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メルカリでの上手な値下げ交渉の断り方|スムーズでおトクな取引にするポイントとは

フリマアプリのメルカリでは、商品を安く手に入れるための値下げ交渉という文化が存在します。しかし、自分がメルカリで出品しているなら、できるだけ理想的な価格で買い取ってもらいたいところ。お互いに気持ち良く取引するために、ここでは、上手に値下げをお断りするためのポイントを解説します。
目次
メルカリで値下げ交渉は当たり前!上手に断るための基本マインド


メルカリで商品を出品していると、購入希望者から「もう少しお安くなりませんか?」というコメントが届くことがあります。出品者としては「この価格で売りたいのに…」と、少し戸惑ってしまいますよね。
しかし、まず知っておきたいのは、メルカリにおいて値下げ交渉はごく当たり前のコミュニケーションの一部だということです。
フリーマーケットならではの「やり取り」を楽しむ文化があります。そのため、交渉のコメントが来ても「失礼だ」「面倒だ」とネガティブに捉える必要は全くありません。
大切なのは、断ることに対して罪悪感を持たないこと。価格を決める権利は出品者にあります。無理に応じる必要はなく、あなたの希望価格を尊重して良いのです。
ただし、断り方一つで相手に与える印象は大きく変わります。無下に断ってしまえば、今後の「いいね!」や購入の機会を失ってしまうかもしれません。
このセクションでは、気持ちの良い取引をするために、まず身につけておきたい「上手な断り方の基本マインド」をご紹介します。この心構えを持つだけで、値下げ交渉へのストレスがぐっと軽くなりますよ。
押さえておきたい3つの基本マインド
1. まずは感謝の気持ちを伝える
値下げ交渉のコメントは、裏を返せば「あなたの商品に興味があります」というサインです。まずは「コメントありがとうございます!」の一言で、興味を持ってくれたことへの感謝を伝えましょう。この一言があるだけで、その後のやり取りがずっとスムーズになります。
2. 丁寧にはっきりと断る
「厳しいです」「ちょっと…」といった曖昧な返事は、「もう少し交渉できるかも?」と相手に期待させてしまい、やり取りが長引く原因になります。「お値下げは考えておりません」「ご希望に添えず申し訳ありません」のように、丁寧な言葉遣いを意識しつつも、意思は明確に伝えましょう。感情的になったり、「無理です」と突き放したりするのはNGです。
3. 罪悪感を持たず、堂々とする
出品者は、商品の価値や状態、送料、販売手数料などを考慮して価格を決めています。その価格に自信を持って問題ありません。「断ったら悪いかな…」と思う必要は一切ないので、堂々と、しかし謙虚な姿勢で対応することを心がけましょう。
この3つのマインドを心に留めておけば、冷静に対応できます。それでは、このマインドを元にした具体的な例文を次のセクションで見ていきましょう。
【状況別】もう迷わない!値下げ交渉の断り方コメント例文集
基本のマインドがわかったところで、次はいよいよ実践です。様々な状況でそのまま使えるコメントの例文をご紹介します。ご自身の状況に近いものをコピー&ペーストして活用してください。
まずはコレ!基本の丁寧な断り方
どんな状況でも使える基本のフレーズです。まずは「検討してくれたことへの感謝」を伝え、その上で丁寧に断るのがポイントです。
【例文1】
コメントありがとうございます!
大変申し訳ありませんが、こちらの商品はお値下げを考えておりません。ご希望に添えず申し訳ございませんが、現在の価格でご検討いただけますと幸いです。
【例文2】
お問い合わせいただきありがとうございます。
こちらの商品は、送料や手数料を考慮して価格を設定しておりますので、お値下げは難しいです。大変恐縮ですが、ご理解いただけますと幸いです。
「出品したばかりで…」と伝えたい時の断り方
出品してすぐに値下げ交渉のコメントが来ると、少しがっかりしてしまいますよね。そんな時は、「出品直後であること」を正直に伝えるのが効果的です。
【例文】
コメントありがとうございます!
こちら、昨日出品したばかりですので、もう少しこの価格で様子を見させていただけますと幸いです。ご希望に添えず申し訳ありません。
「すでに値下げ済みで…」と伝えたい時の断り方
すでに価格を下げた後に交渉された場合は、「値下げ済みであること」をしっかり伝えましょう。相手も納得しやすくなります。
【例文】
コメントありがとうございます。
こちらの商品は先日値下げしたばかりでして、これ以上のお値下げは難しい状況です。大変申し訳ありませんが、現在の価格にてご検討ください。
「大幅な値下げ」を要求された時の断り方
半額など、あまりに大幅な値下げを要求された場合は、きっぱりと断って問題ありません。ただし、感情的にならず、あくまで丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
【例文】
コメントありがとうございます。
大変申し訳ありませんが、ご提示の金額までのお値下げは考えておりません。ご希望に沿えず申し訳ございません。
「〇〇円で即決します」と言われた時の断り方
「即決」という言葉で購入を促してくるケースです。魅力的な言葉に聞こえますが、希望しない価格であれば応じる必要はありません。
【例文】
コメントありがとうございます。即決のご提案、大変嬉しいのですが、あいにくご提示の価格までのお値下げは難しいです。申し訳ありませんが、現在の価格でご検討いただけますと幸いです。
【応用編】代替案を提示して購入につなげる方法
ただ断るだけでなく、「少しだけなら…」と代替案を提示することで、購入につながる可能性が上がります。値下げしても良いと思える場合に有効なテクニックです。
【例文1:少しだけ値下げする】
コメントありがとうございます。
ご希望の〇〇円は難しいのですが、お気持ち程度で恐縮ですが、△△円ではいかがでしょうか?よろしければご検討ください。
【例文2:まとめ買いを提案する】
コメントありがとうございます!
単品でのお値下げは難しいのですが、他にも出品しております〇〇と同時購入いただける場合は、送料分をお値引きさせていただきます。いかがでしょうか?
しつこい・非常識な値下げ交渉への最終対処法


ほとんどの場合は丁寧なやり取りで解決しますが、中には何度も同じ要求を繰り返してくるユーザーもいるかもしれません。そうしたケースは迷惑行為に当たるため、冷静に対応を行いましょう。
毅然とした態度で最終通告するコメント例
これ以上交渉に応じないという最終的な意思を、冷静に伝えましょう。これが最後の返信であることを示唆するのも一つの方法です。
【例文】
重ねてのご連絡ありがとうございます。
しかしながら、これ以上のお値下げは考えておりません。皆様に同じ価格でご案内しておりますので、何卒ご了承ください。この件に関するご返信は、大変申し訳ありませんが、これを最後とさせていただきます。
ユーザーを「ブロック」する方法と注意点
コメントのやり取り自体にストレスを感じる場合は、「ブロック機能」を使いましょう。ブロックすることで、特定のユーザーからの以下のアクションを制限できます。
- 商品の購入
- コメント
- いいね!
- フォロー
ブロックは、相手のプロフィールページ右上にある「…」ボタンから簡単に行えます。相手に「ブロックされました」という通知が届くことはないため、安心して利用できます。
【注意点】
取引中の相手をブロックしても、その取引自体はキャンセルされず継続されます。取引メッセージのやり取りは可能ですので、最後まで責任を持って対応しましょう。
悪質な場合はメルカリ事務局へ通報・相談
ブロックしても問題が解決しない場合や、暴言・脅迫・個人情報を聞き出そうとするなど、迷惑行為が悪質だと感じた場合は、ためらわずにメルカリ事務局へ通報・相談してください。
各コメントの横にある旗のマークから「不適切なコメント」として通報できます。問題が解決しない場合は、マイページの「お問い合わせ」から事務局に直接連絡しましょう。
値下げ交渉を未然に防ぐ3つの出品テクニック


値下げ交渉に毎回対応するのは、やはり手間がかかるものです。そこで、出品時に少し工夫するだけで、値下げ交渉のコメントをぐっと減らすことができます。ここでは、誰でも簡単にできる3つのテクニックをご紹介します。
1. プロフィールや商品説明に明記する
最も基本的で効果的な方法が、値下げ交渉に応じない方針をあらかじめ明記しておくことです。ただ「値下げ不可」と書くのではなく、一言理由を添えると、より丁寧な印象になります。
【プロフィールへの記載例】
「公平性を保つため、皆様へお値下げ交渉をお断りしております。表示価格にてご検討いただけますと幸いです。」
【よりシンプルな記載例】
「誠に勝手ながら、お値下げ交渉はご遠慮いただいております。ご了承ください。」
プロフィールに記載したら、各商品の説明文の最後に「お手数ですが、プロフィールをご一読ください。」といった一文を添えて、読んでもらうように促しましょう。
2. 売れやすい「適正価格」で出品する
そもそも出品価格が相場より高すぎると、「値下げできるだろう」と思われ、交渉のコメントを招きやすくなります。出品前に、自分の売りたい商品がメルカリでいくらで売れているのか、相場を調べてみましょう。
【相場の調べ方】
メルカリには、主に3つの相場チェック方法があります。
- 「相場を調べる」機能を使う
出品タブにある「相場を調べる」ボタンから、売りたい商品を撮影したり、キーワードを入力したりするだけで、AIが商品の状態ごとの相場価格を教えてくれます。 - AIによる「売れやすい価格」を参考にする
出品画面で商品名やカテゴリーを入力すると、AIが自動で「売れやすい価格」を提示してくれます。最新の取引データに基づいているため、非常に参考になります。 - 自分で「売り切れ」商品を検索する
売りたい商品名を検索し、絞り込み条件で販売状況を「売り切れ」に設定します。自分と同じ状態のものが、実際にいくらで売れたのかを確認することで、より納得感のある価格設定ができます。
これらの方法で適正な価格を把握し、出品すれば、値下げ交渉なしでもスムーズに購入されやすくなります。
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3. あえて値下げ交渉を前提とした価格設定にする
これは逆転の発想ですが、値下げ交渉のやり取りが苦にならない方向けのテクニックです。売りたい価格に、あらかじめ値下げ分の金額を上乗せして出品します。
例えば、「2,000円で売りたい」と思ったら、2,200円で出品しておきます。購入希望者から「2,000円になりませんか?」とコメントが来たら、それに応じて値下げをすれば、相手は希望通りに買えて満足し、自分も売りたかった価格で売れる、というわけです。
【注意点】
この方法は購入者にお得感を与えられますが、必ず交渉されるとは限りません。また、やり取りの手間は発生するため、ご自身のスタイルに合わせて使い分けてみてください。
値下げの交渉をうまく乗り切って楽しいメルカリライフを


継続してメルカリを利用するためにも、気持ちの良い取引は大切です。
値下げ交渉のやり取りは出品者にとっても負担に感じることでしょう。しかし工夫次第で購入者との値下げ交渉なしで利用することも可能です。
下記のメルカリガイドも上手に利用して、アプリ操作などにも不安のないメルカリライフを送りましょう。
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