季節や気持ちの変わり目でしたくなる模様替え。ただ、どこから手を付けたら良いかわからないとお悩みの方も多いでしょう。この記事では、理想の模様替えを叶えるための基本的な手順、失敗しないコツなどをご紹介しています。模様替えのイメージが湧かずに困っている方はぜひ参考にしてみてください。
模様替えの基本的な進め方
模様替えを始めようといきなり家具を動かすと、かえって時間がかかり効率が悪くなることも。模様替えは、はじめに計画を立てて進めていくことで、理想に近づきます。ここでは失敗しない模様替えの基本的な進め方を解説します。
1. どんな部屋にしたいかイメージを固める
「こんな雰囲気の部屋にしたい」「部屋を広く見せるために模様替えしたい」など、仕上がりのイメージ、または模様替えの目的をはっきりさせましょう。家具の配置や、カラーの選び方を左右するものになります。
【イメージの例】
- 素材を活かした温かみのある「ナチュラル」テイスト
- 雰囲気のある北欧アイテムを取り入れた「北欧」テイスト
- 近代的なインテリアを基調とする「モダン」
- 白と黒を基調にした「モノトーン」 など
イメージを固めるには、写真をたくさん見るのがおすすめです。インテリアの雑誌やサイト、家具店のECサイトなども参考になります。いいなと思う写真があれば、切り抜いたりプリントアウトしたりして並べてみてください。自分がどんな雰囲気が好きなのか、わかりやすくなります。
また、お気に入りの家具や、これから購入予定の家具に合わせてイメージを決定するのもおすすめです。例えば、アンティーク調の家具を置きたい場合は、ポップなイメージは候補から外すことができます。
部屋の用途ごとにイメージを決めるのもおすすめです。過ごす時間の多いリビングは落ち着けるナチュラルなイメージ、子ども部屋はポジティブな気持ちになれる明るいポップなイメージにするなど、部屋の役割を考えると決めやすくなります。
2. カラーを決定する
イメージが決まったら、次に考えたいのがカラーです。部屋がまとまってきれいに見えるには、カラーの選択も重要となります。
多くのインテリアコーディネーターの方が推奨するのが、「7:2.5:0.5」の比率です。それぞれ、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーと呼ばれ、この3色にまとめることができれば理想的です。
一般的に、壁や天井、床の色がベースカラー(70%)、カーテンや家具がメインカラー(25%)、小物などの色がアクセントカラー(5%)となることが多いでしょう。
既存の壁や床の色に合わせて、カーテンや小物の色を選ぶことで、まとまりのある部屋に近づけます。壁や床によく使われている白やブラウンは、比較的どの色にも合いやすいカラーなので、選びやすいと言えます。
もし、配置したい家具の色がベースカラーとなる壁や床の色と合わない場合は、カーテンやラグが活躍します。床や壁の色が手軽に変えられない賃貸でも諦めずに、まとまりのあるカラーコーディネートが実現できます。
アクセントカラーには、クッションや観葉植物、お花を使うことができます。
3. 全体のレイアウトを決定する
イメージやカラーが決まったら、どこに何を配置するか計画を立てます。大きな家具は何度も動かすのは手間なので、実際に家具を動かす前に見取り図を書くのがおすすめです。
見取り図には、部屋と家具の寸法を図って書いておきます。柱の出っ張った部分、ドアの開閉に必要なスペースも忘れずに書きましょう。
また、窓の位置やエアコンの位置も書いておくと、採光やエアコンの風が当たる位置を考えたレイアウトができます。
注意したいのがコンセントの位置です。コンセントの位置を考えずにレイアウトすると、配線が丸見えになって部屋のイメージが台無しになることがあります。
以上の点に注意して見取り図を書き、どこにどの家具を置くか決定しましょう。
失敗しない模様替えのコツ
ここでは模様替えを進めるときに抑えておくべきポイントをご紹介します。「模様替えをしたけど、いまいちまとまりがない」「部屋の中が狭くなった感じがする」なんてことがないように、模様替えのコツを知っておきましょう。
生活導線を考えたレイアウトにする
イメージどおりのおしゃれな部屋にすることも大事ですが、「普段の生活がしやすいか?」という視点を持っておくことが大切です。
部屋を行き来するときに通る導線のことを「生活導線」と呼びます。模様替えでは、この生活導線がしっかり確保できているかを確認しましょう。
もし部屋の中のよく通るルートに家具が置いてあり、障害物になっていると、日々の生活でストレスを感じます。生活導線上に家具が置かれて邪魔になっていないか、収納棚などの開閉スペースが確保されているかなどをチェックしましょう。
部屋全体でレイアウトを考える
模様替えを成功させるためには、部屋全体で統一感を出すのがポイントです。
「模様替えの基本的な進め方」でも解説したように、部屋全体でカラーの配分を決めることは大切です。同じように、家具の配置も全体を見て考えると、おしゃれで住みやすい部屋に近づきます。
例えば、背の高い家具は部屋の奥に配置するのがコツです。視覚的に奥行が深くあるように見えます。背の高い家具に、お気に入りのアイテムが隠れてしまうこともありません。
また、部屋の奥に「フォーカルポイント」を作るのも、おしゃれなお部屋づくりのポイントです。フォーカルポイントとは、部屋に入ったときに最初に視線が集中するスペースのことです。
「せっかくおしゃれな家具を置いたのに活かせていない」と感じるときは、このフォーカルポイントにその家具を配置してみてください。お気に入りのアイテムが、パッと目に入るところに置かれたことで、存在感が増し、居心地も良く感じます。
見せ場ができたことで部屋全体にアクセントが作れる点も、フォーカルポイントのメリットです。
長く愛せるものに買い替えてみる
どんな部屋にしたいかイメージが固まったら、今、部屋にあるものの中でイメージに合わないものを処分して、長く使い続けられるものに買い替えてみるのもおすすめです。大きな家具をひとつ買い替えるだけでも、部屋の雰囲気がガラッと変わります。
例えば、リビングにダイニングテーブルとソファの両方が置いてあり、部屋が狭く感じる場合は、思い切ってソファを手放し、ダイニングテーブルの椅子をソファタイプのものに変えるという方法がとれます。
住みやすい部屋、居心地の良い部屋にするために、今使っているものを手放し、長く愛せるものを見つけるのも、うまくいく模様替えのコツです。
模様替えで出てきた雑貨や家具の処分にはメルカリが便利!
模様替えをきっかけに手放すことを決めたもの、タンスの奥から出てきた不要なものは、フリマアプリ「メルカリ」で売るのがおすすめです。
要らなくなった家具や雑貨を売ることができるメルカリについて、詳しくご紹介します。
メルカリなら売れやすい!売ったお金を新しい家具の軍資金へ
メルカリでは、本や雑貨などの小型のものから、食器棚や机などの大型のものまで、さまざまな商品が売買されています。
なかでも、新品で買うと高額になる家具は、「欲しいものをできるだけ安く買いたい」というニーズが高いメルカリで、人気のある商品のひとつ。
処分しようと思っていた家具をメルカリで売れば、新しい家具の軍資金をゲットできる可能性もあります。
なおメルカリで得た売上金はメルカリ内のお買物で使うことができます。メルカリでは多くの方が、家具や雑貨を出品しているので、そこから気になる商品を中古で安く手に入れられるかもしれません。
大きな家具も「梱包・発送たのメル便」で簡単に発送できる
大きいサイズの家具は「売れた後の梱包や発送の手間がかかりそう…」と思っている方もいるかもしれません。しかしメルカリなら大きい家具の発送も簡単に行えます。
メルカリでは「梱包・発送たのメル便」という配送サービスを利用可能です。スタッフが自宅に伺い商品を梱包し、そのまま発送まで行います。
プロに梱包・発送を任せられるので、大きな家具でも簡単・安心・安全に商品を発送できます。
実際にどんなものが売れてる?メルカリで人気のアイテム
ここでメルカリの売れ筋商品を見てみましょう。
メルカリで人気の高い定番アイテムは次のとおりです。
- ベビー・キッズ用品
- インテリア用品・雑貨
- 家電
- 本・ゲーム
- タレントグッズ
- ファッションアイテム
- コスメ
- スマホ関連のアクセサリー
模様替えで買い替える人が多いインテリア用品や家電なども、人気のアイテムとなっています。
子どもが大きくなって着れなくなった洋服や、もう遊ばなくなったおもちゃも人気の商品です。処分するのではなく、必要としている誰かに譲れるのも嬉しいポイントでしょう。
また2022年はコロナ禍の行動制限の緩和により外出の機会が増えたことから、ベースメイク・香水・スキンケア用品など美容グッズの購入数が急激に伸びました。
本や漫画も急上昇したカテゴリーのひとつです。
模様替えは、不要なものを処分するチャンスです。タンスに眠っていたものがお金に変わる可能性があるので、ぜひメルカリで出品して、家の中をすっきりさせましょう。
メルカリも活用して思い通りの模様替えを叶えよう
模様替えを成功させるには、どんな部屋にしたいかイメージを固めて、基本となるカラーと家具の配置をあらかじめ決めておくことが大切です。その際、生活導線や部屋全体の配置のバランスも確認しておくと、後悔しない模様替えに近づきます。
イメージに合わないものや使わなくなったものは、思い切って処分することも、うまくいく模様替えに必要なことです。メルカリで売れば、使ってくれる次の人に譲ることができ、新しい家具を買う資金も手に入ります。