PUDOステーションは、駅やスーパーなどに設置されている宅配便ロッカーです。非対面で荷物を手間なく送れる便利なサービスですが、メルカリで売れた商品の発送にも対応しています。この記事では、PUDOの利用方法や対応サイズ、利用する際の注意点などを詳しく解説します。
メルカリで売れた商品は、宅配便ロッカーPUDOから簡単に発送可能
「メルカリで商品が売れたけど、発送する際の対面でのやり取りが面倒くさい……」「もっと気軽に発送したい!」という方は、非対面で荷物を送れる宅配便ロッカーPUDOを利用してみましょう。
PUDOの設置場所や対応サイズ、利用方法、送料について説明します。
宅配便ロッカーPUDOステーションとは
PUDOは、駅・スーパーマーケット・コンビニエンスストア・公共施設・ヤマト運輸営業所などに設置された、誰でも利用可能な宅配便ロッカーのことです。
メルカリで売れた商品を発送したり、オンラインショッピングで購入した商品の受け取り場所として指定したりすることができます。
コンビニのレジに並ぶ煩わしさや、後ろの人を待たせてしまう気まずさを感じることなく、買い物や通勤などのついでに気軽に発送できるのが大きな魅力です。
PUDOステーションの設置場所
PUDOは、関東・関西・名古屋を中心に、全国に5,000台以上設置されています(2019年11月時点)。
設置場所はヤマト運輸の公式サイトから検索可能です。郵便番号やキーワードなどを入力して簡単に調べられるので、ぜひお近くのPUDOを探してみてください。
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らくらくメルカリ便を選択した場合のみ利用可能
PUDOを利用できるのは、商品の発送方法に「らくらくメルカリ便」を選択した場合のみとなります。
らくらくメルカリ便とはどのような配送サービスなのか、簡単にご説明します。
らくらくメルカリ便とは
らくらくメルカリ便は、メルカリとヤマト運輸が連携した独自の配送サービスです。ヤマト運輸が提供する、ネコポス・宅急便コンパクト・宅急便を利用して商品を発送することができます。
宛名書きやレジでの会計が不要なうえに、送料も全国一律で、匿名配送にも対応しているなどのメリットがあります。おトクで簡単、安全に配送できるので、メルカリ初心者にもおすすめです。
らくらくメルカリ便では、PUDOの他にヤマト運輸営業所やコンビニからも発送可能で、集荷を依頼することもできます。
PUDOから発送できる荷物のサイズ
らくらくメルカリ便は200サイズまで対応していますが、PUDOから送ることができる荷物のサイズは、最大で100サイズまでとなっています。
100サイズを超える荷物の場合はPUDOを利用できないため、注意してください。
PUDOを使う際の送料は?
送料はらくらくメルカリ便の規定に則り、配送の種類(ネコポス・宅急便コンパクト・宅急便)と荷物のサイズによって決まります。
らくらくメルカリ便の送料については次の通りです。
配送方法 | 対応サイズ | 重さ | 配送料金(税込) | 配送可能な商品の例 |
---|---|---|---|---|
ネコポス | A4サイズ ※縦23~31.2cm×横11.5~22.8cm×厚さ3cm以内 | 1kg以内 | 210円 | 薄手の本・薄手の衣類・CD・DVD・コスメ・アクセサリーなど |
宅急便コンパクト ※梱包には専用資材が必要 | ・専用薄型BOXの場合 縦24.8cm×横34cm×厚さ8mm程度 ・専用BOXの場合 縦20cm×横25cm×厚さ5cm | 制限なし | 450円 ※専用BOXは別途70円/枚(メルカリストア価格) | ハードカバーの本・子供服・小型のおもちゃ・食器・雑貨類など |
宅急便 | ・60サイズ ・80サイズ ・100サイズ ・120サイズ(PUDO非対応) ・140サイズ(PUDO非対応) ・160サイズ(PUDO非対応) ・180サイズ(PUDO非対応) ・200サイズ(PUDO非対応) | 60サイズ:2kg以内 80サイズ:5kg以内 100サイズ:10kg以内 120サイズ:15kg以内 140サイズ:20kg以内 160サイズ:25kg以内 180サイズ:30kg以内 200サイズ:30kg以内 | 60サイズ:750円 80サイズ:850円 100サイズ:1,050円 120サイズ:1,200円 140サイズ:1,450円 160サイズ:1,700円 180サイズ:2,100円 200サイズ:2,500円 | 靴・バッグ・厚手の衣類・小型家電・スポーツ用品・アウトドア用品など |
送料はメルカリの売上金から引かれるため、PUDOから発送する際に料金を支払う必要はありません。
PUDOを使った荷物の発送方法
PUDOを利用して商品を発送する手順について詳しく説明します。
メルカリアプリでの設定方法
PUDOを利用する場合、メルカリアプリでは次のような設定・操作を行います。
- 出品時、配送方法にらくらくメルカリ便を設定する
- 商品が売れたら、取引画面を開いて「コンビニ・宅配便ロッカーから発送」を選択する
- 発送場所の選択画面で、「宅配便ロッカーPUDO」を選択する
- サイズ欄から配送方法(ネコポス・宅急便コンパクト・宅急便)を選び、「配送用のQRコードを表示する」を選択する
ここまで準備ができたら、QRコードと発送する商品を持ってお近くのPUDOへ向かいましょう。
PUDOの操作方法
PUDOの画面操作の流れは次の通りです。
- PUDOの画面をタッチし「発送」を選択する
- QRコードをPUDOの読み取り部分にかざす
- 注意事項を確認し「OK」を選択する
- 「お届け希望日」を選んだら「続ける」をタッチする ※ネコポスの場合、日時指定はできないため、「指定なし」を選択
- 「お届け時間帯」を選んだら「続ける」をタッチする ※ネコポスの場合、日時指定はできないため、「指定なし」を選択
- 配送予定日時を確認し「続ける」をタッチする
- 商品に合うロッカーのサイズを選択し、開いたロッカーに商品を入れる
- 手続きの最終確認画面で「OK」を選択し、発送完了
PUDOでの発送手続きが済んだら、QRコード下にある「商品の発送をしたので、発送通知をする」をタッチしてください。発送が完了したことを購入者に忘れずに伝えるようにしましょう。
伝票は貼らずに出してOK
PUDOのロッカーに荷物を入れる際に、伝票を貼る必要はありません。荷物を回収した後、ヤマト運輸が伝票を貼付してくれます。
面倒な宛名書きの手間が省けるので、複数個発送したいときにも便利です。
PUDOを利用する際の注意点
手軽で便利に発送できるのが魅力のPUDOですが、利用に当たっては注意点もあります。
事前にしっかり確認しておきましょう。
ロッカーに入らない荷物は発送できない
送りたい商品がロッカーに入らない場合、PUDOから発送することはできません。
PUDOに商品を持って行く前に、発送したい商品がロッカーに入るかどうかをきちんと確認するようにしましょう。
PUDOの利用可能時間をチェックしておく
屋外に設置されたPUDOであれば、基本的に24時間365日利用可能です。
ただし、施設や店舗内に設置されているPUDOの場合、利用可能日・利用可能時間帯はそれぞれの施設・店舗の営業時間に準じて決められています。
駅やスーパー、ショッピングモールなどに設置されたPUDOから発送したい方は、利用可能日時を予め確認しておくと安心です。
発送を取り扱っていない場合もある
PUDOの中には、発送に対応していないものもあるので注意してください。
ヤマト運輸の公式サイトでPUDOの設置場所を検索すると、取り扱っているサービスも一緒にチェックできます。
「最寄りのPUDOが発送に対応しているかどうか知りたい」という方は調べてみましょう。
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ロッカーの空き状況次第では利用できないこともある
利用したいPUDOのロッカーに空きがない場合は荷物を発送できません。念のため、発送場所の候補となるPUDOをいくつか調べておくと安心です。
トラブルがあった場合に備えて、受付番号を控えておく
PUDOを利用する場合、送り状のような書類は一切発行されないので、発送手続きの最終確認画面に表示される受付番号を忘れずに控えておくようにましょう。
PUDOから商品を送る際には、受付番号が発送完了の証明になります。配送トラブルがあった場合にも、受付番号が手元にあればスムーズに対応できます。
その他の注意事項
メルカリには、スマホで使えるアプリの他に、パソコンから利用できるWeb版もあります。
Web版で取引を行う場合、PUDOから商品を発送することはできないので注意してください。PUDOを利用したい場合は、スマホアプリから取引を行うようにしましょう。
また、あんしんスマホサポートを適用した取引の場合も、PUDOは利用できません。
手軽に発送できるPUDOを利用してメルカリを楽しもう
駅やスーパー、公共施設などに設置されているPUDOは、通勤や買い物のついでにサッと立ち寄りやすく、簡単に荷物を発送できるのがメリットです。
設置場所によっては、24時間365日発送可能なので、仕事などで忙しくても、自分の生活のペースに合わせて気軽に利用することができます。
「対面での発送作業が面倒くさい……」という方でも、PUDOならロッカーに荷物を入れるだけで済むので、ぜひお近くのPUDOを探して利用してみてください。