メルカリでは食品の出品について、安全面や衛生面の観点からかなり細かいルールが設けられています。この記事では、メルカリで出品できる食品や、食品を出品する際のポイントをご紹介します。
メルカリでは食品の出品も可能
メルカリでは、規定を守れば食品の出品もできます。ただ食品の出品は、安全面や衛生面の観点から、ルールや梱包方法、発送方法で注意すべきことも多いジャンルです。
初めて食品をメルカリで出品する方にとっては、どんな食品が良くて、どんな食品が禁止されているのか分からないことも多いでしょう。またルールについてもしっかり理解しておく必要があります。
この記事では、これからメルカリで食品を出品したい方に向けて、知っておかなければいけない、食品の出品ルールを順を追って説明していきます。
メルカリで出品可能な食品
メルカリで出品可能な食品で大事なポイントは、「購入者が消費(賞味)期限と、食品表示をしっかり確認できるかどうか」です。
ここでは、メルカリで出品可能な食品には、どのようなものがあるのかご紹介します。
未開封の食品
メルカリでは、「購入者が購入後に、消費(賞味)期限と、食品表示が確認できること」ができれば、食品の出品ができます。未開封の食品は、出品可能です。
未開封の食品とは、一回も開封していないものを指します。例えば、ドライフルーツやポップコーンなど、大きい袋に入っている食品を、送料を抑えるために、外袋の空気を抜いて発送すると、開封済みの食品という扱いになってしまいます。
安全性の観点から開封した食品は禁止されているので、梱包方法に注意してください。発送中に上から力がかかって、袋が開いてしまった場合も、開封済みとなり、トラブルの原因となりかねません。
さらに開封後にチャックで閉じられる食品であっても、中身が個包装になっていないと出品はできません。たとえ、開封しただけで、一度も中身が使われていない食品であっても開封済の扱いになるため注意しましょう。
消費(賞味)期限と食品表示が確認できる食品
メルカリで食品を出品する際には、消費(賞味)期限と食品表示が確認できないと出品できません。また出品時には、食品表示が確認できる写真と、内容を説明欄に必ず記載が必要です。
商品説明欄には、名称・原材料名・内容量・消費(賞味)期限・保存方法・販売者を記載してください。
外装を開封した個包装の状態でも出品可能
メルカリでは、外装を開封した後でも、個包装に消費(賞味)期限と、食品表示が記載されていたら、個別での出品もできます。
しかし、もし個包装に、消費(賞味)期限と、食品表示がない場合は、外装も一緒に送る必要があるので注意してください。
個包装で出品する際も、消費(賞味)期限と、食品表示が確認できる写真と、商品説明欄への記載が必要です。
一方で、個包装の袋に消費(賞味)期限と、食品表示がなく、外装もない場合は、出品できません。
自分で作った野菜や米の出品もできる
メルカリでは、農家でなくても、家庭菜園などで自分で作った野菜や果物、米などの農産物も出品できます。メルカリでは、スーパーマーケットなどとは違い、色や形が多少悪くても販売できます。
メルカリで野菜を購入するユーザーは、色や形よりも鮮度や味を優先する方が多いため、「規格外」や「少々難あり」の野菜でも売れることも多いです。
また過剰に収穫できた時など、単発的に利用できるのもメリットです。野菜がたくさん収穫できたけど、自分の家だけでは消費できない時に、メルカリに野菜を出品すれば、腐らせてダメにすることもなく、お小遣い稼ぎができます。
メルカリで禁止されている食品
メルカリでは出品が禁止されている食品があるので、チェックしておいてください。
メルカリで出品が禁止されている食品には、以下のようなものがあります。
- 開封している食品
- 消費(消費)期限と、食品表示の記載がない食品
- 消費(消費)期限が切れている食品
- 消費(消費)期限が購入者に到着してから、1週間以内で切れる食品
- 生の食肉や魚介類
- 保健所などの許可がない加工食品
- 販売に特別な許可が必要な食品
- 健康増進法に違反している食品
- 要冷蔵食品
メルカリでは、保健所の許可や営業許可のない食品、特別な許可がないと販売できない食品を出品する際は、くっきりと見えるように許可書を提示することが必須です。
また保健所の許可がある場合でも、安全面と衛生面を考慮して、生の食肉と魚介類の出品は禁止されています。
メルカリで食品を出品するときのポイント
メルカリで食品を出品するときのポイントは、以下の3点です。
- 消費(賞味)期限と食品表示が確認できる写真を必ず掲載する
- 海外製食品には注意が必要
- 食品の保存法にあわせた発送方法を選ぶ
消費(賞味)期限と食品表示が確認できる写真を必ず掲載する
メルカリでの食品の出品には、必ず消費(賞味)期限と食品表示が確認できる写真を掲載しなければいけません。また写真だけでなく、商品説明欄に、名称と原材料、内容量、消費(賞味)期限、保存方法、販売者を記載することも必須条件です。
これらが確認できないと商品が削除されることもあるので、注意してください。
海外製食品には注意が必要
海外旅行のお土産や、スーパーで購入した外国製のお菓子など、食べ切れないからメルカリに出品したいと思うこともあるでしょう。ただ海外製食品は、いくつか気をつけないといけないポイントがあります。
海外製食品の場合も、消費(消費)期限と食品表示が確認できないといけませんが、海外製食品の中には、その国の言葉や英語で書かれている物もあります。
しかし、メルカリで出品可能なのは、日本語での食品表示があるものに限定されます。原産国の食品表示だけのものは、出品できません。
日本の食品表示がある場合は、原産国の食品表示の写真を掲載するとともに、商品説明文に食品表示の和訳を記載してください。
食品の保存法にあわせた発送方法を選ぶ
食品を発送する際は、発送方法がとても重要になります。常温で保存できるお菓子などの食品なら、どの発送方法で送っても問題ありません。
しかし、特に野菜の場合は、保存方法に合わせた発送方法を選んでください。
また梱包する際も、保冷剤をジップロックなどに入れて、腐らないようにするなどの工夫をすると安心です。
先ほど、消費(消費)期限が購入者に到着してから1週間以内で切れる食品は、出品が禁止されていると説明しました。そのため、消費(消費)期限があまり長くない食品の出品にも注意してください。
例えば「らくらくメルカリ便」なら1~2日、「ゆうゆうメルカリ便」なら2~3日など、発送方法によって、購入者の手元に届くまでの日数が異なります。そのため、消費(消費)期限がギリギリの場合は、発送方法にも気を付ける必要があります。
その場合は、お届けの日時が指定できる発送方法を選ぶのがおすすめです。またできるだけ余裕をもって出品するようにしてください。
メルカリで食品を出品する際はルールをしっかり確認しよう
今回は、メルカリでの食品の出品について解説しました。
メルカリでは、規定を守れば食品の出品も可能ですが、通常のアイテムよりもルールが細かく、細部にも配慮が必要になります。
この記事も参考にしながら、ポイントを押さえて、ぜひメルカリに食品を出品してみてください。