを最短翌営業日に短縮することが可能です。お急ぎ振込を利用すれば、すぐに現金を手にできるので、商品の仕入れや販促など他のことにスピーディーに取り組めるようになります。
ただしお急ぎ振込を利用した場合、振込申請金額の1.5%が手数料として発生する点には注意が必要です。
拡張機能が豊富
BASEは拡張機能が豊富で、集客、販売方法、マーケティング、顧客管理、運用効率など約80種類の機能が用意されています。集客に必要な拡張機能が揃っていて、ほぼ無料で使えるのも特徴です。
BASEで利用できる機能にはどのようなものがあるのか、いくつか見ていきましょう。
集客 | ・Instagram販売 ・Instagram広告 ・TikTоk商品連携 ・広告 ・Google商品連携 ・広告 |
販売方法 | ・予約販売 ・抽選販売 ・シークレットEC |
マーケティング | ・Google Analytics設定 ・広告効果測定 ・HTMLタグ管理 |
顧客管理 | ・メールマガジン ・注文データダウンロード ・アンケート ・メンバーシップ |
運用効率 | ・CSV商品管理 ・送り状データダウンロード ・かんたん発送(ヤマト運輸連携) |
法人名義でBASEに出店する際に注意すべきポイント
法人名義でBASEに出店する場合、いくつか注意しなければいけないことがあります。ここでは、特に注意が必要なポイントを2つご紹介します。
「BASEかんたん決済」を利用する場合、法人利用申請に登録する必要がある
BASEでは簡単な審査で開設後すぐに利用できる「BASEかんたん決済」という決済方法があり、使用したい決済方法を選ぶだけで、簡単に導入できます。
BASEかんたん決済では、以下の8つの決済方法が用意されています。
【BASEかんたん決済で利用できる決済方法】
- クレジットカード決済
- あと払い(Pay ID)
- コンビニ(Pay-easy)決済
- 銀行振込決済
- キャリア決済
- Amazon Pay(Webページからの購入のみ)
- PayPal決済(Webページからの購入のみ)
- 後払い決済
法人名義でBASEかんたん決済を利用する場合、利用の申請が必要になる点に注意が必要です。
BASEかんたん決済の利用申請には、以下の情報が必要になるため、あらかじめ用意しておくと良いでしょう。
【BASEかんたん決済の利用申請時に必要な情報】
- 法人情報
- ネットショップ店舗情報
- 取扱商品
- 販売免許(必要な場合のみ)
集客を一から行う必要がある
BASEは、ASP型のネットショップサービスに分類されるため、基本的には自分で集客をしなければ売上を伸ばすのは難しいです。Web広告の出稿やSNSの運用、ブログの運用、SEОなどさまざまな集客方法を駆使して、集客に力を入れて行く必要があります。
BASEには集客に便利な12個の機能が備わっているので、それらを上手く活用してサイトにお客さまを集めましょう。
法人名義でBASEに出店した際にかかる手数料は4つ
法人名義でBASEに出店した際は、以下の4つの手数料が発生します。
- 決済手数料
- サービス利用料
- 振込手数料
- 事務手数料
決済手数料
BASEでかかる決済手数料は、以下の通りです。
【後払い(Pay ID)・クレジットカード決済・銀行振込・キャリア決済・コンビニ決済(Pay-easy)・後払い決済の場合】
- スタンダードプラン:3.6%+40円
- グロースプラン:2.9%
【Amazon Pay・PayPalの場合】
- スタンダードプラン:4.6%+40円
- グロースプラン:3.9%
サービス利用料
BASEでかかるサービス利用料は、以下の通りです。
- スタンダードプラン:3%
- グロースプラン:0円
振込手数料
振込手数料とは、売上金を指定の銀行口座に振り込むときに発生する手数料です。BASEの振込手数料は、一律250円です。
なお振込手数料の振込日を短縮できるお急ぎ振込を利用した場合、上記の販売手数料と次に紹介する事務手数料に加えて振込申請をした金額の1.5%の振込手数料が上乗せされます。
事務手数料
BASEでは、売上金を振り込む際に、振込申請ごとに振込手数料は別に事務手数料が異なります。BASEの事務手数料は、以下の通りです。
- 2万円未満:500円
- 2万円以上:0円
任意の有料サービス
BASEでは、上記でご紹介した4つの手数料は必要費用です。それ以外で有料オプションを利用することもできます。
BASEの有料サービスには、大きく分けて2種類の有料サービスがあります。
- デザインテンプレート(有料のもの)
- 拡張機能(BASEロゴ非表示:500円/不正決済保証:980円から)
BASEの手数料の計算方法
BASEの手数料が発生するのは、商品が売れたときと売上金を受け取るときの2種類です。ここでは、それぞれでかかる手数料の計算方法をご紹介します。
商品が売れたとき
BASEでは、商品が売れたときに「決済手数料」と「サービス利用料」が発生します。この費用は、どちらとも自動的に売上金から差し引かれる仕組みとなっていて、これらの手数料が引かれた状態で売上金が振り込まれます。実際の支払い作業は必要ありません。
ここでは、クレジットカード決済で5,000円の商品が売れた場合の計算方法をご紹介します。
【スタンダードプランの場合】
(5,000円(商品代金)×3.6%+40円(決済手数料))+(5,000円×3%)(サービス利用料)=370円
手元に残る売上は、5,000円から370円を差し引いた4,630円となります。
【グロースプランの場合】
5,000円(商品代金)×2.9%(決済手数料)=145円
手元に残る売上は、5,000円から145円を差し引いた4,855円となります。
売上金を受け取るとき
BASEでは、売上金を指定銀行に振り込む際に発生する手数料は、出店者側が負担することになります。振込金額が2万円以上なら振込手数料のみですが、振込金額が2万円以下になると事務手数料が500円が発生します。
ここでは、振込申請額が1万円だった場合と3万円だった場合の実際に振り込まれる金額を見ていきましょう。
【振込申請額が1万円だった場合】
10,000円(振込申請額)-250円(振込手数料)-500円(事務手数料)=9,250円
【振込申請額が3万円だった場合】
30,000円(振込申請額)-250円(振込手数料)=29,750円
法人名義でBASEに出店する方法
BASEに法人名義で出店する場合は、基本的に以下の流れで行います。
- ショップアカウントを作成する
- メールアドレス認証を行う
- 特定商取引法に関する表記を設定する
- 支払い方法を選択する
- 商品を登録する
- サイトデザインを編集する
- 商品の販売を開始する
1.ショップアカウントを作成する
BASEに出店するためには、まずアカウントを作成しましょう。
BASEの公式サイトにアクセスして、画面右上にある「無料で始める」をクリックします。新規登録ページが開くので「メールアドレス」「パスワード」「ショップURL」を入力して、「今すぐ無料ではじめる」タブを選ぶと仮登録完了です。
ショップURLは、BASEで用意されてあるものを使うことも可能ですが、ムームードメインやお名前.comといったサービスから独自でドメインを取得したものを利用することもできます。
ここで登録する情報はすべて後からでも変更可能なので、仮のものでも問題ありません。
仮登録ができたら、画面が自動で切り替わるので、契約書の内容を読んで問題なければ「上記の「契約書」に同意する」にチェックを入れて、「上記に同意する」を選びます。
2.メールアドレス認証を行う
続いて、本登録に進みます。
仮登録で登録したメールアドレスにメールが届いているので、メールの本文に記載されているURLをクリックすればメールアドレスの認証の完了です。
再びBASEの画面に移行するので、本登録に進みます。
3.特定商取引法に関する表記を設定する
ネットショップを運営するためには、特定商取引法に関する表記が必要となります。「入力する」ボタンをクリックして、画面の指示に従って必要事項を入力しましょう。
特定商取引法に関する表記で必要となるのは、以下の項目です。
【特定商取引法に関する表記で必要となる情報】
- 区分(個人または法人)では法人を選択する
- 事業者の氏名
- 事業者の所在地
- 事業者の電話番号
- その他(営業時間、定休日など)
- 販売価格について
- 支払い方法
- 引き渡し時期
- 返品についての特約に関する事項
4.支払い方法を選択する
続いて、ネットショップに導入する決済方法を選びます。BASEでは、クレジットカード決済やキャリア決済、銀行口座など複数の決済方法に対応しているので、導入したいものを選びます。
導入したい決済方法にチェックを入れたら、屋号や生年月日などの必要事項を画面の指示に従って入力します。
必要事項が入力できたら、ページの最後にある「保存する」をクリックします。
5.商品を登録する
ショップアカウントの作成が終わったら、続いてショップに商品を登録していきます。
商品登録は、ショップ管理画面の「商品管理」から行えます。商品登録では、商品名や商品説明文、価格、在庫数などを入力して、商材画像を追加したら「登録する」をクリックしましょう。
6.サイトデザインを編集する
続いて、ショップ管理画面の「デザイン」から、サイトデザインをカスタマイズします。サイト全体のデザインは「テーマ」から選べるので、好きなものを選びましょう。
BASEではさまざまなパーツを組み合わせてサイトを構築できるので、サイトの好きな箇所にパーツを追加してページを作っていきます。テーマの選択やパーツの追加など、すべて簡単に組み合わせるだけでもサイトが作れます。
7.商品の販売を開始する
商品を登録してサイトデザインを整えたら、商品の販売を開始すれば、ネットショップのオープンです。
ネットショップの売上を伸ばしたいならメルカリShopsへ出店するのがおすすめ!
BASEの利用を検討しているものの、「商品が売れるか心配」という法人の方には、メルカリShopsへ出店をおすすめします。メルカリShopsは、モール型のネットショップで、国内Nо.1のフリマアプリ「メルカリ」内で商品を販売できるので、集客に強いのが魅力です。
ここでは、法人名義でのネットショップ出店にメルカリShopsが有利となるメリットをご紹介します。
国内最大級のフリマアプリ「メルカリ」市場に出店できるので商品が売れやすい
BASEはショップが独立しているASP型なサービスなので、SNSやWeb広告などでの集客が必須です。
一方メルカリShopsは、月間2,300万人以上のお客さまが集まるフリマアプリ「メルカリ」市場で商品を販売できる高い集客力を活かして商品を販売できるのが魅力です。商品の販売開始後すぐにフリマアプリ「メルカリ」でも商品が公開されるため、多くのお客さまに向けてかんたんにアピールできます。
EC初挑戦で初月売上1,000万円超を達成したショップも登場!
自分でお客さまを集めなければいけないBASEとは違い、売れやすい環境が整ったメルカリShopsでは、多くの出店者が順調に売上を伸ばしています。
なかでもEC初挑戦ながら、初月の売上が1,000万円超を達成したショップも登場。
通知機能でお客さまに直接アプローチできるので売り時を逃しにくい
BASEにはアプリもあるため、お客さまはアプリから買い物をすることもできます。ただしアプリの利用者は累計約1,300万(2023年12月現在)と、フリマアプリ「メルカリ」の月間2,300万人以上に比べると、お客さまの数が劣ります。
そのため、アプリのプッシュ通知を届けられるお客さまの数も少なくなります。
届けられるお客さまは、メルカリShopsでは「いいね!」またはフォロワーですが、BASEはフォロワーのみ。
「タイムセール機能」で露出を増やして新規顧客を呼び込める
タイムセール機能は、期間限定で特定の商品を値引き販売できる販促機能です。BASEにもタイムセール機能がありますが、メルカリShopsならセールを活用することで露出を増やすことができます。
メルカリShopsではセールを開催すると、一覧ページに表示されるため、お得な商品を探しているお客さまに的確に商品を届けられます。
「ショップクーポン」を発行すれば独自のイベントが打ち出せる
クーポン機能は、ショップのフォロワーを対象としたクーポンを発行できる機能です。クーポンは、商品単位またはショップ全体のどちらかを選べ、最大10種類までのクーポンを発行できるので、さまざまなクーポンを用意して独自のイベントを打ち出すことができます。
初期費用・固定コスト0円!低コストでショップの出店・運営ができる
BASEのグロースプランでは、16,580円の月額料に加えて決済手数料もかかるため、ランニングコストがかさみます。
一方メルカリShopsは、初期費用だけでなく、毎月の利用料といった固定費も一切かからないため、コストを抑えてネットショップの出店・運営ができるのが魅力です。
商品が売れるまでは費用が一切かからず、10%の販売手数料と振込手数料しか発生しません。そのため、出店してからだけでなく、売上が軌道に乗ってからも永久に運営コストを抑えられます。
口コミがたまりやすいので新規のお客さまにショップの評価をアピールできる
ネットショップで買い物をする際に参考にするお客さまが多い、口コミや評価。BASEではレビューをしてくれるかどうかはお客さま次第ですが、メルカリShopsでは口コミや評価がたまりやすいのが特徴です。
メルカリShopsでも購入した商品に評価を残すかは任意ではありますが、評価を残すことが基本のフリマアプリ「メルカリ」のお客さまは、メルカリShopsの購入でも評価を残してくれます。
「ショップデザイン編集」で商品が探しやすいページが作れる
見やすく商品が探しやすいショップページは、売上を左右する重要な部分です。
メルカリShopsではショップデザイン編集機能から、商品の並び替えや整理を行えます。複数の商品をジャンル分けして、ひとつにまとめて表示させることも可能です。
例えば、お試し商品や定番商品をトップに置いておくことで、ショップにはじめて来てくれたお客さまに見つけてもらいやすくなります。
CSVファイルを活用すれば商品登録や受発注管理が楽になる
Web版メルカリShopsでは、CSVファイルを活用して、商品登録や受発注管理が楽になる機能を用意しています。
例えば商品一括登録機能では、CSVファイルを活用すれば、複数商品の商品登録が一括で行えます。使い方もかんたんで、入力フォーマットが登録されたCSVファイルを入手して商材画像や情報などを登録した後に、再びショップ管理ページにアップロードするだけ。
登録した内容はいつでも修正や削除などが行えるので、在庫管理にも活用できます。
メルカリShopsガイドで困りごとを解決できるのであんしんして利用できる
メルカリShopsガイドには、あんしんしてショップ運営を進めていけるように出店者向けのサポートコンテンツを用意しています。
出店方法や各機能の使い方で不明点が出た場合は、「メルカリShopsガイド」が便利です。キーワード検索にも対応しているので、すぐに知りたい情報の答えを探し出せます。
答えが見つからない場合や自社では対応できないトラブルが発生した場合は、問い合わせフォームから事務局のサポートを要請できます。
集客力に強いメルカリShopsでネットショップを始めよう
BASEは決済手数料の安さや拡張機能の豊富さなどのメリットがありますが、ASP型のネットショップ作成サービスのため、集客は一から自社で行う必要がある点には注意が必要です。
集客に手間をあまりかけられない場合や、早いうちから売上を上げていきたいと思っているなら、メルカリShopsを利用するのがおすすめです。メルカリShopsなら、フリマアプリ「メルカリ」の集客力を活かしてショップを運営できるため、少ない集客でも売上を伸ばせる可能性は十分にあります。
自社商品の販路を拡大したい法人の方は、ぜひ売れやすい環境が整ったメルカリShopsでネットショップ運営に挑戦してみてください。