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メルカリは何歳から使える?年齢制限のルールと未成年者があんぜんに使うためのポイント

メルカリの利用に明確な年齢制限はありません。ただし、未成年のアカウント登録・出品・購入には、必ず保護者の同意が必要です。この記事では、同意なしで何歳から使えるのかなど、年齢のルールや、安全に利用するための具体的なステップ、親子で確認すべきポイントをわかりやすく解説します。
目次
未成年の方がメルカリを使うには「保護者の同意」が必須


フリマアプリ「メルカリ」では、商品の出品や購入といった基本的なご利用について、規約上で明確な最低年齢は設けておりません。
しかし、未成年の方が利用する場合には、必ず事前に保護者(親権者)の方の包括的な同意を得る必要があります。
「包括的な同意」とは、メルカリで商品の売買を行うこと自体を、保護者の方が許可することを指します。
口頭での約束でも問題ありませんが、メルカリ事務局が必要と判断した際には、同意の有無について保護者の方へ確認の連絡をする場合があります。
未成年の方がメルカリを保護者の同意なく利用することは規約違反です。必ず親子で話し合ってから利用を開始しましょう。
メルカリ・関連サービスの年齢制限一覧
フリマアプリ「メルカリ」の利用には年齢制限がありませんが、一部の関連サービスや機能には年齢制限が設けられています。
| サービス名 | 年齢制限 | 備考 |
|---|---|---|
| メルカード | 18歳未満は利用不可 | 高校生のお客さまは、18歳以上であっても利用できません。 |
| メルペイのあと払い・定額払い | 18歳未満は利用不可 | 定額払いについては、18歳以上であっても高校生の場合は利用できません。 |
| iD決済(Android端末) | 13歳未満の場合は利用不可 | Android端末では、iD決済の設定に13歳未満のGoogleアカウントは利用できません。 |
| メルペイスマートマネー | 20歳未満または71歳以上は利用不可 | 満20歳未満および71歳以上のお客さまは本サービスを利用できません。 |
| 自動車の出品・購入 | 18歳未満は利用不可 | 「18歳未満購入不可カテゴリー」であり、「おまかせクルマ取引」の利用条件も満たせないため出品も不可です。 |
| オートバイの購入 | 18歳未満は利用不可 | 「18歳未満購入不可カテゴリー」に該当します。 |
| オートバイの出品 | 保護者の厳格な関与が必須 | 法定代理人の同意に加え、売却後の名義変更で実印の押された同意書等が別途必要です。 |
| 本人確認方式 | 年齢制限 | 備考 |
|---|---|---|
| マイナンバーカードのICチップ読み取り方式 | 15歳未満は利用不可 | 15歳未満の方には「署名用電子証明書パスワード」が発行されないため、この方式での申し込みはできません。 |
| Appleウォレットにマイナンバーカードを追加する方式 | 13歳未満は利用不可 | 13歳未満の方はApple Payをご利用いただけないため、この方法を利用できません。 |
フリマアプリ「メルカリ」の利用(アカウント登録・出品・購入)
フリマアプリ「メルカリ」でアカウントを作ったり、商品の売買を行ったりする基本的な利用には、規約上の年齢制限はありません。
読み終わった本や着なくなった服を売ったり、欲しかったものを探して買ったりすることは、年齢にかかわらず可能です。
ただし、すべての取引は必ず保護者の方の同意と監督のもとで行うことが大前提です。親子で一緒に使い方を学びながら、楽しく安全に利用しましょう。
本人確認(アプリでかんたん本人確認)
メルペイでは、お客さまの財産を悪意のある第三者から守り、より安全にご利用いただくため、2020年9月から本人確認(アプリでかんたん本人確認)を強化しています。
「アプリでかんたん本人確認」には、主に以下の3つの方式があります。
- マイナンバーカードのICチップを読み取る
- Appleウォレットにマイナンバーカードを追加する
- 本人確認書類と顔画像を撮影する
ただし、利用する方式によっては年齢制限があります。
特に、15歳未満の方は署名用電子証明書パスワードが発行されないため、「マイナンバーカードのICチップ読み取り」での本人確認はできません。
また、「Appleウォレットにマイナンバーカードを追加する」方法も、Apple Payの仕様により13歳未満の方は利用不可です。
これらの年齢制限に該当する場合は、「本人確認書類と顔画像の撮影方式」で手続きを進めてください。
メルカード・メルペイのあと払い/定額払い
メルカリでの支払いに使えるクレジットカード「メルカード」や、購入代金をあと払いにできる「メルペイのあと払い/定額払い」は、18歳未満の方は利用できません。
特に、「メルカード」と「メルペイの定額払い」については、18歳以上であっても高校生の場合は利用できないルールとなっていますのでご注意ください。
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iD決済(Android端末)
iD決済は、コンビニなどメルペイが使える街のお店で、メルペイ残高を使って支払いができる便利なサービスです。
iOS端末(iPhoneなど)では特に年齢制限はありませんが、Android端末で利用する場合、13歳未満のGoogleアカウントでは設定ができません。
おサイフケータイに対応したAndroidスマホをお持ちで、13歳以上のGoogleアカウントを利用している方であれば、設定して利用可能です。
メルペイスマートマネー
「メルペイスマートマネー」とは、メルカリアプリでお金を借りられるサービスです。
借入したお金には返済義務が発生するため、より厳しい年齢制限が設けられており、満20歳未満の方と71歳以上の方はサービスを利用できません。
成人年齢は18歳ですが、メルペイスマートマネーは20歳になるまで利用できませんのでご注意ください。
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自動車の出品・購入
高額な取引となる自動車の車体は、「おまかせクルマ取引」というサービスを通じて取引が行われます。
「おまかせクルマ取引」を利用するためには、出品者・購入者の両方が、以下の条件を満たしている必要があります。
- 18歳以上であること
- アプリでかんたん本人確認が完了していること
したがって、18歳未満の方は「おまかせクルマ取引」を利用できないため、メルカリで自動車本体を出品したり、購入したりすることはできません。
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オートバイの出品・購入
オートバイは「18歳未満購入不可カテゴリー」のため、未成年の方は購入はできません。
一方、出品は保護者の同意があれば可能です。ただし、売却後の名義変更手続きで、実印を押した保護者の同意書や両親の印鑑証明書などの書類が別途必要になり、保護者の厳格な関与が求められます。
未成年の方がメルカリをあんぜんに利用するための3つのステップ


ここでは、未成年の方がメルカリを始めるための具体的な手順を、3つのステップにわけて解説します。
STEP
保護者に相談して「包括的な同意」を得る
未成年の方がフリマアプリ「メルカリ」を始める際は、事前に必ず保護者の方に相談して許可(包括的な同意)をもらいましょう。
株式会社メルカリが独自に行った調査(※)によれば、メルカリを利用している保護者のうち半数以上が、子どもがフリマアプリの利用を通して「ものの価値」や「金銭リテラシー」を学べると期待しています。
保護者の方には、「使わなくなったものを売ってお小遣いにしたい」「欲しいものを探したい」といった目的を伝えるだけでなく、教育的な側面のメリットも話してみると、理解を得やすいかもしれません。
※「子どものフリマアプリの利用・教育ツールとしての可能性に関する意識調査」
- 調査対象:小学生〜高校生の子どもを持つメルカリのお客さま 24,502人
- 調査期間:2020年9月26日〜9月30日
- 調査方法:オンライン調査(「メルカリ」のアプリを通じたアンケート配信および回答)
STEP
親子でメルカリ利用の具体的なルールを決める
トラブルを避けてメルカリを安全に楽しむためには、利用する際のルールを親子で決めておくことが大切です。
株式会社メルカリが実施した同調査では、子どもが実際にフリマアプリを使っている家庭のうち、65.2%が何らかのルールを設けているという結果が出ています。
たとえば、以下のようなルールを決めておくと安心です。
- 購入や出品の時は必ず相談する(調査では「購入は親が行う」が71.2%)
- 取引相手とのコメントのやりとりは親と一緒に行う(調査では「取引相手とのやりとりは親が行う」が60.6%)
- 1ヶ月に使える金額の上限を決める
ご家庭に合ったルールを親子で話し合って決めましょう。
STEP
アカウントを登録し、最初の取引は親子で一緒に行う
保護者の方の同意を得て、家庭のルールも決まったら、いよいよメルカリアカウントを登録します。登録作業も、できるだけ保護者の方と一緒に行いましょう。
また、最初の出品や購入は保護者の方と一緒に行うことをおすすめします。
商品の写真の撮り方や、わかりやすい商品説明の書き方、丁寧な梱包の仕方、購入者とのやり取りなど、実際に体験することで学べることがたくさんあります。
最初の取引を成功させることが、フリマアプリ「メルカリ」を楽しく続けるコツです。
保護者の方へ|お子さまの利用に同意する前に確認したい3つのポイント


ここでは、保護者の方向けに、お子さまがメルカリを利用するにあたって確認・準備しておくべきポイントを3つ解説します。
お子さまの利用に同意する前に必ず確認してください。
利用開始の年齢を家庭で判断する
フリマアプリ「メルカリ」に最低年齢の規定がないからこそ、何歳から利用を許可するかは各家庭の判断に委ねられます。
お子さまの性格や、お金の管理能力、物事への理解度などを考慮して、親子で話し合って決めることが重要です。
ひとつの判断材料として、株式会社メルカリが行った同調査では、子どものアカウント開設を許可する年齢として「高校1年生」という回答が33.7%で最多でした。
お子さまの成長に合わせて、利用開始のタイミングを検討しましょう。
「同意」にともなう「監督責任」を理解する
お子さまがフリマアプリ「メルカリ」を利用することに同意するということは、お子さまが行うすべての取引行為に対して、保護者の方が責任を持つことでもあります。
万が一トラブルが発生した際には、保護者として対応する必要があることを理解しておきましょう。
メルカリ事務局から、同意の事実について確認の連絡が来る可能性もあります。
お子さまの利用をただ許可するだけでなく、日頃から取引の状況を見守り、必要に応じて助言するなど、監督する姿勢が大切です。
個人情報とお金の管理ルールを徹底する
フリマアプリ「メルカリ」を安全に利用するために、個人情報とお金の管理ルールは厳格に決めましょう。
名前や住所はもちろんですが、たとえば出品する商品の写真の背景に、制服など学校が特定できるものが写り込まないよう、撮影場所には十分注意が必要です。
また、販売利益や購入代金の管理方法も明確にしておきましょう。
「販売利益は保護者が一度預かり、月末にまとめて渡す」「毎月のお小遣いの範囲内で購入する」など、家庭内でわかりやすいルールを作ることが、金銭トラブルを防ぐカギです。
未成年者がメルカリを利用する際のよくある質問
ここでは、未成年の方がメルカリを利用する際のよくある質問をQ&A形式で簡潔にお答えします。
親子でルールを守ってメルカリをあんぜんに楽しもう
フリマアプリ「メルカリ」は、保護者の同意のもとであれば、未成年の方でも安全に利用できる便利なサービスです。
不要になったものを売ってお小遣いにしたり、欲しかったものを探したりするだけでなく、「ものの価値」や「金銭リテラシー」を学ぶ良い機会にもなります。この記事を参考に、ぜひ親子でしっかり話し合って、メルカリを始めてみましょう。

















