不要になった着物を買取してもらいたい場合、できるだけ高く売りたい場合、おすすめなのはメルカリを活用した買取です。この記事では着物の買取方法や相場、さらにメルカリを活用した着物を売るコツについても解説します。
着物の買取を検討しているならメルカリがおすすめ!
着物の買取を業者に依頼すると、自分の想定していた金額と査定額に大きな差がある場合もあります。納得する値段で売りたい人にはメルカリがおすすめです。
費用をかけず、納得のいく値段で取引ができる
例えば店舗で着物を買い取ってもらう場合、店舗維持にコストがかかるため査定金額が低くなる傾向があります。また、宅配買取の場合は、もし査定額に納得がいかずキャンセルすると、商品の返送料を負担しなければならないことがほとんどです。
メルカリは登録も出品も無料で行えます。途中で出品を止めたいと思ったら、購入される前であれば、出品を取り下げることもできます。もちろん出品を取り下げても料金は発生しません。
家にいながら簡単に着物を売れる
メルカリでは、スマホ1台で家にいながら着物を売ることができます。出品方法は以下のように簡単です。
- 商品をスマホで撮影する
- 商品説明や商品価格、配送方法などを入力して出品完了
出品した商品が売れたら、商品の梱包・発送をします。商品が無事、購入者に届き取引が完了すると、売上金が入ります。
商品の発送は、近所のコンビニや郵便局などから行えます。また、集荷サービスを利用すれば、発送も自宅にいながら完了します。
着物を売るなら、家にいながらスマホの簡単操作で着物が出品できるメルカリがおすすめです。
着物を買取ってもらう2つの方法
着物の買取方法には、主に以下の2つの手段があります。
- 買取サービスを利用する
- フリマアプリで自分で売る
それぞれの方法について詳しく解説します。
買取サービスを利用する
着物の買取サービスを行っている業者に依頼して買取してもらう方法です。着物も含めた幅広いジャンルの買取を行っているショップもあれば、着物を専門に取り扱っている買取店もあります。
お店によっては、さまざまな種類の買取方法を用意しているところもあります。主に以下の3種類が挙げられるでしょう。
・店舗買取
近所の店舗へ着物を持ち込み、その場で査定・買取をしてもらう方法です。
売りたいものを直接店舗へ持っていけば良いので、ホームページや電話を通した申し込みが不要で、手間なくスピーディーに完結します。査定額に納得できれば、すぐに品物を現金化できるのも嬉しいところです。
・宅配買取
着物を買取業者へ配送し、買取業者の査定後そのまま買取してもらう方法です。近所に買取店舗がない場合などに便利です。また着物を入れやすいような宅配キットを用意しているショップもあります。
・出張買取
買取店のスタッフや鑑定士に直接自宅へ来てもらい、自宅で査定と買取をしてもらう方法です。店舗へ着物を持ち込んだり、配送したりする手間が要らないところが嬉しいポイントです。買取完了までの手続きが全て自宅で完結するので、外に出る必要がありません。
フリマアプリで自分で売る
買取業者に依頼する以外にも、フリマアプリを使って自分で売るという方法があります。
フリマアプリは登録すれば、自分で商品の売り買いができます。中古品を手放すときや、欲しい商品をできるだけ安く買いたいときに利用する人が多く、メルカリでは1ヶ月に2,000万人が利用しています。
フリマアプリは利用者間で取引をするため、希望の金額で売れることが多いのが特徴です。特に、今では市場に出回っていない物やレアな商品は、高額で売れやすい傾向があります。そのため、めずらしい柄の着物などは高く売れる可能性があります。
また、フリマアプリというと、若い人が使っているイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、高齢の方も多く利用しています。
実際、メルカリでは60代以上のひとり当たり平均年間出品数が、20代と比べて2倍も多いという調査結果があります。現在では幅広い年齢層がフリマアプリを利用していることがわかります。
高値で売れやすく、多くの人の目に触れる機会があるフリマアプリで着物を売ることも検討してみると良いでしょう。
着物の買取相場は?
自分の持っている着物が、どれくらいの価格で買い取ってもらえるのか気になる方も多いでしょう。そこで買取金額の参考になる相場の解説をします。
相場は存在しない
着物の場合、訪問着や振袖などの種類別に、一律に相場を言うことは難しいです。なぜなら、着物は下記の要因によって、同じ種類の着物でも価格に大きな差が出てくるためです。
- 着物の作家や産地
- 需要と供給のバランス
- 着物の保存状態
人間国宝に指定された作家による着物や、大島紬や黄八丈などのような有名産地の着物であれば高額が付く可能性もあります。しかし有名ではない着物でも、その着物を探している人がいれば高値になることもあります。
特に着物買取に関して注意したいのは保存状態です。着物は繊細な品物であるため、思わぬ汚れや変色が見られることもあります。傷み具合が進行している着物には、ほとんど金額が付きません。
着物の買取価格の一例
目安となる着物の買取価格をご紹介します。着物は同じ種類でも一つひとつ買取価格が異なるため、一例として参考にしていただけると幸いです。
・訪問着 ~20万円
七五三や成人式など着用する機会が多い着物です。買取価格の差が大きい種類でもあります。
・振袖 ~14万円
結婚式や卒業式などのイベントでよく着用されます。振袖は特に丈の長さで買取価格が変わります。
・小紋 ~10万円
正装として着られることが多く需要があります。「江戸小紋」「加賀小紋」など種類がいくつかあり、種類によっても買取価格が異なります。
・友禅 ~20万円
華やかで人気のある着物です。「加賀友禅」「京友禅」など複数の種類があり、それぞれ需要に差があります。
・付け下げ ~8万円
カジュアルに着ることができるため、需要は高い方です。しかし一般的に高値は付きにくい傾向があります。
・留袖 ~7万円
格式の高い着物であり、あまり需要がありません。また、紋の数が多いほど買取価格が高くなります。
・色無地 ~2万円
シンプルな着物なので、希少価値が低く、値段が安くなる傾向があります。
高値が付きやすい着物
保存状態が良いと高額で取引されることが多いですが、他にも以下のような着物は高値が付きやすいと言われます。
・絹、麻、綿の着物
絹・麻・綿は天然素材なので、見た目や着心地が良く需要が高いです。
・証紙が付いている着物
高級な着物の場合、品質や産地が記載されている「証紙」が付いています。証紙があれば本物であると証明できるため高値が付きやすいでしょう。
・丈が長い着物
高身長の女性も増えてきているため、丈の長い着物は重宝されます。仕立て直しをして短くすることもできるため需要があります。
メルカリで着物を高く売るコツ
最後に、メルカリで着物を売るときの、高く売れるコツについてご紹介します。
着物が活躍する時期を狙って出品
売りたい着物がどのようなイベントで着られるのかを考え、そのイベントの「少し前」の時期に出品すると売れやすくなるでしょう。
着物が活躍するシーズンといえば、七五三がある11月、卒業式がある3月などが挙げられます。
ポイントはこの時期の「少し前」に出品することです。前もってイベントの準備をする人が多いため、イベントより早い時期に需要が高まるからです。そのため、七五三を狙うなら9月頃から、卒業式を狙うなら1月頃から出品してみましょう。
商品写真にこだわる
メルカリで購入者を惹きつけるには、商品の写真が大切です。特に1枚目の写真は、購入者が最初に目にする商品情報となるため、商品が着物だとわかるような全体像が見えるものが良いでしょう。
また写真はたくさん載せた方が、購入者が着物の状態や柄を確認できます。着物の背中側、内側、柄のアップ、汚れや色落ちがある部分などを撮影しましょう。
商品の説明文を工夫する
商品の説明文には、購入者が知りたい情報を記載しましょう。
メルカリでは、購入者が実際に商品を手に取って確認できないため、商品説明や写真をよく見て、商品の状態を判断することになります。
商品説明には、購入時期や使用頻度、着丈などについての記載があると良いでしょう。また、汚れや色落ち、カビ、虫食いなどがある場合は、必ず書いておくようにします。
着物の場合、作家や産地、生地の種類などの記載があると、なお良いです。高級な着物なら、証紙があれば、その旨を記載しておきましょう。本物であることの証明になります。
メルカリを活用して、満足のいく価格で売ろう
メルカリで着物を出品すると価格を自分で設定できるため、買取業者を利用するより高値がつく可能性があります。
また、自宅にいながら着物を売ることができるのもメルカリの特徴です。
不要な着物がある方は、ぜひ一度メルカリに出品してみてください。