あなたのiPhone、メルカリで売れるかも!


機種変更して使わなくなったiPhone、引き出しの奥に眠っていませんか?「古い機種だし、もう売れないかな…」「画面にヒビが入ってるけど、値段つくかな?」そんな風に諦めてしまうのは、もったいないかもしれません!
フリマアプリ「メルカリ」なら、あなたのiPhoneが思った以上の価格で売れる可能性があります。たとえ古いモデルや多少の傷があっても、必要としている人はたくさんいるんです。
古いモデルのiPhoneでも需要があるワケ
「iPhone 8」や「iPhone X」など、数世代前のモデルでも需要があるのには理由があります。
- シンプルな用途(音楽プレイヤー・子供用端末など)には十分
- 中古品を求めるユーザー層が多い(価格を抑えたい人たち)
- 部品取りや修理用途としてのニーズ
- サブ機として活用したい層も存在
たとえば、2025年3月時点で「iPhone 12」はメルカリで約1,160件取引され、平均価格29,000円、売却まで平均1.9日と非常に活発です。このデータからも、古いモデルが「売れない」という心配は無用だということがわかるでしょう。
画面割れや傷あり、壊れたiPhoneでも売れるって本当?
「画面が割れている」「バッテリーが劣化している」「電源が入らない」場合でも、状態を正直に記載すれば、メルカリで「ジャンク品」として取引される可能性があります。修理して使用するケースや、部品取り目的で購入されるケースが多いためです。
2025年3月のメルカリの取引データでは、以下のような傾向が出ています。
- ジャンク品のiPhoneの平均価格:約10,600円
- ジャンク品の価格中央値:約6,500円
- 取引件数:約2,030件
- 平均売却日数:わずか2.1日
これらの数字からわかるように、ジャンク品でも立派に商品価値があり、早く売れる可能性が十分にあります。
重要なのは、出品の際に商品の状態を正直に、詳細に記載することです。「動作確認済み」「動作不明」「電源が入らない」など、具体的な状態を明記するようにしましょう。
自分のiPhoneはいくらで売れる?気になるメルカリ取引価格相場


ここでは実際の取引データをもとに、メルカリ内でのiPhoneの取引相場をご紹介します。
※取引状況や本体状態により価格は変動します
【モデル別】iPhone取引相場の目安
iPhone 14シリーズ
- iPhone 14 Pro
- 平均価格:約86,000円
- 取引件数:約220件
- 平均売却日数:3.2日
- 特徴:まだ高価格帯で推移、Proモデルは特に人気
iPhone 13シリーズ
- iPhone 13
- 平均価格:約49,000円
- 取引件数:約620件
- 平均売却日数:2.9日
- 特徴:安定した需要あり、コストパフォーマンスが良い
- iPhone 13 Pro
- 平均価格:約64,000円
- 取引件数:約340件
- 平均売却日数:2.4日
- 特徴:カメラ性能を求める人に人気
- iPhone 13 mini
- 平均価格:約51,900円
- 取引件数:約420件
- 平均売却日数:3.0日
- 特徴:コンパクトサイズ愛好者に人気
iPhone 12シリーズ
- iPhone 12
- 平均価格:約29,000円
- 取引件数:約1,160件(最多!)
- 平均売却日数:1.9日
- 特徴:コストパフォーマンスが良く、最も流通量が多い
- iPhone 12 Pro
- 平均価格:約41,100円
- 取引件数:約460件
- 平均売却日数:2.9日
- 特徴:中古市場では安定価格
- iPhone 12 mini
- 平均価格:約26,300円
- 取引件数:約890件
- 平均売却日数:2.5日
- 特徴:手頃な価格のコンパクトモデルとして人気
最新モデル
- iPhone 16 Pro
- 平均価格:約160,800円
- 取引件数:約110件
- 平均売却日数:2.2日
- 特徴:最新モデルのため高額
- iPhone 15
- 平均価格:約106,600円
- 取引件数:約620件
- 平均売却日数:2.8日
- 特徴:最新機種として人気、高額取引
各機種の取引状況を見ると、特にiPhone 12シリーズは取引件数が多く、コストパフォーマンスの良いモデルとしてメルカリで最も活発に取引されていることがわかります。最新機種は高額ですが、需要も高く、取引が成立しやすい傾向にあります。
商品状態別の相場
商品状態によって価格は大きく変わります。メルカリでの商品状態別の実際の取引データ(iPhoneを含む『スマートフォン本体』カテゴリー)を見てみましょう。
- 新品、未使用:平均約45,000円(中央値約18,800円、約4,970件、平均売却日数2.0日)
- 未使用に近い:平均約43,600円(中央値約21,000円、約2,060件、平均売却日数2.0日)
- 目立った傷や汚れなし:平均約26,700円(中央値約15,600円、約14,850件、平均売却日数2.3日)
- やや傷や汚れあり:平均約17,800円(中央値約10,500円、約8,660件、平均売却日数2.4日)
- 傷や汚れあり:平均約13,300円(中央値約9,000円、約3,560件、平均売却日数2.1日)
- 全体的に状態が悪い:平均約10,500円(中央値約6,900円、約1,740件、平均売却日数1.6日)
状態をチェックするにあたって特に重要なのはバッテリーの劣化の具合です。バッテリーが劣化しているかどうかは、最大容量を確認することで判断できます。
iPhoneの場合、「設定」→「バッテリー」→「バッテリー状態」で確認が可能。このとき最大容量が80%を下回っていると、バッテリーが著しく劣化していると判断されます。
メルカリでiPhoneを賢く売るためのステップ


ここからは、メルカリでiPhoneを出品・販売するための具体的な手順を解説。出品前の準備から発送まで、初めての方でも安心して取引できるようまとめました。
出品前の準備をしよう【重要】
iPhoneを売る前に、必ず以下の準備を行いましょう。この準備を怠ると、個人情報漏洩や次の所有者が使えないといったトラブルの原因になります。
①データのバックアップ
まずは大切なデータをバックアップしましょう。
バックアップ方法:
- Wi-Fiに接続する
- 「設定」→「[自分の名前]」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」を選択
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
または、パソコンのiTunes/Finderに接続してバックアップすることも可能です。
参考: iPhoneのバックアップを作成する – Apple サポート
②iPhoneを探す(アクティベーションロック)をオフに
これを忘れると、買い手が端末を使用できなくなります。非常に重要な手順です。
オフにする方法:
- 「設定」→「[自分の名前]」をタップ
- 「iPhoneを探す」をタップ
- 「iPhoneを探す」をオフにする
- Appleパスワードを入力して確認
参考: iPhoneで「探す」をオフにする – Apple サポート
③iCloudからサインアウト
個人情報保護のため、必ずサインアウトしましょう。
サインアウト方法:
- 「設定」→「[自分の名前]」をタップ
- 一番下までスクロールし「サインアウト」をタップ
- Appleパスワードを入力し、「サインアウト」を選択
参考: デバイスでiCloudからサインアウトする – Apple サポート
④本体の初期化(データ完全消去)
個人情報を完全に消去するために、初期化を行います。
初期化手順:
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択
- パスコードとApple IDパスワードを入力して確認
この手順により、端末内のすべてのデータが消去され、工場出荷時の状態に戻ります。
参考: iPhone、iPad、iPod touchを初期化する(工場出荷時の設定に戻す)方法 – Apple サポート
⑤SIMカードを抜く
自分のSIMカードは抜いておきましょう。
取り出し方:
- SIMピン(または細いクリップ)をSIMトレイの穴に差し込む
- トレイが出てきたらSIMカードを取り出す
- トレイを元に戻す
⑥SIMロック解除の手続き
2021年10月以降に購入したiPhoneは基本的にSIMフリーですが、それ以前のモデルはSIMロック解除の手続きをしておくと売りやすくなります。
SIMロック解除の方法は、各携帯キャリアのホームページなどでご確認ください。
※手続き完了まで数日かかる場合があります。事前に余裕を持って行いましょう。
⑦ネットワーク利用制限の確認
各キャリアのウェブサイトで、自分のiPhoneのネットワーク利用制限状態を確認しましょう。「IMEI」番号が必要になります。
IMEI確認方法:
- 「設定」→「一般」→「情報」で「IMEI」番号を確認
- 各キャリアのウェブサイトで確認
重要:メルカリでは、SIMロックがかかっている商品やネットワーク利用制限がかかっている(△や×)商品は出品禁止となっています。必ず確認、解除を行なってから出品しましょう。
⑧本体を綺麗にクリーニング
見た目の印象は価格に大きく影響します。しっかりクリーニングしましょう。
クリーニング方法:
- 電源を切る
- 柔らかい布(マイクロファイバークロスが理想的)を軽く湿らせる
- 画面や背面を優しく拭く(強く擦らない)
- 端子部分やスピーカーグリルなどは乾いた綿棒で軽く清掃
- 保護フィルムは基本的に剥がす(付けたまま売る場合はその旨を記載)
相場を調べて適切な販売価格を決める
出品前に再度、最新の相場を確認しましょう。
メルカリでの「売れる価格」の見つけ方
前述の「自分のiPhoneの相場をメルカリで調べる方法」で説明した手順に従い、同じモデル・容量・状態の商品がいくらで売れているかをチェックします。
特に注意すべき点:
- 1ヶ月以内に売れた商品を中心に見る(相場は変動するため)
- 複数の取引実績を見て平均を取る
- 「いいね」が多い商品の価格設定を参考にする
魅力的な商品ページを作成するコツ
買い手に安心して購入してもらうために、商品ページは丁寧に作成しましょう。
タイトルは具体的に分かりやすく(モデル名、容量、状態など)
検索で見つけてもらいやすいよう、重要な情報をタイトルに含めましょう。
良いタイトル例:
- 「iPhone 13 Pro 256GB シエラブルー SIMフリー バッテリー90%」
- 「【美品】iPhone 12 64GB レッド SIMロック解除済 箱付き」
- 「iPhone SE 第2世代 128GB ホワイト バッテリー新品交換済」
キーワードを詰め込みすぎると逆に読みにくくなるので、最重要情報に絞りましょう。
写真は明るく、多角的に(傷や付属品も正直に)
写真の質は購入決定に大きく影響します。以下のポイントを押さえましょう。
- 明るい場所で撮影(自然光が理想的)
- 最低4角度(前面、背面、上下左右)
- 傷や汚れは隠さずクローズアップで撮影(後のトラブル防止)
- 付属品はすべて写真に収める
- 実際に電源を入れた状態の写真も(可能であれば)
- バッテリー最大容量の画面も(初期化前に撮影)
説明文で伝えるべき情報(状態詳細、付属品、SIMロック、残債有無など)
説明文には以下の情報を必ず含めましょう。
- 基本情報:モデル名、容量、カラー、購入時期
- 状態詳細:使用期間、傷や汚れの有無(具体的に)
- 機能確認:各種ボタン、カメラ、スピーカーなどの動作状況
- バッテリー状態:最大容量の%(初期化前に確認)
- SIMロック:SIMフリーか、SIMロック解除済みか
- ネットワーク利用制限:必ず「○」であることを明記
- 付属品:箱、充電器、ケーブル、イヤホンなどの有無
- 初期化済みであることを明記
- アクティベーションロック解除済みであることを明記
- 出品理由:機種変更、不要になったなど
- 発送方法:匿名配送か否か、追跡の有無
出品後の対応と発送方法
商品が出品された後の対応も、評価や次回の販売に影響します。丁寧な対応を心がけましょう。
コメント対応は丁寧に素早く
コメントへの返信は売買成立の鍵です。
- 質問には24時間以内に返答するのが理想的
- 丁寧な言葉遣いを心がける(「です・ます調」推奨)
- 具体的に回答する(あいまいな回答は不信感につながる)
- 追加の写真依頼があれば、できるだけ応じる
とくにiPhoneは高額商品のため、購入前に細かく確認したい人が多いです。質問が多くても、面倒がらずに対応しましょう。
値下げ交渉への対応方針を決めておく
メルカリでは値下げ交渉が頻繁に行われます。事前に方針を決めておくと慌てません。
- 値下げ可能な最低ラインをあらかじめ決めておく
- いきなり大幅値下げには応じない(徐々に下げる)
- 複数の値下げ依頼がある場合、「○○円が最終価格です」と明確に伝える
- 値下げ不可なら「申し訳ありませんが、現状の価格でご検討ください」と丁寧に断る
水濡れ・衝撃対策は必須!梱包は丁寧に
商品が売れたら、丁寧に梱包しましょう。
基本的な梱包手順:
- iPhoneの画面に保護フィルムを貼る(なければクッション材で保護)
- 本体を柔らかい布やクッション材で包む
- 箱がある場合は箱に入れる
- さらに外箱をエアクッションや新聞紙でしっかり包む
- 防水対策として内側をビニール袋などで包むのが理想的
- 頑丈なダンボールに入れ、隙間があれば緩衝材を詰める
- 「われもの」「精密機器」などと書いたテープを貼ると良い
特に水濡れには注意が必要です。雨天時は二重三重の防水対策を施しましょう。
おすすめの発送方法
iPhoneのような高額商品は、トラブル防止のために以下の発送方法がおすすめです。
「メルカリ便」のメリット:
- 匿名配送で個人情報が相手に知られない
- 配送状況の追跡が可能
- 補償がある(万が一の破損・紛失時)
- コンビニから発送できて便利
発送したら、「発送しました」と一言メッセージを送るとさらに良い印象を与えられます。
メルカリでiPhoneを売る際の注意点とトラブル対策
安全に取引を完了させるために、いくつかの注意点とトラブル対策を把握しておきましょう。
「ジャンク品」として出品する場合の注意点
動作に問題があるiPhoneを出品する場合は、「ジャンク品」として明記する必要があります。実際にメルカリでは、2025年3月の1ヶ月間で約2,030件ものジャンク品iPhoneが取引されており、平均価格は約10,600円(中央値は約6,500円)と、一定の需要があることがわかります。
ジャンク品出品時の注意点:
- タイトルと説明文の最初に「ジャンク品」と明記する
- 具体的な不具合を詳細に記載する(電源が入らない、充電できない、画面表示不良など)
- 動作確認できる機能・できない機能を明確に区別して記載
- 写真は傷や不具合部分をクローズアップして撮影
- 部品取り・修理前提であることを明記する
正直な記載が最大のトラブル防止策です。「たぶん直せると思います」などの曖昧な表現は避けましょう。
個人情報漏洩を防ぐために(初期化の徹底)
iPhoneには多くの個人情報が保存されています。情報漏洩を防ぐための対策を再確認しましょう。
- 工場出荷時の状態にリセットする(前述のStep 1の手順)
- Apple IDからサインアウト(初期化前に必須)
- SIMカードを必ず抜く(連絡先などの情報が含まれている)
- アクティベーションロックを必ず解除する
- メルカリのあんしんデータ消去サービスを利用する(必要に応じて)
「あんしんデータ消去」は、専門業者がデータの完全消去を行う有料のオプションサービスです。出品時に設定でき、購入者が商品を受け取る前にプロによるデータ消去が行われるため、初期化に不安がある方や確実に消去したい方におすすめです。
まとめ:不要なiPhoneをメルカリで賢く売って、お小遣いをゲットしよう!
使わなくなったiPhoneをそのまましまい込んでいる方も多いかもしれませんが、それは意外とチャンスを逃しているかもしれません。メルカリでは、古いモデルや多少の傷・不具合がある端末でもしっかりと需要があり、実際に多くの取引が成立しています。自分で価格を決められるのもメルカリならではの魅力です。
この記事では、メルカリでiPhoneを売る際に役立つ相場情報から、出品前の準備、スムーズな販売のコツ、トラブルを防ぐための注意点までを丁寧にご紹介しました。とくに、商品状態の記載や写真の工夫、購入者とのやり取りのポイントを押さえることで、初めての方でも安心して取引ができます。
もう使わないiPhoneを、新たな持ち主にバトンタッチしてみませんか?メルカリなら、その一歩がきっとスムーズに踏み出せます。