売れ行きがよくないことや規格に通らなかったことが原因で、店頭に並べられない見切り商品。どうしたら販売できるかと悩んでいる方もいらっしゃると思います。本記事では見切り品を販売できる方法を詳しく解説します。見切り品を廃棄するのはもったいない!と考えている方の参考になりますと幸いです。
メルカリShopsでも見切り品を販売できる
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」の中にネットショップを開設できるサービスです。曲がったキュウリや、皮にキズがあるみかんなど、規格に通らなかった見切り品や訳あり商品も、数多く販売されています。
フリマアプリを利用するお客さまが集まるメルカリShopsでは、安く買える見切り品は人気商品!見切り品を販売するなら、メルカリShopsでの販売もぜひ検討してみてください。
どんな商品を見切り品として販売できる?
見切り品とは、さまざまな理由で、正規価格より割引して売られている商品のことを指します。具体的に、どのような理由で見切り品とされていることが多いのか見ていきましょう。
見栄えに問題がある商品
品質に問題はないけれど商品の見た目に問題があり、店頭に並べられない、あるいは卸業者に買い取ってもらえない商品は、見切り品として販売されることが多いです。
【具体例】
- キズや汚れがある商品
- 大きさが不揃いの野菜のまとめ売り
- 包装や外箱にキズや汚れがある商品
- へこんだ缶詰
賞味期限が近い商品
賞味期限や消費期限が近い商品は、品質が落ちる前に売り切りたいものです。そこで見切り品として、割引価格で販売するケースが多く見られます。
賞味期限内に食べられそうであれば、安く買えるので見切り品を選ぶというお客さまも多く、賞味期限間近の商品を売り切ることが期待できます。
棚落ちした商品
人気がない商品や季節外れの商品など、売り場に置いておくのが難しい商品があります。このような売れなくなった商品を商品棚から外すことを、棚落ちと言います。
多くの店舗では決算のシーズンなどに、棚落ちした商品を見切り品として売り切り、商品の入れ替えを行います。
また売れ残った商品だけでなく、パッケージや仕様に変更があった商品も棚落ちすることがあり、見切り品として売られるケースも見られます。
【具体例】
- 人気がなく売れ残った商品
- シーズン商品
- 過剰在庫や大量入荷で相場が下落した商品
- 製造終了した期間限定の商品
- 旧パッケージの商品
見切り品を売り切るメリットは大きい
見切り品は正規の価格より割引して販売するため、利益が低くなるのが気になるところ。なかなか見切り品販売に踏み出せない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、見切り品として売り出すことには大きなメリットもあります。以下で詳しく見ていきましょう。
廃棄ロスを減らせる
環境省の発表によると、日本では毎年600万トン前後の食品が捨てられています。これは東京ドーム約5杯分の量。十分に食料を得られない国も多いなか、日本ではまだ食べられる食料が大量に捨てられている現状です。
小売店の売れ残りも、こうした食品ロス問題の大きな原因のひとつになっています。
売れ残った商品や賞味期限が近い商品を見切り品として売ることができれば、食品の廃棄ロス削減につなげられます。
キャッシュフローを改善できる
商品が売れ残り廃棄となれば、現金化ができません。くわえて廃棄にはコストが発生することも。結果として、商品の廃棄はキャッシュフローを圧迫することになります。
しかし見切り品として売り切ることができれば、少なくとも原価の一部を回収することができるため、キャッシュフローの改善が期待できます。
見切り品として販売することで利益は出なくとも、キャッシュフローの観点から見ればメリットがあります。
見切り品を販売する方法
見切り品を販売する方法として、実店舗がある方なら、店頭に見切り品コーナーを設置して売るというやり方も考えられます。しかし同一店舗内で見切り品を売ると、お店のイメージダウンにつながる恐れがあります。
安売りによるお店のイメージダウンを避けるには、見切り品のみ販売場所を変えるのがおすすめです。見切り品を別の場所で販売する方法を、以下で詳しく解説します。
ネットショップを開く
まず一つ目におすすめしたいのが、インターネット上にお店を開いて販売する方法です。
ネットショップを開くと聞くと難しいイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では難しい知識がなくても、かんたんにネットショップを開設できるサービスが増えています。
メルカリShopsなら、ショップ情報や商品情報を登録するだけで、かんたんにネットショップを開設できます。フリマアプリ「メルカリ」と同様の画面で操作できるため、「メルカリ」を利用したことのある方はもちろん、誰でもかんたんにネットショップの運営が可能です。
ネットショップで販売するメリットは、全国のお客さまに向けて販売できること。期間限定商品は、全国を相手にすると、「自分の地域では買えなかった!」というお客さまから購入していただけることも期待できます。
また、ネットショップを開設すれば、下記で紹介する通販サイトと違い、「ここのお店で買った」とお客さまに認知していただけるため、リピーターがつきやすいのも嬉しいメリットです。
食品ロスに対応した通販サイトで売る
インターネットで見切り品を販売する方法には、通販サイトで出品するという方法も挙げられます。
見た目が悪い商品や賞味期限が近い商品でも販売できるような、食品ロス対応の通販サイトがあります。そのような通販サイトに、自分のお店の商品を登録して販売することが可能です。
通販サイトはネットショップと異なり、自分のお店で売るというよりも、プラットフォームの中に自分の商品を並べてもらうというイメージ。
そのため、通販サイトではお客さまに販売元のお店を認識してもらうことは難しく、独自性を出せずに競合ショップに埋もれる可能性があります。
一方、食品ロス対応の通販サイトであれば、ジャンルが食品に限られるので、食品の購買意欲の高いお客さまに見てもらえるのは嬉しいメリットです。
近隣の見切り品専門店で売る
近年はフードロス問題の関心が高まっていることなどを背景に、見切り品を専門に取り扱う実店舗も登場しています。
お近くに見切り品専門店があれば、そちらのお店に買い取ってもらう方法も、見切り品を売り切るやり方のひとつです。
近所のお店と取引できれば、ネットショップや通販サイトのように自分で販売するという手間が省けるのが嬉しいところ。その代わり、買い取りとなることから、利益は少なくなることが予想されます。
見切り品を売る頻度や量、商品のジャンルなどを考えて、自分のお店に合ったやり方を選びましょう。
見切り品は需要があるのか?
見切り品には見た目や賞味期限の問題があり、割引したところで本当に売れるのだろうかと不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
以下で解説するとおり、近年は見切り品の需要が高いことがわかっています。見切り品の需要が高い理由を詳しく見ていきましょう。
低価格の商品は現代のニーズに合っている
近年の物価上昇を受け、低価格の商品を求めるお客さまは徐々に増えてきています。
実際、2020年と2022年に行われたメルカリ総合研究所の調査によると、「商品を購入する際に重視していること」に対し、「価格」と回答した人が両年とも9割近い数値を獲得しトップに。
多くの方が価格を優先して商品を選んでいることがわかります。
見切り品として割引されている理由は、冒頭でも解説したとおりさまざま。お客さまが特に気にしないような理由であれば、低価格で買えるメリットがあるので選ばれやすいと言えます。
参考:「2022年度フリマアプリ利用者と非利用者の消費行動」に関する意識調査
フードロス問題への関心が高まっている
食品の廃棄量が増えている「フードロス問題」は、世界規模で解決への取り組みが行われている課題のひとつです。
フードロス問題への関心は日本でも高く、物価上昇の影響もあり、食品を使い切ることを意識している人が増えています。
また、令和3年度の消費者庁の調査によると、「規格外農産物・食品についてどう考えるか」に対して、「形や見た目が悪くても品質(味)が変わらなければ購入する」と回答した人が 51.1%、「通常品よりも値下げされるのであれば購入する」が36.6%という結果に。
あわせて9割近い人たちが、食品の見た目をそこまで重視していないことがわかります。
規格に通らなかった野菜や、キズ・へこみのある商品でも、品質に問題がなければ十分に需要があると言えるでしょう。
参考:消費者庁 | 令和3年度 消費者の意識に関する調査 結果報告書
見切り品を販売するならメルカリShopsが断然おすすめ
見切り品を販売するなら、売れやすいメルカリShopsで販売するのがおすすめです!
メルカリShopsはフリマアプリ「メルカリ」の中に自分のネットショップを開設できるサービスです。法人や個人事業主の方はもちろん、個人の方もネットショップを開くことができます。
メルカリShopsには見切り品が売れやすい理由があります。以下で詳しくご紹介します。
見切り品とメルカリShopsのお客さまの相性はバツグン!
メルカリShopsはフリマアプリ「メルカリ」のお客さまに向けて商品を販売できます。
「メルカリ」では「欲しいものをできるだけ安く買いたい」という需要が高く、見切り品は人気商品のひとつ。実際、メルカリShopsの売れ筋商品のなかには、訳ありの果物や野菜が数多くナインナップしています。
メルカリShopsなら、見切り品に関心のあるお客さまが集まっており、他サービスで販売するよりも売れやすいと言えます。
月間2,000万人以上が利用する大規模な市場で販売できる
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」を利用する月間2,000万人以上のお客さまがお買物を楽しんでいます。利用するお客さまの数が多いので、売れるチャンスが多くあります。
さらに2022年の「メルカリ」利用者アンケートでは、物価上昇への対策として今後「メルカリ」での購入が増えると思う商品のなかに、野菜・果物が7位、8位にランクイン!
訳ありの農産物はメルカリShopsで売れば、多くのお客さまから注目を集められます。
「タイムセール機能」など売れやすい機能が盛りだくさん!
見切り品のなかには、賞味期限が近い商品や、果物や野菜などの生鮮食品で、品質が落ちる前に早く売り切りたいというものもあると思います。
そのようなときに便利なのが「タイムセール機能」です!
「タイムセール機能」とは、指定した期間、割引価格で販売することができ、そのことをお客さまにアピールできる機能。商品ページにタイムセールラベルが表示されたり、トップページのタイムセール商品一覧に掲載されるので、お客さまに注目されやすくなります。
「タイムセール機能」を使えば、より多くのお客さまに商品を見ていただくことができるので、早めに売れることが期待できます。
スマホから手軽に開設・運営ができる
ネットショップで販売してみたいけれどネットの難しい知識がないから不安という方もいらっしゃるかもしれません。そのような方にメルカリShopsは本当におすすめです。
ショップの開設・商品登録・発送手続きなどショップ運営に関わるほとんどのことが、スマートフォンから操作可能。フリマアプリ「メルカリ」を使うときと同様の操作でわかりやすく、難しい知識は必要ありません。
ショップ開設後の操作や販売方法について知りたい方は「メルカリShops 学び場」もぜひ活用してみてください。
【メルカリShopsの使い方に迷ったら「学び場」をチェック】
ショップのお困りごとにあわせて記事を用意しました。STEP1からSTEP4まで読んでいただくことで、メルカリShops全体を理解できます。
Web版は使える機能が増えてさらに便利に!
メルカリShopsは、パソコンやタブレットから操作できるWeb版もご用意しています。Web版を使えば、使える機能数が増え、さらに効率的な運営が可能になります。
例えば大量に商品があるとき、Web版ならCSVファイルを使って最大1,000商品まで一括登録が可能です。また売上明細や注文一覧を月別にダウンロードすることもできます。商品数が数多くあっても、販売や管理がしやすいのが嬉しいところです。
売れやすく使いやすい環境が整っているメルカリShopsで、ぜひ見切り品の販売を行ってみてください。
メルカリShopsで見切り品を売り切ろう
見切り品は、物価上昇やフードロス問題を背景に、近年ニーズが高まっています。規格に通らないような見た目に問題のある商品、賞味期限が近い商品も、見切り品として販売してみましょう。
見切り品を売るには、ネットショップや通販サイトで販売する方法や、見切り品の専門店に買い取ってもらう方法があります。ネット販売なら全国に販路を広げられるのでおすすめです。
メルカリShopsなら、見切り品への関心が高いフリマアプリ「メルカリ」のお客さまに対して販売することができるので、見切り品をネットショップで販売したいという方に特におすすめです!ネットショップの開設も運営も、難しい知識は不要でスマホひとつで行えるメルカリShopsで、ぜひ見切り品のネット販売を始めてみてください。
メルカリShops法人開設まるわかりガイド
- 月額・年額無料
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ショップ開設申請時に準備するもの
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※許認可証は、出品予定の商品が販売許可が必要な場合のみ、申込時に画像添付する必要があります。
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リンク先から3ステップでかんたんに開設申請いただけます!
法人申込みの場合は登記簿情報が必要になります。また、自家製の食品やリユース品、手作りの化粧品や医薬品を販売する場合、許認可証を撮影した画像を添付する必要があります。予め、お手元にご用意ください。
便利な機能やショップ運営サポートも充実!
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