使わなくなったブラインド、「大きくて捨て方が分からない…」「素材によって分別が違うの?」と頭を悩ませていませんか?この記事では、ブラインドの素材別の適切な捨て方から、フリマアプリ「メルカリ」での売却ポイントまで詳しく解説します。メルカリの取引データを基に、どんなブラインドが高値で取引される傾向にあるかもご紹介。捨てる前に一度チェックして、環境にも配慮しながら、お得に手放す選択を考えてみませんか?
ブラインドの素材別正しい捨て方


お部屋の模様替えやリフォームで使わなくなったブラインド。捨てる際に気をつけたいのは、素材によって処分方法が異なるという点です。正しく分別して、自治体のルールに従って適切に処分しましょう。
アルミブラインドの捨て方
軽くて扱いやすいアルミブラインド。多くの自治体では「不燃ごみ」または「金属ごみ」として分類されています。ただし、サイズが大きい場合は「粗大ごみ」として扱われることも。自治体のホームページや窓口で、事前に確認しておくと良いでしょう。
アルミブラインドを捨てる際に覚えておきたいポイントは以下の通り。
- 紐やコード部分は可能であれば取り外して、「可燃ごみ」として別に処分
- レールやブラケットなどの金属部品も「不燃ごみ」として一緒に出せる場合が多い
- 自治体によっては長さ制限があるため、規定サイズに切断が必要なことも
大きめのアルミブラインドは、少し手間をかけて解体する必要があるかもしれません。家庭用のハサミやニッパーを使って、スラットを短く切り、コードやはしごひもを取り外せば、コンパクトにまとめられます。
木製ブラインドの捨て方
木製ブラインドは基本的には「可燃ごみ」として処分できますが、金属部品が付いている場合は注意が必要です。
木製ブラインドを捨てる際のポイントをご紹介します。
- 金属製のヘッドレールやブラケットは取り外して「不燃ごみ」として別途処分
- 木製部分だけを「可燃ごみ」として出すことで、分別ルールに沿った処分に
- 大型の場合は「粗大ごみ」扱いになるため、事前に自治体の規定を確認を
木製ブラインドは環境への負荷が比較的少ないナチュラル素材。ただし、塗装や加工がされている場合もあるので、こちらも迷ったときは自治体に確認するのが確実です。
プラスチック製ブラインドの捨て方
比較的リーズナブルで扱いやすいプラスチック製ブラインドは、「プラスチックごみ」または「可燃ごみ」として処分される場合が一般的です。
プラスチック製ブラインドの処分で押さえておきたいポイントはこちら。
- 金属部品はできるだけ取り外して「不燃ごみ」として別に処分
- プラスチック部分は地域によって「プラスチックごみ」か「可燃ごみ」に分類が異なる
- 大型サイズのものは「粗大ごみ」として扱われることもあるので注意
最近は環境への意識の高まりから、プラスチック製品のリサイクルに力を入れている自治体も増えています。可能であれば「プラスチックごみ」として出し、リサイクルの流れに乗せる方が環境に優しい選択といえるでしょう。
バーチカルブラインド(縦型)の捨て方
オフィスやリビングでよく見かけるバーチカルブラインドは布製、プラスチック製、アルミ製など多様な素材が使われているため、それぞれに合った分別が大切です。
バーチカルブラインドを捨てる際のポイントをチェック。
- 布製のルーバー(羽根)は「可燃ごみ」または「古布」として処分できる
- プラスチック製のルーバーは「プラスチックごみ」または「可燃ごみ」に
- ヘッドレール(上部の本体)の金属部品は「不燃ごみ」として処分
- どうしても大きいので、「粗大ごみ」として扱われることが多い点に注意
バーチカルブラインドはとにかく大きいのが特徴。処分する際は自治体の粗大ごみ回収サービスを利用すると便利です。事前予約制の場合が多いので、計画的に処分することをおすすめします。
まだ使えるブラインドはメルカリでの売却を検討しよう


まだ使える状態の良いブラインドをお持ちなら、捨てる前にフリマアプリ「メルカリ」での売却を検討してみてはいかがでしょうか?
実はメルカリでは、ブラインドの取引も活発に行われています。2024年3月〜2025年2月の1年間で約1,960件ものブラインドが取引され、平均価格は約5,000円にもなります。あなたが処分しようとしているブラインドも、必要としている人がいるかもしれません。
ブラインドをメルカリで売るメリット
メルカリでブラインドを売ることには、いくつかメリットがあります。
- 不要品がお金に変わる
- 引越しや模様替えのタイミングで、すぐに買い手が見つかる可能性がある
- 処分費用がかからない(むしろ収入になる)
- 資源を有効活用でき、環境にも優しい選択に
- スマホ1台で簡単に出品できる
特に引越しシーズンである春や秋は、中古ブラインドの需要が高まる時期。タイミングを見計らって出品すれば、想定より早く売れる可能性もあるでしょう。
状態別に見るブラインドの取引相場
メルカリでブラインドを売る際、気になるのが「いくらで売れるのか」という点ですよね。2024年3月〜2025年2月の実際の取引データを基に、状態別の平均価格と取引件数をご紹介します。
状態 | 平均価格 | 取引件数 |
---|---|---|
新品、未使用 | 約4,200円 | 約1,240件 |
未使用に近い | 約5,900円 | 約180件 |
目立った傷や汚れなし | 約6,400円 | 約360件 |
やや傷や汚れあり | 約6,500円 | 約140件 |
傷や汚れあり | 約5,100円 | 約40件 |
全体的に状態が悪い | 約1,800円 | 10件未満 |
興味深いのは、「未使用に近い」や「目立った傷や汚れなし」の商品が、「新品、未使用」よりも平均価格が高い点です。これは、高品質なブランド品や特殊サイズのブラインドが中古市場に出回る際に、この状態区分で出品されることが多いためと考えられます。
また、状態の良いブラインドほど取引件数が多く、需要も高い傾向が見えます。「新品、未使用」の商品は平均約20日で売れる一方、「未使用に近い」商品は平均約40日かかるなど、状態と価格のバランスが売却期間に影響しているようです。
よく売れているブランド別の取引相場
ブラインドは、ブランドによっても価格差が大きい商品です。以下に、よく売れているブランドの平均取引価格と取引件数をご紹介します。
ブランド | 平均価格 | 取引件数 | 平均売却日数 |
---|---|---|---|
イケア [IKEA] | 約1,900円 | 約650件 | 約9日 |
タチカワブラインド [立川ブラインド] | 約6,300円 | 約140件 | 約52日 |
ニトリ [NITORI] | 約4,100円 | 約130件 | 約26日 |
ニチベイ [NICHI BEI] | 約5,200円 | 約110件 | 約38日 |
トーソー [TOSO] | 約8,200円 | 約60件 | 約59日 |
セキスイ [SEKISUI] | 約7,700円 | 約30件 | 約19日 |
ムジルシリョウヒン [無印良品] | 約5,800円 | 約10件 | 約15日 |
スイッチボット [SwitchBot] | 約4,800円 | 10件未満 | 約3日 |
イケアのブラインドは圧倒的な取引件数を誇り、平均わずか9日という短期間で売れる傾向があります。手頃な価格と知名度の高さから、常に安定した需要があるようです。
一方、タチカワブラインドやトーソーなどの専門メーカーの製品は、高価格帯でも一定の需要があります。これらは平均して50〜60日ほど時間がかかることが多いものの、品質の高さから適正価格で出品すれば確実に売れる可能性が高いと言えるでしょう。
高値で売れたブラインドの特徴と事例
「そもそもブラインドなんて高く売れるの?」と思われるかもしれませんが、メルカリでは状態の良いブラインドや人気ブランドの製品が、思わぬ高値で取引されることもあります。実際の高額取引事例と、その特徴をご紹介します。
高値取引された実例TOP5
No | 出品商品名 | 状態 | 価格 |
---|---|---|---|
1 | 【美品】【送料込】トーソー TOSO製 縦型 バーティカル ブラインド 4セット | 目立った傷や汚れなし | 41,900円 |
2 | Akari 21A ライトシェード isamu noguchi 正規品 | 新品、未使用 | 38,800円 |
3 | ニチベイ バーチカルブラインド ルーバーのみ(ドレープ40枚) | 未使用に近い | 37,000円 |
4 | 【4本セット・幅オーダーカット】IKEA 断熱ブラインド 61〜80×155 | 未使用に近い | 32,000円 |
5 | 屏風2 | 目立った傷や汚れなし | 30,000円 |
高値で売れるブラインドの共通点
高額で取引されるブラインドには、いくつかの共通点が見られます。
- 有名ブランド製品である:トーソー、ニチベイ、イケアなど知名度の高いブランドは安心感があり、高値取引につながりやすい傾向にあります。
- セット売りや複数枚まとめ売りである:同じデザインやサイズのブラインドは、複数まとめて出品すると、広い空間や同じ仕様の部屋を揃えたい購入者にとって魅力的な商品になります。
- 状態が良い:「目立った傷や汚れなし」など、使用感の少ない商品は高値取引につながりやすい傾向があります。
- 特殊サイズやオーダーカット品である:既製品では対応できない特殊なサイズのブラインドは、同じサイズを探している購入者にとって価値のある商品になります。
- 付属品や説明書が揃っている:取付説明書やブラケットなどの付属品がきちんと揃っていると、購入者にとって安心感が増し、評価も高くなります。
これらの特徴を意識して商品説明を書くことで、より高値での取引が期待できるかもしれませんね。
メルカリでブラインドを売るコツ


メルカリでブラインドを効果的に売るには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。出品から売却までのコツをご紹介します。
魅力的な写真で商品をアピール
ブラインドの写真撮影では、次のポイントを意識すると良いでしょう。
- 全体像がわかる写真:広げた状態と、畳んだ状態の両方を撮影すると、サイズ感や収納時の様子が伝わります
- 細部の状態がわかる写真:スラット、コード類、ヘッドレールなど、細部まで写すことで信頼感アップ
- サイズがわかる写真:メジャーを当てて実寸を示すと、購入者が設置可能かどうかの判断材料になります
- ブランドタグや型番の写真:製品情報が確認できる写真は、購入検討者の安心材料に
- 傷や汚れがある場合は、その部分もはっきりと撮影:後からのトラブル防止になります
写真は最大20枚まで掲載可能です。明るい場所で撮影し、商品の色や質感が正確に伝わるようにしましょう。また、窓に設置した状態の写真があると、実際の使用イメージがわかりやすく魅力的です。
商品情報は詳しく正確に記載
商品説明には、以下の情報をできるだけ詳しく記載することが重要です。
- サイズ(幅×高さ):設置場所を検討する購入者にとって最も重要な情報です
- 素材(木製、アルミ、プラスチックなど):質感や耐久性の判断に役立ちます
- カラー:インテリアとの調和を考える購入者にとって大事なポイントです
- ブランド名と型番:製品情報の確認や付属品の入手に役立ちます
- 使用期間と頻度:「2年前に購入し、日当たりの良い窓に設置していました」など具体的に
- 付属品の有無:「取付金具、操作棒などすべて揃っています」と明記すると安心感アップ
- 取り外した理由:「引越しのため」「模様替えのため」など、不要になった理由を伝えると信頼感が生まれます
- 傷や汚れの状態:正直に伝えることで、購入後のトラブルを防げます
特に設置の可否を判断するためのサイズ情報は、ミリ単位まで正確に記載するとよいでしょう。購入者からの質問を減らし、スムーズな取引につながります。
適切な価格設定で早く売るコツ
価格設定は、商品の状態とブランドを考慮して決めるのがポイントです。以下を参考にしてみてください。
- 同じ商品や類似品の取引価格をチェック:検索機能を使って過去の取引事例を調べると参考になります
- 新品価格の3〜7割程度を目安に:状態やブランド、希少性によって調整すると良いでしょう
- 送料込み価格にする:大型商品は送料が高くなるため、送料込み価格の方が購入者に安心感を与えられます
- 値下げ交渉の余地を残して少し高めに設定:交渉により購入意欲を高める効果も期待できます
ブラインドの梱包・発送方法
ブラインドは形状が特殊で、梱包に一工夫必要なアイテムです。しかし、適切に梱包すれば安全に配送できます。スムーズな取引のための梱包・発送のコツをご紹介します。
種類別の梱包方法
- ロールスクリーンは巻き上げた状態で、芯棒にセロハンテープなどでしっかり固定
- 全体をエアキャップ(プチプチ)で包み、両端は特に厚めに保護するのがポイント
- 段ボールに入れる場合は、動かないよう緩衝材で固定する
- ブラインドを完全に閉じた状態にして、動かないようテープでしっかり固定
- 付属品(操作棒など)は別に包装し、紛失しないよう本体にしっかり固定しておく
- 全体をエアキャップで丁寧に包み、角など傷つきやすい部分は特に厚めに保護
- 長尺物専用の段ボールか、厚手のプラスチックシートで包装するとより安全
- ルーバー(羽根)を取り外せる場合は外し、平らに重ねて別包装するとコンパクトに
- ヘッドレール(上部の本体)は別途エアキャップでしっかり保護
- ルーバーとヘッドレールをそれぞれ梱包し、同じ配送便で発送するとスマート
いずれの場合も、破損しやすい角や端部分は特に厚めに保護し、輸送中の衝撃に備えることが重要です。「丁寧な梱包」は購入者の評価アップにもつながります。
サイズに合った配送方法の選択
ブラインドのサイズに合わせて、適切な配送方法を選びましょう。
- 小型ブラインド(〜80cm程度):ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便)の60サイズや、宅急便(らくらくメルカリ便)が便利で経済的
- 中型ブラインド(〜120cm程度):ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便)や宅急便(らくらくメルカリ便)の80〜100サイズが安定した発送方法に
- 大型ブラインド(120cm超):ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便)や宅急便(らくらくメルカリ便)の160サイズや、梱包・発送たのめる便を検討すると安心


まとめ:ブラインドは捨てる前にメルカリで価値を確認しよう
使わなくなったブラインドでも、特に状態の良いブランド品は、メルカリで思いがけない価格で売れる可能性があります。
自治体での処分には費用がかかることが多いですが、メルカリで売れば処分費用を節約できるだけでなく、収入にもなります。また、誰かの役に立つ形で再利用されることは、環境にも優しい選択と言えるでしょう。
捨てる前に一度、メルカリで価値を確認してみませんか?
※この記事でご紹介したメルカリの取引データは、「家具・インテリア > カーテン・ブラインド > ブラインド」カテゴリーにおける、2024年3月1日〜2025年2月28日に出品された商品が対象です
※実際の取引価格や売却までの時間は、商品の状態や需要によって変動します